JPH0314132Y2 - - Google Patents

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JPH0314132Y2
JPH0314132Y2 JP14427483U JP14427483U JPH0314132Y2 JP H0314132 Y2 JPH0314132 Y2 JP H0314132Y2 JP 14427483 U JP14427483 U JP 14427483U JP 14427483 U JP14427483 U JP 14427483U JP H0314132 Y2 JPH0314132 Y2 JP H0314132Y2
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JP
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leaf spring
curvature
center
radius
inner cutter
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JP14427483U
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JPS6050954U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は回転式電気かみそりの内刃支持装置
に係り、或るバネ圧で上方に附勢されている内刃
が外刃に密接して摺動回転し、ひげそり時に外刃
の降下変形や内刃自体の遠心力が内刃に加わつて
も安定したバネ力が働き外刃と均一な密接が保た
れるようにしたものである。
〔考案の背景〕
従来回転式電気かみそりにあつては、内刃を上
方へ押し上げる手段として板バネ1を用いること
が主であるが内刃台2が高速回転を行なうと内刃
3に遠心力が働き内刃3が板バネ1の接点を支点
として傾き、外刃15との間に隙間tが発生し、
外周側での切味が悪くなるという欠点があつた
(第1図参照)。
そこで上記欠点を解消するために、第6図に示
すように内刃を支える板バネを固定基端部51が
先端部52にかけて二分割し、内周側板バネ53
の板幅を外周側板バネ54の板幅に比べ狭めるこ
とにより外周側板バネ54の押し上げ力を内周側
板53バネより大にし、遠心力により生じる隙間
の発生をなくす構造が考えられる。しかしながら
第6図のように構成すると各曲率中心点55は同
一位置に設定されているので、内周側板バネの曲
率半径rは外周側板バネの曲率半径Rに比べ小さ
なものとなる(約3/5)。
他の条件が同一の場合、押し上げ力Fは曲率半
径の3乗に比例して小さくなることが知られてお
り、この実施例において外周側板バネの押し上げ
力を大にするためには他の条件が同じ場合内周側
板バネの板幅を27/125以下とせねばならず、プレ
ス加工による一体成形が困難になり、製造コスト
が増大するとともに、板厚と板幅との寸法差が接
近し、変動の多い板厚により、バネ圧がバラつき
やすいものとなり不都合なものであつた。
〔考案の目的〕
この考案は上記の点に鑑みてなされたものであ
り、軸受部4を備えた内刃台2の上方に放射状に
配置された内刃3の下端取付孔11と、内刃台裏
面に内設した円弧状板バネ1が係合され、該軸受
部4を中心として回転運動を行う回転式電気かみ
そりにおいて、該円弧状板バネ1を固定基端部6
から先端部10にかけて二分割し、その外周側板
バネ12の曲率中心点Aと内周側板バネ13の曲
率中心点Bを、上記内刃3の下端取付孔11と上
記外周側板バネ12との係合部14および上記内
周側板バネ13との係合部14′を結ぶ仮想線P
の延長上の異なる2点におき、上記曲率中心点B
を上記曲率中心点Aより遠方に設定したことで、
従来比べ外周側板バネの曲率半径と、内周側板バ
ネの曲率半径の差を是正して、できるだけ内周側
板バネの板幅を狭めることを軽減して上記欠点を
解消することを目的とする。
〔実施例〕
以下その実施例を図面に基づいて説明する。
第2図はこの考案に係る回転式かみそりであり
ポリアセタール等の合成樹脂から成る内刃台2の
裏面中心には軸受部4が設けられ、かみそり本体
5のモータ駆動部から延出してなる回転軸4′に
嵌入自在であり第3図のごとく該軸受部4を中心
として放射状に3個の固定基端部6a,6b,6
cと貫通孔7a,7b,7cがそれぞれ配置され
ている。
第4図a,bに示すようにSUS631等のステン
レス鋼から成る板バネ1には上記軸受部4および
固定基端部6a,6b,6cと対向する位置に、
位置決めのための円孔8及び長孔9が開設されて
おり、各長孔9を固定基端部6に嵌入した後、熱
及び超音波等の手段で接着固定してなる。板バネ
1は固定基端部6a,6b,6c側から先端部1
0a,10b,10cにかけてそれぞれ二分割さ
れており、円弧状に延出形成している。内刃台2
の貫通孔7にはそれぞれ内刃3が挿入されており
内刃台の下端取付孔11a,11b,11cが内
刃裏面に内設した板バネ1の先端部10a,10
b,10cそれぞれ係合している。
第5図のように外周側板バネ12及び内周側板
バネ13は、その曲率中心点A,Bを上記各板バ
ネ12,13の内刃3との係合部14,14′を
結ぶ仮想線Pの延長上の異なる2点においてお
り、この実施例においては外周側板バネ12の曲
率中心点Aの半径は16mmである。内周側において
は曲率中心点Bの半径な16.5mmであり、内周側板
バネの曲率半径の方を外周側板バネの曲率半径よ
り長く設定している。
なお、本実施例のように内周側板バネの曲率半
径が外周側板バネの曲率半径より長く設定したか
らといつて必ずしも内周側板バネの押し上げ力が
外周側板バネの押し上げ力より大となるわけでは
ない。
すなわち第5図において、各板バネ12,13
の基端部6,6′と曲率中心点A,Bおよび係合
部14,14′によりなる中心角α,α′によつて
も押し上げ力が変化するので、厳密にというと、
内周側板バネ13の中心角α′と外周側板バネ12
の中心角αを同一に設定できれば、曲率半径の長
い方、すなわち内周側板バネ13の方が押し上げ
力が大である。
しかしながら、α≒α′にしようとすると(第5
図破線参照)、内刃台2のスペースの利用効率や
組み立て性が悪くなるので、本実施例においては
固定基端部6,6′を内刃台2の半径方向に設定
している。このことによる外周側板バネ12の押
し上げ力の低下を板幅により調節している。
〔作用効果〕
すなわち、この考案は軸受部4を備えた内刃台
2の上方に放射状に配置された内刃3の下端取付
孔11と、内刃台裏面に内設した円弧状板バネ1
が係合され、該軸受部4を中心として回転運動を
行う回転式電気かみそりにおいて、該円弧状板バ
ネ1を固定基端部6から先端部10にかけて二分
割し、その外周側板バネ12の曲率中心点Aと内
周側板バネ13の曲率中心点Bを、上記内刃3の
下端取付孔11と上記外周側板バネ12との係合
部14および上記内周側板バネ13との係合部1
4′を結ぶ仮想線Pの延長上の異なる2点におき、
上記曲率中心点Bを上記曲率中心点Aより遠方に
設定しているので、内周側板バネ13の曲率半径
を従来に比べ長く設定し外周側板バネ12の曲率
半径との差を縮めるかもしくは逆転させることが
でき、曲率半径の長さの差による押し上げ力の差
の影響(3乗に比例する)を排除可能となり、従
来の欠点であつた遠心力により生じる隙間を阻止
するために外周側板バネ12の押し上げ力を内周
側板バネ13の押し上げ力に比べ大きくすること
が容易となり、外周側板バネ12の板幅に比べ内
周側板バネ13の板幅をそれほど狭めることなく
内外周の各板バネの適正な押し上げ力を得ること
ができ、このためプレス加工等の一体形成が簡単
に行なえ製造コストが低減できるものであり、さ
らに板厚と板幅の寸法差が接近しバネ圧がバラつ
くということも解消される。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の回転式電気かみそりの内刃を示
す断面図、第2図はこの考案に係る回転式電気か
みそりを示した斜視図であり、第3図および第4
図a,bはこの考案に係る回転式電気かみそりの
内刃部分を示した底面図および斜視図であり第5
図はこの考案にかかる板バネの正面図であり、第
6図は従来例を示す正面図である。 1……板バネ、2……内刃台、3……内刃、4
……軸受部、6……固定基端部、10……先端
部、11……下端取付孔、12……外周側板バ
ネ、13……内周側板バネ、14,14′……係
合部、A,B……曲率中心点、P……仮想線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 軸受部4を備えた内刃台2の上方に放射状に配
    置された内刃3の下端取付孔11と、内刃台裏面
    に内設した円弧状板バネ1が係合され、該軸受部
    4を中心として回転運動を行う回転式電気かみそ
    りにおいて、該円弧状板バネ1を固定基端部6か
    ら先端部10にかけて二分割し、その外周側板バ
    ネ12の曲率中心点Aと内周側板バネ13の曲率
    中心点Bを、上記内刃3の下端取付孔11と上記
    外周側板バネ12との係合部14および上記内周
    側板バネ13との係合部14′を結ぶ仮想線Pの
    延長上の異なる2点におき、上記曲率中心点Bを
    上記曲率中心点Aより遠方に設定したことを特徴
    とする回転式電気かみそり。
JP14427483U 1983-09-17 1983-09-17 回転式電気かみそり Granted JPS6050954U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14427483U JPS6050954U (ja) 1983-09-17 1983-09-17 回転式電気かみそり

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14427483U JPS6050954U (ja) 1983-09-17 1983-09-17 回転式電気かみそり

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6050954U JPS6050954U (ja) 1985-04-10
JPH0314132Y2 true JPH0314132Y2 (ja) 1991-03-29

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ID=30321775

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14427483U Granted JPS6050954U (ja) 1983-09-17 1983-09-17 回転式電気かみそり

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JPS6050954U (ja) 1985-04-10

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