JP2529291B2 - ラジオデ―タ受信機におけるコ―ド判別方法 - Google Patents
ラジオデ―タ受信機におけるコ―ド判別方法Info
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- JP2529291B2 JP2529291B2 JP62212227A JP21222787A JP2529291B2 JP 2529291 B2 JP2529291 B2 JP 2529291B2 JP 62212227 A JP62212227 A JP 62212227A JP 21222787 A JP21222787 A JP 21222787A JP 2529291 B2 JP2529291 B2 JP 2529291B2
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- Circuits Of Receivers In General (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、ラジオデータシステムの受信機（以下RDS
受信機と称す）におけるコード判別方法に関する。
受信機と称す）におけるコード判別方法に関する。
背景技術 放送局の放送の際にその番組内容に関連する情報等の
放送関連情報をデータとして多重変調にて送信し、受信
側にてこれを復調したデータに基づいて所望の番組内容
を選択できるようにしてラジオ聴取者に対してそのサー
ビスを提供できるようにしたラジオデータシステム（RD
S）がある。
放送関連情報をデータとして多重変調にて送信し、受信
側にてこれを復調したデータに基づいて所望の番組内容
を選択できるようにしてラジオ聴取者に対してそのサー
ビスを提供できるようにしたラジオデータシステム（RD
S）がある。
このラジオデータシステムにおいては、FM変調波の周
波数帯域外で19KHzのステレオパイロット信号の３次高
調波である57KHzを副搬送波とし、この副搬送波をフィ
ルタリングされかつバイフェーズ（Biphase）コード化
された番組内容等の放送に関連する情報を示すデータ信
号により振幅変調してラジオデータ信号とし、この振幅
変調された副搬送波を主搬送波に周波数変調して放送す
るようになされている。
波数帯域外で19KHzのステレオパイロット信号の３次高
調波である57KHzを副搬送波とし、この副搬送波をフィ
ルタリングされかつバイフェーズ（Biphase）コード化
された番組内容等の放送に関連する情報を示すデータ信
号により振幅変調してラジオデータ信号とし、この振幅
変調された副搬送波を主搬送波に周波数変調して放送す
るようになされている。
ラジオデータ信号は、そのベースバンドコーディング
構造を示す第４図から明らかなように、104ビットを１
グループとして繰り返し多重伝送される。１つのグルー
プは各々26ビット構成の４ブロックからなり、また各ブ
ロックは16ビットの情報ワードと10ビットのチェックワ
ードとからなっている。第５図において、ブロック１に
は番組認識（PI）コードが、ブロック２には交通番組識
別（TP）コード、番組アナウンス識別（TA）コード等の
識別コードが、ブロック３には同一番組を放送している
ネットワーク局の局周波数（AF）データが、ブロック４
には放送局名やネットワーク名等の番組サービス名情報
（PS）データがそれぞれ配置される。また、各グループ
はその内容に応じて４ビットにてタイプ０〜15の16通り
に区別され、さらに各タイプ（０〜15）に対しそれぞれ
A,Bの２つのバージョンが定義されており、これらの識
別コードはブロック２に配置されている。なお、ネット
ワーク局のAFデータはタイプ0Aグループのみで伝送さ
れ、PSデータはタイプ0A及び0Bグループで伝送されるよ
うになっている。またTPコードは各グループのブロック
２に配置されており、TAコードはタイプ0A,0B,15Bグル
ープのブロック２に配置されている。
構造を示す第４図から明らかなように、104ビットを１
グループとして繰り返し多重伝送される。１つのグルー
プは各々26ビット構成の４ブロックからなり、また各ブ
ロックは16ビットの情報ワードと10ビットのチェックワ
ードとからなっている。第５図において、ブロック１に
は番組認識（PI）コードが、ブロック２には交通番組識
別（TP）コード、番組アナウンス識別（TA）コード等の
識別コードが、ブロック３には同一番組を放送している
ネットワーク局の局周波数（AF）データが、ブロック４
には放送局名やネットワーク名等の番組サービス名情報
（PS）データがそれぞれ配置される。また、各グループ
はその内容に応じて４ビットにてタイプ０〜15の16通り
に区別され、さらに各タイプ（０〜15）に対しそれぞれ
A,Bの２つのバージョンが定義されており、これらの識
別コードはブロック２に配置されている。なお、ネット
ワーク局のAFデータはタイプ0Aグループのみで伝送さ
れ、PSデータはタイプ0A及び0Bグループで伝送されるよ
うになっている。またTPコードは各グループのブロック
２に配置されており、TAコードはタイプ0A,0B,15Bグル
ープのブロック２に配置されている。
TPコードは交通情報を送出する放送波であるか否かを
示す１ビットからなるコードである。すなわち、TPコー
ドが論理“0"の場合には交通情報を送出しない放送波で
あり、TPコードが論理“1"の場合には交通情報を送出す
る放送波である。通常、受信放送波から論理“1"のTPコ
ードを得ると受信機において所定のランプを点灯させて
聴取者が分るようになっている。また掃引受信機におい
ては掃引動作時にTPコードの内容を判別することにより
交通情報を送出する放送波のみを選局することができ
る。
示す１ビットからなるコードである。すなわち、TPコー
ドが論理“0"の場合には交通情報を送出しない放送波で
あり、TPコードが論理“1"の場合には交通情報を送出す
る放送波である。通常、受信放送波から論理“1"のTPコ
ードを得ると受信機において所定のランプを点灯させて
聴取者が分るようになっている。また掃引受信機におい
ては掃引動作時にTPコードの内容を判別することにより
交通情報を送出する放送波のみを選局することができ
る。
一方、TAコードは交通情報を送出中であるか否かを示
す１ビットからなるコードである。すなわち、TAコード
が論理“0"の場合には交通情報を送出中ではなく、TAコ
ードが論理“1"の場合には交通情報を送出中であること
を示す。車載オーディオシステムにおいて受信放送波か
ら論理“1"のTAコードを得るとテープデッキのプレー中
には自動的にテープデッキをポーズ状態として受信機の
交通情報受信状態に切り換えることが行なわれる。ま
た、受信機がミューティングされた受信待機状態である
ときに論理“1"のTAコードを得るとミューティングが解
除されて交通情報受信状態に切り換えることが行なわれ
る。
す１ビットからなるコードである。すなわち、TAコード
が論理“0"の場合には交通情報を送出中ではなく、TAコ
ードが論理“1"の場合には交通情報を送出中であること
を示す。車載オーディオシステムにおいて受信放送波か
ら論理“1"のTAコードを得るとテープデッキのプレー中
には自動的にテープデッキをポーズ状態として受信機の
交通情報受信状態に切り換えることが行なわれる。ま
た、受信機がミューティングされた受信待機状態である
ときに論理“1"のTAコードを得るとミューティングが解
除されて交通情報受信状態に切り換えることが行なわれ
る。
従って、受信したラジオデータからTP及びTAコードを
得る毎にTP及びTAコードの内容を正確に判別しなけれ
ば、オーディオシステムの誤動作を招来する可能性があ
る。
得る毎にTP及びTAコードの内容を正確に判別しなけれ
ば、オーディオシステムの誤動作を招来する可能性があ
る。
発明の概要 本発明は、上述した点に鑑みなされたもので、TP及び
TAコードの内容を正確に判別してオーディオシステムの
誤動作を防止することができるラジオデータ受信機にお
けるコード判別方法を提供することを目的とする。
TAコードの内容を正確に判別してオーディオシステムの
誤動作を防止することができるラジオデータ受信機にお
けるコード判別方法を提供することを目的とする。
本発明によるラジオデータ受信機におけるコード判別
方法は、２値を取り得る識別コード信号を含む放送波を
受信可能なRDS受信機におけるコード判別方法であり、
受信信号からコード信号成分を抽出して所定タイミング
で読み込み、その読み込み内容が２値の一方の値である
と第１所定回数以上連続して示すときにはコード信号の
内容が一方の値であると判別し、読み込み内容が２値の
他方の値であると第１所定回数と異なる第２所定回数以
上連続して示すときにはコード信号の内容が他方の値で
あると判別することを特徴としている。
方法は、２値を取り得る識別コード信号を含む放送波を
受信可能なRDS受信機におけるコード判別方法であり、
受信信号からコード信号成分を抽出して所定タイミング
で読み込み、その読み込み内容が２値の一方の値である
と第１所定回数以上連続して示すときにはコード信号の
内容が一方の値であると判別し、読み込み内容が２値の
他方の値であると第１所定回数と異なる第２所定回数以
上連続して示すときにはコード信号の内容が他方の値で
あると判別することを特徴としている。
実施例 以下、本発明の実施例を図に基づいて詳細に説明す
る。
る。
第１図は、本発明によるコード判別方法を適用したRD
S受信機の基本的な構成の概略を示すブロック図であ
る。この受信機においては、アンテナ１で受信されたFM
多重放送波はフロントエンド２で希望の局が選択され、
中間周波数（IF）に変換された後、IFアンプ３を介して
FM検波器４に供給される。フロントエンド２は、例え
ば、プログラマブル分周器を含むPLL回路を用いたPLLシ
ンセサイザー方式を採り、プログラマブル分周器の分周
比が後述するコントローラ14によって制御されることに
より選局動作を行なう構成となっている。FM検波器４の
検波出力はMPX（マルチプレクス）復調回路５に供給さ
れ、ステレオ放送の場合にはＬ（左）,R（右）チャンネ
ルのオーディオ信号に分離される。
S受信機の基本的な構成の概略を示すブロック図であ
る。この受信機においては、アンテナ１で受信されたFM
多重放送波はフロントエンド２で希望の局が選択され、
中間周波数（IF）に変換された後、IFアンプ３を介して
FM検波器４に供給される。フロントエンド２は、例え
ば、プログラマブル分周器を含むPLL回路を用いたPLLシ
ンセサイザー方式を採り、プログラマブル分周器の分周
比が後述するコントローラ14によって制御されることに
より選局動作を行なう構成となっている。FM検波器４の
検波出力はMPX（マルチプレクス）復調回路５に供給さ
れ、ステレオ放送の場合にはＬ（左）,R（右）チャンネ
ルのオーディオ信号に分離される。
また、FM検波器４の検波出力がフィルタ６を通過する
ことにより、バイフェーズコード化されたデータ信号に
よって振幅変調された57KHzの副搬送波、すなわちラジ
オデータ信号が抽出されPLL回路７で復調される。この
復調出力はディジタル（Ｄ）PLL回路８及びデコーダ９
に供給される。Ｄ−PLL回路８では、PLL回路７の復調出
力に基づいてデータ復調用のクロックが生成される。生
成されたクロックはゲート回路10に供給される。ロック
検出回路11はＤ−PLL回路８がロックしたことを検出し
てロック検出信号を発生し、これをゲート回路10に供給
して当該回路10を開（オープン）状態とすべく制御す
る。デコーダ９では、PLL回路７の復調出力であるバイ
フェーズコード化されたデータ信号がＤ−PLL回路８で
生成されたクロックに同期してデコードされる。
ことにより、バイフェーズコード化されたデータ信号に
よって振幅変調された57KHzの副搬送波、すなわちラジ
オデータ信号が抽出されPLL回路７で復調される。この
復調出力はディジタル（Ｄ）PLL回路８及びデコーダ９
に供給される。Ｄ−PLL回路８では、PLL回路７の復調出
力に基づいてデータ復調用のクロックが生成される。生
成されたクロックはゲート回路10に供給される。ロック
検出回路11はＤ−PLL回路８がロックしたことを検出し
てロック検出信号を発生し、これをゲート回路10に供給
して当該回路10を開（オープン）状態とすべく制御す
る。デコーダ９では、PLL回路７の復調出力であるバイ
フェーズコード化されたデータ信号がＤ−PLL回路８で
生成されたクロックに同期してデコードされる。
デコーダ９の出力データは、第４図に示す如く、26ビ
ット構成の４ブロックからなる104ビットのグループ単
位となっており、順次グループ，ブロック同期＆エラー
検出回路12に供給される。グループ，ブロック同期＆エ
ラー検出回路12では、各ブロックの10ビットのチェック
ワードにそれぞれ割り当てられた10ビットのオフセット
ワードに基づいてグループとブロック同期がとられると
共に、チェックワードに基づいて16ビットの情報ワード
のエラー検出が行なわれる。そして、エラー検出された
データは次段のエラー訂正回路13でエラー訂正された後
コントローラ14に供給される。
ット構成の４ブロックからなる104ビットのグループ単
位となっており、順次グループ，ブロック同期＆エラー
検出回路12に供給される。グループ，ブロック同期＆エ
ラー検出回路12では、各ブロックの10ビットのチェック
ワードにそれぞれ割り当てられた10ビットのオフセット
ワードに基づいてグループとブロック同期がとられると
共に、チェックワードに基づいて16ビットの情報ワード
のエラー検出が行なわれる。そして、エラー検出された
データは次段のエラー訂正回路13でエラー訂正された後
コントローラ14に供給される。
コントローラ14はマイクロコンピュータによって構成
され、グループ単位で順次入力されるラジオデータ中の
各ブロックのコード情報、すなわち現在受信中の放送局
の番組内容に関連するラジオデータ情報を取り込んでメ
モリ15に記憶しておく。また操作部16からの選局指令に
基づいてフロントエンド２の一部を構成するPLL回路の
プログラマブル分周器（図示せず）の分周比を制御する
ことによって選局動作を行なう。なお、選局された受信
周波数はメモリ15に書き込まれる。
され、グループ単位で順次入力されるラジオデータ中の
各ブロックのコード情報、すなわち現在受信中の放送局
の番組内容に関連するラジオデータ情報を取り込んでメ
モリ15に記憶しておく。また操作部16からの選局指令に
基づいてフロントエンド２の一部を構成するPLL回路の
プログラマブル分周器（図示せず）の分周比を制御する
ことによって選局動作を行なう。なお、選局された受信
周波数はメモリ15に書き込まれる。
なお、メモリ15はAFデータ等のデータが書き込まれる
不揮発性のRAMと、プログラム及びデータが予め書き込
まれたROMとからなる。
不揮発性のRAMと、プログラム及びデータが予め書き込
まれたROMとからなる。
次に、本発明のコード判別方法の手順を示すコントロ
ーラ14のプロセッサの動作について第２図に示したフロ
ー図に従って説明する。
ーラ14のプロセッサの動作について第２図に示したフロ
ー図に従って説明する。
プロセッサは、所定タイミング毎に先ず、エラー訂正
回路13から供給されるデータを入力し（ステップ51）、
交通情報を放送する放送波を受信中を示すフラグFTPが
１に等しいか否かを判別する（ステップ52）。FTP＝０
ならば、交通情報を放送する放送波を受信中でないと既
に判別されているので、入力データ中のTPコードの内容
が論理“0"であるか否かを判別する（ステップ53）。TP
コード＝論理“0"ならば、交通情報を放送する放送波の
受信中でないということが変化していないのでカウンタ
値CTを第１所定値に設定する（ステップ54）。しかしな
がら、TPコード＝論理“1"ならば、交通情報を放送する
放送波を受信していない状態から交通情報を放送する放
送波を受信中の状態に変化したと見做すことができるの
でカウンタ値CTから１を減算し（ステップ55）、カウン
タ値CTが０に達したか否かを判別する（ステップ56）。
CT＞０ならば、本ルーチンを一旦終了して所定タイミン
グで本ルーチンを再度処理する。CT＝０ならば、本ルー
チンを繰り返して処理したことにより第１所定値の回数
だけTPコード＝論理“1"と判別したので交通情報を放送
する放送波を受信していると判断してフラグFTPに１を
セットする（ステップ57）。
回路13から供給されるデータを入力し（ステップ51）、
交通情報を放送する放送波を受信中を示すフラグFTPが
１に等しいか否かを判別する（ステップ52）。FTP＝０
ならば、交通情報を放送する放送波を受信中でないと既
に判別されているので、入力データ中のTPコードの内容
が論理“0"であるか否かを判別する（ステップ53）。TP
コード＝論理“0"ならば、交通情報を放送する放送波の
受信中でないということが変化していないのでカウンタ
値CTを第１所定値に設定する（ステップ54）。しかしな
がら、TPコード＝論理“1"ならば、交通情報を放送する
放送波を受信していない状態から交通情報を放送する放
送波を受信中の状態に変化したと見做すことができるの
でカウンタ値CTから１を減算し（ステップ55）、カウン
タ値CTが０に達したか否かを判別する（ステップ56）。
CT＞０ならば、本ルーチンを一旦終了して所定タイミン
グで本ルーチンを再度処理する。CT＝０ならば、本ルー
チンを繰り返して処理したことにより第１所定値の回数
だけTPコード＝論理“1"と判別したので交通情報を放送
する放送波を受信していると判断してフラグFTPに１を
セットする（ステップ57）。
一方、ステップ52において、FTP＝１ならば、交通情
報を放送する放送波を受信中であると既に判別されてい
るので、入力データ中のTPコードの内容が論理“1"であ
るか否かを判別する（ステップ58）。TPコード＝論理
“1"ならば、交通情報を放送する放送波の受信中である
ということが変化していないのでカウンタ値CTを第２所
定値に設定する（ステップ59）。この第２所定値は第１
所定値より大であり、例えば、第２所定値は第１所定値
の２倍より大である。しかしながら、TPコード＝論理
“0"ならば、交通情報を放送する放送波の受信中から交
通情報を放送する放送波を受信していない状態に変化し
たと見做すことができるのでカウンタ値CTから１を減算
し（ステップ60）、カウンタ値CTが０に達したか否かを
判別する（ステップ61）。CT＞０ならば、本ルーチンを
一旦終了して所定タイミングで本ルーチンを再度処理す
る。CT＝０ならば、本ルーチンを繰り返して処理したこ
とにより第１所定値の回数だけTPコード＝論理“0"と判
別したので交通情報を放送する放送波を受信していない
と判断してフラグFTPを０にリセットする（ステップ6
2）。
報を放送する放送波を受信中であると既に判別されてい
るので、入力データ中のTPコードの内容が論理“1"であ
るか否かを判別する（ステップ58）。TPコード＝論理
“1"ならば、交通情報を放送する放送波の受信中である
ということが変化していないのでカウンタ値CTを第２所
定値に設定する（ステップ59）。この第２所定値は第１
所定値より大であり、例えば、第２所定値は第１所定値
の２倍より大である。しかしながら、TPコード＝論理
“0"ならば、交通情報を放送する放送波の受信中から交
通情報を放送する放送波を受信していない状態に変化し
たと見做すことができるのでカウンタ値CTから１を減算
し（ステップ60）、カウンタ値CTが０に達したか否かを
判別する（ステップ61）。CT＞０ならば、本ルーチンを
一旦終了して所定タイミングで本ルーチンを再度処理す
る。CT＝０ならば、本ルーチンを繰り返して処理したこ
とにより第１所定値の回数だけTPコード＝論理“0"と判
別したので交通情報を放送する放送波を受信していない
と判断してフラグFTPを０にリセットする（ステップ6
2）。
よって、フラグFTPが０に等しく交通情報を放送する
放送波を受信していない場合には、入力データからTPコ
ード＝論理“1"であることを第１所定値の回数だけ読み
込んだときに交通情報を放送する放送波を受信したと判
断してフラグFTPが１に等しくされる。またまフラグFTP
が１に等しく交通情報を放送する放送波を受信している
場合には、入力データからTPコード＝論理“0"であるこ
とを第１所定値より大なる第２所定値の回数だけ読み込
んだときに交通情報を放送する放送波を受信しなくなっ
たと判断してフラグFTPが０に等しくされる。フラグFTP
が１のときに受信機においてランプ（図示せず）を点灯
させて聴取者に対し現在受信中の放送局は交通情報を送
出する放送局であることを知らせる。
放送波を受信していない場合には、入力データからTPコ
ード＝論理“1"であることを第１所定値の回数だけ読み
込んだときに交通情報を放送する放送波を受信したと判
断してフラグFTPが１に等しくされる。またまフラグFTP
が１に等しく交通情報を放送する放送波を受信している
場合には、入力データからTPコード＝論理“0"であるこ
とを第１所定値より大なる第２所定値の回数だけ読み込
んだときに交通情報を放送する放送波を受信しなくなっ
たと判断してフラグFTPが０に等しくされる。フラグFTP
が１のときに受信機においてランプ（図示せず）を点灯
させて聴取者に対し現在受信中の放送局は交通情報を送
出する放送局であることを知らせる。
第３図は入力データ中のTAコードについて判別する場
合のフロー図を示している。この場合には第２図におけ
るFTP、TPがFTA、TAに各々代っただけでそれ以外はTPコ
ードの判別と同様であるので説明を省略する。このフラ
グFTAが１のときには車載オーディオシステムにおいて
テープデッキのプレー中には自動的にテープデッキをポ
ーズ状態として交通情報受信状態に切り換えることが行
なわれる。
合のフロー図を示している。この場合には第２図におけ
るFTP、TPがFTA、TAに各々代っただけでそれ以外はTPコ
ードの判別と同様であるので説明を省略する。このフラ
グFTAが１のときには車載オーディオシステムにおいて
テープデッキのプレー中には自動的にテープデッキをポ
ーズ状態として交通情報受信状態に切り換えることが行
なわれる。
なお、上記した実施例においては、２値を取り得る識
別コード信号としてTA及びTPについて説明したが、これ
に限らず、２値を取り得る他の識別コード信号の判別に
も本発明を適用することができる。
別コード信号としてTA及びTPについて説明したが、これ
に限らず、２値を取り得る他の識別コード信号の判別に
も本発明を適用することができる。
発明の効果 以上説明したように、本発明のラジオデータ受信機に
におけるコード判別方法においては、受信信号からコー
ド信号成分の読み込み内容が２値の一方の値であると第
１所定回数以上連続して示すときにはコード信号の内容
が前記一方の値であると判別し、読み込み内容が２値の
他方の値であると第２所定回数以上連続して示すときに
はコード信号の内容が前記他方の値であると判別する。
よって、ラジオデータ放送波の受信により得た例えば、
TP、TAコードを複数回読み込み、その読み込み内容を連
続して同一であるか確認するのでコード信号の内容を正
確に判別することができ、オーディオシステムの誤動作
を防止することができる。また、第１所定回数と第２所
定回数とを異なしめることにより、識別コード信号の２
値の他方の値から一方の値に変化した場合の判別を一方
の値から他方の値に変化した場合の判別よりも確実性が
あるものとすることができる。例えば、上記のTPコード
の場合、交通情報を送出する放送波を受信しているとき
に交通情報を送出する放送波の受信の停止とTPコードを
誤判別することは、ユーザに新たな交通情報を送出する
放送を無駄に選局させることになるので、交通情報を送
出する放送波の受信を停止しているときに交通情報を送
出する放送波の受信とTPコードを誤判別する場合よりも
慎重になる必要があるからである。また、TAコードの場
合、交通情報受信状態にあるときに交通情報を送出中で
ないとTAコードを誤判別することは聴取していた交通情
報が中断されてしまうという不都合を生じるので、交通
情報の非受信状態にあるときに交通情報を送出中とTAコ
ードを誤判別する場合よりも慎重になる必要があるから
である。よって、第１所定回数と第２所定回数とを異な
る数値にすることにより、このようなTP、TA等の識別コ
ードの内容判別においてその誤判別が及ぼす影響度に応
じてより確実な判別結果を得ることができる。
におけるコード判別方法においては、受信信号からコー
ド信号成分の読み込み内容が２値の一方の値であると第
１所定回数以上連続して示すときにはコード信号の内容
が前記一方の値であると判別し、読み込み内容が２値の
他方の値であると第２所定回数以上連続して示すときに
はコード信号の内容が前記他方の値であると判別する。
よって、ラジオデータ放送波の受信により得た例えば、
TP、TAコードを複数回読み込み、その読み込み内容を連
続して同一であるか確認するのでコード信号の内容を正
確に判別することができ、オーディオシステムの誤動作
を防止することができる。また、第１所定回数と第２所
定回数とを異なしめることにより、識別コード信号の２
値の他方の値から一方の値に変化した場合の判別を一方
の値から他方の値に変化した場合の判別よりも確実性が
あるものとすることができる。例えば、上記のTPコード
の場合、交通情報を送出する放送波を受信しているとき
に交通情報を送出する放送波の受信の停止とTPコードを
誤判別することは、ユーザに新たな交通情報を送出する
放送を無駄に選局させることになるので、交通情報を送
出する放送波の受信を停止しているときに交通情報を送
出する放送波の受信とTPコードを誤判別する場合よりも
慎重になる必要があるからである。また、TAコードの場
合、交通情報受信状態にあるときに交通情報を送出中で
ないとTAコードを誤判別することは聴取していた交通情
報が中断されてしまうという不都合を生じるので、交通
情報の非受信状態にあるときに交通情報を送出中とTAコ
ードを誤判別する場合よりも慎重になる必要があるから
である。よって、第１所定回数と第２所定回数とを異な
る数値にすることにより、このようなTP、TA等の識別コ
ードの内容判別においてその誤判別が及ぼす影響度に応
じてより確実な判別結果を得ることができる。
第１図は本発明によるコード判別方法を適用したRDS受
信機の基本的な構成の概略を示すブロック図、第２図及
び第３図は第１図の受信機中のコントローラ内のプロセ
ッサの動作を示すフロー図、第４図はラジオデータのベ
ースバンドコーディング構造を示す図、第５図はタイプ
0Aグループのフォーマットを示す図である。 主要部分の符号の説明 ２……フロントエンド、４……FM検波器 ５……マルチプレクス復調回路 ８……ディジタルPLL回路 ９……デコーダ、14……コントローラ
信機の基本的な構成の概略を示すブロック図、第２図及
び第３図は第１図の受信機中のコントローラ内のプロセ
ッサの動作を示すフロー図、第４図はラジオデータのベ
ースバンドコーディング構造を示す図、第５図はタイプ
0Aグループのフォーマットを示す図である。 主要部分の符号の説明 ２……フロントエンド、４……FM検波器 ５……マルチプレクス復調回路 ８……ディジタルPLL回路 ９……デコーダ、14……コントローラ
Claims (1)
- 【請求項１】２値を取り得る識別コード信号を含むラジ
オデータ放送波を受信可能なラジオデータ受信機におけ
るコード判別方法であって、受信信号から前記コード信
号成分を抽出して所定タイミングで読み込み、その読み
込み内容が２値の一方の値であると第１所定回数以上連
続して示すときにはコード信号の内容が前記一方の値で
あると判別し、読み込み内容が２値の他方の値であると
第１所定回数と異なる第２所定回数以上連続して示すと
きにはコード信号の内容が前記他方の値であると判別す
ることを特徴とするラジオデータ受信機におけるコード
判別方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62212227A JP2529291B2 (ja) | 1987-08-26 | 1987-08-26 | ラジオデ―タ受信機におけるコ―ド判別方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62212227A JP2529291B2 (ja) | 1987-08-26 | 1987-08-26 | ラジオデ―タ受信機におけるコ―ド判別方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6454947A JPS6454947A (en) | 1989-03-02 |
| JP2529291B2 true JP2529291B2 (ja) | 1996-08-28 |
Family
ID=16619061
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62212227A Expired - Fee Related JP2529291B2 (ja) | 1987-08-26 | 1987-08-26 | ラジオデ―タ受信機におけるコ―ド判別方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2529291B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE69225992T2 (de) * | 1991-04-01 | 1998-10-22 | Sony Corp | RDS-Empfänger |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS648849U (ja) * | 1987-07-07 | 1989-01-18 |
-
1987
- 1987-08-26 JP JP62212227A patent/JP2529291B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6454947A (en) | 1989-03-02 |
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