JP2530651Y2 - 紙製トレー - Google Patents

紙製トレー

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JP2530651Y2
JP2530651Y2 JP3430291U JP3430291U JP2530651Y2 JP 2530651 Y2 JP2530651 Y2 JP 2530651Y2 JP 3430291 U JP3430291 U JP 3430291U JP 3430291 U JP3430291 U JP 3430291U JP 2530651 Y2 JP2530651 Y2 JP 2530651Y2
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tray
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ファーストフード店な
どで食品などを収容するに便利な紙製トレーに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、ファーストフード店などで使用さ
れているトレーは、一般にスチレン系発泡合成樹脂の成
形品が多く、持ち帰り用の蓋付きトレーも同様である。
また、蓋付きトレーの改良型として、実開昭63−99
813号公報にみられるように、同一形状のトレーを一
対使用して互いに係脱可能としたものも知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のトレーは発泡合成樹脂製であるために、使用後焼却
処分すると有毒ガスが発生し、これがゴミ処分問題のネ
ックの一つとなっている。また、実開昭63−9981
3号公報のトレーは、上記の問題点に加えて、一方のト
レーの前壁部の係止片および後壁部の係止孔を他方のト
レーの係止孔および係止片にそれぞれ順に係止させると
いう2度の操作が必要であり、包装容器とする組み合わ
せが煩雑であり、しかも係止し易くするために係止孔を
大きくすると、必然的に係止孔部分のフランジ部も大き
くなり、材料も無駄となり、コストアップにもつなが
る。さらに、スチレン系の発泡合成樹脂で一体成形され
ているために、係止時の差込みや引掛け動作時における
無理嵌め操作により、係止片や係止孔が破損し、包装機
能に支障をきたすことも多かった。
【0004】本考案は、このような従来の問題点を解消
し、単一のトレーとして使用したり、あるいは包装容器
として使用することも容易であり、しかも運搬、保管も
容易であり、ゴミとしての焼却処分も可能なトレーを提
供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案における紙製トレ
ーは、縦幅の異なる前壁部と後壁部を対設し、前記前壁
部と後壁部の両側をそれぞれ連結する側壁部を対設した
紙製トレーにおいて、前記側壁部の各上縁部に係止片を
突設するとともに、該係止片の基部に他の同形紙製トレ
ーの係止片がそれぞれ係止できる係止孔を対設したもの
である。
【0006】また前記側壁部の各上縁部に突設する係止
片が、縦幅の大なる前壁部または後壁部寄りに突出する
よう切欠部で区画形成されてなるものである。
【0007】更にトレーを2個使用して、一方を身部、
他方を蓋部とし、前記身部の係止孔に蓋部の係止片をそ
れぞれ着脱自在に係止できるものである。
【0008】
【作用】本考案では、単一のトレーとして使用する場
合、ホットドッグなどの長い食品を載せた時には手前を
幅狭の前壁部として食べ易くし、また取り出し易くし、
さらに手のひらにトレーを載せて食べる時に両側壁部を
手の指で押えて中の食品を把握できるように配慮してあ
るので、食品を落してしまうようなことがないし、一対
の係止孔が指の滑り止めとなり、食品の保持が安定す
る。また、包装容器として用いる場合には、ペアのトレ
ーとして2個使用して一方を身部、他方を蓋部として互
いに係止片、係止孔を使用して着脱自在に係止するが、
係止は一動作で行うことができ取り外しも簡単なもので
あり、更に側壁部の弾性によって係止が確実かつ安定
し、少々の外的衝撃では外れない。加えて、トレーは紙
製であるので、使用後の焼却処分時に有毒ガスを発生す
るようなこともない。
【0009】
【実施例】本考案の一実施例を図面に基づいて以下に説
明する。図1はトレーTの展開図、図2は2個のトレー
Tの斜視図、図3はトレーTを包装容器として組立てる
過程を示す側面図、図4は組立後における包装容器の側
面図、図5は図4のA−A線断面図を示している。図1
において、1はトレーTの底壁部であって、前壁部2方
向に漸次幅広となっている。底壁部1の一方の端部には
前壁部2が連接され、他方の端部には後壁部3が連接さ
れており、前壁部2の縦幅は後壁部3の縦幅より幅狭に
なっている。底壁部1の両側には側壁部4,4が連接さ
れ、各側壁部4と後壁部3の両側をそれぞれ連結して順
次縦幅が幅広になって傾斜壁となっている。また、各側
壁部4の上縁部の対向位置には、上縁部と平行な切欠部
5で区画形成された係止片6が突設され、係止片6の基
部には他のトレーTの係止片6を挿入することができる
係止孔7が設けられている。係止片6は後壁部3寄りに
突出するように形成されている。このようなトレーT
は、内面をポリエチレン塗膜加工した紙板で成形され、
前壁部2、後壁部3と側壁部4の間は折込みフラップ8
を介して連なっている。そして、図1のように展開され
たトレーTは、折込みフラップ8を折込み、接着するこ
とによって、図2のように逆台形状の断面を有するトレ
ー形状に起立されて使用されるが、扁平状態で輸送、保
管でき、必要により随時トレー形状に組立てられる。
【0010】トレーTを単一で使用する時には、トレー
Tに食品を載せ、前壁部2を手前にすれば食べ易く、ま
た手のひらにトレーTを載せて指で両側壁部4,4を押
圧して食品を保持することができ、食品をトレーTから
落すことがないし、一対の係止孔7が指の滑り止めとな
り、食品の保持が安定する。また、トレーTを一対と
し、図2に示すように、一方を身部とし他方を蓋部と
し、身部に食品などを収容し、蓋部を逆方向にして身部
の両側壁部4,4を軽く押圧しながら、蓋部の係止片6
を身部の係止孔7に挿入し、身部に蓋部をかぶせた状態
にする(図3の状態)。続いて、図4のように両トレー
Tを平行にスライドさせて蓋部の方の切欠部5先端の切
込に身部の側壁部4に設けた係止孔7の開口側縁を挿入
することによって包装容器が形成される。
【0011】
【考案の効果】以上述べたように、本考案は、縦幅の異
なる前壁部と後壁部を対設し、前記前壁部と後壁部の両
側をそれぞれ連結する側壁部を対設した紙製トレーにお
いて、前記側壁部の各上縁部に係止片を突設するととも
に、該係止片の基部に他の同形紙製トレーの係止片がそ
れぞれ係止できる係止孔を対設した紙製トレーであるか
ら、単一トレーとして使用する場合、幅狭の前壁部を手
前にすれば食品が食べ易くまた取り出し易く、2個のト
レーを互いに逆にしてかぶせて係止することで、容易に
身部および蓋部からなる包装容器とすることもでき、店
内および持ち帰り用に使用することができ、またトレー
組立前は扁平状態であるため、輸送、保管のコストが削
減でき、更に使用後焼却処分しても有毒ガスは発生せ
ず、公害防止にも寄与することができるものである。ま
た単一トレーを積載しても、折込み接着された折込みフ
ラップがスタッキング防止の役目を果して積載トレーか
らの一個一個の取り出しが簡便かつ的確に行なえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す展開図。
【図2】2個のトレーの斜視図。
【図3】トレーを包装容器として組立てる過程を示す側
面図。
【図4】組立後における包装容器の側面図。
【図5】図4のA−A線断面図。
【符号の説明】
T トレー 1 底壁部 2 前壁部 3 後壁部 4 側壁部 5 切欠部 6 係止片 7 係止孔 8 折込みフラップ

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦幅の異なる前壁部と後壁部を対設し、
    前記前壁部と後壁部の両側をそれぞれ連結する側壁部を
    対設した紙製トレーにおいて、前記側壁部の各上縁部に
    係止片を突設するとともに、該係止片の基部に他の同形
    紙製トレーの係止片がそれぞれ係止できる係止孔を対設
    したことを特徴とする紙製トレー。
  2. 【請求項2】 前記側壁部の各上縁部に突設する係止片
    が、縦幅の大なる前壁部または後壁部寄りに突出するよ
    う切欠部で区画形成されてなることを特徴とする請求項
    1記載の紙製トレー。
  3. 【請求項3】 前記トレーを2個使用して、一方を身
    部、他方を蓋部とし、前記身部の係止孔に蓋部の係止片
    をそれぞれ着脱自在に係止できる包装容器とした請求項
    1記載の紙製トレー。
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JP2018506484A (ja) * 2015-02-27 2018-03-08 グラフィック パッケージング インターナショナル インコーポレイテッドGraphic Packaging International,Inc. 係止構造部を有する構造体

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