JP2528353Y2 - ドアの自動開閉装置 - Google Patents

ドアの自動開閉装置

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JP2528353Y2
JP2528353Y2 JP3844692U JP3844692U JP2528353Y2 JP 2528353 Y2 JP2528353 Y2 JP 2528353Y2 JP 3844692 U JP3844692 U JP 3844692U JP 3844692 U JP3844692 U JP 3844692U JP 2528353 Y2 JP2528353 Y2 JP 2528353Y2
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JP
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door
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axis
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友喜 篠崎
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Okuma Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はNC旋盤におけるドアの
自動開閉装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近のNC旋盤は、ロボット等ワーク搬
送装置を用いた自動化対応機が多くなり、切粉カバーの
ドアは自動開閉装置付が普通になった。従来のドアの開
閉装置は、エアシリンダ式が多く用いられており、図3
に示すように固定カバー103,104に設けられたド
ア101を、エアシリンダ102により自動開閉するも
ので、105はドア開確認用リミットスイッチ、106
はドア閉確認用リミットスイッチ、107はリミットス
イッチに当接するドッグである。エアシリンダ102に
供給する圧力空気の制御部材は、108が流量制御弁、
109が方向制御弁、110がサイレンサー、111が
フィルタ、112が圧力調整弁、113が圧力計、11
4がエア源である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来の技術のエアシリ
ンダ式ドア開閉装置は、エアシリンダをはじめ多くの圧
力空気制御部材が必要で、コスト高になるという問題点
を有している。本考案は従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みなされたものであり、その目的とするとこ
ろは殆ど原価のかからない簡素にして確実なドア自動開
閉装置を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本考案におけるドアの自動開閉装置は、NC装置にお
ける切粉カバーのZ軸方向に移動可能なドアの自動開閉
装置であって、刃物台に係合ピンを固着し、該係合ピン
が前記刃物台のX軸移動で係脱自在に係合される係合駒
を前記ドアに設けてなり、刃物台のZ軸移動でドアの開
閉を行うものである。
【0005】
【作用】NC装置よりドア開指令が出ると、刃物台の移
動で係合ピンをドアの係合駒に係合したのち、刃物台の
Z軸移動でドアを開き、刃物台は一旦初期位置に移動す
る。次にドア閉指令が出ると刃物台の移動で再び係合ピ
ンを係合駒に係合したのち刃物台のZ軸移動でドアが閉
じ、刃物台が初期位置に移動する。
【0006】
【実施例】実施例について図1,図2を参照して説明す
る。床上に設置されたベッド1の左側に主軸台2が固着
されており、主軸台2に主軸3が図示しない複数の軸受
により回転可能に軸承され、主軸3の先端にチャック4
が嵌着されている。ベッド1の右側に心押台5がZ軸方
向に位置変更可能に固定されており、心押台5に心押軸
6が軸方向移動可能に嵌挿され、心押軸先端のテーパ穴
に回転センタ7が挿着されている。更にベッド1上には
Z軸方向の案内が設けられており、このZ軸方向の案内
上にサドル8が移動位置決め可能に載置されている。サ
ドル8は上面にX軸方向の案内を有し、このX軸方向の
案内上に刃物台9が移動位置決め可能に載置されてい
る。刃物台9にはタレット11がZ軸方向の旋回中心軸
のまわりで旋回割出し可能に設けられており、タレット
11の外周に工具Tを着脱可能に取付ける複数の工具取
付ステーションが設けられている。
【0007】このように構成されている本機は、固定カ
バー12,13により中央部の上面と前面の開口部を除
き全体が覆われており、この開口部をZ軸移動して開閉
するドア14が取付けられている。ドア14にはドッグ
15が固着されており、固定カバー12の対応位置に開
端位置確認用リミットスイッチLS1と閉端位置確認用
リミットスイッチLS2が固着されている。更にドア1
4の右端部に係合駒16が固着されており、係合駒16
は刃物台9側に開口する凹部16aを有して、刃物台9
の対応位置に係合ピン17が凹部16aに向けて固着さ
れている。そして係合ピン17は刃物台9のX軸移動で
係合駒16に係脱自在に係合され、係合状態におけるサ
ドル8のZ軸移動で、ドア14が開閉されるようになっ
ている。
【0008】続いて本実施例の作用について図2のフロ
ーチャートに従って説明する。ステップS1において、
NC装置よりドア開指令が出ると、ステップS2におい
て、ドア閉確認信号がリミットスイッチLS2より出て
いるかが確認され、YESの場合にはサドル8をZ軸移
動して刃物台9に固着の係合ピン17がドアの係合駒1
6の凹部16aと同一X線上になるよう位置決めしたの
ち、刃物台9をX軸方向係合駒16側に移動して係合ピ
ン17を係合駒16に係合する。次いでステップS4に
おいて、サドル8をZ軸方向主軸台2側に移動してドア
14を開き、ステップS5において、ドア開確認信号が
リミットスイッチLS1より出たかが確認され、NOの
場合にはステップS4に戻される。またYESの場合に
はステップS6において、刃物台9がX軸方向主軸中心
線側に移動して係合ピン17と係合駒16との係合が解
除され、ステップS7において、刃物台9を加工プログ
ラムの初期位置に移動する。
【0009】またステップS2において、NOの場合に
はステップS8において、再びドア開確認信号がリミッ
トスイッチLS1から出ているかが確認され、YESの
場合にはステップS7に飛び、NOの場合にはステップ
S9において、アラーム停止となる。以上はドアを開く
場合のみの手順説明であるが、ドアを閉じる場合もほぼ
同様の手順のため説明を省略する。また複数の同一工作
物を連続加工する場合、工作物Wの着脱動作の間、係合
ピン17を係合駒16に係合させたまま刃物台9を開端
位置で待機させ、工作物の着脱終了後、ドア閉指令で直
ちにサドル8をZ軸移動してドアを閉じるようにするこ
ともできる。
【0010】
【考案の効果】本考案は上述のとおり構成されているの
で次に記載する効果を奏する。NC旋盤の刃物台の軸制
御動作を利用してドアの開閉を行うようにしたので、殆
ど原価がかからない簡素かつ確実なドア自動開閉装置と
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のドア自動開閉装置付NC旋盤の正面
図である。
【図2】本実施例の作用説明用フローチャート図であ
る。
【図3】従来の技術のエアシリンダ式ドア自動開閉装置
の構成図である。
【符号の説明】
1 ベッド 2 主軸
台 5 心押台 8 サド
ル 9 刃物台 11 タ
レット 12,13 固定カバー 14 ド
ア 16 係合駒 17 係
合ピン

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 NC旋盤における切粉カバーのZ軸方向
    に移動可能なドアの自動開閉装置であって、刃物台に係
    合ピンを固着し、該係合ピンが前記刃物台のX軸移動で
    係脱自在に係合される係合駒を前記ドアに設けてなり、
    刃物台のZ軸移動でドアの開閉を行うことを特徴とする
    ドアの自動開閉装置。
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JP5431067B2 (ja) * 2009-08-10 2014-03-05 オークマ株式会社 工作機械のドア装置

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