JP2529502B2 - コ―ドレス留守番電話装置 - Google Patents

コ―ドレス留守番電話装置

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JP2529502B2 JP31574991A JP31574991A JP2529502B2 JP 2529502 B2 JP2529502 B2 JP 2529502B2 JP 31574991 A JP31574991 A JP 31574991A JP 31574991 A JP31574991 A JP 31574991A JP 2529502 B2 JP2529502 B2 JP 2529502B2
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左千男 青山
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、着信に対し応答メッセ
ージを発呼側に送出し、その後に発呼側からの用件(伝
言)を録音/再生するコードレス留守番電話装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図3は従来のコードレス留守番電話装置
の構成を示している。図3において、1Bは固定電話
機、20Bは移動電話機である。
【0003】固定電話機1Bはアンテナ2Bを備え、こ
のアンテナ2Bは受信回路3B及び送信回路4Bに接続
されている。通話回路5Bには、マイク14B、スピー
カ15B、ハンドセット16Bが接続され、さらに回線
制御スイッチ17Bを介して電話回線18Bが接続され
ている。マイクロコンピュータ6Bは、送信回路4B及
び受信回路3Bと無線データの送受を行ない、通話回路
5B、テープデッキ制御部13B、音声再録IC11
B、応答用メモリ12B、各種トーン出力部33Bを制
御する。さらに、マイクロコンピュータ6Bには、キー
7B、ランプ8B、識別(ID)メモリ9B、電源回路
10Bが接続されている。
【0004】移動電話機20Bはアンテナ21Bを備
え、このアンテナ21Bは受信回路22B及び送信回路
23Bに接続されている。通話回路24Bには、マイク
31B及びレシーバ32Bに接続されている。マイクロ
コンピュータ26Bは、送信回路23B及び受信回路2
2Bと無線データの送受を行ない、通話回路24B、充
電池25B、各種トーン出力部34Bを制御する。さら
に、マイクロコンピュータ26Bには、キー27B、ラ
ンプ28B、識別(ID)メモリ29B、電圧検出回路
30Bが接続されている。
【0005】次に、上記従来例の動作を図4に示すフロ
ーチャートを参照して説明する。図4に示すプログラム
がスタートすると、まず、固定電話機1B側のマイクロ
コンピュータ6Bが電話回線18Bに着信があったかを
判定する(ステップS1B)。ここで、着信が判定さ
れ、かつ留守設定がなされている場合は、次のステップ
S2Bに進み、マイクロコンピュータ6Bにより回線制
御スイッチ17Bを閉じて回線閉結を行なう。そして、
各種トーン出力部33Bと通話回路5Bを制御して、回
線の着信音を固定電話機1Bのスピーカ15Bから出力
する。同様に移動電話機20Bに無線データを送り、移
動電話機のマイクロコンピュータ26Bから各種トーン
出力部34Bと通話回路24Bを制御して回線の着信音
を出力する。また通話回路4Bとテープデッキ制御部1
3Bを制御して、応答用メモリ12Bより応答メッセー
ジを送出する(ステップS3B)。
【0006】次のステップS4Bでは、応答メッセージ
の再生が終了したかを判定する。ここで、再生が終了し
たことが判定されると、ステップS5Bに進み、通話回
路4Bとテープデッキ制御部13Bを制御して発信者の
用件をテープデッキ制御部13Bのテープに録音する。
そして、次のステップS7Bにおいて、規定時間経過し
たかを判定する。ここで、規定時間が経過した場合はス
テップS1Bに戻り、規定時間経過していない場合は、
次のステップS8Bにおいて回線切断か否かを判定す
る。また、規定時間が経過されないうちに、発信者が終
話すると、マイクロコンピュータ6Bが回線の瞬断を検
出してテープデッキ制御部13Bを停止し、ランプ8B
を点灯させて用件が入ったことを知らせる。使用者が帰
宅してランプ8Bの点灯により用件を聞く場合は、キー
7Bの決められた操作により、マイクロコンピュータ6
Bの制御で、テープデッキ制御部13B、通話回路5
B、スピーカ15Bという経路で音声が出力される。
【0007】このように上記従来例のコードレス留守番
電話装置では、留守中に発信者の用件を録音し、帰宅時
に再生して聞くことができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例のコードレス留守番電話では、移動電話機20Bの数
が増え、固定電話機1Bと移動電話機20Bを複数の人
間が各自で1台づつ使用する場合は、各電話機は自分以
外の電話にも応答して、その着信相手に対して回線を転
送するか、留守の場合は用件を伝えなければならないと
いう煩わしい問題があった。また留守応答した場合は、
留守応答により各電話機の用件が全てテープに録音さ
れ、一人の再生で全て聞かれてしまいプライバシーが守
れないという問題があった。
【0009】本発明は、このような従来の問題を解決す
るものであり、各自が自分の電話に対してのみ着信があ
り、不在の時は自分に対する用件(伝言)を他人に聞か
れることなく自分一人で聞くことのできる、優れたコー
ドレス留守番電話装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のコードレス留守番電話装置は、外線着信に
対して各電話機を無鳴動にして応答する手段と、外線か
らの各電話機毎の選択着信用の識別番号を検出する手段
と、一定時間の選択着信後に個別の伝言録音を行なう手
段と、各電話機毎に留守設定を行なう手段と、各電話機
毎の応答メッセージを送出する手段と、外線からの各電
話機毎の伝言録音用の識別番号を検出する手段と、各電
話機毎の伝言なのか一般の用件なのかを検出する手段
と、各電話機毎の伝言を録音・再生する手段と、一般の
用件を録音・再生する手段と、各電話機に伝言があった
ことをランプ表示する手段とから構成した。
【0011】
【作用】したがって本発明によれば、各電話機が自分の
電話に対してのみ着信があり、不在の時は各自が自分の
用件(伝言)だけを他人に聞かれることなく、自分一人
で聞くことができるから、電話機の台数が増加した時
に、各電話機毎に着信、伝言の録音・表示・再生が可能
となり、各電話機使用者の利便性の向上とプライバシー
の保護ができるという効果を有する。
【0012】
【実施例】図1は、本発明の実施例の構成を示す。図1
において、1Aは固定電話機、20Aは移動電話機であ
る。
【0013】固定電話機1Aはアンテナ2Aを備え、こ
のアンテナ2Aは、受信回路3A及び送信回路4Aに接
続されている。通話回路5Aには、マイク14A、スピ
ーカ15A、ハンドセット16Aに接続され、さらに回
線制御スイッチ17Aを介して電話回線18Aが接続さ
れている。マイクロコンピュータ6Aは、受信回路3A
および送信回路4Aと無線データの送受を行ない、通話
回路5A、テープデッキ制御部13A、音声録音再生用
IC11A、応答用メモリ12A、各種トーン出力部3
3Aを制御する。さらに、マイクロコンピュータ6Aに
は、キー7A、ランプ8A、IDメモリ9A、電源回路
10Aが接続されている。
【0014】移動電話機20Aはアンテナ21Aを備
え、このアンテナ21Aは、受信回路22A及び送信回
路23Aに接続されている。通話回路24Aには、マイ
ク31A及びレシーバ32Aに接続されている。マイク
ロコンピュータ26Aは、送信回路23A及び受信回路
22Aと無線データの送受を行ない、通話回路24A、
充電池25A、各種トーン出力部34Aを制御する。ま
た、マイクロコンピュータ26Aには、キー27A、ラ
ンプ28A、IDメモリ29A、電圧検出回路30Aが
接続されている。
【0015】次に、上記実施例の動作を図2に示すフロ
ーチャートを参照して説明する。図2に示すプログラム
がスタートすると、まず、固定電話機1A側のマイクロ
コンピュータ6Aが電話回線18Aに着信があったかを
判定する(ステップS1A)。ここで、着信が判定さ
れ、かつ留守設定がなされている場合は、次のステップ
S2Aに進み、マイクロコンピュータ6Aにより回線制
御スイッチ17Aを閉じて回線閉結を行なう。このと
き、固定電話機1Aと移動電話機20Aには回線の着信
音を出力せず、通話回路4Aとテープデッキ制御部13
Aを制御して、応答メモリ12Aより応答メッセージを
送出する(ステップS3A)。
【0016】次のステップS4Aでは、マイクロコンピ
ュータ6Aが、DTMFによって表される番号が選択着
信用ID番号か否かを判定する。ここで、ID番号を検
出したならば、ステップS11Aに進み、送信回路4
A、アンテナ2Aを通して、選択された移動電話機20
Aのアンテナ21A、受信回路22A、マイクロコンピ
ュータ26Aへと無線データが入力され、選択された電
話機だけに着信音を送出する。次のステップS12Aで
は、選択された電話機が応答せず、その非応答時間が予
め設定された時間経過したかを判定する。ここで、応答
せずにタイマアウトすると、ステップS13Aに進み、
応答メッセージと同一制御で今度は個別の応答メッセー
ジを電話回線18Aに送出する。そして、通話回路5
A、音声録音再生用IC11Aを制御して、伝言メモリ
19Aに各電話機宛の伝言として録音を開始する。
【0017】次のステップS15Aでは、各電話機宛の
伝言録音が規定の時間を経過したかを監視する。ここ
で、規定の時間経過していないことが判定されると、ス
テップS16Aに進み、回線が開放したかを判定する。
回線の開放が判定された場合又はステップS15Aで規
定時間が経過したと判定されると、マイクロコンピュー
タ6Aから送信回路4A、アンテナ2Aを通して、伝言
のあった移動電話機20Aのアンテナ21A、受信回路
22A、マイクロコンピュータ26Aに無線データが入
力され、ランプ27Aを点灯させ伝言があったことを知
らせ(ステップS17A)、ステップS1Aに移行す
る。
【0018】一方、ステップS4Aにおいて、応答メッ
セージ送出中に選択着信用ID番号が検出されないとき
は、ステップS5Aに進み、伝言用ID番号(DTM
F)の検出を行なう。ここで、伝言用ID番号を検出し
たときは、ステップS14Aに進み、同様にして各電話
機宛の伝言録音を開始する。また、もし応答メッセージ
が終了しても選択着信用ID番号または伝言用のID番
号が検出できない時は、次のステップS6Aに進み、再
生終了かを判定する。そして、再生終了が判定される
と、ステップS7Aに進み、通話回路4Aとテープデッ
キ制御部13Aを制御して発信者の用件をテープデッキ
制御部13Aのテープに録音する。その後、ステップS
8Aに移行して規定の録音時間が経過したかを判定し、
経過していないと判定したときには、次のステップS9
Aにおいて回線開放かを判定する。発信者が終話して回
線開放と判定された場合、又はステップS8Aで規定時
間が経過したと判定された場合には、ランプ8Aを点灯
させて用件が入ったことを知らせ(ステップS10
A)、ステップS1Aに移行する。
【0019】このように上記実施例によれば、各電話機
の使用者が自分の電話に対してのみ着信があり、不在の
時には自分の用件(伝言)だけを他人に聞かれることな
く自分一人で聞くことができるという利点を有する。さ
らにまた、個別の選択着信ID番号、伝言録音ID番号
を知らない発呼者は従来通りの用件録音を行なうことが
できるという効果を有する。
【0020】なお、この実施例においては、移動電話機
を1台にしているが、複数台にしてもよい。
【0021】
【発明の効果】本発明は上記実施例より明らかなよう
に、各電話機使用者は自分の電話にのみ応答することが
でき、他の着信に応答する必要が一切なく、各電話機使
用者のプライバシーを守ることができる。また、各電話
機毎に伝言有りのランプ表示を付けることにより、各電
話機使用者に的確かつ迅速に伝言があったことを知らせ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例におけるコードレス留守番電話
装置のブロック図
【図2】本発明の実施例におけるコードレス留守番電話
装置の動作手順を示すフローチャート
【図3】従来のコードレス留守番電話装置のブロック図
【図4】従来のコードレス留守番電話装置における動作
手順を示すフローチャート
【符号の説明】
1A 固定電話機 6A マイクロコンピュータ 8A ランプ 9A IDメモリ 11A 録再IC 12A 応答用メモリ 13A テープデッキ制御部 19A 伝言用メモリ 20A 移動電話機 26A マイクロコンピュータ 28A ランプ 29A IDメモリ 30A 電圧検出回路 33A 各種トーン出力部 34A 各種トーン出力部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外線着信に対して各電話機を無鳴動にし
    て応答する手段と、外線からの各電話機毎の選択着信用
    の識別番号を検出する手段と、一定時間の選択着信後に
    個別の伝言録音を行なう手段と、各電話機毎の応答メッ
    セージを送出する手段と、外線からの各電話機毎の伝言
    録音用の識別番号を検出する手段と、各電話機毎の伝言
    なのか一般の用件なのかを検出する手段と、各電話機毎
    の伝言を録音・再生する手段と、一般の用件を録音・再
    生する手段とを備えたコードレス留守番電話装置。
  2. 【請求項2】 各電話機に伝言があったことを表示する
    手段を備えたことを特徴とする請求項1記載のコードレ
    ス留守番電話装置。
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