JP2527566B2 - 電子レンジ - Google Patents

電子レンジ

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JP2527566B2
JP2527566B2 JP62191955A JP19195587A JP2527566B2 JP 2527566 B2 JP2527566 B2 JP 2527566B2 JP 62191955 A JP62191955 A JP 62191955A JP 19195587 A JP19195587 A JP 19195587A JP 2527566 B2 JP2527566 B2 JP 2527566B2
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food
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absolute humidity
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浩之 上橋
頼子 岸谷
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本発明は湿度センサを用いた電子レンジに関する。
(ロ) 従来の技術 特公昭58−3171号公報等に示される電子レンジにおい
ては、湿度センサを用い該センサが検知する加熱室内の
湿度に基づいて加熱を実行している。しかるに、この場
合、食品の分量、容器の形態又はその蓋の形態に応じて
一般に加熱を良好に仕上げる加熱制御パターンは種々異
なり、而してこの様に加熱制御パターンが異なる状況に
おいては、湿度センサの検知湿度に基づいて上記加熱制
御パターンを良好に実行するにはかなりの困難性を有す
る。
(ハ) 発明が解決しようとする問題点 本発明は、湿度センサの検知湿度に従って種々異なる
加熱制御パターンを良好に実行できる電子レンジを得よ
うとするものである。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本発明は食品を収納する加熱室、該加熱室にマイクロ
液を供給するマイクロ液供給手段、上記加熱室内の湿度
を検知する湿度センサ、該湿度センサの検知湿度に応じ
て上記マイクロ波供給手段を駆動制御し加熱を実行せし
める制御部を備えた電子レンジにおいて、上記制御部
は、加熱開始初期時における上記検知湿度の変化率に基
づいて第1の加熱条件を決定する第1決定手段と、該第
1決定手段にて決定された上記第1加熱条件に基づいて
上記マイクロ波供給手段を駆動制御する第1制御手段
と、上記加熱開始初期の後における上記検知湿度の変化
率に基づいて第2の加熱条件を決定する第2決定手段
と、該第2決定手段にて決定された上記第2の加熱条件
に基づいて上記マイクロ波供給手段を駆動制御する第2
制御手段とを有することを特徴とする。
(ホ) 作用 加熱開始初期時における検知湿度の変化率に基づいて
第1の加熱条件を決定し、斯る第1の加熱条件に基づい
てマイクロ波加熱を制御すると共に、上記加熱開始初期
の後における検知湿度の変化率に基づいて第2の加熱条
件を決定し、斯る第2の加熱証件に基づいてマイクロ波
加熱を制御している。即ち、加熱途中の検知湿度の状況
に応じてその後の加熱を制御することを少なくとも2回
行なっている。従って、食品の分量、容器の形態又はそ
の蓋の形態に応じて種々異なる加熱制御パターンを良好
に実行できる。
(ヘ) 実 施 例 第1図及び第2図は本発明実施例の電子レンジの構造
を示し、電子レンジ本内(1)内には食品(2)を収納
する加熱室(3)が配置されており、且つ、上記本体
(1)の前面には上記加熱室(3)の前面開口を開閉す
るドア(4)、及びキーボード(5)が配置されてい
る。斯るキーボード(5)は、湿度制御加熱を選択する
湿度キー(6)及びスタートキー(7)等を有してい
る。又上記加熱室(3)にはマイクロ波供給手段として
のマグネトロン(8)から食品(2)を加熱するための
マイクロ波が供給され、且つ、上記マグネトロン(8)
はフアン(9)の発生する冷却風にて冷却される。斯る
冷却風はその後上記加熱室(3)内に入り、そして食品
(2)からの水蒸気が含まれる加熱室(3)内の雰囲気
を伴い排気ダクト(10)を通って外部へ排気される。上
記排気ダクト(10)内には、そこを通る雰囲気の絶対湿
度即ち加熱室(3)内の絶対湿度を検知する絶対湿度セ
ンサ(11)が設けられている。
第3図は上記電子レンジの回路を示し、電子レンジの
制御は制御部としてのマイクロコンビュータ(12)にて
行なわれる。即ち、斯るマイクロコンピュータ(12)
は、上記キーボード(5)からのキー操作情報及び上記
絶対湿度センサ(11)を含むセンサ回路(13)からの湿
度情報を入力し、これら情報に基づいて上記マグネトロ
ン(8)を含むマグネトロン駆動回路(14)及び上記フ
アン(9)を含むフアン駆動回路(15)を駆動制御す
る。
さて、上記マイクロコンピュータ(12)による具体的
加熱制御パターンを、第4図乃至第9図を参照して説明
する。第4図乃至第9図は各々加熱時間Tに対する上記
絶対湿度センサ(11)の検知絶対湿度Vの変化の状況を
表わしている。
〔A1〕 第4図は加熱制御パターンA1を示し、斯るパタ
ーンA1は食品容器との間にあまり隙間が生じないような
蓋又はラップがなされ、且つ食品の量が多い場合に実行
される。
まず、加熱開始から時間Tc1(1分)経過時までの加
熱開始初期時における、検知絶対湿度Vの変化率ΔVc1
を得る。この場合、食品容器との間にあまり隙間が生じ
ないような蓋又はラップがなされているため、加熱室
(3)内にはあまり水蒸気が放出されず、上記変化率Δ
Vc1は小さく0以上a(1g/m3)未満の範囲にあることが
判断される。そして、斯る判断がなされると、第1の加
熱条件即ち絶対湿度差ΔVA(6g/m3)が決定される。
その後加熱が進むと、容器内の圧力が高まり、上記蓋
又はラップがなされているにも拘らず僅かな隙間から加
熱室(3)内に水蒸気が放出され始め、やがて検知絶対
湿度Vのこれまでの変化率が上記第1の加熱条件である
絶対湿度差ΔVAとなる。このころになると、検知絶対湿
度Vは蓋又はラップの影響を受けることなく食品からの
水蒸気の量に応じたものとなっている。
而して、この時点から時間Tc2(15秒)経過時までの
間における、検知絶対湿度Vの変化率ΔVc2を得る。こ
の場合、食品の量が多いため、加熱の進み具合は遅く食
品からの水蒸気の出方は緩やかであり、上記変化膣ΔVc
2は小さくα(6g/m3)未満であることが判断される。そ
して、斯る判断がなされると、第2の加熱条件即ち大き
な係数KA1(1.2)が決定される。
その後、加熱開始時から上記時間Tc2経過時までに要
した時間T1に、上記第2の加熱条件である大きな係数K
A1を乗じた時間KA1・T1だけ、加熱が実行される。この
時間KA1・T1は大きな係数KA1に応じて長くなっており、
食品の量が多いことに対応している。そして、斯る時間
KA1・T1の加熱が終了した段階において、食品容器との
間にあまり隙間が生いないような蓋又はラップがなさ
れ、且つ食品の量が多い場合に関する、加熱制御パター
ンA1が良好に実行されたことになる。
ここに、加熱開始初期時における検知絶対湿度Vの変
化率ΔVC1に基づいて第1の加熱条件即ち絶対湿度差ΔV
Aが決定される段階は本発明の第1決定手段に相当し、
その後上記絶対湿度差ΔVAが得られるまで加熱が制御さ
れる段階は本発明の第1制御手段に相当し、次いで検知
湿度Vの変化率ΔVC2に基づいて第2の加熱条件即ち係
数KA1が決定される段階は本発明の第2決定手段に相当
し、そして上記係数KA1が関係する時間KA1・T1の間加熱
が制御される段階は本発明の第2制御手段に相当する。
〔A2〕 第5図は加熱制御パターンA2を示し、斯るパタ
ーンA2は食品容器との間にあまり隙間が生じないような
蓋又はラップがなされ、且つ食品の量が少ない場合に実
行される。
この場合、時間TC2の間における、検知絶対湿度Vの
変化率ΔVC2を得るまでの制御は、上記加熱制御パター
ンA1の時と同じてある。
而して、変化率ΔVC2についての判断を行なうに、こ
の場合、食品の量が少ないため、加熱の進み具合は早く
食品からの水蒸気の出方は急であり、上記変化率ΔVC2
は大きくα(6g/m3)以上であることが判断される。そ
して、斯る判断がなされると、第2の加熱条件即ち小さ
な係数KA2(0.1)が決定される。
その後、加熱開始時から上記時間TC2経過時までに要
した時間T1に、上記第2の加熱条件である小さな係数K
A2を乗じた時間KA2・T1だけ、加熱が実行される。この
時間KA2・T1は小さな係数KA2に応じて短くなっており、
食品の量が少ないことに対応している。そして、斯る時
間KA2・T1の加熱が終了した段階において、食品容器と
の間にあまり隙間が生じないような蓋又はラップがなさ
れ、且つ食品の量が少ない場合に関する、加熱制御パタ
ーンA2が良好に実行されたことになる。
ここに、本発明の第1決定手段及び第1制御手段につ
いては加熱制御パターンA1の場合と同じであり、そし
て、検知湿度Vの変化率ΔVC2に基づいて第2の加熱条
件即ち係数KA2が決定される段階は本発明の第2決定手
段に相当し、斯る係数KA2が関係する時間KA2・T1の間加
熱が制御される段階には本発明の第2制御手段に相当す
る。
〔B1〕 第6図は加熱制御パターンB1を示し、斯るパタ
ーンB1は食品容器との間に或る程度隙間が生じるような
紙蓋がなされ、且つ食品の量が多い場合に実行される。
まず、加熱開始から時間TC1経過時までの加熱開始初
期時における、検知絶対湿度Vの変化率ΔVC1を得る。
この場合、食品容器との間に或る程度隙間が生じるよう
な紙蓋がなされているため、加熱室(3)内には或る程
度水蒸気が放出され、上記変化率ΔVC1はa以上のb(4
g/m3)未満の範囲にあることが判断される。そして、斯
る判断がなされると、第1の加熱条件即ち絶対湿度差Δ
VB(8g/m3)が決定される。
その後、検知絶対湿度Vのこれまでの変化率が上記絶
対湿度差ΔVBになるのを持つ。この間、容器と紙蓋との
間には或る程度隙間があって加熱室(3)内に水蒸気が
放出されているため、検知絶対湿度Vは紙蓋の影響を受
けることなく食品からの水蒸気の量に応じたものとなっ
ており、而して、斯る間の当初から時間TC2経過時まで
の間における、検知絶対湿度Vの変気率ΔVC2を得る。
この場合、食品の量が多いため、加熱の進み具合は遅く
食品からの水蒸気の出方は緩やかであり、上記変化率Δ
VC2は小さくβ(2g/m3)未満であることが判断される。
そして、斯る判断がなされると、第2の加熱条件即ち大
きな係数KB1(1.5)が決定される。
さて、加熱が進み、検知絶対湿度Vのこれまでの変化
率が上記絶対湿度差ΔVBになると、これまでに要した時
間T1に、上記第2の加熱条件である大きな係数KB1を乗
じた時間KB1・T1だけ、加熱が実行される。この時間KB1
・T1は大きな係数KB1に応じて長くなっており、食品の
量が多いことに対応している。そして、斯る時間KB1・T
1の加熱が終了した段階において、食品容器との間に或
る程度隙間が生じるような紙蓋がなされ、且つ食品の量
が多い場合に関する、加熱制御パターンB1が良好に実施
されたことになる。
ここに、加熱開始初期時における検知絶対湿度Vの変
化率ΔVC1に基づいて第1の加熱条件即ち絶対湿度差ΔV
Bが決定される段階は本発明の第1決定手段に相当し、
その後上記絶対湿度差ΔVBが得られるまで加熱が制御さ
れる段階は本発明の第1制御手段に相当し、この間検知
湿度Vの変化率ΔVC2に基づいて第2の加熱条件即ち係
数KB1が決定される段階は本発明の第2決定手段に相当
し、そして上記係数KB1が関係する時間KB1・T1の間加熱
が制御される段階は本発明の第2制御手段に相当する。
〔B2〕 第7図は加熱制御パターンB2を示し、斯るパタ
ーンB2は食品容器との間に或る程度隙間が生じるような
紙蓋がなされ、且つ食品の量が少ない場合に実行され
る。
この場合、上記加熱制御パターンB1と相違する点のみ
説明する。而して、変化率ΔVC2について判断するに、
この場合、食品の量が少ないため、加熱の進み具合は早
く食品からの水蒸気の出方は急であり、上記変化率ΔV
C2は大きくβ(2g/m3)以上であることが判断される。
そして、斯る判断がなされると、第2の加熱条件即ち小
さな係数KB2(0.4)が決定される。
そして、検知絶対湿度Vのこれまでの変化率が上記絶
対湿度差ΔVBになると、これまでに要した時間T1に、上
記第2の加熱条件である小さな係数KB2を乗じた時間KB2
・T1だけ、加熱が実行される。この時間KBD・T1は小さ
な係数KB2に応じて短くなっており、食品の量が少ない
ことに対応している。そして、斯る時間KB2・T1の加熱
が終了した段階において、食品容器との間に或る程度隙
間が生じるような紙蓋がなされ、且つ食品の量が少ない
場合に関する、加熱制御パターンB2が良好に実行された
ことになる、 ここに、本発明の第1決定手段及び第1制御手段につ
いては加熱制御パターンB1の場合と同じであり、そし
て、検知湿度Vの変化率ΔVC2に基づいて第2の加熱条
件即ち係数KB2が決定される段階は本発明の第2決定手
段に相当し、斯る係数KB2が関係する時間KBD.T1の間加
熱が制御される段階は本発明の第2制御手段に相当す
る。
〔C〕 第8図は加熱制御パターンCを示し、斯るパタ
ーンCは食品容器に蓋等のカバーが何らなされず、且つ
食品の量が多い場合に実行される。
まず、加熱開始から時間TC1経過時までの加熱開始初
期時における、検知絶対湿度Vの変化率ΔVC1を得る。
この場合、食品容器には何らカバーがなされておら
ず、食品からの水蒸気量に応じて加熱室(3)内には水
蒸気が自由に放出される。もっとも、食品の量が多いた
め、加熱の進み具合は遅く食品からの水蒸気の出方は緩
やかであり、従って上記変化率ΔVC1はb以上c(10g/m
3)未満の範囲にあることが判断される。そして、斯る
判断がなされると、絶対湿度差ΔVC(16g/m3)及び係数
KC(0.8)が決定される。
その後、加熱が進み、検知絶対湿度Vのこれまでの変
化率がやがて上記絶対湿度差ΔVCになると、これまでに
要した時間T1に、上記係数KCを乗じたKC・T1だけ、更に
加熱が実行される。或る時間KC・T1の加熱が終了した段
階において、食品容器に蓋等のカバーが何らなされず、
且つ食品の量が多い場合に関する。加熱制御パターンC
が良好に実行されたことになる。
〔D〕 加熱制御パターンDは食品容器に蓋等のカバー
が何らなされず、且つ食品の量がパターンcの時よりも
少ない場合に実行される。
斯るパターンDを第8図を参照して説明するに、食品
からの水蒸気の出方はパターンcより早く、従って変化
率ΔVC1はc以上d(16g/m3)未満の範囲にあることが
判断され、この場合上記絶対湿度差ΔVC及び係数KCに代
えて絶対湿度差ΔVD(16g/m3)及び係数KD(0.5)が決
定される。
〔E〕 加熱制御パターンEは食品容器に蓋等のカバー
が何らなされず、且つ食品の量がパターンDの時より少
ない場合に実行される。
斯るパターンEを第8図を参照して説明するに、食品
からの水蒸気の出方はパターンDより早く、従って変化
率ΔVC1はd以上e(22g/m3)未満の範囲にあることが
判断され、この場合上記絶対湿度差ΔVD及び係数KDに代
えて絶対湿度差ΔVE(24g/m3)及び係数KE(0.5)が決
定される。
〔F〕 第9図は加熱制御パターンFを示し、斯るパタ
ーンFは食品容器に蓋等のカバーが何らなされず、且つ
食品の量が極めて少ない場合等に実行される。
この場合、食品の量が極めて少ないため、加熱の進み
具合は早く食品からの水蒸気の出方は極めて急であり、
従って時間TC1との間に変気率ΔVC1はe以上となる。こ
の時、e以上となった段階で加熱は終了する。
次に、第10図a乃至dは上記マイクロコンピュータ
(12)の制御プログラムのフローチャートを示し、以下
同チャートに沿って上記各加熱制御パターンを説明す
る。
加熱制御パターンA1の場合 食品(2)を加熱室(3)内に収納し、湿度制御加熱
を実行すべくキーボード(5)にて湿度キー(6)を操
作すると、まずS1ステップにて上記マグネトロン駆動回
路(14)が駆動開始されマイクロ波加熱が開始される。
且つ、上記フアン駆動回、(15)が駆動開始され、マグ
ネトロン(8)が冷却されると共にその後の冷却風は加
熱室(3)内に入りそして加熱室(3)内の雰囲気を伴
って排気ダクト(10)を通り外部へ排気される。続い
て、S2及びS3ステップの循環がなされる。S2ステップで
は加熱開始から現時点までの間における検知絶対湿度V
の変化率ΔVC1がe以上であるか否かが判断され、S2ス
テップでは加熱開始時からの経過時間が時間TC1となっ
たか否かが判断される。
そして、時間TC1の経過があると、続くS4ステップに
て、斯る経過の間(加熱開始初期時)における検知絶対
湿度Vの変化率ΔVC1が得られ、斯るΔVC1が0以上a未
満であると判断される。
すると、AルーチンのA1ステップにて絶対湿度差ΔVA
が決定され、続いてA2ステップにて加熱が進み検知接待
湿度Vのこれまでの変化率が上記絶対湿度差ΔVAとなっ
たか否かが判断される。斯る判断がなされると、A3ステ
ップにてこれ以降の経過時間が時間TC2となったか否か
が判断される。そして、時間TC2の経過があると、A4ス
テップにて時間TC2間における検知絶対湿度Vの変化率
ΔVC2が得られ、斯るΔVC2がα未満であると判断され
る。すると、A5ステップにて係数KA1が決定され、これ
までの所要時間T1に係数KA1を乗じた時間KA1・T1だけ、
更に加熱が実行される。
加熱制御パターンA2の場合 加熱制御パターンA1と相違する点のみを説明するに、
A4ステップにてΔVC2がα以上であると判断され、する
とA6ステップにて係数KA2が決定され、時間KA2・T1だけ
更に加熱が実行される。
加熱制御パターンB1の場合 この場合、S3ステップまでは加熱制御パターンA1と同
じであり、而してS4ステップにてΔVC1が0以上a未満
でないと判断され、続くS5ステップにてΔVC1がα以上
b未満であると判断される。
斯る判断がなされると、BルーチンのB1ステップにて
絶対湿度差ΔVBが決定され、続いてB2ステップにてこれ
以降の経過時間が時間TC2となったか否かが判断され
る。そして、時間TC2の経過があると、B3ステップにて
時間TC2間における検知絶対湿度Vの変化率ΔVC2が得ら
れ、斯るΔVC2がβ未満であると判断され、続くB4ステ
ップにて係数KB1が決定される。而して、次のB5ステッ
プにて検知絶対湿度Vのこれまでの変化率が上記絶対湿
度差ΔVBとなったか否かが判断される。斯る判断がなさ
れると、B6ステップにてこれまでの所要時間T1に係数K
B1を乗じた時間KB1・T1だけ更に加熱が実行される。
加熱制御パターンB2の場合 加熱制御パターンB1と相違する点のみを説明するに、
B2ステップにてΔVC2がβ以上であると判断され、次い
でB7ステップにて係数KB2が決定される。且つ、その後
のB6ステップでは時間KB2・T2だけ更に加熱が実行され
る。
加熱制御パターンCの場合 この場合、S4ステップまでは加熱制御パターンB1と同
じてあり、而してS5ステップにてΔVC1がa以上b未満
でないと判断され、続くS6ステップにてΔVC1がb以上
c未満であると判断される。
斯る判断がなされると、CルーチンのC1ステップにて
絶対湿度差ΔVC及び係数KCが決定され、次いでC2ステッ
プにて検知絶対湿度Vのこれまでの変化率が絶対湿度差
ΔVCとなったか否かが判断される。斯る判断がなされる
と、C3ステップにてこれまでの所要時間T1に係数KCを乗
じた時間KC・T1だけ更に加熱が実行される。
加熱制御パターンDの場合 この場合、S5ステップまでは加熱制御パターンCと同
じてあり、而してS6ステップにてΔVC1がb以上c未満
でないと判断され、続くS7ステップにてΔVC1がc以上
d未満であると判断される。
斯る判断がなされると同様にCルーチンが実行され
る。但し、この場合、絶対湿度差ΔVD及び係数KDが上記
ΔVC及びKCにとって代わる。
加熱制御パターンEの場合 この場合、S6ステップまでは加熱制御パターンDと同
じであり、而してS7ステップにてΔVC1がc以上d未満
でないと判断され、続くS8ステップにてΔVC1がd以上
e未満であると判断される。
斯る判断がなされると同様にCルーチンが実行され
る。但、この場合、絶対湿度差ΔVE及び係数KEが上記Δ
VC及びKCにとって代わる。
加熱制御パターンFの場合 この場合はS2及びS3ステップの循環中にΔVC1がe以
上となり、この循環をS2ステップより脱し、従って加熱
は終了する。
尚、上記実施例において、時間KA1・T1、KA2・T1、K
B1・T1、KB2・T1、KC・T1、KD・T1、KE・T1の各加熱
は、斯る時間が経過するまで実行されるが、上記時間の
他に個別に安全絶対湿度レベルを設け、上記各加熱を、
その時間が経過しなくとも、検知絶対湿度が上記湿度レ
ベルに到達した段階で安全のために終了せしめるように
構成しても良い。これは、上記時間が何らかの原因で長
すぎた場合に有効である。
更に、上記実施例では、加熱出力は一定(最大出力)
となっているが、途中で変更すると、より良い仕上り状
態を得ることができる。例えば、時間KA1・T1、KA2
T1、KB1・T1、KB2・T1、KC・T1、KD・T1、KE・T1の各加
熱における出力を80%出力とし、斯る加熱前での出力を
最大出力とすると良い。
(ト) 発明の効果 本発明の電子レンジにおいては、食品の分量、容器の
形態又はその蓋の形態等に応じて種々異なる加熱制御パ
ターンを、湿度センサの検知湿度に従って良好に実行で
きる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明実施例の電子レンジを示し、第1図は外観
斜視図、第2図は平面断面図、第3図は回路図、第4図
乃至第9図は各々加熱制御パターンを説明するための加
熱時間−検知湿度の関係図、第10図a乃至dはマイクロ
コンピュータの制御プログラムのフローチャートであ
る。 (3)……加熱室、(8)……マグネトロン、(10)…
…湿度センサ、(12)……マイクロコンピュータ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】食品を収納する加熱室、該加熱室にマイク
    ロ波を供給するマイクロ波供給手段、上記加熱室内の湿
    度を検知する湿度センサ、該湿度センサの検知湿度に応
    じて上記マイクロ波供給手段を駆動制御し加熱を実行せ
    しめる制御部を備えた電子レンジにおいて、上記制御部
    は、加熱開始初期時における上記検知湿度の変化率に基
    づいて第1の加熱条件を決定する第1決定手段と、該第
    1決定手段にて決定された上記第1の加熱条件に基づい
    て上記マイクロ波供給手段を駆動制御する第1制御手段
    と、上記加熱開始初期の後における上記検知湿度の変化
    率に基づいて第2の加熱条件を決定する第2決定手段
    と、該第2決定手段にて決定された上記第2の加熱条件
    に基づいて上記マイクロ波供給手段を駆動制御する第2
    制御手段とを有することを特徴とする電子レンジ。
JP62191955A 1987-07-03 1987-07-30 電子レンジ Expired - Lifetime JP2527566B2 (ja)

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JP2698165B2 (ja) * 1989-04-26 1998-01-19 三洋電機株式会社 調理器

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