JP2529759Y2 - リフトアンドスライド式トランスファ装置 - Google Patents

リフトアンドスライド式トランスファ装置

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JP2529759Y2
JP2529759Y2 JP1063092U JP1063092U JP2529759Y2 JP 2529759 Y2 JP2529759 Y2 JP 2529759Y2 JP 1063092 U JP1063092 U JP 1063092U JP 1063092 U JP1063092 U JP 1063092U JP 2529759 Y2 JP2529759 Y2 JP 2529759Y2
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transfer
work
roller
shaft
lift
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JP1063092U
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JPH0564120U (ja
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▲のぶ▼博 松浦
和男 内山
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Enshu Ltd
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Enshu Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はワークを持ち上げて加工
ステーションに搬送するタイプの搬送装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】ワーク搬送の方法として、ワークを所定
の高さに持ち上げた状態でトランスファバーを搬送方向
に移動してワークを所望の加工ステーションに搬送する
リフトアンドキャリ方式や、ワークを搬送面上を滑動搬
送させて所望の加工ステーションに搬送するスライドキ
ャリ方式がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】これらの方法はいずれ
もワークの搬送方向下面にトランスファバーあるいはワ
ークが滑動できる搬送部品が配設されるため、各加工ス
テーションに設けられるワーク固定治具をこれらの搬送
部品と干渉しないようにするために治具設計が大きな制
約を受けている。
【0004】またスライド搬送を行う場合は、ワーク搬
送面に切削屑があるとワークを滑らかに搬送できないば
かりでなくワーク搬送面に傷を付ける等の問題を持って
いる。
【0005】本考案は上記従来の問題を解決することを
課題としてなされたもので、その目的とするところは高
剛性のワーク固定治具を各加工ステーションに配置する
とともに、ワークを傷付けないように滑らかな搬送がで
きる搬送装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は上記目的を達成
するために、高剛性のワーク固定治具をはさむ搬送方向
の両側にローラシャフトとトランスファシャフトを延設
し、このローラシャフトにワークを昇降滑動させるため
のローラアームを並列に固定し、ワーク搬送時にローラ
アームをローラシャフトを中心として揺動させてワーク
搬送下面をローラで持ち上げて、ワーク加工時にはロー
ラアームをワーク搬送下面より逃げた位置に待機させる
ようにして切粉がローラアームに飛散しにくい構成とし
た。
【0007】
【作用】ワーク固定治具をはさむ搬送方向の両側に延設
するローラシャフトをアクチュエータで円周方向に作動
させることによって、ローラシャフトに並列固定された
ローラアームがワークを所定の高さまで持ち上げるとと
もに、トランスファバーの可動爪を搬送可能状態に傾け
る。次に搬送用アクチュエータによってトランスファバ
ーを搬送方向に作動させると、ローラアーム上のワーク
はトランスファバーに固定される可動爪にひっかけられ
てローラアーム上を所望の加工ステーションまで滑動搬
送される。
【0008】
【実施例】以下本考案の実施例を添付図面に基づいて説
明する。図3および図4はリフトアンドスライド式トラ
ンスファ装置の全体を示す平面図と正面図である。
【0009】加工ステーションST2,ST3の間にリ
フト装置Lを配置しワークWを搬送方向A方向に流すト
ランスファマシンを示すもので、ワークの搬送方向の両
側に延設するローラシャフト1にローラアーム2が並列
に固定され、トランスファシャフト3に取付けられる可
動爪4にひっかけられたワークWは、アクチュエータ5
の縮動によって搬送方向Aにローラアームのローラ上を
滑動搬送する搬送装置である。
【0010】次にリフト装置Lの構成について図2およ
び図3を用いて説明する。アクチュエータ6および7に
はプレート8を介して、ラック9,10および11,1
2がそれぞれのアクチュエータに連結されている。
【0011】アクチュエータ7の押動により、アクチュ
エータに連結するラック9と噛合うローラシャフト1に
固定されたピニオンギヤ13によって、ローラアーム2
が待機位置Bから搬送位置Cに揺動する。この時ラック
10はピニオンギヤ14,15と噛合っている。即ちア
クチュエータの押圧力は、ピニオンギヤ13,14を介
してローラシャフトに回転力を与えるとともに中間軸1
6にも回転力を与える。
【0012】同様にアクチュエータ6の押動により、ラ
ック12と噛合うピニオンギヤ17およびラック11と
噛合うピニオンギヤ18,19によって、ローラアーム
2が待機位置Bから搬送位置Cに揺動する。
【0013】アクチュエータ6,7はリフト装置Lに固
定されるストッパーSを調整して、ローラアーム2の待
機位置Bから搬送位置Cまでのストロークが調整され
る。
【0014】尚、ピニオンギヤ19と噛合うアイドルギ
ヤ20を固定するシャフト21は、カップリング22に
よって中間軸16に固定して、複数のアクチュエータに
よって搬送負荷を分担できる構成としてある。
【0015】又、ローラシャフト1の回転軸芯と偏芯位
置にピン23を設け、その揺動運動によって上下動する
スタッド24に固定されたカムフォロア25に挟まれる
揺動ロッド26が、トランスファシャフト3の軸芯を中
心として揺動する。
【0016】これによってトランスファシャフト3に取
付けられる可動爪4は、ローラアーム2が搬送位置Cの
時に、ワークを搬送可能な実線で描く位置となる構成と
なっている。
【0017】トランスファシャフト3はガイドローラ2
7,カムフォロア28に位置決めされ、アクチュエータ
5に連結され所望の搬送ストローク間を摺動することが
できる。
【0018】ローラシャフト1は、テーパリングによっ
て軸とボスを摩擦結合させるクランプブッシュを内蔵す
るカップリング29によって、搬送ワークがローラアー
ム2のローラに搬送重量を均等に負荷して、滑らかな搬
送が可能な位置にローラシャフトの回転角を調整して固
定する。
【0019】尚、本実施例においては、アクチュエータ
6と7の二本を用いたリフト装置の実施例を示したが、
上記実施例に限定されることなく本考案の要旨内での設
計変更が可能であることは勿論である。
【0020】
【考案の効果】以上詳細に説明したように本考案にかか
るリフトアンドスライド式トランスファ装置によれば、
ローラアーム2の待機位置Bから搬送位置Cまでの作動
軌跡範囲以外で治具設計が自由にできるため、従来装置
よりも広い設計スペースが得られ剛性の高い固定治具が
設計可能となり、また加工時にはローラアーム2は待機
位置Bにあるため、ローラアーム搬送部に切粉の飛散付
着もしにくい構成となる。またローラシャフト1はカッ
プリング29で摩擦結合されているため、軸のねじれ分
を見越した結合が可能となるため、ローラアームに搬送
ワークの負荷が均等にかかるようにローラシャフトを調
整して、ワークを傷付けない滑らかな搬送ができる装置
となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる図3のI−I断面より見たリフ
ト装置Lの部分断面図である。
【図2】図1のII−II矢視線に沿う断面図である。
【図3】本考案にかかるリアトアンドスライド式トラン
スファ装置の全体を示す平面図である。
【図4】本考案にかかるリアトアンドスライド式トラン
スファ装置の全体を示す正面図である。
【符号の説明】
A ワーク流れ方向 B ローラアーム待機位置 C ローラアーム搬送位置 S ストッパー W ワーク ST2,ST3 加工ステーション 1 ローラシャフト 2 ローラアーム 3 トランスファシャフト 4 可動爪 5,6,7 アクチュエータ 8 プレート 9,10,11,12 ラック 13,14,15,17,18,19 ピニオンギヤ 16 中間軸 20 アイドルギヤ 21 シャフト 22,29 カップリング 23 ピン 24 スタッド 25,28 カムフォロア 26 揺動ロッド 27 ガイドローラ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送させるワークの搬送方向の両側に延
    設するローラシャフトにワークを昇降滑動させるための
    ローラアームを並列に固定し、ローラシャフトを揺動さ
    せることによって、各加工ステーションの治具載置面上
    にあるワークをローラアームで搬送可能位置まで持ち上
    げて、トランスファシャフトの可動爪によって並列する
    ローラアーム上を所望の加工ステーションまで滑動搬送
    させるリフトアンドスライド式トランスファ装置。
JP1063092U 1992-01-31 1992-01-31 リフトアンドスライド式トランスファ装置 Expired - Lifetime JP2529759Y2 (ja)

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JPH0564120U JPH0564120U (ja) 1993-08-24
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