JP2530368Y2 - ガス管類の継手締結用治具 - Google Patents

ガス管類の継手締結用治具

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JP2530368Y2
JP2530368Y2 JP6452991U JP6452991U JP2530368Y2 JP 2530368 Y2 JP2530368 Y2 JP 2530368Y2 JP 6452991 U JP6452991 U JP 6452991U JP 6452991 U JP6452991 U JP 6452991U JP 2530368 Y2 JP2530368 Y2 JP 2530368Y2
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jig
fastening
square
joint
tightening
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JP6452991U
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Inventor
義男 大西
Original Assignee
日本鋼管継手株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はガス管類の継手を得る工
事に使用する締結用治具に関する。
【0002】
【従来の技術及びその技術的課題】ガス管を接続する方
法として、従来では、現場でガス管の端部にねじ切りを
行い、継手スリーブに螺合することによって継手を得て
いたが、最近では、側方に張り出す座部を有するバンド
金具状の本体にガス管をシール部材を介して突合せ状態
で挿入し、座部に設けためねじ穴にキャップボルトをね
じ込み、本体を縮径することで継手を得るようにしてい
る。したがって、この方式においては、キャップボルト
の締結具合が継手性能を決定づけることになり、締結が
不十分であると振動や衝撃によってガス漏れが生ずる危
険がある。そこで、従来では、トルク表示機能を有する
特殊レンチを使用し、その特殊レンチのトルク表示を見
ながら、所定値(たとえば300〜400Kg)に達す
るまでキャップボルトを締付けていた。しかし、この方
法は、かなり高価な特殊レンチを使用しなければならな
いという不便さがある。しかも、実際に規定の締付けト
ルクで締め付られているかどうかを簡単に確認したり、
判定することができない。このため、締付けトルクが不
十分にもかかわらず継手完成と判断し、ガス漏れなどの
トラブルが生じたりしていた。これを避けるには、再
度、特殊レンチを使って検査員が1本1本キャップボル
トの締結トルクを計測してみなければならず、この作業
が非常に煩雑で手間と時間がかかるという問題があっ
た。
【0003】
【課題を解決するための手段】本考案は前記のような問
題点を解消するために考案されたもので、その目的とす
るところは、ガス管類継手工事において、キャップボル
トによる金具本体の規定トルクの締結作業を、特殊レン
チを使用する要なく簡単、確実に行うことができるとと
もに、規定トルクによる締結完了・未完を外部から目視
で簡単に確認することができる実用的なガス管類の継手
締結用治具を提供することにある。上記目的を達成する
ため本考案は、管の巻き締め部と半径方向に張り出す座
部を有しその座部にめねじ穴を設けた継手金具本体と、
めねじ穴にねじ込まれるキャップボルトとを備えた継手
を締結するための手段であって、キャップボルトの頭部
に設けた角穴に挿入される角軸の上部に、所定トルクに
達したときに破断するくびれ部を有している構成とした
ものである。本考案は、漏れの防止が重大事故につなが
るため締結具合の良否が重視される都市ガス、プロパン
ガス、各種有毒ガス配管類の継手用締結治具として好適
であるほか、各種流体の継手用締結治具としても利用で
きる。
【0004】
【実施例】以下本考案の実施例を添付図面に基いて説明
する。図1は本考案によるガス管類の継手締結用治具を
締付け前の状態で示しており、図2は締付け完了状態で
示している。図3は本考案による継手締結用治具を単体
で示している。1,1はガス管であり、外周に合成樹脂
被覆10が施されている。2は鋳鉄などで作られたパイ
プ継手の金具本体であり、シール部材ないしパッキング
部材5を介して対向する管1,1の端部外周に密接可能
な径の巻き締め部20を有し、かつ端部には半径方向に
張り出す座部(フランジ)21,22を一体に形成してい
る。巻き締め部20の内周面にはガス管1,1の外周に
対する摩擦用突条200,200が形成されている。座
部21,22は対向状に位置し、一方の座部21には板
厚を貫いて座付きのボルト孔210が設けられ、他方の
座部22にはボルト孔210と同軸のめねじ孔211が
設けられている。この実施例では、ボルト孔210とめ
ねじ孔211は2組設けられているが、これに限定され
るものではないことは勿論である。3は前記めねじ孔2
11に螺合するキャップボルトであり、頭部31に断面
形状が六角などの角袋穴30を有している。
【0005】4が本考案による締結用治具であり、任意
の材質、たとえば、ステンレス、チタン合金、焼入れな
どの硬化処理を施しあるいは施さない鉄系金属などから
なっている。締結用治具4は、メガネレンチ、ボックス
レンチなどの任意工具を嵌合する角頭部40の下に工具
係止用のつば41を介して径の太い首部42を設け、こ
の首部42の下に前記キャップボルト3の角袋穴30に
対応する断面形状の角軸部43を形成している。この角
軸部43は首部42よりも太さが小さく、かつ、角袋穴
30の深さと同等以上の長さを有している。角頭部40
は頂面にドライバ溝を有していてもよい。締結用治具4
は、好ましくは角軸部43を角袋穴30にはめ工具を回
動したときに、工具が巻き締め部20に当たらないよう
な長さとする。そして、角軸部43の上端と首部42と
の境界部分には、たとえば締付けトルクが300〜40
0Kgに達したときに破断するくびれ部44が設けられ
ている。すなわち、このくびれ部44は、角軸部43を
キャップボルト3の角袋穴30に挿入し、締付け用ツー
ル4を回動してキャップボルト3をめねじ孔211,2
21にねじ込んだときに生ずる角軸部以下の固定力と締
付け用ツール4に加えられる回動トルクとの差違により
ねじれ破断するように断面積を減少させたもので、角軸
部43の上端と首部42との境界部分に横V状の切込み
を入れるか、あるいは図示のように短い長さの細軸44
0を形成することで作られる。なお、必要に応じてくび
れ部44から上と下の部分に異なる着色を施したり、く
びれ部分だけに目立つ色の着色を施すことも好都合であ
る。
【0006】
【実施例の作用】本考案は上記のような構成からなるの
で、ガス管1,1を接続するに際しては、金具本体2の
巻き締め部20内にガス管1,1の端部をシール部材5
を介して突合せ、その状態で金具本体2の座部21,2
1に設けたボルト孔210,210にキャップボルト
3,3を挿入する。次に、キャップボルト3,3の角袋
穴30に締結用治具4の角軸部43を差し込む。そし
て、工具で締結用治具4の角頭部40を掴み、回動す
る。これによって、締結用治具4の回転トルクは角軸部
43と角袋穴30を介してキャップボルト3に伝えら
れ、キャップボルト3はめねじ孔211にねじ込まれ、
座部21,21が互いに接近されられるため、巻き締め
部20は縮径し、ガス管1,1は巻き締め部20で全周
から緊密に締め付けられる。
【0007】その締付け力は、締結用治具4に加えられ
る回転トルクに対するキャップボルト3の回転抵抗とし
てあらわれる。ところが、締結用治具4には、キャップ
ボルトの角袋穴30にピッタリはまっている角軸部43
と、回転トルク付加側の首部42との間に断面積の減少
したくびれ部44がある。このため、ねじれ力が強度の
弱いくびれ部44に集中的に作用し、この部分が設定し
た荷重で破断する。これによって、必要な締付けトルク
で締結された継手部が出来上がる。
【0008】この状態の継手においては、図2のように
くびれ部44から上の首部42と角頭部41がなくな
り、角袋孔30にくびれ部44の破断部44’が付いた
角軸部43が嵌まったまま残っている。一方、規定トル
クまで締め付けられていない場合には、締結用治具4は
くびれ部44から上の首部42と角頭部41も残ってい
る。したがって、規定トルクで締付けが完了しているか
どうかを、目視でただちに誤りなく判定することができ
る。それゆえ、締付け忘れが完全に解消されるととも
に、工事後の検査も目視チェックだけで足りることにな
るため、非常に簡単、迅速に行うことができる。また、
角袋孔30に角軸部43がはまっているため、いわば封
印状態となり、部外者によりキャップボルト3の角袋穴
30に工具がはめられて不用意に緩み側に回動させられ
る心配がなくなるという利点もある。
【0009】
【考案の効果】以上説明した本考案によるときには、ガ
ス管類の継手を得る場合に、特殊なトルクレンチを必要
とせず、汎用工具を使用して規定トルクの締結を行うこ
とができ、しかも、規定トルクでの締付け完了・未完を
目視で簡単に判定することができるため、作業に誤りが
なくなり、検査も容易となり、これらにより、ガス漏れ
等の事故が起こらない安全なこの種継手を作業性よく能
率的に得ることができるというすぐれた効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるガス管類の継手締結用治具の使用
状態を示す斜視図である。
【図2】締付け完了状態の断面図である。
【図3】本考案によるガス管類の継手締結用治具の一実
施例を示す部分切欠側面図である。
【符号の説明】
2 金具本体 3 キャップボルト 4 締結用治具 20 巻き締め部 21,21 座部 42 角頭部、 43 角軸部 44 くびれ部 211 めねじ孔

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】管の巻き締め部と半径方向に張り出す座部
    を有しその座部にめねじ穴を設けた継手金具本体と、め
    ねじ穴にねじ込まれるキャップボルトとを備えた継手を
    締結するための手段であって、前記キャップボルトの頭
    部に設けた角穴に挿入される角軸の上部に、所定トルク
    に達したときに破断するくびれ部を有していることを特
    徴とするガス管類の継手締結用治具。
JP6452991U 1991-07-22 1991-07-22 ガス管類の継手締結用治具 Expired - Lifetime JP2530368Y2 (ja)

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JPH0519783U JPH0519783U (ja) 1993-03-12
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