JP2531017Y2 - ローラコンベア組体における移載装置 - Google Patents
ローラコンベア組体における移載装置Info
- Publication number
- JP2531017Y2 JP2531017Y2 JP7845992U JP7845992U JP2531017Y2 JP 2531017 Y2 JP2531017 Y2 JP 2531017Y2 JP 7845992 U JP7845992 U JP 7845992U JP 7845992 U JP7845992 U JP 7845992U JP 2531017 Y2 JP2531017 Y2 JP 2531017Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- conveyor
- tray
- load
- roller
- flow
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Branching, Merging, And Special Transfer Between Conveyors (AREA)
- Attitude Control For Articles On Conveyors (AREA)
- Special Conveying (AREA)
- Rollers For Roller Conveyors For Transfer (AREA)
- Intermediate Stations On Conveyors (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ローラコンベア組体に
おける移載装置に係わり、更に詳しくは流動方向が互い
に平行に並設した二台のローラコンベア間で荷物を移し
替えるための移載装置に関する。
おける移載装置に係わり、更に詳しくは流動方向が互い
に平行に並設した二台のローラコンベア間で荷物を移し
替えるための移載装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数のローラコンベアを平行又は
直交させて連設し、分岐、合流及び迂回路を組み合わせ
形成し、荷物若しくは荷物を載置したトレーを該ローラ
コンベアの流動面上を移動させて、所望の作業を行える
ようになしたローラコンベア組体は各種提供されてい
る。
直交させて連設し、分岐、合流及び迂回路を組み合わせ
形成し、荷物若しくは荷物を載置したトレーを該ローラ
コンベアの流動面上を移動させて、所望の作業を行える
ようになしたローラコンベア組体は各種提供されてい
る。
【0003】例えば、荷物の流動方向を直角に変える場
合には、流動方向が一定の二台のローラコンベアを直交
配置し、一方のローラコンベアから流動してくる荷物を
その慣性力を利用して又はベルトコンベアを併用して他
方のローラコンベアの流動面上に移載する。また、分岐
させる構造としては、一台のローラコンベアの一部にそ
の流動方向とは直交する方向の流動を形成すべく、回転
軸を他の部分のものに対して直交させて適数のローラを
設けて分岐流動部を形成し、該分岐流動部に他のローラ
コンベアを連続させることも公知である。しかし、この
ような使用状態では、少なくとも荷物を移載する位置で
は連設するローラコンベアの流動面レベルは同じレベル
か若しくは上流側のローラコンベアを高く設定してい
る。
合には、流動方向が一定の二台のローラコンベアを直交
配置し、一方のローラコンベアから流動してくる荷物を
その慣性力を利用して又はベルトコンベアを併用して他
方のローラコンベアの流動面上に移載する。また、分岐
させる構造としては、一台のローラコンベアの一部にそ
の流動方向とは直交する方向の流動を形成すべく、回転
軸を他の部分のものに対して直交させて適数のローラを
設けて分岐流動部を形成し、該分岐流動部に他のローラ
コンベアを連続させることも公知である。しかし、この
ような使用状態では、少なくとも荷物を移載する位置で
は連設するローラコンベアの流動面レベルは同じレベル
か若しくは上流側のローラコンベアを高く設定してい
る。
【0004】ところで、自動棚装置から荷物を取り出し
て、ローラコンベアで作業空間に移動させて、荷物の中
から部品等を所望数取り出して所定の作業が終了した
ら、残りの荷物を再度収納空間に移動させることがあ
る。この場合、荷物はトレーに載置されて自動棚装置の
受棚に収納される場合が多く、従って荷物はトレーと共
にローラコンベア上を流動して取り出されるが、荷物が
トレーに載置されたままであると、作業に支障を来す場
合がある。
て、ローラコンベアで作業空間に移動させて、荷物の中
から部品等を所望数取り出して所定の作業が終了した
ら、残りの荷物を再度収納空間に移動させることがあ
る。この場合、荷物はトレーに載置されて自動棚装置の
受棚に収納される場合が多く、従って荷物はトレーと共
にローラコンベア上を流動して取り出されるが、荷物が
トレーに載置されたままであると、作業に支障を来す場
合がある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】本考案が前述の状況に
鑑み、解決しようとするところは、トレーに載置された
状態でローラ式の第一コンベアの流動面上を流動してく
る荷物を、トレーの載置面から荷物のみを、それに並設
した同じくローラ式の第二コンベアの流動面上へプッシ
ャーにて移し替え、所定の作業が終了した後、第一コン
ベア上のトレーの載置面上へプッシャーにて移し替える
ことが可能なローラコンベア組体における移載装置を提
供する点にある。
鑑み、解決しようとするところは、トレーに載置された
状態でローラ式の第一コンベアの流動面上を流動してく
る荷物を、トレーの載置面から荷物のみを、それに並設
した同じくローラ式の第二コンベアの流動面上へプッシ
ャーにて移し替え、所定の作業が終了した後、第一コン
ベア上のトレーの載置面上へプッシャーにて移し替える
ことが可能なローラコンベア組体における移載装置を提
供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、前述の課題解
決のために、流動方向が互いに平行になるようにローラ
式の第一コンベアと第二コンベアとを配設し、一方のコ
ンベアに設けたプッシャーで他方のコンベアへ荷物を移
し替える移載装置であって、前記プッシャーにて載置面
に連続する側方の移載縁から荷物を移し替え可能となし
たトレーが流動する第一コンベアの流動面レベルaを、
荷物のみが流動する第二コンベアの流動面レベルbより
低く設定するとともに、前記トレーの移載縁レベルcを
前記第二コンベアの流動面レベルbと同レベルに設定し
てなるローラコンベア組体における移載装置を構成し
た。
決のために、流動方向が互いに平行になるようにローラ
式の第一コンベアと第二コンベアとを配設し、一方のコ
ンベアに設けたプッシャーで他方のコンベアへ荷物を移
し替える移載装置であって、前記プッシャーにて載置面
に連続する側方の移載縁から荷物を移し替え可能となし
たトレーが流動する第一コンベアの流動面レベルaを、
荷物のみが流動する第二コンベアの流動面レベルbより
低く設定するとともに、前記トレーの移載縁レベルcを
前記第二コンベアの流動面レベルbと同レベルに設定し
てなるローラコンベア組体における移載装置を構成し
た。
【0007】
【作用】以上の如き内容からなる本考案のローラコンベ
ア組体における移載装置は、トレーの載置面に載置され
た状態で、第一コンベアの流動面上を流動してきた荷物
を、側方からプッシャーにて側面を押すことによって、
前記載置面に連続した移載縁上を摺動させて、該移載縁
レベルcと同レベルとなした流動レベルbを有する第二
コンベアの流動面上へ移し替えることが可能であり、逆
に第二コンベア上で所定の作業が収容した後、その流動
面上を流動している荷物を、前記逆方向側面をプッシャ
ーにて押すことによって、第二コンベアの流動面上から
第二コンベアの流動面上にあるトレーの載置面へ、その
移載縁を摺動させて移し替えることが可能なものであ
る。
ア組体における移載装置は、トレーの載置面に載置され
た状態で、第一コンベアの流動面上を流動してきた荷物
を、側方からプッシャーにて側面を押すことによって、
前記載置面に連続した移載縁上を摺動させて、該移載縁
レベルcと同レベルとなした流動レベルbを有する第二
コンベアの流動面上へ移し替えることが可能であり、逆
に第二コンベア上で所定の作業が収容した後、その流動
面上を流動している荷物を、前記逆方向側面をプッシャ
ーにて押すことによって、第二コンベアの流動面上から
第二コンベアの流動面上にあるトレーの載置面へ、その
移載縁を摺動させて移し替えることが可能なものであ
る。
【0008】
【実施例】次に添付図面に示した実施例に基づき更に本
考案の詳細を説明する。図1は本考案を採用して構成し
たローラコンベア組体を示し、図中1はローラ式の第一
コンベア、2は同じくローラ式の第二コンベア、3はト
レー、4は荷物、5は第一コンベア1から荷物4を第二
コンベア2へ移し替えるための第一プッシャー、6は第
二コンベア2から荷物4を第一コンベア1へ移し替える
ための第二プッシャーをそれぞれ示している。尚、7
は、自動棚装置等から荷物4を載置した状態のトレー3
を第一コンベア1に取り出してくるためのローラ式の搬
送コンベアである。
考案の詳細を説明する。図1は本考案を採用して構成し
たローラコンベア組体を示し、図中1はローラ式の第一
コンベア、2は同じくローラ式の第二コンベア、3はト
レー、4は荷物、5は第一コンベア1から荷物4を第二
コンベア2へ移し替えるための第一プッシャー、6は第
二コンベア2から荷物4を第一コンベア1へ移し替える
ための第二プッシャーをそれぞれ示している。尚、7
は、自動棚装置等から荷物4を載置した状態のトレー3
を第一コンベア1に取り出してくるためのローラ式の搬
送コンベアである。
【0009】前記第一コンベア1は、荷物4を載置した
トレー3又は空のトレー3を流動させるものであり、両
側の側枠8,8間にその長さ方向に流動方向が向くよう
に複数のローラ9,…を一定間隔毎に列設し、該ローラ
9,…の内の適数は図示しないモータにて回転駆動し、
即ちモータ駆動のローラ9の間隔は少なくともトレー3
の移動方向幅よりも狭くなるように設定している。ま
た、前記第一プッシャー5を装着する部分は外側の側枠
8を広げて、補助の側枠8aを設けて対向する側枠8間
に長尺ローラ10,…を装着している。
トレー3又は空のトレー3を流動させるものであり、両
側の側枠8,8間にその長さ方向に流動方向が向くよう
に複数のローラ9,…を一定間隔毎に列設し、該ローラ
9,…の内の適数は図示しないモータにて回転駆動し、
即ちモータ駆動のローラ9の間隔は少なくともトレー3
の移動方向幅よりも狭くなるように設定している。ま
た、前記第一プッシャー5を装着する部分は外側の側枠
8を広げて、補助の側枠8aを設けて対向する側枠8間
に長尺ローラ10,…を装着している。
【0010】前記第二コンベア2は、第一コンベア1と
同様な構造のものであり、両側の側枠11,11間にそ
の長さ方向に流動方向が向くように複数のローラ12,
…を一定間隔毎に列設し、該ローラ12,…の内の適数
は図示しないモータにて回転駆動し、即ちモータ駆動の
ローラ12の間隔は少なくとも荷物4の移動方向幅より
も狭くなるように設定している。また、前記第二プッシ
ャー6を装着する部分は外側の側枠11を広げて、補助
の側枠11aを設けて対向する側枠11間に長尺ローラ
13,…を装着している。
同様な構造のものであり、両側の側枠11,11間にそ
の長さ方向に流動方向が向くように複数のローラ12,
…を一定間隔毎に列設し、該ローラ12,…の内の適数
は図示しないモータにて回転駆動し、即ちモータ駆動の
ローラ12の間隔は少なくとも荷物4の移動方向幅より
も狭くなるように設定している。また、前記第二プッシ
ャー6を装着する部分は外側の側枠11を広げて、補助
の側枠11aを設けて対向する側枠11間に長尺ローラ
13,…を装着している。
【0011】ここで、図示しない自動棚装置内には、荷
物4の形状及び大きさにバラツキがあるとともに、取扱
いが容易であるため、荷物4を載置した状態のトレー3
を受棚に載置して収容されていることが多く、この場
合、荷物4を取り出す際には、スタッカークレーン等に
よってトレー3ごと搬出するのである。そして、前記搬
送コンベア7にて、荷物4を載置したトレー3を搬送
し、その終端位置まで来ると、昇降自在の小型ベルトコ
ンベア14で第一コンベア1上に移載し、前記トレー3
が所定位置に停止するように、長尺ローラ10,10間
からストッパー15が突出する。そして、前記第一プッ
シャー5を駆動してその押圧体16で荷物4の側面を押
圧し、第二コンベア2上に押し出す。ここで、第一コン
ベア1と第二コンベア2とは流動方向(図面において左
方向)を互いに平行に同一方向を向くように並設されて
いるので、第二コンベア2上の荷物4は左方向へ移動す
るとともに、第一コンベア1上のトレー3も前記ストッ
パー15が下方へ引き込まれることにより左方向へ移動
する。そして、第二コンベア2上を作業台として利用
し、又は第二コンベア2に並設した作業台で、荷物4か
ら部品等を取り出して、作業を行った後、部品等が残っ
ている場合には、荷物4は自動棚装置に格納することに
なる。そこで、作業が終了した後、荷物4は左方向に流
動させ、第二コンベア2の端部に固定したストッパーを
兼ねた長尺の案内部材17に当止し、一方、第一コンベ
ア1上のトレー3は荷物4を回収するのに適した位置に
停止させるべく、ローラ9,9間からストッパー18が
突出する。それから、前記同様に第二プッシャー6の押
圧体19で荷物4の側面を押圧して第一コンベア1上に
停止しているトレー3上に押し出して移し替えるのであ
る。その後、前記ストッパー18が下方へ引き込まれ、
荷物4を載置した状態のトレー3が搬入路を通って格納
かれるのである。
物4の形状及び大きさにバラツキがあるとともに、取扱
いが容易であるため、荷物4を載置した状態のトレー3
を受棚に載置して収容されていることが多く、この場
合、荷物4を取り出す際には、スタッカークレーン等に
よってトレー3ごと搬出するのである。そして、前記搬
送コンベア7にて、荷物4を載置したトレー3を搬送
し、その終端位置まで来ると、昇降自在の小型ベルトコ
ンベア14で第一コンベア1上に移載し、前記トレー3
が所定位置に停止するように、長尺ローラ10,10間
からストッパー15が突出する。そして、前記第一プッ
シャー5を駆動してその押圧体16で荷物4の側面を押
圧し、第二コンベア2上に押し出す。ここで、第一コン
ベア1と第二コンベア2とは流動方向(図面において左
方向)を互いに平行に同一方向を向くように並設されて
いるので、第二コンベア2上の荷物4は左方向へ移動す
るとともに、第一コンベア1上のトレー3も前記ストッ
パー15が下方へ引き込まれることにより左方向へ移動
する。そして、第二コンベア2上を作業台として利用
し、又は第二コンベア2に並設した作業台で、荷物4か
ら部品等を取り出して、作業を行った後、部品等が残っ
ている場合には、荷物4は自動棚装置に格納することに
なる。そこで、作業が終了した後、荷物4は左方向に流
動させ、第二コンベア2の端部に固定したストッパーを
兼ねた長尺の案内部材17に当止し、一方、第一コンベ
ア1上のトレー3は荷物4を回収するのに適した位置に
停止させるべく、ローラ9,9間からストッパー18が
突出する。それから、前記同様に第二プッシャー6の押
圧体19で荷物4の側面を押圧して第一コンベア1上に
停止しているトレー3上に押し出して移し替えるのであ
る。その後、前記ストッパー18が下方へ引き込まれ、
荷物4を載置した状態のトレー3が搬入路を通って格納
かれるのである。
【0012】図2及び図3は、本考案に係るトレー3を
示し、図例のものは平面視略四角形を有し、長辺に沿っ
て立壁20,20を有し、その中間を載置面21とな
し、両立壁20,20間の端部であって、載置面21の
側端部に緩い立上り傾斜面22を連続形成し、先端を半
円状に下方へ折返して、その上端を荷物4を摺動案内す
る移載縁23となしている。また、立壁20の外面両端
部にはスペーサーを兼ねた突部24,…を形成してい
る。
示し、図例のものは平面視略四角形を有し、長辺に沿っ
て立壁20,20を有し、その中間を載置面21とな
し、両立壁20,20間の端部であって、載置面21の
側端部に緩い立上り傾斜面22を連続形成し、先端を半
円状に下方へ折返して、その上端を荷物4を摺動案内す
る移載縁23となしている。また、立壁20の外面両端
部にはスペーサーを兼ねた突部24,…を形成してい
る。
【0013】そこで、本考案は図4に示すように、トレ
ー3が流動する第一コンベア1の流動面レベルaを、荷
物のみが流動する第二コンベア2の流動面レベルbより
低く設定するとともに、前記トレー3の移載縁レベルc
を前記第二コンベア2の流動面レベルbと同レベルに設
定し、荷物4を第一プッシャー5を用いて第一コンベア
1上のトレー3の載置面21から第二コンベア2の流動
面へ、また第二プッシャー6を用いて第二コンベア2の
流動面から第一コンベア1上のトレー3の載置面21
へ、共に移し替え可能となしている。
ー3が流動する第一コンベア1の流動面レベルaを、荷
物のみが流動する第二コンベア2の流動面レベルbより
低く設定するとともに、前記トレー3の移載縁レベルc
を前記第二コンベア2の流動面レベルbと同レベルに設
定し、荷物4を第一プッシャー5を用いて第一コンベア
1上のトレー3の載置面21から第二コンベア2の流動
面へ、また第二プッシャー6を用いて第二コンベア2の
流動面から第一コンベア1上のトレー3の載置面21
へ、共に移し替え可能となしている。
【0014】また、前記第一コンベア1と第二コンベア
2とは近接して設置しているが、少なくとも両者の長尺
ローラ10とローラ12間又は長尺ローラ13とローラ
9間に、側枠8と側枠11の幅を加えた分の間隔を有
し、荷物4の底面が撓んでいたり、異物が付着していた
りすると、両者間でスムーズな移載が行えない恐れもあ
るので、本実施例では、荷物4も移載するための通路に
対応する前記第二コンベア2に隣接する第一コンベア1
の側枠8の上端にガイド部材25を取付けている。具体
的には、ガイド部材25は、側枠8の上端部に取付ける
ための断面L字形の取付部26と該取付部26から側枠
8の内面に沿って立ち上がった立板27と、該立板27
の上端から水平に外方、即ち第二コンベア2側へ延びた
載支板28を形成し、該載支板28の外側端縁をやや下
方に傾斜させて斜板29を形成したものである。
2とは近接して設置しているが、少なくとも両者の長尺
ローラ10とローラ12間又は長尺ローラ13とローラ
9間に、側枠8と側枠11の幅を加えた分の間隔を有
し、荷物4の底面が撓んでいたり、異物が付着していた
りすると、両者間でスムーズな移載が行えない恐れもあ
るので、本実施例では、荷物4も移載するための通路に
対応する前記第二コンベア2に隣接する第一コンベア1
の側枠8の上端にガイド部材25を取付けている。具体
的には、ガイド部材25は、側枠8の上端部に取付ける
ための断面L字形の取付部26と該取付部26から側枠
8の内面に沿って立ち上がった立板27と、該立板27
の上端から水平に外方、即ち第二コンベア2側へ延びた
載支板28を形成し、該載支板28の外側端縁をやや下
方に傾斜させて斜板29を形成したものである。
【0015】次に、本考案に係る第一プッシャー5及び
第二プッシャー6を詳細に説明する。両プッシャーは、
原理的に同一であるので、ここでは主に第一プッシャー
5について図5、図6及び図7に基づいて説明する。前
記側枠8と側枠8aの下端にそれぞれ固定した下方へ延
びた吊支部材30,31に、一対の断面コ字形の長尺の
ガイドレール32,32を所定の間隔を設けてその凹溝
33,33を対向させて平行に固定している。また、両
ガイドレール32,32間には、該ガイドレール32の
長さよりも短い一対の杆体34,34の間に所定の空間
35を形成して先端間を前連結部材36で連結固定する
とともに、基端間を後連結部材37で連結固定してなる
移動体38を配し、両杆体34,34のガイドレール3
2と対面する側面であって、長さ方向中央部と基端部と
に水平軸コロ39と垂直軸コロ40の一対をそれぞれ突
設し、それらを共にガイドレール32の凹溝33内に転
動可能に内挿している。そして、前記空間35内には流
体圧シリンダー41を配し、そのシリンダー本体42を
後方の前記吊支部材31に枢支するとともに、ピストン
ロッド43を前記前連結部材36の垂下板44に固定
し、前記流体圧シリンダー41のピストンロッド43の
伸縮に伴って、移動体38がガイドレール32,32に
沿って進退移動するのである。そこで、前記移動体38
の上面であって基端側には取付台45が固定され、その
両端から上方に延びた側面視倒L字形の偏平な押出アー
ム46,46が立設されて、所定の長尺ローラ10,1
0の間から上方に突出させ、該押出アーム46,46の
押し出し方向へ湾曲した先端間には連杆47が固定さ
れ、そして該連杆47の前面側下方には支持部材48,
48を介して前記押圧体16が固定されている。ここ
で、前記両押出アーム46,46の間隔は、トレー3の
両側の立壁20,20の側方を余裕をもって通過できる
ように設定するとともに、前記押圧体16の高さは前記
トレー3の移載縁23よりも高く、荷物4の側面下部に
当たる位置に設定している。
第二プッシャー6を詳細に説明する。両プッシャーは、
原理的に同一であるので、ここでは主に第一プッシャー
5について図5、図6及び図7に基づいて説明する。前
記側枠8と側枠8aの下端にそれぞれ固定した下方へ延
びた吊支部材30,31に、一対の断面コ字形の長尺の
ガイドレール32,32を所定の間隔を設けてその凹溝
33,33を対向させて平行に固定している。また、両
ガイドレール32,32間には、該ガイドレール32の
長さよりも短い一対の杆体34,34の間に所定の空間
35を形成して先端間を前連結部材36で連結固定する
とともに、基端間を後連結部材37で連結固定してなる
移動体38を配し、両杆体34,34のガイドレール3
2と対面する側面であって、長さ方向中央部と基端部と
に水平軸コロ39と垂直軸コロ40の一対をそれぞれ突
設し、それらを共にガイドレール32の凹溝33内に転
動可能に内挿している。そして、前記空間35内には流
体圧シリンダー41を配し、そのシリンダー本体42を
後方の前記吊支部材31に枢支するとともに、ピストン
ロッド43を前記前連結部材36の垂下板44に固定
し、前記流体圧シリンダー41のピストンロッド43の
伸縮に伴って、移動体38がガイドレール32,32に
沿って進退移動するのである。そこで、前記移動体38
の上面であって基端側には取付台45が固定され、その
両端から上方に延びた側面視倒L字形の偏平な押出アー
ム46,46が立設されて、所定の長尺ローラ10,1
0の間から上方に突出させ、該押出アーム46,46の
押し出し方向へ湾曲した先端間には連杆47が固定さ
れ、そして該連杆47の前面側下方には支持部材48,
48を介して前記押圧体16が固定されている。ここ
で、前記両押出アーム46,46の間隔は、トレー3の
両側の立壁20,20の側方を余裕をもって通過できる
ように設定するとともに、前記押圧体16の高さは前記
トレー3の移載縁23よりも高く、荷物4の側面下部に
当たる位置に設定している。
【0016】しかして、図6に示したように、第一コン
ベア1の流動面上に位置するトレー3に荷物4が載置さ
れた状態から、該荷物4のみを第二コンベア2の流動面
上へ移載するには、前述の如く流体圧シリンダー41を
操作してそのピストンロッド43を突出させると、それ
に伴って移動体38が前方の、第二コンベア2側へ移動
し、同時に押出アーム46が前方へ移動してその先端の
押圧体16によってトレー3の載置面21上の荷物4を
第二コンベア2側へ移動させる。その場合の荷物4の詳
しい動作は図4に示した通りであり、最終的に図8に示
したように、押圧体16の先端は第二コンベア2のロー
ラ12の上方まで移動し、もって荷物4が第二コンベア
2の流動面上に移載されるのである。尚、第一コンベア
1の側枠8,8の内方に沿ってスライダー49,49が
取付けられているとともに、第二コンベア2の側枠1
1,11の内方に沿っても同様のスライダー50,50
が取付けられている。
ベア1の流動面上に位置するトレー3に荷物4が載置さ
れた状態から、該荷物4のみを第二コンベア2の流動面
上へ移載するには、前述の如く流体圧シリンダー41を
操作してそのピストンロッド43を突出させると、それ
に伴って移動体38が前方の、第二コンベア2側へ移動
し、同時に押出アーム46が前方へ移動してその先端の
押圧体16によってトレー3の載置面21上の荷物4を
第二コンベア2側へ移動させる。その場合の荷物4の詳
しい動作は図4に示した通りであり、最終的に図8に示
したように、押圧体16の先端は第二コンベア2のロー
ラ12の上方まで移動し、もって荷物4が第二コンベア
2の流動面上に移載されるのである。尚、第一コンベア
1の側枠8,8の内方に沿ってスライダー49,49が
取付けられているとともに、第二コンベア2の側枠1
1,11の内方に沿っても同様のスライダー50,50
が取付けられている。
【0017】図9は、第二プッシャー6を示し、基本的
には前述の第一プッシャー5と同様であるので、同一構
成には同一符号を付して説明は省略する。相違点のみを
説明するが、この押出アーム46,46は長尺ローラ1
3,13の間から上方に突出し、その間隔は荷物4の側
方か該押出アーム46,46が余裕をもって通過し得る
ように設定し、また第二コンベア2の流動面と荷物4の
間にトレー3が存在しないので、押圧体19の位置は前
記押圧体16より低く設定され、また前記押圧体19を
連杆47に直接固定している。全体として第二プッシャ
ー6は、第一プッシャー5より横幅と高さが小さくされ
ている。そして、前記同様に流体圧シリンダー41を操
作してピストンロッド43が突出すると、押出アーム4
6が前方へ移動し、もって押圧体19によって第二コン
ベア2の流動面上にあった荷物4を第一コンベア1の流
動面上に位置するトレー3の移載縁23を摺動しながら
その載置面21上に移載されるのである。
には前述の第一プッシャー5と同様であるので、同一構
成には同一符号を付して説明は省略する。相違点のみを
説明するが、この押出アーム46,46は長尺ローラ1
3,13の間から上方に突出し、その間隔は荷物4の側
方か該押出アーム46,46が余裕をもって通過し得る
ように設定し、また第二コンベア2の流動面と荷物4の
間にトレー3が存在しないので、押圧体19の位置は前
記押圧体16より低く設定され、また前記押圧体19を
連杆47に直接固定している。全体として第二プッシャ
ー6は、第一プッシャー5より横幅と高さが小さくされ
ている。そして、前記同様に流体圧シリンダー41を操
作してピストンロッド43が突出すると、押出アーム4
6が前方へ移動し、もって押圧体19によって第二コン
ベア2の流動面上にあった荷物4を第一コンベア1の流
動面上に位置するトレー3の移載縁23を摺動しながら
その載置面21上に移載されるのである。
【0018】
【考案の効果】以上にしてなる本考案のローラコンベア
組体における移載装置によれば、流動方向が互いに平行
になるようにローラ式の第一コンベアと第二コンベアと
を配設し、一方のコンベアに設けたプッシャーで他方の
コンベアへ荷物を移し替える移載装置であって、前記プ
ッシャーにて載置面に連続する側方の移載縁から荷物を
移し替え可能となしたトレーが流動する第一コンベアの
流動面レベルaを、荷物のみが流動する第二コンベアの
流動面レベルbより低く設定するとともに、前記トレー
の移載縁レベルcを前記第二コンベアの流動面レベルb
と同レベルに設定してなるので、トレーの載置面に載置
された状態で、第一コンベアの流動面上を流動してきた
荷物を、側方からプッシャーにて側面を押すことによっ
て、前記載置面に連続した移載縁上を摺動させて、該移
載縁レベルcと同レベルとなした流動レベルbを有する
第二コンベアの流動面上へ移し替えることが可能であ
り、逆に第二コンベア上で所定の作業が収容した後、そ
の流動面上を流動している荷物を、前記逆方向側面をプ
ッシャーにて押すことによって、第二コンベアの流動面
上から第二コンベアの流動面上にあるトレーの載置面
へ、その移載縁上を摺動させてスムーズに移し替えるこ
とが可能である。それにより、第一コンベアと第二コン
ベアとを流動方向を一致させて、第一コンベアで空のト
レーを移送し、第二コンベアで荷物から部品等を取り出
して作業が収容した後、前記トレーの載置面上に再度荷
物を移し替えることができるのである。
組体における移載装置によれば、流動方向が互いに平行
になるようにローラ式の第一コンベアと第二コンベアと
を配設し、一方のコンベアに設けたプッシャーで他方の
コンベアへ荷物を移し替える移載装置であって、前記プ
ッシャーにて載置面に連続する側方の移載縁から荷物を
移し替え可能となしたトレーが流動する第一コンベアの
流動面レベルaを、荷物のみが流動する第二コンベアの
流動面レベルbより低く設定するとともに、前記トレー
の移載縁レベルcを前記第二コンベアの流動面レベルb
と同レベルに設定してなるので、トレーの載置面に載置
された状態で、第一コンベアの流動面上を流動してきた
荷物を、側方からプッシャーにて側面を押すことによっ
て、前記載置面に連続した移載縁上を摺動させて、該移
載縁レベルcと同レベルとなした流動レベルbを有する
第二コンベアの流動面上へ移し替えることが可能であ
り、逆に第二コンベア上で所定の作業が収容した後、そ
の流動面上を流動している荷物を、前記逆方向側面をプ
ッシャーにて押すことによって、第二コンベアの流動面
上から第二コンベアの流動面上にあるトレーの載置面
へ、その移載縁上を摺動させてスムーズに移し替えるこ
とが可能である。それにより、第一コンベアと第二コン
ベアとを流動方向を一致させて、第一コンベアで空のト
レーを移送し、第二コンベアで荷物から部品等を取り出
して作業が収容した後、前記トレーの載置面上に再度荷
物を移し替えることができるのである。
【図1】ローラコンベア組体の要部簡略平面図である。
【図2】トレーの斜視図である。
【図3】同じく要部拡大断面図である。
【図4】本考案の要部を示す簡略側面図である。
【図5】第一プッシャーの要部斜視図である。
【図6】第一コンベアのトレー上の荷物を第二コンベア
上へ移載する前の状態を示す簡略側面図である。
上へ移載する前の状態を示す簡略側面図である。
【図7】同じく簡略背面図である。
【図8】図6の状態から荷物を第二コンベア上に移載し
た後の状態を示す簡略側面図である。
た後の状態を示す簡略側面図である。
【図9】第二プッシャーを用いて第二コンベア上の荷物
を第一コンベアのトレー上へ移載する状態を示す簡略側
面図である。
を第一コンベアのトレー上へ移載する状態を示す簡略側
面図である。
1 第一コンベア 2 第二コンベア 3 トレー 4 荷物 5 第一プッシャー 6 第二プッシャー 7 搬送コンベア 8,8a 側枠 9 ローラ 10 長尺ローラ 11,11a 側枠 12 ローラ 13 長尺ローラ 14 ベルトコンベ
ア 15 ストッパー 16 押圧体 17 案内部材 18 ストッパー 19 押圧体 20 立壁 21 載置面 22 傾斜面 23 移載縁 24 突部 25 ガイド部材 26 取付部 27 立板 28 載支板 29 斜板 30 吊支部材 31 吊支部材 32 ガイドレール 33 凹溝 34 杆体 35 空間 36 前連結部材 37 後連結部材 38 移動体 39 水平軸コロ 40 垂直軸コロ 41 流体圧シリンダー 42 シリンダー本
体 43 ピストンロッド 44 垂下板 45 取付台 46 押出アーム 47 連杆 48 支持部材 49 スライダー 50 スライダー
ア 15 ストッパー 16 押圧体 17 案内部材 18 ストッパー 19 押圧体 20 立壁 21 載置面 22 傾斜面 23 移載縁 24 突部 25 ガイド部材 26 取付部 27 立板 28 載支板 29 斜板 30 吊支部材 31 吊支部材 32 ガイドレール 33 凹溝 34 杆体 35 空間 36 前連結部材 37 後連結部材 38 移動体 39 水平軸コロ 40 垂直軸コロ 41 流体圧シリンダー 42 シリンダー本
体 43 ピストンロッド 44 垂下板 45 取付台 46 押出アーム 47 連杆 48 支持部材 49 スライダー 50 スライダー
Claims (1)
- 【請求項1】 流動方向が互いに平行になるようにロー
ラ式の第一コンベアと第二コンベアとを配設し、一方の
コンベアに設けたプッシャーで他方のコンベアへ荷物を
移し替える移載装置であって、前記プッシャーにて載置
面に連続する側方の移載縁から荷物を移し替え可能とな
したトレーが流動する第一コンベアの流動面レベルa
を、荷物のみが流動する第二コンベアの流動面レベルb
より低く設定するとともに、前記トレーの移載縁レベル
cを前記第二コンベアの流動面レベルbと同レベルに設
定してなり、荷物を第一コンベア上のトレーの載置面か
ら第二コンベアの流動面へ、また第二コンベアの流動面
から第一コンベア上のトレーの載置面へ、共に移し替え
可能となしたことを特徴とするローラコンベア組体にお
ける移載装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7845992U JP2531017Y2 (ja) | 1992-10-16 | 1992-10-16 | ローラコンベア組体における移載装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7845992U JP2531017Y2 (ja) | 1992-10-16 | 1992-10-16 | ローラコンベア組体における移載装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0635226U JPH0635226U (ja) | 1994-05-10 |
JP2531017Y2 true JP2531017Y2 (ja) | 1997-04-02 |
Family
ID=13662617
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7845992U Expired - Lifetime JP2531017Y2 (ja) | 1992-10-16 | 1992-10-16 | ローラコンベア組体における移載装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2531017Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5644445B2 (ja) * | 2010-12-06 | 2014-12-24 | 株式会社ダイフク | トレー降ろし装置、トレー載せ装置、およびこれらトレー降ろし装置、トレー載せ装置において使用するトレー |
-
1992
- 1992-10-16 JP JP7845992U patent/JP2531017Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0635226U (ja) | 1994-05-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0524607U (ja) | 先入先出物品保管棚装置 | |
JPS59212304A (ja) | 出庫用荷押し出し手段を備えた回転ラツク装置 | |
JP2531017Y2 (ja) | ローラコンベア組体における移載装置 | |
KR0135266B1 (ko) | 자동창고 | |
JPH08133422A (ja) | 自動倉庫 | |
JPS634046Y2 (ja) | ||
JP2631909B2 (ja) | 荷物移載装置 | |
JPH0790618B2 (ja) | 函成形機 | |
JPS636085Y2 (ja) | ||
JPH0420804Y2 (ja) | ||
JPS6141682Y2 (ja) | ||
JPH077146Y2 (ja) | 函組立用底板供給装置 | |
JPH0348085B2 (ja) | ||
JPH04341404A (ja) | 自動倉庫 | |
JPH0126647Y2 (ja) | ||
JPH053445Y2 (ja) | ||
JPS6125602B2 (ja) | ||
JPH0611925Y2 (ja) | スタッカクレーン | |
JP3449117B2 (ja) | 自動倉庫 | |
JPH053444Y2 (ja) | ||
JP2501227Y2 (ja) | コンベヤ | |
JPH077145Y2 (ja) | 函組立装置 | |
JPH0618312U (ja) | 荷押出し装置 | |
JP3025415U (ja) | 搬送装置における原料容器出入機構 | |
JPH061526Y2 (ja) | 載置物流動棚 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19961112 |