JP2529796Y2 - 吸着用パッド - Google Patents
吸着用パッドInfo
- Publication number
- JP2529796Y2 JP2529796Y2 JP1990070024U JP7002490U JP2529796Y2 JP 2529796 Y2 JP2529796 Y2 JP 2529796Y2 JP 1990070024 U JP1990070024 U JP 1990070024U JP 7002490 U JP7002490 U JP 7002490U JP 2529796 Y2 JP2529796 Y2 JP 2529796Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- suction pad
- work
- suction
- skirt
- skirt portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
- Hooks, Suction Cups, And Attachment By Adhesive Means (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、ワークを吸着し、あるいは吸着後にこのワ
ークを保持して搬送するための吸着用パッドに関する。
ークを保持して搬送するための吸着用パッドに関する。
[従来の技術] 従来、例えば薄板状のワークを搬送するために真空吸
引源に連結された吸着用パッドが用いられている。
引源に連結された吸着用パッドが用いられている。
この種の吸着用パッドを第3図並びに第4図に示す。
すなわち、従来技術に係る吸着用パッド2は根本部4と
スカート部6とを備え、前記根本部4からスカート部6
の内側に至る貫通孔8が形成されている。
すなわち、従来技術に係る吸着用パッド2は根本部4と
スカート部6とを備え、前記根本部4からスカート部6
の内側に至る貫通孔8が形成されている。
そこで、ワーク9を搬送しようとするとき、図示しな
い真空吸引源を付勢すれば、ワーク9に接する吸着用パ
ッド2のスカート部6の内部が負圧状態となり、第4図
に示すように、スカート部6の周縁部6aはワーク9に密
着するに至る。一方、吸着搬送後にワーク9を離脱させ
るために、真空吸引源に接続された根本部4の貫通孔8
より圧縮空気を流入させて負圧状態を解除している。
い真空吸引源を付勢すれば、ワーク9に接する吸着用パ
ッド2のスカート部6の内部が負圧状態となり、第4図
に示すように、スカート部6の周縁部6aはワーク9に密
着するに至る。一方、吸着搬送後にワーク9を離脱させ
るために、真空吸引源に接続された根本部4の貫通孔8
より圧縮空気を流入させて負圧状態を解除している。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、金属、硝子等の表面粗さの極めて小さ
いワーク9を吸着用パッド2で吸着した場合、前記吸着
用パッド2を合成ゴム等で形成していると、スカート部
6は粘着力を有することになり、前記吸着用パッド2の
前記ワーク9に対する吸着力は極めて大きくなる。換言
すれば、吸着用パッド2と2ワーク9との密着度が大き
くなる。このため、ワーク9を吸着用パッド2から離脱
させようとするとき、吸着面において吸着用パッド2の
スカート部6とワーク9の間に圧縮空気が入り込みにく
く、ワーク9の離脱に時間がかかる。
いワーク9を吸着用パッド2で吸着した場合、前記吸着
用パッド2を合成ゴム等で形成していると、スカート部
6は粘着力を有することになり、前記吸着用パッド2の
前記ワーク9に対する吸着力は極めて大きくなる。換言
すれば、吸着用パッド2と2ワーク9との密着度が大き
くなる。このため、ワーク9を吸着用パッド2から離脱
させようとするとき、吸着面において吸着用パッド2の
スカート部6とワーク9の間に圧縮空気が入り込みにく
く、ワーク9の離脱に時間がかかる。
本考案は前記の不都合を解決するためになされたもの
で、スカート部内面の少なくとも一部に凹部を形成し、
前記凹部にしぼ模様を構成する溝を形成することによっ
て、ワークを短時間に且つ十分に離脱させることが可能
な吸着用パッドを提供することを目的とする。
で、スカート部内面の少なくとも一部に凹部を形成し、
前記凹部にしぼ模様を構成する溝を形成することによっ
て、ワークを短時間に且つ十分に離脱させることが可能
な吸着用パッドを提供することを目的とする。
前記の課題を解決するために、本考案は、ワークを吸
着するための吸着用パッドにおいて、 前記吸着用パッドは、真空吸引源に接続される根本部
と、 前記根本部に一体的に連設されたスカート部とを備
え、 前記スカート部内面の少なくとも一部に、ワーク吸着
時、空気を残留させる凹部を形成し、 前記凹部は、しぼ模様を構成する溝からなることを特
徴とする。
着するための吸着用パッドにおいて、 前記吸着用パッドは、真空吸引源に接続される根本部
と、 前記根本部に一体的に連設されたスカート部とを備
え、 前記スカート部内面の少なくとも一部に、ワーク吸着
時、空気を残留させる凹部を形成し、 前記凹部は、しぼ模様を構成する溝からなることを特
徴とする。
[作用] 本考案によれば、スカート部内面にある凹部にしぼ模
様で構成された溝を設けることにより、スカート部内面
の表面粗さが均一となり、且つしぼ模様により実質的に
独立した多数の溝が形成される。この結果、ワークを離
脱させることが容易になるとともに、且つ離脱時間が短
縮される。
様で構成された溝を設けることにより、スカート部内面
の表面粗さが均一となり、且つしぼ模様により実質的に
独立した多数の溝が形成される。この結果、ワークを離
脱させることが容易になるとともに、且つ離脱時間が短
縮される。
[実施例] 次に、本考案に係る吸着用パッドについて好適な実施
例を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明す
る。
例を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明す
る。
第1図および第2図は、本実施例に係る吸着用パッド
10を示す。この吸着用パッド10は図示しない真空吸引源
に接続される孔部12を有する円筒状の根本部14と、前記
根本部14から一体的に連設されたスカート部16とを備え
る。
10を示す。この吸着用パッド10は図示しない真空吸引源
に接続される孔部12を有する円筒状の根本部14と、前記
根本部14から一体的に連設されたスカート部16とを備え
る。
前記吸着用パッド10の根本部14並びにスカート部16
は、可撓性に富む合成樹脂から一体的に形成される。ま
た、前記スカート部16の内面には、しぼ模様を構成する
溝22が形成されている。
は、可撓性に富む合成樹脂から一体的に形成される。ま
た、前記スカート部16の内面には、しぼ模様を構成する
溝22が形成されている。
本実施例に係る吸着用パッドは、基本的には以上のよ
うに構成されるものであり、次にその動作並びに作用効
果について説明する。
うに構成されるものであり、次にその動作並びに作用効
果について説明する。
前記吸着用パッド10にワーク20を吸着させる場合、ス
カート部16がワーク20に接した後、図示しない真空吸引
源を付勢して根本部14の孔部12を通じてスカート部16の
内部の空気を吸引する。すなわち、スカート部16の内部
の減圧作用下に前記吸着用パッド10がワーク20を吸着す
る。
カート部16がワーク20に接した後、図示しない真空吸引
源を付勢して根本部14の孔部12を通じてスカート部16の
内部の空気を吸引する。すなわち、スカート部16の内部
の減圧作用下に前記吸着用パッド10がワーク20を吸着す
る。
この場合、しぼ模様で形成された独立した溝22が多数
あるため、従来技術と比較してワーク20に対する吸着面
積が減少する。また、しぼ模様のために表面粗さが均一
となり、ワーク20を短時間で容易に離脱させることがで
きる。
あるため、従来技術と比較してワーク20に対する吸着面
積が減少する。また、しぼ模様のために表面粗さが均一
となり、ワーク20を短時間で容易に離脱させることがで
きる。
なお、本考案は前記実施例に限定されるものではな
く、例えば、スカート部内面においてディンプル加工
や、ブラスト加工された鋳型を用いてこのスカート部内
面に凹部を設けることもできる。また、吸着用パッドの
形状も円形に限定されず、四角形、楕円形等を採用可能
であることは勿論である。
く、例えば、スカート部内面においてディンプル加工
や、ブラスト加工された鋳型を用いてこのスカート部内
面に凹部を設けることもできる。また、吸着用パッドの
形状も円形に限定されず、四角形、楕円形等を採用可能
であることは勿論である。
[考案の効果] 本考案では、スカート部内面にしぼ模様を構成する溝
を設けることにより、吸着面の総面積が減少する。従っ
て、ワーク離脱が容易になるとともに、その離脱時間が
短縮する。この結果、ワーク搬送時の作業効率が向上す
る。
を設けることにより、吸着面の総面積が減少する。従っ
て、ワーク離脱が容易になるとともに、その離脱時間が
短縮する。この結果、ワーク搬送時の作業効率が向上す
る。
第1図は、本考案に係る吸着用パッドの実施例の縦断面
図、 第2図は、本考案に係る吸着用パッドのワーク吸着時の
部分拡大図、 第3図は、従来技術に係る吸着用パッドの縦断面図、 第4図は、従来技術に係る吸着用パッドのワーク吸着時
の部分拡大図である。 10……吸着用パッド 12……孔部 14……根本部 16……スカート部 20……ワーク 22……溝
図、 第2図は、本考案に係る吸着用パッドのワーク吸着時の
部分拡大図、 第3図は、従来技術に係る吸着用パッドの縦断面図、 第4図は、従来技術に係る吸着用パッドのワーク吸着時
の部分拡大図である。 10……吸着用パッド 12……孔部 14……根本部 16……スカート部 20……ワーク 22……溝
Claims (1)
- 【請求項1】ワークを吸着するための吸着用パッドにお
いて、 前記吸着用パッドは、真空吸引源に接続される根本部
と、 前記根本部に一体的に連設されたスカート部とを備え、 前記スカート部内面の少なくとも一部に、ワーク吸着
時、空気を残留させる凹部を形成し、 前記凹部は、しぼ模様を構成する溝からなることを特徴
とする吸着用パッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990070024U JP2529796Y2 (ja) | 1990-06-29 | 1990-06-29 | 吸着用パッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990070024U JP2529796Y2 (ja) | 1990-06-29 | 1990-06-29 | 吸着用パッド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0428209U JPH0428209U (ja) | 1992-03-06 |
JP2529796Y2 true JP2529796Y2 (ja) | 1997-03-19 |
Family
ID=31605838
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990070024U Expired - Fee Related JP2529796Y2 (ja) | 1990-06-29 | 1990-06-29 | 吸着用パッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2529796Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6327422B2 (ja) * | 2015-03-05 | 2018-05-23 | シーピーシー カンパニー,リミテッド | 吸着板 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62192886U (ja) * | 1986-05-30 | 1987-12-08 |
-
1990
- 1990-06-29 JP JP1990070024U patent/JP2529796Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0428209U (ja) | 1992-03-06 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |