JP2528976B2 - 産業用車両の脱着式lpgボンベ周辺構造 - Google Patents

産業用車両の脱着式lpgボンベ周辺構造

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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は産業用車両の脱着式LPGボンベ周辺構造、例
えばフォークリフトトラック等の産業用車両に取付けら
れた脱着式LPGボンベ周辺構造に関する。
(従来の技術) 近年、LPG、すなわち、液化石油ガスはガソリンに比
べて安価であり、かつ気体燃料のため寒冷時の始動性も
良好であるので、高圧ボンベに充填しタクシーその他、
産業用車両、特にフォークリフトトラック用の燃料とし
て使用されて来た。産業用車両は工事現場または工場内
走行が主体であり、LPGの補充はタクシーのように市内
走行が難しく、通常は工事現場または工場内にLPGを充
填した高圧のLPGボンベを準備しておき、必要に応じてL
PGボンベを取換え変換する方法がとられている。このた
め、第7図に示すように、フォークリフトトラックは、
後部車体のカウンタウエイト2の上部にボンベを取付け
る架台を設けて、ボンベの脱着交換ができるようにして
いる。
従来の産業用車両の脱着式LPGボンベ周辺構造として
は、例えば、第8、9図に示すようなものがある。LPG
ボンベ周辺構造1は、カウンタウエイト2の上部に固定
され車両の前側から後側に傾斜した断面円弧状の上面部
を有する固定架台3と、固定架台3の前側上部に回動自
在にピンヒンジ5aにより結合し、ボンベ4の上側に沿っ
て後側まで延在し固定架台3の後側にフック5bにより結
合した回動側ブラケット5と、を有している。回動側ブ
ラケット5の外側にはボンベ4の上方全体を覆う一枚の
日除けカバー6が設けられ、日除けカバー6は回動側ブ
ラケット5の上部にスティーおよびボルトにより一体的
に取付られている。
また、従来の産業用車両の脱着式LPGボンベ周辺構造
として、第10図に示すようなものがあり、第8図に示す
ものと同じ構成部品は同じ符号をつける。第10図に示す
LPGボンベ周辺構造7はカウンタウエイト2上に固定さ
れた台形状側面を有する固定架台8にピンヒンジ結合8a
により回動自在に取付けられ円弧状の帯状固定側ブラケ
ット9と、固定側ブラケット9の両端部に回動自在に係
合し、ボンベ4の外周方向に分割した帯状の回動ブラケ
ット10とを有し、固定側ブラケット9と回動側ブラケッ
ト10とよりボンベ4を保持し、車体であるカウンタウエ
イト2上に保持している。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、第8図に示す脱着式LPGボンベ周辺構
造1は、回動側ブラケット5と日除けカバー6とがボル
ト等により一体的に取付けられこの重量が大であり、さ
らに回動側ブラケット5をピンヒンジ5aを中心に回動す
る際、他の部材(運転者のシート)に干渉する。さら
に、固定架台3がカウンタウエイト2に固定されている
ので車体上でボンベ4が移動できず車体下からボンベ4
までの距離が遠くボンベ4の交換が難しいという問題点
がある。
また、第10図に示す産業用車両の脱着式LPGボンベ周
辺構造7は、ボンベ4をピンヒンジ結合8aを中心に回動
することにより、ボンベ4は交換できるが、日除けカバ
ーが取付けられておらず、高圧のボンベ4に直接に直射
日光があたり、保安防災上好ましくないという問題点が
ある。
そこで本発明は、ボンベ脱着時の車体の下からボンベ
までの距離を短縮し、ボンベの脱着を容易にするととも
に、ボンベへの直射日光の照射を防止でき、保安防災上
の信頼性の高い産業用車両の脱着式LPGボンベ周辺構造
を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明に係る産業用車両の脱着式LPGボンベ周辺構造
は、LPGを充填したボンベを保持するとともに車体外方
に移動可能に該ボンベを車体上に取付ける移動付手段
と、前記ボンベの外側の一部を覆う日除け部材と、を備
え、前記日除け部材は前記移動取付手段に回動自在に取
付けた一端部から他端部に向けて多分割され、各分割部
分がそれぞれ屈曲自在に連結することを特徴としてい
る。
(作用) 本発明では、まず、移動取付手段により車体上のボン
ベを車体外方に移動し、次いで、ボンベの外側を覆う日
除け部材の他端部側を取外して、各分割部分を車体上の
一端部側から車体に沿い、かつ車体下に向かって上下方
向になるよう連結部を屈曲させることにより、日除け部
材は全体をジグザグ状に小さく屈曲して車体の外側に沿
って配置され、車体の外方に大きく突出することがなく
なる。したがって、車体下から車体上のボンベまで距離
が短縮でき、ボンベの脱着が容易になる。さらに、通常
はボンベが日除け部材に覆われているので、保安防災上
の信頼性が高い。
(実施例) 以下、本発明の実施例の図面に基づき説明する。
第1〜6図は本発明の係る産業用車両の脱着式LPGボ
ンベ周辺構造の一実施例を示す図であり、フォークリフ
トトラックに適用した例である。
まず、構成につき説明する。第1〜4図において、11
は産業用車両の脱着式LPGボンベ周辺構造(以下、単に
ボンベ周辺構造という)であり、ボンベ周辺構造11は、
フォークリフトトラックの後部車体のカウンターウエイ
ト12上に固定され車幅方向に離隔して車体上方向突出し
た、台形板状の固定架台13と、固定架台13の上部の孔に
ピンヒンジ結合14して車両の前後方向に回動可能な一対
の固定側ブラケット15と、を有している。第3図に示す
17はプレートである。
固定側ブラケット15は半円弧状の板状の支持ブラケッ
ト15aの端部に固定され、円筒状のLPGを充填したボンベ
16を保持するための円弧状の帯体15bと、を有してい
る。固定側ブラケット15は、第1図に示すボンベ16を車
両に装着状態からピンヒンジ係合14を支点に固定側ブラ
ケット15を車両の後方に回動させることにより、ボンベ
16を車体の外側に、すなわち、第5図Bに示すように、
車体の後端12A側に移動可能である。固定側ブラケット1
5は、支持ブラケット15aの前側および後側に固定架台13
の基板13aに当接する棒状の2つのピンフック15d,15eを
有している。固定架台13の基板13a上には、車両の前後
方向に摺動するスライドピン13dが設けられ、スライド
ピン13bは、LPGボンベ16を車両に装着状態では前側のピ
ンフック15dに係合して固定側ブラケット15を固定し、
ボンベ16が車体の後端12A側に移動したときには、後側
のピンフック15eと係合して固定側ブラケット15を固定
するようにされている。
ボンベ16の外周は固定側ブラケット15の帯体15bの両
端部15cに回動可能に係合するとともに、固定側ブラケ
ット15と協同してボンベ16を保持する回動側ブラケット
18が設けられている。回動側ブラケット18はボンベ16の
上側で2分割した長短2つの帯体18A,18Bを有し、それ
ぞれの一端部18aは支持ブラケット15aの両端部15cのス
リットにそれぞれ噛み合うヒンジ結合をしている。
車両の前側の長い帯体18Aの他端部18bには長さを調節
するアジャスト機構付きフック20がブラケット20Aを介
して固定され、車両の後側の短い帯体18Bの他端部18cに
は、フック20に係合し、ワンタッチ式の操作によりボン
ベ16の外周を締結できる締結レバー21が固定されてい
る。
固定架台13、固定側ブラケット15、回動側ブラケット
18およびこれらに取付けられた、フック20および締結レ
バー21は移動取付手段19を構成している。
ボンベ16の外側には、ボンベ16の上部側および車両後
部側を覆い、長短2つの回動側ブラケット18間に跨がる
日除けカバー23が設けられている。日除けカバー23の後
側の一端部23aは、一対の固定側ブラケット15の帯体15b
の後側の端部15cの近傍に、端部15c側から外側に突出し
たブラケット22の先端部22aのスリットにスリット噛合
ヒンジ係合して回動自在に取付けられている。日除けカ
バー23は車両後側の一端部23aからボンベ16の上側を通
り車両の前側に向かって2分割され、ボンベ16の後側を
覆う後カバー23Aとボンベ16の上側および前側の一部を
覆う前カバー23Bとから構成されている。後カバー23Aと
前カバー23Bとは、互いにヒンジ結合24して屈曲自在に
連結している。前カバー23Bには前カバー23Bの上部外側
に固定されたフック25と、フック25に係合可能なリング
を有する締結レバー26を遊貫する孔27とが設けられてい
る。締結レバー26は前述のフック20を帯体18Aに固定す
るブラケット20Aの外側部20aに固定されている。
次に、作用について説明する。
第5、6図において、第5図Aはボンベ16が車体に装
着された状態を示す。固定側ブラケット15と回動側ブラ
ケット18はボンベ16を保持し、固定側ブラケット15のピ
ンフック15dは固定架台13上のスライドピン13bに係合し
て、ボンベ16を車体上に固定保持している。ボンベ16は
その上側および後側を日除けカバー23に覆われ直射日光
から遮蔽されているので、保安、防災上は十分信頼でき
る。
また、ボンベ16を取換変換する際には、まず、固定架
台13のスライドピン13bを外方に引き、ピンフック15dと
スライドピン13dとの係合を解き、固定側ブラケット15
をピンヒンジ係合14のピンを支点に回動させて第5図B
に示すように、ボンベ16を車体外方に移動させる。そし
て、ボンベ16が車体12の後端12Aからさらに後方に突出
するようにしてピンフック15eをスライドピン13dに係合
して固定する。
次いで、締結レバー26を上げて締結レバー26とフック
25との係合を解き、日除けカバー23をブラケット22の先
端部22aとヒンジ係合する一端部23aを中心に車体の後方
に回動させる。ボンベ16は車体の後端12Aから後方に突
出しているので、日除けカバー23の後カバー23Aは車体
上から車体の後側に沿い、さらに車体下に向って上下方
向になる。日除けカバー23はヒンジ結合24により屈曲可
能に2分割されているので、日除けカバー23の後カバー
23Aと前カバー23Bとはヒンジ結合24によりさらに屈曲
し、後カバー23Bは車体の後側に沿って前カバー23Aのヒ
ンジ結合24からさらに下方に垂下する。したがって、日
除けカバー23は車体上から車体下にほぼ上下方向にな
り、日除けカバー23の垂下した下端部、すなわち、他端
部23bと車体12との距離Lは大幅に短縮される。このた
め、従来のものに比較し、車体下からボンベ16までの前
後方向の距離は大幅に短縮される。
次いで、締結レバー21とフック20との係合を解除して
前側の帯体18Aは車体前側に回動し、後側の帯体18Bはヒ
ンジ結合する一端部18aを回動させ、日除けカバー23上
に重ねるように上下方向に垂下させる。そして、使用済
のボンベ16を車体上から取り外し、新しいボンベ16と交
換する。
日除けカバー23が車体の後側で上下方向に位置し、車
体下からボンベ16まで距離が大幅に短縮されるので、ボ
ンベ16の交換は容易で迅速にでき、ボンベ16の交換作業
の能率が大幅に向上する。
また、日除けカバー23は車体の後側に沿って上下に位
置しているので、車体のカウンターウエイトの前方に設
けられているラジエータ30およびマフラー31からの熱気
からボンベ交換者を保護する。32はクーリングファンで
ある。したがって、エンジンを停止することなくボンベ
の交換ができるという利点もある。
(効果) 以上説明したように、本発明によれば、ボンベを車体
外方に移動可能な移動取付手段を設け、かつ移動取付手
段に多分割され屈曲自在な日除け部材を回動自在に取付
けることにより、ボンベを車体の外端に移動し、日除け
部材を前後方向に短縮して、ボンベ脱着時の車体下から
ボンベまでの距離を短縮し、ボンベの脱着を容易にする
とともに、ボンベへの直射日光の照射を防止でき、保安
・防災上の信頼性を大幅に向上できる。
【図面の簡単な説明】
第1〜6図は本発明に係る産業用車両の脱着式LPGボン
ベ周辺構造の一実施例を示す図であり、第1図はその側
面図、第2図はその一部上面図、第3図はその車両に取
付時の一部上面図、第4図その車両装着時の一部後面
図、第5〜6図はその作用を示す図であり、第5図はそ
の第1ステップを示す側面図、第6図はその第2ステッ
プをしめす側面図である。第7〜10図は従来の産業用車
両の脱着式LPGボンベ周辺構造を示す図であり、第7図
はその全体斜視図、第8図はその一部側面図、第9図は
その一部上面図、第10図はその他の例を示す一部側面図
である。 11……産業用車両の脱着式LPGボンベ周辺構造、 12……カウンターウエイト(車体)、 13……固定架台(移動取付手段)、 15……固定側ブラケット(移動取付手段)、 16……ボンベ、 18……回動側ブラケット(移動取付手段)、 23……日除けカバー(日除け部材)、 23A……後カバー(分割部分)、 23B……前カバー(分割部分)。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】LPGを充填したボンベを保持するとともに
    車体外方に移動可能に該ボンベを車体上に取付ける移動
    取付手段と、前記ボンベの外側の一部を覆う日除け部材
    と、を備え、前記日除け部材は前記移動取付手段に回転
    自在に取付けた一端部から他端部に向けて多分割され、
    各分割部分がそれぞれ屈曲自在に連結することを特徴と
    する産業用車両の脱着式LPGボンベ周辺構造。
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