JP2530546B2 - 射出成形における自動運転システム - Google Patents
射出成形における自動運転システムInfo
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- molding
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Description
形機の立上げから成形停止後の次回の運転開始用のタイ
マーのスタートまでを自動的に行う射出成形における運
転システムに関するものである。
周辺機器や射出成形機の立上げを開始し、加熱筒や作動
油の昇温が完了したことを確認してから、射出成形機の
試し運転を行い、その後に通常運転に切り換えて成形作
業を行うようにしている。この成形作業は、途中で金型
交換を必要とする場合を除いて、就業終了時刻前まで行
われ、成形完了後にノズルを清掃して全作業を終了して
いる。
は、周辺機器や射出成形機の立上げに特に順序がきめら
れておらず、成形作業に従事するオペレーターによって
異なる。しかしながら、周辺機器としてはホッパードラ
イヤ、金型温調器、コンプレッサー、成形品取出機、ク
ーリングタワー等などがあり、それらについての立ち上
がり時間はまちまちで、立ち上がり時間の短い周辺機器
の始動を先行すると、全ての機器の立ち上がりが完了す
るまで、その状態を維持しなければならず、維持分だけ
エネルギーを浪費することになる。
間の間際となることから、御座なりになりがちで、ノズ
ル清掃が中途半端な場合があり、これが原因で成形準備
に時間が掛かったり、またノズル先端を損傷することな
どがある。
めに考えられたものであって、その目的は、時刻設定に
より立ち上がりに時間を要する周辺機器の始動から、ノ
ズル清掃後の成形停止及び次の運転のためのタイマース
タートまでを自動的に行い、それにより消費エネルギー
の節減と省力化とを図り得る射出成形における自動運転
システムを提供することにある。
は、射出成形機とその周辺機器により射出成形を自動的
に行うに当たり、運転工程を周辺機器及び射出成形機の
立上げ工程、成形準備工程、射出成形機の稼働工程、成
形停止準備工程、成形停止の順に分け、それら一連の工
程が立ち上がり時間を要する周辺機器から順に開始する
ように運転開始時刻を設定するとともに、上記周辺機器
及び射出成形機の立上げはタイマーの時刻設定により、
成形準備工程と射出成形機の稼働工程及び成形停止は前
工程の完了確認信号により、成形停止準備工程は前工程
の設定ショット完了または設定時刻等により順次移行す
るようにシステム化し、上記成形準備工程から通常運転
による上記稼働工程の移行は、通常運転時よりも低圧低
速で所定ショット数の射出を行って強制不良処理をした
後に行い、上記成形停止への移行は成形停止準備工程で
材料供給の停止が確認されるまで成形を続行してノズル
清掃を行った後に行い、成形停止の確認により次回の運
転開始時刻を設定したタイマーがスタートする、という
ものである。
ヤ、金型温調器、コンプレッサー、成形品取出機、クー
リングタワー等などが含まれるが、成形品の取出しを自
然落下により行う場合には、コンプレッサー及び成形品
取出機は省略される。またタイマーとしては通常に用い
られている計時用のもの以外にも、コンピュータが備え
るタイマー機能を、この発明の時刻設定用のタイマーと
して使用することができる。
辺機器から順に始動時刻を設定して、立上げ工程を進行
させるため、消費エネルギーに無駄がなく、また通常運
転時よりも低圧低速で所定ショット数の射出を行って強
制不良処理をした後に、射出成形機の稼働工程に移行す
るので、最初から成形条件にかなった成形品の射出成形
が可能となる。
面を参照しながら詳説する。図1は運転工程を示すブロ
ック図で、その工程は周辺機器及び射出成形機の立上げ
工程1−成形準備工程2−射出成形機の稼働工程3−成
形停止準備工程4−成形停止5−タイマースタート6の
順に構成され、また各工程内の動作は図2に示す順に進
行する。
1では、運転開始の時刻になると作業開始用のタイマー
がONして、先ず立ち上がりに最も時間を要するコンプ
レッサーが始動する。以下設定時刻になるごとにホッパ
ードライヤー、金型温調器、射出装置の加熱筒温調、取
出機電源、材料供給開始(ホッパーローターまたはシャ
ッター開)の順に始動してのち、設定時刻にポンプ、モ
ーターが始動してインチングが開始され、射出成形機の
立上げが始まる。
度まで昇温すると、その温度を確認して完了確認信号が
発信され、運転工程は成形準備工程2に移行する。射出
成形機では、ノズル後退−自動パージ−計量−ノズル清
浄−高圧型締−ノズルタッチの一連の作業が設定されて
おり、これにより成形準備が自動的に行われる。ノズル
後退は加熱筒と作動油の昇温完了を確認した後に、射出
装置を最後退させて行われる。また自動パージのパージ
回数、圧力、速度等は予め設定されており、設定パージ
回数を完了して計量となる。
後、最後退位置にある上記射出装置が前進移動して行
い、ノズルタッチの確認により作業は射出成形機の自動
運転開始となる。この自動運転の初期の射出は、一種の
試打ちとして設定ショット数を通常運転時より低速、低
圧で行い、そこに射出成形された成形品は不良品として
強制排除する。そして設定ショット数の射出を完了し、
その確認信号によって自動運転は通常運転による射出成
形機の稼働工程3に移行する。
き、または設定時刻になったとき、あるいは人為的に終
了スイッチをONしたときに完了して、運転工程は停止
準備工程4に移行する。
て、材料供給OFF、ホッパードライヤーOFFとする
が、それ以外はONの状態を維持して、計量時間オーバ
ーにより材料供給停止が確認されるまで成形が行われ
る。またこの成形ではホッパードライヤーがOFFした
時点から成形品は不良品として取り扱われ、型締−突出
−高圧型締−ノズル後退−パージ−ノズル清掃の作業工
程を経て工程を完了する。そして工程完了が信号により
確認されると、全てが停止して成形停止5となり、次回
の運転開始のためのタイマースタート6となる。
転工程を1日単位で設定することができる。たとえば運
転開始時刻を午前7時に設定して終了時刻を午後5時に
すれば、毎日その時刻に運転が自動的に開始されて終了
することになる。また各機器及び装置の時刻設定は、カ
レンダタイマーの採用によって容易に行うことができ
る。
ッサーの立上げから運転を開始しているが、成形品を自
然落下により取出す場合には、コンプレッサーは不要な
ので運転はホッパードライヤーなどの機器の立上げから
開始される。
動源とするものであるが、サーボモータ等の電動機を駆
動源とする射出成形機でも、油圧に関する部分を省略し
て自動運転ができるので、射出成形機は特に油圧式のも
のに限定されることはない。
り立ち上がりに時間を要する周辺機器から順に始動し
て、立上げ工程を進行させるため消費エネルギーに無駄
がなく、各工程の設定も簡単なので通常構成のシーケン
スコントローラに入力し、画面表示コントローラに表示
して工程の管理ができ、また多数台の射出成形機を自動
化する場合よりも設備費が掛からないので、小規模の成
形工場に採用し易い。
ット数の射出を行って強制不良処理をした後に、射出成
形機の稼働工程に移行するので、最初から成形条件にか
なった成形品の射出成形が可能となり、ノズル清掃をも
自動的に行うので、成形完了時間を就業終了時間まで延
長しても作業員の帰宅時間に影響を与えることがなく、
ノズル清掃も行き届くので次回の成形準備もスムーズに
行われる等の特長を有する。
ステムの運転工程のブロック図である。
工程までの作動説明図である。
の作動説明図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 射出成形機とその周辺機器により射出成
形を自動的に行うに当たり、運転工程を周辺機器及び射
出成形機の立上げ工程、成形準備工程、射出成形機の稼
働工程、成形停止準備工程、成形停止の順に分け、それ
ら一連の工程が立ち上がり時間を要する周辺機器から順
に開始するように運転開始時刻を設定するとともに、上
記周辺機器及び射出成形機の立上げはタイマーの時刻設
定により、成形準備工程と射出成形機の稼働工程及び成
形停止は前工程の完了確認信号により、成形停止準備工
程は前工程の設定ショット完了または設定時刻等により
順次移行するようにシステム化し、上記成形準備工程か
ら通常運転による上記稼働工程の移行は、通常運転時よ
りも低圧低速で所定ショット数の射出を行って強制不良
処理をした後に行い、上記成形停止への移行は成形停止
準備工程で材料供給の停止が確認されるまで成形を続行
してノズル清掃を行った後に行い、成形停止の確認によ
り次回の運転開始時刻を設定したタイマーがスタートす
ることを特徴とする射出成形における自動運転システ
ム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4286904A JP2530546B2 (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | 射出成形における自動運転システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4286904A JP2530546B2 (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | 射出成形における自動運転システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06114906A JPH06114906A (ja) | 1994-04-26 |
JP2530546B2 true JP2530546B2 (ja) | 1996-09-04 |
Family
ID=17710507
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4286904A Expired - Lifetime JP2530546B2 (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | 射出成形における自動運転システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2530546B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016199018A (ja) * | 2015-04-14 | 2016-12-01 | 東洋機械金属株式会社 | 射出成形機 |
JP6918474B2 (ja) * | 2016-12-02 | 2021-08-11 | キヤノン電子株式会社 | 射出成形装置 |
JP7460428B2 (ja) * | 2020-03-31 | 2024-04-02 | 住友重機械工業株式会社 | 射出成形機の段取支援装置及び段取支援方法 |
WO2022044681A1 (ja) * | 2020-08-25 | 2022-03-03 | 株式会社ハーモ | 成形品取出装置 |
-
1992
- 1992-09-30 JP JP4286904A patent/JP2530546B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06114906A (ja) | 1994-04-26 |
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