JP2528085Y2 - 自動車のリヤウインド用ブラインド装置 - Google Patents

自動車のリヤウインド用ブラインド装置

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JP2528085Y2
JP2528085Y2 JP10287089U JP10287089U JP2528085Y2 JP 2528085 Y2 JP2528085 Y2 JP 2528085Y2 JP 10287089 U JP10287089 U JP 10287089U JP 10287089 U JP10287089 U JP 10287089U JP 2528085 Y2 JP2528085 Y2 JP 2528085Y2
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JP
Japan
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light
shielding screen
rear window
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shaft
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JP10287089U
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銃二 小島
健 鈴木
信泰 山田
博昭 山尾
一之 藤原
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NHK Spring Co Ltd
Toyota Motor Corp
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NHK Spring Co Ltd
Toyota Motor Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、自動車のリヤウインド用のブラインド装置
に関する。
[従来の技術] 自動車用ブラインド装置として従来より種々のものが
提案されている。例えば実開昭62−166127号公報や実開
昭63−181519号公報に見られるように、筒状等の心棒に
遮光スクリーンを巻付け、必要に応じて遮光スクリーン
を心棒から繰出した状態で使用し、不使用時には遮光ス
クリーンを心棒に巻取っておくといった構成が採用され
ている。この種のブラインド装置は、例えば自動車のリ
ヤウインド等に装着される。
[考案が解決しようとする課題] ところが自動車のリヤウインドガラスは、上方から見
て後方に凸の湾曲した形状の反り(キャンバ)がついて
いる。従って、従来のブラインド装置のように直線状の
心棒に巻取られている遮光スクリーンを心棒から引出し
た場合、平面状に展開された遮光スクリーンをウインド
ガラスの曲面に沿わせることが困難であり、遮光効率が
悪いばかりでなく、外観も良くなかった。また、平面状
に展開された遮光スクリーンが後部座席に座った乗員の
頭部に触れやすくなり、いわゆるヘッドクリアランスが
狭まることから乗員に圧迫感を与えることもあった。
仮に、心棒をウインドガラスに沿って湾曲した形状に
したとしても、遮光スクリーンを巻取る際などには心棒
が回転する必要があるから、湾曲した形状の心棒を用い
ると遮光スクリーンを巻取ることができなくなる。
従って本考案の目的は、自動車のリヤウインドのよう
に湾曲した形状の窓に対しても曲面に沿わせた形状に展
開して使用できるような自動車のリヤウインド用ブライ
ンド装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を果たすために本考案者が開発したブライン
ド装置は、リヤウインドの下方に設けられたパッケージ
ボードの裏面側に配置される固定側のベースと、リヤウ
インドに沿う湾曲した形状に形成されていて両端部が固
定側のベースに保持される弧状固定軸と、内側に上記弧
状固定軸が挿通させられていてこの弧状固定軸に対し回
転自在に保持されしかもこの弧状固定軸に沿った湾曲形
状に撓むことが可能なコイルばねからなる巻取軸と、こ
の巻取軸の外周部に巻付けられていてこの巻取軸から繰
出すことの可能な遮光スクリーンと、上記巻取軸に上記
遮光スクリーンを巻取る方向の回転力を与えるねじりコ
イルばねと、上記遮光スクリーンの引出し端に設けられ
かつリヤウインドに沿う湾曲した形状に形成されている
引出し操作部とを具備している。
[作用] 本考案のブラインド装置において、遮光スクリーンを
巻取軸から繰出す際に、遮光スクリーンが繰出されるこ
とに伴って、巻取軸が回転する。巻取軸の内側に内蔵さ
れている弧状固定軸は回転しないが、コイルばねからな
る巻取軸は径方向に自由に撓むことができるから、巻取
軸はその回転中に弧状固定軸の形状に沿って連続的に湾
曲しながら回転を続ける。こうして巻取軸から弧状に平
面展開された遮光スクリーンは、自動車のリヤウインド
ガラスのような湾曲面に対しても充分に沿わせることが
できる。不使用時にはねじりコイルばねによって遮光ス
クリーンを巻取軸に巻取らせるが、この時にも巻取軸が
弧状固定軸の湾曲形状に沿って撓みながら回転して遮光
スクリーンを巻取るため、湾曲した形状の弧状固定軸が
内蔵されていても遮光スクリーンの巻取り動作に全く支
障がない。
[実施例] 以下に本考案の一実施例について図面を参照して説明
する。第3図に例示されているように本実施例のブライ
ンド装置1は、自動車のリヤウインド2の下部に装着さ
れる。リヤウインド2の下枠部2aと上枠部2bは、いずれ
も上方から見て後方に凸の湾曲した形状をなしている。
従ってこれらの枠部2a,2bに挿着されるリヤウインドガ
ラス3も後方に凸の湾曲した形状に成形されている。リ
ヤウインド2の車室内側には、後部座席5とリヤウイン
ド2との間にパッケージボード6が設けられている。
ブラインド装置1は、平面視において第1図に示され
るような後方に凸の湾曲した形状をなしており、正面視
においては第2図に示されるようにおおむね水平方向に
直線的な形状である。固定側ベースの一例としての左右
一対のブラケット10,11は、適宜の固定手段によってパ
ッケージボード6の下面側に固定される。
弧状固定軸12はリヤウインド2の下枠部2aに沿う湾曲
した形状に成形されている。弧状固定軸12の両端部は、
ピン等を用いた適宜の固定用部材13,14によって、ブラ
ケット10,11に対し移動不能に支持されている。
弧状固定軸12の両端部近傍に、それぞれブッシュ17,1
8が回転自在に設けられている。これらブッシュ17,18
は、弧状固定軸12を挿通させる孔19,20を備えた胴部21,
22と、鍔部23,24とを備えて構成されている。
ブッシュ17,18間に巻取軸30が設けられている。巻取
軸30の内側には前述した弧状固定軸12が挿通させられ
る。本実施例の巻取軸30は,金属素線を密着巻きしたコ
イルばねからなり、弧状固定軸12に沿って径方向(湾曲
する形状)に自由に撓むことができる。巻取軸30の両端
部31,32はブッシュ17,18の胴部21,22に嵌合された状態
で固定されている。従って、ブッシュ17,18と巻取軸30
は一体に回転する。
密着巻きされたコイルばねからなる巻取軸30は、第5
図に例示されるように弧状固定軸12に沿って撓むことが
できるが、巻取軸30が撓むと、その湾曲外側の曲率半径
R1と湾曲内側の曲率半径R2に差が生じるため、湾曲内側
は素線30a同志が線間密着し、湾曲外側においては素線3
0a間に隙間が生じる。
巻取軸30の外周部に遮光スクリーン35が巻付けられて
いる。この遮光スクリーン35は湾曲した形状の巻取軸30
に密に巻取ることができるように適度な伸縮性を有する
素材からなる。遮光スクリーン35の巻取始端36は、例え
ば両面接着テープ等によって巻取軸30に固定されてい
る。遮光スクリーン35の引出し端(外端)37には、引出
し操作部38が設けられている。引出し操作部38は、リヤ
ウインド2の上枠部2bに沿う湾曲した形状に成形されて
いる。遮光スクリーン35は、パッケージボード6に開設
された車幅方向に沿うスリット39を通って、車室内側に
引出されるようになっている。スリット39は、リヤウイ
ンド2の下枠部2aに沿う湾曲した形状に形成されてい
る。
巻取トルクを付与するために使われるねじりコイルば
ね41は、自由状態において遮光スクリーン35を巻取る方
向に巻取軸30を回転させるようなトルクを発生する初期
ねじりを与えた状態で、一端42が弧状固定軸12に固定さ
れ、他端43がブッシュ17に固定されている。
次に上記構成のブラインド装置1の作用について説明
する。
ブラインド装置1を使用しない時には遮光スクリーン
35のほぼ全体が巻取軸30に巻取られており、引出し操作
部38のみがスリット39から車室内側に出ている。ブライ
ンド装置1を使用する時には、引出し操作部38を使って
遮光スクリーン35をリヤウインド2に沿って上方に引出
す。この場合、遮光スクリーン35が巻取軸30から繰出さ
れるのに伴って巻取軸30が回転する。巻取軸30の内側に
内蔵されている湾曲した形状の弧状固定軸12は回転しな
いが、密着巻きされたコイルばねからなる巻取軸30はそ
の回転中に径方向に自由に撓むことができるから、巻取
軸30は弧状固定軸12に沿う形状に連続的に撓みながら回
転を続ける。
遮光スクリーン35を所望長さ引出したところで、引出
し操作部38を例えば吸盤によってリヤウインドガラス3
に固定するとか、あるいはフック等を利用して上枠部2b
の近傍に係止させる等の適宜の固定手段によって、遮光
スクリーン35を展開した状態で所定の位置に保持させ
る。
こうしてリヤウインド2側に引出された遮光スクリー
ン35は、リヤウインドガラス3の湾曲面に沿う形状の引
出し操作部38と巻取軸30との間に張り渡されるから、リ
ヤウインドガラス3のような湾曲面に対しても遮光スク
リーン35を充分に沿わせることができる。従って、後部
座席5に座った乗員の頭部が遮光スクリーン35に触れに
くくなり、いわゆるヘッドクリアランスを広くとること
ができることによって圧迫感を減らすことができる。
遮光スクリーン35を巻取らせる際には、上記固定手段
による引出し操作部38の固定を解除する。こうすると、
ねじりコイルばね41の弾力によってブッシュ17,18と巻
取軸30が一体に巻取方向に回転できる状態になるため、
ねじりコイルばね41の弾力を利用して遮光スクリーン35
を巻取軸30に巻取らせる。この時にも巻取軸30が弧状固
定軸12の湾曲形状に沿って自由に撓みながら回転しつつ
遮光スクリーン35を巻取るために、湾曲した形状の弧状
固定軸12が内蔵されていても遮光スクリーン35の巻取り
動作に全く支障はない。
[考案の効果] 本考案によれば、遮光スクリーンをリヤウインドガラ
スの曲面に充分沿わせて展開することができ、遮光効率
が向上するとともに外観も良くなる。そして湾曲した形
状の巻取軸を使用しているにもかかわらず遮光スクリー
ンの巻取りおよび繰出し操作を円滑に行なうことができ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図はブラインド装
置の横断面図、第2図は第1図中のII−II線に沿う縦断
面図、第3図はブラインド装置を備えた自動車の後部の
斜視図、第4図はブラインド装置の一部を断面で示す斜
視図、第5図はブラインド装置の一部を示す断面図であ
る。 1…ブラインド装置、6…パッケージボード、10,11…
ブラケット(固定側ベース)、12…弧状固定軸、30…巻
取軸、35…遮光スクリーン、38…引出し操作部、41…ね
じりコイルばね。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 山田 信泰 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (72)考案者 山尾 博昭 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (72)考案者 藤原 一之 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (56)参考文献 実開 平2−123419(JP,U) 実開 平2−87614(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】リヤウインドの下方に設けられたパッケー
    ジボードの裏面側に配置される固定側のベースと、リヤ
    ウインドに沿う湾曲した形状に形成されていて両端部が
    上記固定側のベースに保持される弧状固定軸と、内側に
    上記弧状固定軸が挿通させられていてこの弧状固定軸に
    対し回転自在に保持されしかもこの弧状固定軸に沿った
    湾曲形状に撓むことが可能なコイルばねからなる巻取軸
    と、この巻取軸の外周部に巻付けられていてこの巻取軸
    から繰出すことの可能な遮光スクリーンと、上記巻取軸
    に上記遮光スクリーンを巻取る方向の回転力を与えるね
    じりコイルばねと、上記遮光スクリーンの引出し端に設
    けられかつリヤウインドに沿う湾曲した形状に形成され
    ている引出し操作部とを具備したことを特徴とする自動
    車のリヤウインド用ブラインド装置。
JP10287089U 1989-09-01 1989-09-01 自動車のリヤウインド用ブラインド装置 Expired - Lifetime JP2528085Y2 (ja)

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JPH0342416U JPH0342416U (ja) 1991-04-22
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JP5975712B2 (ja) * 2012-04-17 2016-08-23 ベバスト ジャパン株式会社 ロールシェード装置
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