JP2527251Z - - Google Patents
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- torsion coil
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- 230000003287 optical Effects 0.000 description 8
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 3
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 2
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Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案はディスク状記録媒体を収納したディスクカートリッジ、特に3.5 イン
チ用のディスクカートリッジに関する。 〔従来の技術〕 記録再生装置に使用されるディスク状記録媒体は、不使用時に破損したり、塵
埃が付着したりするのを防止するために、ディスクカートリッジ内にこのディス
ク状記録媒体を収納することによって保護している。このようなディスクカート
リッジとして、例えば第8図および第9図に示すようなものがある。第8図にお
いて、符号101 はケースであり、このケース101 にはディスク状記録媒体106 が
収納されている。ケース101 にはこのディスクカートリッジが記録再生装置に装
着されたときに、ディスク状記録媒体106 を回転させるための回転穴102 や情報
の読み書きを行うためにヘッドを接近可能なヘッド挿入穴103 が形成されている 。 ここで、前記回転穴102 やヘッド挿入穴103 からケース101 内部に塵埃が侵入
するのを防止するために、このケース101 にはシャッタ104 が取り付けられてい
る。シャッタ104 には第9図に示すように第1ばね受部108 が形成され、この第
1ばね受部108 はケース101 内に収装されたねじりコイルばね107 の一先端107a
と係合し、このねじりコイルばね107 の他先端107bはケース101 に形成された第
2ばね受部109 と係合している。第2ばね受部109 はねじりコイルばね107 の他
先端107bが嵌入可能なように溝状に形成されており、このねじりコイルばね107
の付勢方向(第9図A方向)に沿って形成されている。また、シャッタ104 はね
じりコイルばね107 によって常時付勢されて、前記回転穴102 やヘッド挿入穴10
3 を閉止している。ねじりコイルばね107 の付勢力に抗してシャッタ104 を摺動
させると、前記回転穴102 やヘッド挿入穴103 は開口される。 〔考案が解決しようとする課題〕 しかしながら、このような従来のディスクカートリッジにおいては、第2ばね
受部109 は第9図に示すようにねじりコイルばね107 の付勢方向に沿ってケース
101 に形成されていたので、ねじりコイルばね107 はこの第2ばね受部109 に完
全に係合されていなかった。このため、ディスクカートリッジを記録再生装置に
装着しない場合等にこれを誤って落したりすると、落下の際の衝撃力によってね
じりコイルばね107 の他先端107bはこの付勢方向の略逆方向に移動し、第2ばね
受部109 の係合状態から脱してしまうことになる。したがって、ケース101 から
ねじりコイルばね107 が飛んでしまいこのディスクカートリッジが使用不可能に
なってしまうという問題点があった。 〔課題を解決するための手段〕 このような問題を解決するために、本考案にあっては、ディスク状記録媒体が
収納されたケースと、このケースに形成されたヘッド挿入穴およびディスク状記
録媒体を回転させるための回転穴と、このヘッド挿入穴および回転穴を開閉する
ために前記ケースに取り付けられたシャッタと、前記シャッタを閉止方向に付勢
するねじりコイルばねとを備えたディスクカートリッジにおいて、前記ねじりコ
イルばねの一方の先端が前記ケースの端縁側に形成された溝状のばね受け部に係 合し、前記溝状のばね受け部は前記ねじりコイルばねの前記先端が前記係合状態
から脱するのを阻止するための係合突起と、該係合突起と対向する位置に設けら
れた案内壁とからなり、この係合突起には、前記ねじりコイルばねの前記先端の
係止位置よりも他方の先端側の領域において記録再生装置への挿入方向と反対側
に突出する突出部を設けた構成とするものである。 〔作用〕 ディスクカートリッジを記録再生装置に装着しようとして持ち運ぶ場合等に、
誤ってこのディスクカートリッジを落してしまうことがある。そうすると、ねじ
りコイルばねの他先端は落下の際の衝撃力によって、この付勢力がさほど大きく
ない点と相まってねじりコイルばねの付勢方向の略逆方向へ移動してしまい、第
2ばね受部の係合状態から脱してしまう虞が生じる。しかし、ねじりコイルばね
の他先端がこのねじりコイルばねの付勢方向の略逆方向に移動しようとしても係
合突起によって阻止され、第2ばね受部の係合状態から脱するのが防止される。 〔実施例〕 以下、本考案を図面に基づいて説明する。 第1図ないし第7図は本考案に係るディスクカートリッジの一実施例を示す図
である。 第1図および第2図において符号1はディスクカートリッジのケースであり、
このケース1は合成樹脂製であって全体が矩形の平板状筐体の上半片1aと下半片
1bとからなっている。ケース1内には光学的情報を記録した3.5 インチの光ディ
スク2(ディスク状記録媒体)が収納されている。ケース1の下半片1bの中央に
は、光ディスク2が記録再生装置に装着されたときに、ケース1内の光ディスク
2をスピンドルモータ(図示せず)によって回転させるための回転穴4が形成さ
れ、この回転穴4から光ディスク2の中心部に設けられたハブ部2aが露出してい
る。またケース1の上下半片1a,1bには光ディスク2に記録された情報を読み取
るための光ヘッド(図示せず)が接近可能なようにヘッド挿入穴3が形成されて
いる。 光ディスク2を使用しない場合には、前記回転穴4やヘッド挿入穴3から塵埃
がケース1内に侵入するのを防止するために、このケース1にはシャッタ5が取 付けられている。シャッタ5は第3図および第4図に示すようにステンレス鋼等
の金属薄板を略中央から略コの字形に折り曲げて形成され、前記回転穴4及びヘ
ッド挿入穴3を開閉するための開閉板部6と、この開閉板部6よりも折り曲げ長
さが短い補助開閉板部7とを有している。 前記シャッタ5の折り曲げられた部分(同図中上部)にはケース1の記録再生
装置挿入側先端部分に係合するガイド板部8が設けられている。このガイド板部
8の折り曲げ片方側であって前後両端にはガイド突起部8a,8bが形成されている
。また、このガイド板部8のガイド突起部8bの形成されている近傍には第1ばね
受部9が形成されている。 一方、ケース1内には第5図に示すようにねじりコイルばね10を収納するため
の収納室11が設けられ、この収納室11の右上方端のケース1にはねじりコイルば
ね10の端部が嵌入可能な溝状の第2ばね受部12が形成されている。第1、第2ば
ね受部9,12にはねじりコイルばね10の一先端10a、他先端10bがそれぞれ係合
し、このねじりコイルばね10によってシャッタ5を第5図中左方へ付勢している
。なお、シャッタ5の第1ばね受部9に一端10aが係合するねじりコイルばね10
の付勢力は、このシャッタ5の開閉を容易に行うために、さほど大きくは設定さ
れていない。また、前記溝状の第2ばね受部12はねじりコイルばね10の付勢方向
(第5図中A方向)の後方に突出して形成された係合突起12aと、該係合突起12
aと対向する位置に形成された案内壁12cとから構成されている。このため、係
合突起12aによってねじりコイルばね10の他端10bは、第2ばね受部12から脱す
るのが防止されている。さらに第2ばね受部12には、第6図に示すようにねじり
コイルはね10の他先端10bを第2ばね受部12に係合し易くするために、すなわち
この他先端10bを第2はね受部12内へ案内するために案内板部12bが形成されて
いる。 ここで、ケース1の下半片1bであって記録再生装置挿入先端部分に形成された
ガイド部Gは、第7図に示すように、図上左側に形成されケース1の上端面から
落込んだ位置に水平方向に伸びる第1ガイド表面13と、この第1ガイド表面13と
は前記ヘッド挿入穴3に対して反対側に形成された第2ガイド表面14とを有して
いる。そして、前記両ガイド表面13,14間には、連結部15が形成されている。前 記第1ガイド表面13の前記ヘッド挿入穴3側には、シャッタ5を開閉するための
開閉ピンPがシャッタを開放したときに落込むための逃げ凹み16が形成されてい
る。 前記開閉ピンPは第2図に示すようにシャッタ5を図上右側に移動せしめ、前
記ヘッド挿入穴3を開放する。また、前記下半片1bのガイド部G近傍にはガイド
突起部8a,8bが嵌入する一対のガイド溝17a,17bが形成され、このガイド溝17
a,17bはガイド部Gに沿ってほぼ全長に亘って伸びている。 ここで、ディスクカートリッジを記録再生装置に装着しようとして持ち運ぶ場
合等に、誤ってこのディスクカートリッジを落してしまうことがある。そうする
と、ねじりコイルばね10の他先端10bは落下の際の衝撃力によって、また前記付
勢力がさほど大きくない点と相まって、前記付勢方向の略逆方向へ移動してしま
い、第2ばね受部12の係合状態から脱してしまう虞が生じる。しかし、ねじりコ
イルばね10の他先端10bが、このねじりコイルばね10の付勢方向の略逆方向へ移
動しようとしても係合突起12aによって阻止され、第2ばね受部12の係合状態か
ら脱するのが防止される。したがって、ケース1からねじりコイルばね10が飛ん
でしまうのが防止され、このディスクカートリッジの使用状態が保持される。 〔考案の効果〕 以上説明したように、本考案によれば、ねじりコイルばねの他先端が係合状態
から脱するのを阻止するための係合突起を第2ばね受部に設けたので、誤ってデ
ィスクカートリッジを落してしまっても、落下の際の衝撃力等によってねじりコ
イルばねの他先端がこの付勢方向の略逆方向に移動しようとしても前記係合突起
によって阻止され、第2ばね受部の係合状態から脱するのが防止される。したが
って、ケースからねじりコイルばねが飛んでしまうのが防止され、このディスク
カートリッジの使用状態が保持される。
チ用のディスクカートリッジに関する。 〔従来の技術〕 記録再生装置に使用されるディスク状記録媒体は、不使用時に破損したり、塵
埃が付着したりするのを防止するために、ディスクカートリッジ内にこのディス
ク状記録媒体を収納することによって保護している。このようなディスクカート
リッジとして、例えば第8図および第9図に示すようなものがある。第8図にお
いて、符号101 はケースであり、このケース101 にはディスク状記録媒体106 が
収納されている。ケース101 にはこのディスクカートリッジが記録再生装置に装
着されたときに、ディスク状記録媒体106 を回転させるための回転穴102 や情報
の読み書きを行うためにヘッドを接近可能なヘッド挿入穴103 が形成されている 。 ここで、前記回転穴102 やヘッド挿入穴103 からケース101 内部に塵埃が侵入
するのを防止するために、このケース101 にはシャッタ104 が取り付けられてい
る。シャッタ104 には第9図に示すように第1ばね受部108 が形成され、この第
1ばね受部108 はケース101 内に収装されたねじりコイルばね107 の一先端107a
と係合し、このねじりコイルばね107 の他先端107bはケース101 に形成された第
2ばね受部109 と係合している。第2ばね受部109 はねじりコイルばね107 の他
先端107bが嵌入可能なように溝状に形成されており、このねじりコイルばね107
の付勢方向(第9図A方向)に沿って形成されている。また、シャッタ104 はね
じりコイルばね107 によって常時付勢されて、前記回転穴102 やヘッド挿入穴10
3 を閉止している。ねじりコイルばね107 の付勢力に抗してシャッタ104 を摺動
させると、前記回転穴102 やヘッド挿入穴103 は開口される。 〔考案が解決しようとする課題〕 しかしながら、このような従来のディスクカートリッジにおいては、第2ばね
受部109 は第9図に示すようにねじりコイルばね107 の付勢方向に沿ってケース
101 に形成されていたので、ねじりコイルばね107 はこの第2ばね受部109 に完
全に係合されていなかった。このため、ディスクカートリッジを記録再生装置に
装着しない場合等にこれを誤って落したりすると、落下の際の衝撃力によってね
じりコイルばね107 の他先端107bはこの付勢方向の略逆方向に移動し、第2ばね
受部109 の係合状態から脱してしまうことになる。したがって、ケース101 から
ねじりコイルばね107 が飛んでしまいこのディスクカートリッジが使用不可能に
なってしまうという問題点があった。 〔課題を解決するための手段〕 このような問題を解決するために、本考案にあっては、ディスク状記録媒体が
収納されたケースと、このケースに形成されたヘッド挿入穴およびディスク状記
録媒体を回転させるための回転穴と、このヘッド挿入穴および回転穴を開閉する
ために前記ケースに取り付けられたシャッタと、前記シャッタを閉止方向に付勢
するねじりコイルばねとを備えたディスクカートリッジにおいて、前記ねじりコ
イルばねの一方の先端が前記ケースの端縁側に形成された溝状のばね受け部に係 合し、前記溝状のばね受け部は前記ねじりコイルばねの前記先端が前記係合状態
から脱するのを阻止するための係合突起と、該係合突起と対向する位置に設けら
れた案内壁とからなり、この係合突起には、前記ねじりコイルばねの前記先端の
係止位置よりも他方の先端側の領域において記録再生装置への挿入方向と反対側
に突出する突出部を設けた構成とするものである。 〔作用〕 ディスクカートリッジを記録再生装置に装着しようとして持ち運ぶ場合等に、
誤ってこのディスクカートリッジを落してしまうことがある。そうすると、ねじ
りコイルばねの他先端は落下の際の衝撃力によって、この付勢力がさほど大きく
ない点と相まってねじりコイルばねの付勢方向の略逆方向へ移動してしまい、第
2ばね受部の係合状態から脱してしまう虞が生じる。しかし、ねじりコイルばね
の他先端がこのねじりコイルばねの付勢方向の略逆方向に移動しようとしても係
合突起によって阻止され、第2ばね受部の係合状態から脱するのが防止される。 〔実施例〕 以下、本考案を図面に基づいて説明する。 第1図ないし第7図は本考案に係るディスクカートリッジの一実施例を示す図
である。 第1図および第2図において符号1はディスクカートリッジのケースであり、
このケース1は合成樹脂製であって全体が矩形の平板状筐体の上半片1aと下半片
1bとからなっている。ケース1内には光学的情報を記録した3.5 インチの光ディ
スク2(ディスク状記録媒体)が収納されている。ケース1の下半片1bの中央に
は、光ディスク2が記録再生装置に装着されたときに、ケース1内の光ディスク
2をスピンドルモータ(図示せず)によって回転させるための回転穴4が形成さ
れ、この回転穴4から光ディスク2の中心部に設けられたハブ部2aが露出してい
る。またケース1の上下半片1a,1bには光ディスク2に記録された情報を読み取
るための光ヘッド(図示せず)が接近可能なようにヘッド挿入穴3が形成されて
いる。 光ディスク2を使用しない場合には、前記回転穴4やヘッド挿入穴3から塵埃
がケース1内に侵入するのを防止するために、このケース1にはシャッタ5が取 付けられている。シャッタ5は第3図および第4図に示すようにステンレス鋼等
の金属薄板を略中央から略コの字形に折り曲げて形成され、前記回転穴4及びヘ
ッド挿入穴3を開閉するための開閉板部6と、この開閉板部6よりも折り曲げ長
さが短い補助開閉板部7とを有している。 前記シャッタ5の折り曲げられた部分(同図中上部)にはケース1の記録再生
装置挿入側先端部分に係合するガイド板部8が設けられている。このガイド板部
8の折り曲げ片方側であって前後両端にはガイド突起部8a,8bが形成されている
。また、このガイド板部8のガイド突起部8bの形成されている近傍には第1ばね
受部9が形成されている。 一方、ケース1内には第5図に示すようにねじりコイルばね10を収納するため
の収納室11が設けられ、この収納室11の右上方端のケース1にはねじりコイルば
ね10の端部が嵌入可能な溝状の第2ばね受部12が形成されている。第1、第2ば
ね受部9,12にはねじりコイルばね10の一先端10a、他先端10bがそれぞれ係合
し、このねじりコイルばね10によってシャッタ5を第5図中左方へ付勢している
。なお、シャッタ5の第1ばね受部9に一端10aが係合するねじりコイルばね10
の付勢力は、このシャッタ5の開閉を容易に行うために、さほど大きくは設定さ
れていない。また、前記溝状の第2ばね受部12はねじりコイルばね10の付勢方向
(第5図中A方向)の後方に突出して形成された係合突起12aと、該係合突起12
aと対向する位置に形成された案内壁12cとから構成されている。このため、係
合突起12aによってねじりコイルばね10の他端10bは、第2ばね受部12から脱す
るのが防止されている。さらに第2ばね受部12には、第6図に示すようにねじり
コイルはね10の他先端10bを第2ばね受部12に係合し易くするために、すなわち
この他先端10bを第2はね受部12内へ案内するために案内板部12bが形成されて
いる。 ここで、ケース1の下半片1bであって記録再生装置挿入先端部分に形成された
ガイド部Gは、第7図に示すように、図上左側に形成されケース1の上端面から
落込んだ位置に水平方向に伸びる第1ガイド表面13と、この第1ガイド表面13と
は前記ヘッド挿入穴3に対して反対側に形成された第2ガイド表面14とを有して
いる。そして、前記両ガイド表面13,14間には、連結部15が形成されている。前 記第1ガイド表面13の前記ヘッド挿入穴3側には、シャッタ5を開閉するための
開閉ピンPがシャッタを開放したときに落込むための逃げ凹み16が形成されてい
る。 前記開閉ピンPは第2図に示すようにシャッタ5を図上右側に移動せしめ、前
記ヘッド挿入穴3を開放する。また、前記下半片1bのガイド部G近傍にはガイド
突起部8a,8bが嵌入する一対のガイド溝17a,17bが形成され、このガイド溝17
a,17bはガイド部Gに沿ってほぼ全長に亘って伸びている。 ここで、ディスクカートリッジを記録再生装置に装着しようとして持ち運ぶ場
合等に、誤ってこのディスクカートリッジを落してしまうことがある。そうする
と、ねじりコイルばね10の他先端10bは落下の際の衝撃力によって、また前記付
勢力がさほど大きくない点と相まって、前記付勢方向の略逆方向へ移動してしま
い、第2ばね受部12の係合状態から脱してしまう虞が生じる。しかし、ねじりコ
イルばね10の他先端10bが、このねじりコイルばね10の付勢方向の略逆方向へ移
動しようとしても係合突起12aによって阻止され、第2ばね受部12の係合状態か
ら脱するのが防止される。したがって、ケース1からねじりコイルばね10が飛ん
でしまうのが防止され、このディスクカートリッジの使用状態が保持される。 〔考案の効果〕 以上説明したように、本考案によれば、ねじりコイルばねの他先端が係合状態
から脱するのを阻止するための係合突起を第2ばね受部に設けたので、誤ってデ
ィスクカートリッジを落してしまっても、落下の際の衝撃力等によってねじりコ
イルばねの他先端がこの付勢方向の略逆方向に移動しようとしても前記係合突起
によって阻止され、第2ばね受部の係合状態から脱するのが防止される。したが
って、ケースからねじりコイルばねが飛んでしまうのが防止され、このディスク
カートリッジの使用状態が保持される。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第7図は本考案に係るディスクカートリッジの一実施例を示す図
であり、第1図はこのディスクカートリッジの表側の斜視図、第2図は同裏側の
斜視図、第3図および第4図はシャッタの斜視図、第5図はケースに収納された
ねじりコイルばね等を示す拡大図、第6図は第2ばね受部を示す斜視図、第7図 はケースの下半片の部分拡大平面図である。第8図および第9図は従来のディス
クカートリッジを示す図であり、第8図はこのディスクカートリッジの表側の斜
視図、第9図はケースに収納されたねじりコイルばね等を示す拡大図である。 1…ケース、3…ヘッド挿入穴、4…回転穴、5…シャッタ、9,12…第1、
第2ばね受部、10…ねじりコイルばね、10a…一先端、10b…他先端、12a…係
合突起、12c…案内壁。
であり、第1図はこのディスクカートリッジの表側の斜視図、第2図は同裏側の
斜視図、第3図および第4図はシャッタの斜視図、第5図はケースに収納された
ねじりコイルばね等を示す拡大図、第6図は第2ばね受部を示す斜視図、第7図 はケースの下半片の部分拡大平面図である。第8図および第9図は従来のディス
クカートリッジを示す図であり、第8図はこのディスクカートリッジの表側の斜
視図、第9図はケースに収納されたねじりコイルばね等を示す拡大図である。 1…ケース、3…ヘッド挿入穴、4…回転穴、5…シャッタ、9,12…第1、
第2ばね受部、10…ねじりコイルばね、10a…一先端、10b…他先端、12a…係
合突起、12c…案内壁。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】ディスク状記録媒体が収納されたケースと、このケースに形成され
たヘッド挿入穴およびディスク状記録媒体を回転させるための回転穴と、このヘ
ッド挿入穴および回転穴を開閉するために前記ケースに取り付けられたシャッタ
と、前記シャッタを閉止方向に付勢するねじりコイルばねとを備えたディスクカ
ートリッジにおいて、前記ねじりコイルばねの一方の先端が前記ケースの端縁側
に形成された溝状のばね受け部に係合し、前記溝状のばね受け部は前記ねじりコ
イルばねの前記先端が前記係合状態から脱するのを阻止するための係合突起と、
該係合突起と対向する位置に設けられた案内壁とからなり、この係合突起には、
前記ねじりコイルばねの前記先端の係止位置よりも他方の先端側の領域において
記録再生装置への挿入方向と反対側に突出する突出部を設けたことを特徴とする
ディスクカートリッジ。
Family
ID=
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