JP2527315B2 - 回転式電気かみそりの内刃 - Google Patents

回転式電気かみそりの内刃

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JP2527315B2
JP2527315B2 JP61277894A JP27789486A JP2527315B2 JP 2527315 B2 JP2527315 B2 JP 2527315B2 JP 61277894 A JP61277894 A JP 61277894A JP 27789486 A JP27789486 A JP 27789486A JP 2527315 B2 JP2527315 B2 JP 2527315B2
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学 河原
正雄 棚橋
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Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は回転式電気カミソリの内刃に関するものであ
る。
(背景技術) 従来、内刃押上バネと内刃ブレードとを一体形成した
多数の内刃を前記内刃押上バネを介して内刃基台に取着
し多数個の髭導入穴を有する外刃を摺動する回転式電子
かみそりにあつては、多数の内刃ブレードが均一に外刃
に接触させるため内刃押上ばねのアームで内刃ブレード
を支持している。そして、多数の内刃ブレードの上端の
平坦度をみると製造上どうしても凹凸が生ずる。従つ
て、多数の内刃ブレード全部を外刃に均一に接触させて
外刃との密着摺動を良くする(隙間を小さく)ために
は、内刃押上バネのアームのバネ定数を小さくし、たわ
み量大きく(例えば0.2〜0.3mm)とる必要があり、その
ために従来の回転式電気かみそりの内刃では、内刃材の
板厚を薄く(0.1〜0.5mm)している。従つて内刃ブレー
ド部と内刃押上バネのアームとを一体形成しているもの
にあつては、ブレード部も内刃押上バネと同様に薄くな
り、剛性が弱くカツト能力が低下し、濃い髭を一度に切
味よく剃ることができない問題点がある。
また、カツト能力を上げるために、板厚を厚くする
と、外周の内刃は内刃押上バネのない剛体刃に近ずくこ
とになり内刃、外刃の刃面の平坦度の精度を上げないと
外刃、内刃の間に隙間が発生し、切味が悪くなるという
欠点があつた。また、上記の隙間を小さくし、切味をよ
くするために内刃押上バネのアームと、内刃ブレード部
を別々にして、内刃押上バネのアームの板厚を薄くし、
たわみ量を確保し、さらに内刃ブレードの板厚を厚く
し、カツト能力を確保する様にしたものもあるが、これ
はブレードが複数個となり、内刃押上バネを含めて部品
点数が多くなり、コストが高くなる。しかも、内刃ブレ
ードと内刃押上バネのアームとの取付部は両部材が摺動
するための摩擦が生じ、内刃押上バネのアームの板厚が
薄いため、長時間の使用で破損する恐れもあつた。
(発明の目的) 本発明は、上記問題点を解決するために提案されたも
ので、複数板のブレードを1組として1つのアームで支
持する様にすることによつて、外周内刃押上バネのアー
ムをたわみ易くし、外周内刃押上バネのアームの板厚を
厚くして耐久面及び切味共向上させた回転式電気かみそ
りの内刃を提供することを目的とする。
(発明の開示) 以下、本発明の実施例を図に沿つて説明する。
第1図(イ)〜(ニ)及び第2図(イ)〜(ハ)は本
発明の第1の実施例を示す図で、第1図(イ)は回転式
電気かみそりの上面図、同図(ロ)は図(イ)X−X断
面図、同図(ハ)は内刃の上面図、(ニ)は内刃の下面
図である。まず第1図(イ),(ロ)において、1は外
刃、2は外刃フレームで外刃1は外刃フレーム2の内側
に収納され、弾性アーム7により外刃の上下方向の付勢
力が与えられている。3は内刃基台であつて、この内刃
基台3には内周内刃4と外周内刃5(内周内刃と外周内
刃を含めて内刃という。)との2種の内刃が取りつけら
れている。6はセンターピンで外刃1のセンター近傍の
筒状部1aの半径方向剛性を補強する働きをする。外刃1
はこの筒状部1aで内刃基台3と嵌合状態にあり、外刃1
のセンターと内刃4,5のセンターとの位置決めをしてい
る。8は継手で内刃4,5に回転運動を与えるためのもの
で、駆動環10と遊合する。また駆動環10の上面と継手8
の内側には内刃基台の押上バネ9が収められている。13
はモータの回転軸で、ピニオン12が結合され、このピニ
オン12はギヤー11に噛み合い、このギヤー11の軸は駆動
環10と結合する。14は防水パツキンを示す。また、15は
外周内刃の押上バネである。
次に、第1図(ハ)は内刃の上面図で、内周内刃押上
バネ16は中心から外周方向に複数の内周内刃アーム17が
延設され、内周内刃アーム17は長さを確保するため屈曲
して延接されている。また、内周内刃押上バネ16はヒー
トシール部18で内刃基台3に固着されている。この内周
内刃アームの先端には内周内刃4が装着されている。
また、第1図(ニ)は内刃の下面図で、外周内刃押上
バネ15は中心部が略円形状をなした押上バネ支持部19の
中心には内刃基台3の軸を挿入する穴20が設けてあり、
押上バネ支持部19の外周に沿つて外周内刃アーム21が複
数個延設され、外周内刃アーム21の先端には複数の内刃
ブレード22を連結する内刃ブレード取付部23が形成さ
れ、押上バネ支持部19、外周内刃アーム21、内刃取付部
23および内刃ブレード22は同一材料で一体形成されてい
る。
外周内刃は内刃ブレード取付部23で連結された複数個
の外周内刃ブレード22(図は3個の内刃ブレード)が押
上バネ15の1つの外周内刃アーム21で支持する様に連結
され、かつ内刃は外周内刃アーム21と一体形成した部分
独立懸架方式で構成されている。この外周内刃におい
て、押上バネ15の1つの外周内刃アーム21は複数個の外
周内刃ブレード22の押上力(荷重)が加わることにな
り、(図では従来の完全独立懸架方式内刃に比べ3倍の
押上力、外刃全体にかかる押上力を一定とした場合)押
上バネ15の外周内刃アーム21のバネ定数が大きくなつて
も、たわみ量を確保でき、その分岐厚を厚くできるの
で、カツト能力を大きくでき、濃い髭を一度に剃ること
ができ、外刃、内刃の刃面の平坦度が悪くでも、内刃を
外刃の隙間を少なくでき、切味よく剃ることができる。
さらに、外周内刃ブレード22を押上バネ15の外周内刃ア
ーム21とが一体形成しているので、コストを低くでき
る。
さらに、第2図(イ)は第1図(ハ)のA−A断面
図、同図(b)は同B矢視図、同図(ハ)は同C矢視図
である。
図(イ)において、押上バネ15の先端には外周内刃ブ
レード22が形成され、外周内刃ブレード22の回転方向に
対し後側に倒れ防止用のストツパー24が設けてある。25
は外周内刃ブレードである。
また、図(ロ),(ハ)において、外周内刃ブレード
22に内刃基台3に接するストツパー24の突起部26を設け
ることにより、バネ力の低い押上バネ15の外周内刃アー
ム21の外刃側への変形を防ぐことができ夫々の外周内刃
ブレード22の押上力のバラツキを少なくし、切味を均一
にできる。この構造において外周内刃ブレード22と押上
バネ15の外周内刃アーム21とが一体で形成されているの
で、内刃ブロツクの回転遠心力による外周への外周内刃
ブレード22の倒れはなく、内刃基台3に外周内刃ブレー
ド22の外周方向に側壁が必要なく内刃基台3の外径がそ
の分小さくできる。また、回転方向に外周内刃ブレード
22の倒れ防止用のストツパーを内刃基台3の外周に設け
髭切断時の外周内刃5の倒れを防止している。外周内刃
ブレード22には、外刃1の刃穴に外周内刃ブレード22が
落ち込み外刃1の棧を破損しない様にガイドを設けて外
刃1の刃穴への落ち込みを防止している。
本実施例は内周・外周内刃ブレードを配設している
が、勿論外周内刃ブレードのみ配したものでも良い。
外周内刃ブレード22と押上バネ15の外周内刃アーム21
とを一体形成することにより内刃基台3の外周に突出さ
せた外周内刃ブレードの倒れ防止用ストツパーを形成し
ただけで外周内刃ブレード22の外周方向に内刃基台3の
側壁の必要はなく内刃基台3の外径を小さくでき、刃全
体を小形化できる。
第3図は本発明の第2の実施例を示す内刃の下面図
で、図において、押上バネ27と第1のアーム28と複数枚
の外周内刃ブレード22との間に複数枚の外周内刃ブレー
ド22を夫々独立して支持する複数の第2のアーム29を形
成することにより、第1図(ニ)での押上バネ15の外周
内刃アーム21で支持された複数枚の外周内刃ブレード22
のたわみを同時にさせることを防止し、夫々の外周内刃
ブレード22のたわみ量をある程度(例えば0.05〜0.15m
m)確保して、第1のアームとの合計たわみ量を(例え
ば0.2〜0.3mm)確保する様にすることにより、第1図
(ニ)での他の2つの外周内刃ブレード22と外刃1との
隙間発生を防ぎ、夫々外周内刃ブレード22と外刃1との
隙間をなくし、切味をさらに高めることができる。
第4図は本発明の第3の実施例を示す内刃の下面図
で、図において、夫々の外周内刃ブレード22の押上力を
均一化し、夫々の外周内刃ブレード22での切味を均一化
するために、押上バネ固定部19の円周に沿つて、第1の
アーム30と第2のアーム31とをくの字形に延設形成し、
隣接する第1のアーム30と第2のアーム31とは第1,第2
のアーム連結部32連結され、複数の第2のアーム31の形
状を同一形状となしている。第1のアーム30を複数のバ
ネ部に分割し、しかも連結させる連結部32を設けること
により外周内刃ブレード22の押上力をほぼ均一にするこ
とができる。
さらに、第5図および第6図(イ),(ロ)は第4の
実施例を示す図で、第5図は内刃の下面図、第6図
(イ)は第5図のA−A断面図、同図(ロ)は同B−B
断面図である。
この第4の実施例は押上バネのアームと内刃ブレード
とを別々に形成したものである。図において、外周内刃
ブレード22は、外刃1への外周内刃ブレード22の落ち込
み防止用ガイド33と、外周内刃ブレード22の内刃切刃部
と押上バネの第2のアーム34を連結させる連結板35とを
回転方向に一体に形成して構成している。この刃におい
て外周内刃ブレード22の切刃部先端に髭切断の負荷とし
て荷重Fが加わるが、切刃部は、点36で倒れ防止ストツ
パーに当ると共にガイド33と連結板35はFに対し一体に
回転方向に形成して成るので切刃部は容易に曲げられず
剛性が強くなり、カツト能力が大きくガイドが上方に上
がることなくガイド高さが確保でき落ち込み防止の効果
が充分に発揮できる。
(発明の効果) 本発明においては、内刃を内周内刃と外周内刃の2種
とし、それぞれの内刃を支持するための内周内刃アーム
と外周内刃アームとを形成し、これによって内周及び外
周内刃を別個に支承し、部分独立懸架とした点に特徴を
有するものであり、これによって次の効果を有するもの
である。
(イ) 部分独立懸架方式の内刃にすることにより外周
内刃アーム板厚を厚くでき剛性がアツプしてカツト能力
を大きくできる。また、外周内刃アームのたわみ量を大
きくでき、外刃、内刃の刃面の平坦度が悪くても隙間を
小さくすることができ切味を向上できる。
(ロ) 第2のアームを設けることにより、外刃と内刃
の刃面の平坦度が悪くても、内刃〜外刃の隙間の発生を
なくすことができ、さらに切味を向上できる。
(ハ) 第1のアームを分割し連結することにより、夫
々の内刃ブレードの長さすなわちバネ定数を均一化し夫
々の内刃ブレードでの切味を均一にできる。
(ニ) ストツパを内刃ブレードに設けることにより内
刃の変形を防ぎ押上力のバラツキを少なくし切味の均一
化ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(イ)ないし(ニ)および第2図(イ)ないし
(ハ)は本発明の第1の実施例を示す図で、第1図
(イ)は回転式電気かみそりの上面図、同図(ロ)は図
(イ)のX−X断面図、同図(ハ)は内刃の上面図、同
図(ニ)は内刃の下面図、第2図(イ)は第1図(ハ)
のA−A断面図、同図(ロ)は同図B矢視図、同図
(ハ)は同図C矢視図、第3図は本発明の第2の実施例
を示す内刃の下面図、第4図は本発明の第3の実施例を
示す内刃の下面図、第5図は本発明の第4の実施例を示
す内刃の下面図、第6図(イ)は第5図A−A断面図、
第6図(ロ)は同図B−B断面図である。 15……押上バネ、19……押上バネ支持部、21……外周内
刃アーム、22……内刃ブレード、23……内刃ブレード取
付部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内刃ブレードを押上バネを介して内刃基台
    に支持する回転式電気かみそりの内刃において、内周内
    刃押圧バネは中心から外周方向に複数の内周内刃アーム
    が屈曲して延設され、前記の内周内刃アームの先端には
    内周内刃が装着され、さらに外周内刃押上バネは押上バ
    ネ支持部の外周に沿って外周内刃アームが設けられ、外
    周内刃アームの先端に内刃ブレードが取付けられている
    ことを特徴とする回転式電子かみそりの内刃。
JP61277894A 1986-11-21 1986-11-21 回転式電気かみそりの内刃 Expired - Lifetime JP2527315B2 (ja)

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JPS5711678A (en) * 1980-06-26 1982-01-21 Matsushita Electric Works Ltd Inner edge device for electric razor

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