JP2903586B2 - ディスクカートリッジの誤挿入防止機構 - Google Patents

ディスクカートリッジの誤挿入防止機構

Info

Publication number
JP2903586B2
JP2903586B2 JP2011621A JP1162190A JP2903586B2 JP 2903586 B2 JP2903586 B2 JP 2903586B2 JP 2011621 A JP2011621 A JP 2011621A JP 1162190 A JP1162190 A JP 1162190A JP 2903586 B2 JP2903586 B2 JP 2903586B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cartridge
magneto
erroneous insertion
optical disk
disk cartridge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2011621A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03216853A (ja
Inventor
秀樹 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2011621A priority Critical patent/JP2903586B2/ja
Priority to MYPI91000094A priority patent/MY113258A/en
Publication of JPH03216853A publication Critical patent/JPH03216853A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2903586B2 publication Critical patent/JP2903586B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)
  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、光ディスクや光磁気ディスク等のディスク
を収納したディスクカートリッジを記録及び/又は再生
装置内のカートリッジ装着部に装着操作するカートリッ
ジ装着装置を構成するカートリッジホルダに設けられる
ディスクカートリッジの誤挿入防止機構に関する。
〔従来の技術〕
従来、光磁気ディスクを収納した光磁気ディスクカー
トリッジとして第5図及び第6図に示すように構成され
たものが用いられている。
この光磁気ディスクカートリッジ1は、第5図及び第
6図に示すように、上ハーフ2aと下ハーフ2bを突合せ係
合して形成した方形状のカートリッジ本体2内に光磁気
ディスク3を回転可能に収納して構成されてなる。この
光磁気ディスク3を収納したカートリッジ本体2を構成
する上下ハーフ2a,2bの左右方向の中央部であってカー
トリッジ本体2の前面側に寄った位置には、上記光磁気
ディスク3の信号記録面の一部を径方向に亘って外方に
臨ませるとともに上記光磁気ディスク3に対し所望の情
報信号を記録する記録及び/又は再生装置側に配設され
る外部磁界発生用磁気ヘッド及び光学ヘッドがそれぞれ
臨む磁気ヘッド用開口部4及び光学ヘッド用開口部5が
開設されている。また、下ハーフ2bの略中央部には、上
記光学ヘッド用開口部5に連続して上記光磁気ディスク
3を回転操作する記録及び/又は再生装置側に設けられ
るディスク回転駆動装置のディスクテーブルが進入する
ディスクテーブル用開口部6が開設されている。
そして、上記カートリッジ本体2には、上記磁気ヘッ
ド用開口部4及び光学ヘッド用開口部5並びに上記ディ
スクテーブル用開口部6を介して上記カートリッジ本体
2内に塵芥等が侵入しここに収納された光ディスク3の
少なくとも信号記録面を汚損しないようになすため、上
記各開口部4,5,6を開閉するシャッタ7が移動可能に取
付けられている。このシャッタ7は、薄い金属板を断面
コ字状に折曲して形成され、上下一対の覆板7a,7bで上
記各開口部4,5,6を覆うようにして上記カートリッジ本
体2の前面側から嵌合するようにして取付けられてい
る。そして、上記シャッタ7は、光磁気ディスクカート
リッジ1が記録及び/又は再生装置に装着されない非使
用時に常に上記各開口部4,5,6を閉塞するように図示し
ないシャッタ閉塞用バネで移動付勢されている。
ところで、上記光磁気ディスクカートリッジ1は、外
部磁界発生用磁気ヘッド及び光学ヘッドがそれぞれ臨む
磁気ヘッド用開口部4及び光学ヘッド用開口部5を上述
したようにカートリッジ本体2の前面側に寄った位置に
設けている。そのため、上記外部磁界発生用磁気ヘッド
及び光学ヘッドに上記磁気ヘッド用開口部4及び光学ヘ
ッド用開口部5を対応させるため、上記光磁気ディスク
カートリッジ1は記録及び/又は再生装置内のカートリ
ッジ装着部に対する装着方向が定められる。
そこで、この種の光磁気ディスクカートリッジ1に
は、第5図及び第6図に示すようなカートリッジホルダ
21を備えたカートリッジ装着装置を用いて上記カートリ
ッジ装着部に装着するような場合に、上記カートリッジ
ホルダ21に対する挿入方向を定めるための切欠き部9が
設けられている。この切欠き部9は、カートリッジ本体
2のシャッタ7が取付けられる前面側の一側側コーナ部
を傾斜させる如く切欠いて形成される。このような切欠
き部9を設けることにより、方形状をなす光磁気ディス
クカートリッジ1の左右及び前後方向の形状が対称の形
状とならなくなる。
さらにまた、上記光磁気ディスクカートリッジ1に
は、カートリッジ交換装置により記録及び/又は再生装
置のカートリッジ装着部に対する装脱操作を自動的に行
い得るようになすため、上記カートリッジ交換装置のカ
ートリッジ把持機構が係合する凹部10が形成されてい
る。この凹部10は、シャッタ7が取付けられるカートリ
ッジ本体2の前面側面側に形成されている。そして、上
記凹部10は、第6図に示すように、下ハーフ2bから上ハ
ーフ2aの一部に亘って形成され、カートリッジ本体2の
上面側を上ハーフ2aの一部で閉塞された形状に形成され
ている。
そして、上述したように構成された光磁気ディスクカ
ートリッジ1を記録及び/又は再生装置のカートリッジ
装着部に装着操作するカートリッジ装着装置のカートリ
ッジホルダ21は、第5図に示すように構成されている。
すなわち、上記カートリッジホルダ21は、光磁気ディス
クカートリッジ1の平面形状と略同一の大きさに形成さ
れた平板状の主面部22の両側に、カートリッジ本体2の
両側を保持する断面L字状をなすカートリッジ支持部2
3,24を折曲形成して構成されてなる。そして、上記主面
部22と上記カートリッジ支持部23,24で囲まれた領域を
もってカートリッジ保持部21aとしている。また、上記
カートリッジホルダ21には、光磁気ディスクカートリッ
ジ1が挿入操作されるとき、シャッタ7をシャッタ閉塞
用バネ8の付勢力に抗して第5図中矢印A方向に移動操
作し、カートリッジ本体2に形成した各開口部4,5,6を
開放操作するシャッタ開閉レバー25が取付けられてい
る。このシャッタ開閉レバー25は、先端側に垂下するよ
うに植立したたシャッタ開閉ピン26をカートリッジホル
ダ21の主面部22に穿設した回動ガイド溝27に挿通させて
上記カートリッジホルダ21の内方に突出させるととも
に、基端部をカートリッジホルダ21の主面部22に植立さ
れる枢支軸28に枢支され、この枢支軸28を中心に回動可
能となされて上記主面部22上に取付けられている。ま
た、上記シャッタ開閉レバー25は、後述する誤挿入検出
レバーとの間に張設される引張りバネ29により第5図中
矢印B方向に回動付勢されている。そして、このシャッ
タ開閉レバー25は、光磁気ディスクカートリッジ1が挿
入されないとき、第5図に示すように、先端のシャッタ
開閉ピン26が、このカートリッジホルダ21に挿入される
光磁気ディスクカートリッジ1に形成されたシャッタ開
閉ピン係合凹部11に対向するように回動ガイド溝27の端
部に形成された係止片27aによって回動付勢位置が規制
されている。
なお、上記シャッタ開閉ピン係合凹部11は、閉塞位置
にあるシャッタ7の一側側とカートリッジ本体2の切欠
き部9が形成された一側側と対向する他側側との間に形
成される。
また、カートリッジホルダ21の一方のカートリッジ支
持部23側に寄った一側側には、光磁気ディスクカートリ
ッジ1の誤挿入を検出し、上記光磁気ディスクカートリ
ッジ1が誤った方向から挿入されたときカートリッジホ
ルダ21内方への挿入を禁止する誤挿入検出レバー30が取
付けられている。この誤挿入検出レバー30は、第5図に
示すように、先端側に垂下するように誤挿入検出ピン31
を植立し、基端側をカートリッジホルダ21の主面部22に
植立される枢支軸32に枢支され、この枢支軸32を中心に
回動可能となされて上記主面部22上に取付けられてい
る。このとき、上記誤挿入検出ピン31は、一方のカート
リッジ支持部23から主面部22に亘って穿設された切欠き
孔33を介してカートリッジホルダ21内に突出している。
また、上記誤挿入検出レバー30は、シャッタ開閉レバー
25との間に張設される引張りバネ29により第5図中矢印
C方向に回動付勢されている。そして、上記誤挿入検出
レバー30は、光磁気ディスクカートリッジ1が挿入され
ないとき、第5図に示すように、上記誤挿入検出ピン31
が、このカートリッジホルダ21に挿入される上記光磁気
ディスクカートリッジ1の切欠き部9に当接し得るよう
に回動付勢位置が規制されている。この回動付勢位置の
規制は、上記誤挿入検出ピン31が切欠き孔33の主面部22
側の端縁に係止されることによって行われる。
上述のように構成されたカートリッジホルダ21に対し
て、光磁気ディスクカートリッジ1は、第5図に示すよ
うに、磁気ヘッド用開口部4が形成された上面側を上記
カートリッジホルダ1の主面部22に対向させるとともに
シャッタ7が取付けられた前面側を挿入先端となし、カ
ートリッジ本体2の両側をそれぞれカートリッジ支持部
23,24に係合支持させるようにして上記カートリッジホ
ルダ21前面側の挿入開口部を通じて挿入されていく。こ
のように第5図に示す如く正規の挿入状態をもって光磁
気ディスクカートリッジ1がカートリッジホルダ21に挿
入されると、誤挿入検出ピン31が光磁気ディスクカート
リッジ1の切欠き部9に当接する。この状態からさらに
光磁気ディスクカートリッジ1をカートリッジホルダ21
内に挿入すると、上記切欠き部9に誤挿入検出ピン31を
当接させた誤挿入検出レバー30は、上記誤挿入検出ピン
31が上記切欠き部9に押圧されながら引張りバネ29の付
勢力に抗して第5図中反矢印C方向に回動操作され、上
記誤挿入検出ピン31をカートリッジ本体2の一側面上に
乗り上げさせ、上記光磁気ディスクカートリッジ1のカ
ートリッジホルダ21に対する所定装着位置への挿入を可
能な状態となす。
上述のように誤挿入検出レバー30を回動させた状態か
らさらに上記光磁気ディスクカートリッジ1をカートリ
ッジホルダ21の内方に挿入すると、シャッタ開閉ピン26
が光磁気ディスクカートリッジ1のシャッタ開閉ピン係
合凹部11に係合する。ここからさらに上記光磁気ディス
クカートリッジ1をカートリッジホルダ21内に挿入する
と、シャッタ開閉レバー25は、シャッタ開閉ピン26が上
記光磁気ディスクカートリッジ1に押圧操作されて引張
りバネ29の付勢力に抗して第5図中反矢印B方向に回動
操作される。このシャッタ開閉レバー25の回動操作に伴
い、光磁気ディスクカートリッジ1のシャッタ7は、上
記シャッタ開閉ピン26により押圧されてシャッタ閉塞用
バネ8の付勢力に抗して第5図中矢印A方向に移動操作
されカートリッジ本体2の各開口部4,5,6を開放させ
る。そして、光磁気ディスクカートリッジ1がカートリ
ッジホルダ21の所定挿入位置まで挿入されると、上記各
開口部4,5,6は完全に開放される。
また、光磁気ディスクカートリッジ1がシャッタ7を
取付けた前面側と対向する後面側から誤挿入されと、こ
の後面側には上述したような切欠き部9が形成されてい
ないので、誤挿入検出ピン31が上記光磁気ディスクカー
トリッジ1の後面に当接係合してしまい誤挿入検出レバ
ー30の回動が不能な状態となり、上記光磁気ディスクカ
ートリッジ1のカートリッジホルダ21内への挿入を阻止
する。すなわち、上記誤挿入検出レバー30は、光磁気デ
ィスクカートリッジ1のカートリッジホルダ21に対する
誤挿入を禁止する。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、ディスク状の記録媒体を収納したディスク
カートリッジにあっては、互いに極めて近似した形状を
もって形成されたものがある。例えば、上述したような
光磁気ディスク3を収納した光磁気ディスクカートリッ
ジ1に近似するものとして、直径を3.5インチとする磁
気ディスクを収納した磁気ディスクカートリッジがあ
る。この磁気ディスクカートリッジ101は、厚さ(P1
を前述の光磁気ディスクカートリッジ1の厚さ(P2)よ
り薄くなすだけで、平面形状の大きさやその他の構成を
上記光磁気ディスクカートリッジ1と同一に形成してな
るものであって、第7図及び第8図に示すように構成さ
れている。すなわち、上記磁気ディスクカートリッジ10
1は、前記光磁気ディスクカートリッジ1と同様に、上
ハーフ102aと下ハーフ102bを突合せ係合して形成した方
形状のカートリッジ本体102内に磁気ディスク103を回転
可能に収納して構成されてなる。この磁気ディスク103
を収納したカートリッジ本体102を構成する上下ハーフ1
02a,102bの左右方向の中央部であってカートリッジ本体
102の前面側に寄った位置には、上記磁気ディスク103の
信号記録面の一部を径方向に亘って外方に臨ませる開口
部104,105がそれぞれ開設されている。
そして、上記カートリッジ本体102には、上記開口部1
05及び105を開閉する断面コ字状をなすシャッタ107が外
嵌されるようにして移動可能に取付けられている。この
シャッタ107は、磁気ディスクカートリッジ101が記録及
び/又は再生装置に装着されない非使用時に常に上記各
開口部4,5を閉塞するように図示しないシャッタ閉塞用
バネで移動付勢されている。
ところで、上記磁気ディスクカートリッジ101におい
ても、前記光磁気ディスクカートリッジ1と同様に、磁
気ディスク103の信号記録面を臨ませる開口部104,105を
カートリッジ本体102の前面側に寄った位置に設けてい
る。そのため、上記各開口部104,105を介してカートリ
ッジ本体102内に進入する記録及び/又は再生装置側の
磁気ヘッドに上記各開口部104,105を対応させるため、
上記磁気ディスクカートリッジ10は記録及び/又は再生
装置内のカートリッジ装着部に対する装着方向が定めら
れる。そこで、この磁気ディスクカートリッジ101に
も、カートリッジホルダを備えたカートリッジ装着装置
を用いて記録及び/又は再生装置のカートリッジ装着部
に装着するような場合に、上記カートリッジホルダに対
する挿入方向を定めるための切欠き部109が設けられて
いる。
さらにまた、上記磁気ディスクカートリッジ101に
も、前記光磁気ディスクカートリッジ1と同様にカート
リッジ交換装置により記録及び/又は再生装置のカート
リッジ装着部に対する装脱操作を自動的に行い得るよう
になすため、上記カートリッジ交換装置のカートリッジ
把持機構が係合する凹部110が形成されている。
このように磁気ディスクカートリッジ101は、前記光
磁気ディスクカートリッジ1と平面形状の大きさを同一
となし、さらに誤挿入防止用の切欠き部109等略同様に
形成されている。そのため、上記磁気ディスクカートリ
ッジ101は、誤って前述した光磁気ディスクカートリッ
ジ1用のカートリッジホルダ21への挿入操作が行われる
虞れがある。
そこで、上記磁気ディスクカートリッジ101が誤って
上記カートリッジホルダ21に挿入されると、第9図に示
すように、誤挿入検出レバー30は誤挿入検出ピン31が上
記磁気ディスクカートリッジ101の切欠き部109に押圧さ
れながら引張りバネ29の付勢力に抗して回動操作され、
上記磁気ディスクカートリッジ101の挿入を可能として
しまう。
しかし、上記磁気ディスクカートリッジ101は、切欠
き部109を誤挿入検出レバー30に対応させてカートリッ
ジホルダ21に挿入されると、下ハーフ102bがカートリッ
ジホルダ21の主面部22に対向し凹部110の開口縁110a側
が上記誤挿入検出ピン31と対向するようになってしま
う。そして、上記誤挿入検出ピン31は、細径の金属ピン
を誤挿入検出レバー30の先端に植立してなるものであ
り、さらに上記カートリッジホルダ21の高さ(H1)に比
し短く形成されてなるので、上記磁気ディスクカートリ
ッジ101が挿入されると、第9図及び第10図に示すよう
に、上記誤挿入検出ピン31が凹部110内に係合してしま
う。このように誤挿入検出ピン31が凹部110に係合して
しまうと、誤って挿入された上記磁気ディスクカートリ
ッジ101は、ディスクホルダ21内への挿入はもちろんの
こと、上記ディスクホルダ21からの抜き出しもできなく
なってしう虞れがある。その結果、磁気ディスクカート
リッジ101やカートリッジホルダ21を損傷させてしまう
虞れもある。
そこで、本発明は、互いに近似した形状に構成された
ディスクカートリッジであっても、所定の定められたデ
ィスクカートリッジのみの挿入を可能となし、誤ったデ
ィスクカートリッジの挿入を確実に防止し、形成が容易
な誤挿入検出部材を備えたディスクカートリッジの誤挿
入防止機構を提供することを目的に提案されたものであ
る。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、上述したような目的を達成するため、挿入
方向を決定する切欠き部が一側側のコーナ部に形成され
たディスクカートリッジが挿入保持されるカートリッジ
ホルダと、上記カートリッジホルダに上記ディスクカー
トリッジが挿入されるときこのディスクカートリッジに
よって誤挿入検出部が押圧操作されて上記カートリッジ
ホルダのカートリッジ保持部外方へ移動操作され、上記
ディスクカートリッジが誤挿入されたとき上記誤挿入検
出部が上記ディスクカートリッジに係止し上記ディスク
カートリッジの上記カートリッジホルダへの挿入を禁止
する誤挿入検出部材を備え、上記誤挿入検出部材の上記
誤挿入検出部を、上記ディスクカートリッジの切欠き部
が形成された一側側に設けられた凹部の開口幅より大き
い幅をもって形成してなるものである。
〔作用〕
本発明に係るディスクカートリッジの誤挿入防止機構
の誤挿入検出部材の誤挿入検出部は、ディスクカートリ
ッジのカートリッジホルダに対する挿入方向を決定する
切欠き部が形成された一側側に設けられた凹部の開口幅
より大きい幅をもって形成されてなるので、上記凹部に
係合することがない。
〔実施例〕
以下、本発明の具体的な実施例を図面を参照しながら
説明する。
本発明に係るディスクカートリッジの誤挿入防止機構
は、前述したような光磁気ディスクカートリッジ1を記
録及び/又は再生装置内のカートリッジ装着部に装着操
作するカートリッジ装着装置を構成する前述したような
カートリッジホルダ21に適用されるものである。従っ
て、以下の説明では、上記カートリッジホルダ21と共通
する部分には、共通する符号を付して詳細な説明は省略
する。
すなわち、本発明が適用されるカートリッジホルダ21
は、第1図に示すように、光磁気ディスクカートリッジ
1の平面形状と略同一の大きさに形成された平板状の主
面部22の両側に、カートリッジ本体2の両側を保持する
断面L字状をなすカートリッジ支持部23,24を折曲形成
して構成されてなる。そして、このカートリッジホルダ
21には、光磁気ディスクカートリッジ1が挿入操作され
るとき、シャッタ7をシャッタ閉塞用バネ8の付勢力に
抗して第1図中矢印A方向に移動操作し、カートリッジ
本体2に形成した各開口部4,5,6を開放操作する先端側
にシャッタ開閉ピン26を植立したシャッタ開閉レバー25
が取付けられている。このシャッタ開閉レバー25は、前
述したものと同様に形成されて、同様の位置に取付けら
れてなるものである。
また、カートリッジホルダ21には、一方のカートリッ
ジ支持部23側に寄った一側側には、光磁気ディスクカー
トリッジ1の誤挿入を検出し、上記光磁気ディスクカー
トリッジ1が誤った方向から挿入されたときカートリッ
ジホルダ21の内方への挿入を禁止する誤挿入禁止機構を
構成する誤挿入検出部材としての誤挿入検出レバー51が
が取付けられている。
この誤挿入検出レバー51は、第2図に示すように、金
属板を略L字状に折曲して形成されてなるものであっ
て、回動部52の先端側一側にこの回動部に直交するよう
に誤挿入検出部としての誤挿入検出片53を折曲形成して
構成されている。この誤挿入検出片53は、両側に傾斜折
曲片53a,53bを形成し、その全体の幅(W1)を上記光磁
気ディスクカートリッジ1の一側面に形成される凹部9
の開口幅(W2)より大きく形成されている。
そして、上記誤挿入検出レバー51は、第2図に示すよ
うに、カートリッジホルダ25の主面部22に穿設された嵌
合孔54に嵌合されて取付けられる枢支軸55に、回動部52
の基端側に穿設した挿通孔52aを挿通させて上記主面部2
2上に枢支されることにより、上記枢支軸55を中心にし
て回動可能となされている。このとき、上記誤挿入検出
片53は、一方のカートリッジ支持部23から主面部22に亘
って穿設された切欠き孔56を介してカートリッジホルダ
21内に臨まされている。また、上記誤挿入検出レバー51
は、回動部52の一側に突設したバネ係止片57に、前記シ
ャッタ開閉レバー25を回動付勢する引張りバネ29の一端
が係止され、第1図中矢印C方向に回動付勢されてい
る。そして、上記誤挿入検出レバー51は、光磁気ディス
クカートリッジ1が挿入されないとき、第1図に示すよ
うに、上記誤挿入検出片53が、このカートリッジホルダ
21に挿入される上記光磁気ディスクカートリッジ1の切
欠き部9に当接し得る位置に回動付勢位置が規制されて
いる。この回動付勢位置の規制は、上記誤挿入検出片53
が切欠き孔56の主面部22側の端縁に係止されることによ
って行われる。
上述のように構成された誤挿入検出レバー51を備えた
カートリッジホルダ21に対する光磁気ディスクカートリ
ッジ1の挿入操作は、前記したように磁気ヘッド用開口
部4が形成された上面側を上記カートリッジホルダ1の
主面部22に対向させるとともにシャッタ7が取付けられ
た前面側を挿入先端となし、カートリッジ本体2の両側
をそれぞれカートリッジ支持部23,24に係合支持させる
ようにして行う。このように光磁気ディスクカートリッ
ジ1のカートリッジホルダ21への挿入が行われると、誤
挿入検出レバー51の誤挿入検出片53が光磁気ディスクカ
ートリッジ1の切欠き部9に当接する。この状態からさ
らに光磁気ディスクカートリッジ1をカートリッジホル
ダ21内に挿入すると、上記切欠き部9に誤挿入検出片53
を当接させた誤挿入検出レバー51は、上記誤挿入検出片
53が上記切欠き部9に押圧されながら引張りバネ29の付
勢力に抗して第1図中反矢印C方向に回動操作され、上
記誤挿入検出片53をカートリッジ本体2の一側面上に乗
り上げさせ、上記光磁気ディスクカートリッジ1のカー
トリッジホルダ21に対する所定装着位置への挿入を可能
な状態となす。
上述のように誤挿入検出レバー51を回動させた状態か
らさらに上記光磁気ディスクカートリッジ1をカートリ
ッジホルダ21の内方に挿入すると、シャッタ開閉ピン26
が光磁気ディスクカートリッジ1のシャッタ開閉ピン係
合凹部11に係合し、シャッタ開閉レバー15が引張りバネ
29の付勢力に抗して第1図中反矢印B方向に回動操作さ
れ、光磁気ディスクカートリッジ1のシャッタ7の開放
操作が行われる。そして、光磁気ディスクカートリッジ
1がカートリッジホルダ21の所定挿入位置まで挿入され
たとき、カートリッジ本体2の各開口部4,5,6は完全に
開放される。
また、光磁気ディスクカートリッジ1がシャッタ7を
取付けた前面側と対向する後面側から誤挿入されと、こ
の後面側には上述したような切欠き部9が形成されてい
ないので、誤挿入検出片53が上記光磁気ディスクカート
リッジ1の後面に当接係合してしまい誤挿入検出レバー
51の回動が不能な状態となり、上記光磁気ディスクカー
トリッジ1のカートリッジホルダ21内への挿入を阻止す
る。すなわち、上記誤挿入検出レバー51は、光磁気ディ
スクカートリッジ1のカートリッジホルダ21に対する誤
挿入を禁止する。
また、前述したような磁気ディスクカートリッジ101
が誤って上記カートリッジホルダ21に挿入されると、第
3図に示すように、誤挿入検出レバー51は誤挿入検出片
53が上記磁気ディスクカートリッジ101の切欠き部109に
押圧されながら引張りバネ29の付勢力に抗して回動操作
され、上記磁気ディスクカートリッジ101の挿入を可能
としてしまう。
しかし、本発明にあっては、上記誤挿入検出片53の幅
(W1)が上記凹部110の開口縁110aの幅(W3)より大き
く形成されてなるので、上記磁気ディスクカートリッジ
101が第3図に示すようにカートリッジホルダ21内に挿
入されても、第4図に示すように上記誤挿入検出片53の
上記凹部110への進入が防止される。また、上記磁気デ
ィスクカートリッジ101をさらにカートリッジホルダ21
内に挿入しようとしても、シャッタ開閉レバー25による
シャッタ107の開放操作が行われないので、上記シャッ
タ開閉レバー25の回動操作が行われず、上記磁気ディス
クカートリッジ101の所定挿入位置への挿入操作は行わ
れない。そして、この状態において、磁気ディスクカー
トリッジ101は、一切カートリッジホルダ21内に係止さ
れることがないので、容易に抜き取ることが可能であ
る。
〔発明の効果〕
上述したように、本発明は、誤挿入検出部をディスク
カートリッジのカートリッジホルダに対する挿入方向を
決定する切欠き部が形成された一側側に設けられた凹部
の開口幅より大きい幅をもって形成されてなるので、上
記誤挿入検出部が上記凹部に係合することがない。
従って、互いに近似した形状に構成されたディスクカ
ートリッジであっても、所定の定められたディスクカー
トリッジのみの挿入を可能となし、誤ったディスクカー
トリッジの挿入を確実に防止し、ディスクカートリッジ
及びカートリッジホルダの損傷を確実に防止できる。
また、本発明を構成する誤挿入防止部は、1枚の金属
板を折曲して形成してなるので、形成が容易であり、安
価に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る誤挿入検出機構を備えたカートリ
ッジホルダ及びこのカートリッジホルダに挿入される光
磁気ディスクカートリッジを示す斜視図であり、第2図
は上記誤挿入検出機構を構成する誤挿入防止レバーを示
す拡大斜視図であり、第3図は上記カートリッジホルダ
に挿入されるべきでない磁気ディスクカートリッジが挿
入された状態の平面図であり、第4図はその要部を示す
拡大平面図である。 第5図は従来の誤挿入検出機構を備えたカートリッジホ
ルダ及びこのカートリッジホルダに挿入される光磁気デ
ィスクカートリッジを示す斜視図であり、第6図は上記
光磁気ディスクカートリッジの下面側の斜視図である。 第7図は磁気ディスクカートリッジの上面側の斜視図で
あり、第8図は上記磁気ディスクカートリッジの下面側
の斜視図である。 第9図は上記従来の誤挿入検出機構を備えたカートリッ
ジホルダに磁気ディスクカートリッジを挿入した状態の
平面図であり、第10図はその側面図である。 1……光磁気ディスクカートリッジ 9……切欠き部 10……凹部 21……カートリッジホルダ 25……シャッタ開閉レバー 51……誤挿入検出レバー 53……誤挿入検出片 101……磁気ディスクカートリッジ 109……切欠き部 110……凹部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】挿入方向を決定する切欠き部が一側側のコ
    ーナ部に形成されたディスクカートリッジが挿入保持さ
    れるカートリッジホルダと、 上記カートリッジホルダに上記ディスクカートリッジが
    挿入されるときこのディスクカートリッジによって誤挿
    入検出部が押圧操作されて上記カートリッジホルダのカ
    ートリッジ保持部外方へ移動操作され、上記ディスクカ
    ートリッジが誤挿入されたとき上記誤挿入検出部が上記
    ディスクカートリッジに係止し上記ディスクカートリッ
    ジの上記カートリッジホルダへの挿入を禁止する誤挿入
    検出部材を備え、 上記誤挿入検出部材の上記誤挿入検出部が、上記ディス
    クカートリッジの切欠き部が形成された一側側に設けら
    れた凹部の開口幅より大きい幅をもって形成されてなる
    ディスクカートリッジの誤挿入防止機構。
JP2011621A 1990-01-20 1990-01-20 ディスクカートリッジの誤挿入防止機構 Expired - Fee Related JP2903586B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011621A JP2903586B2 (ja) 1990-01-20 1990-01-20 ディスクカートリッジの誤挿入防止機構
MYPI91000094A MY113258A (en) 1990-01-20 1991-01-18 Recording apparatus for magneto-optical disc and disc cartridge misinsertion preventing mechanism.

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011621A JP2903586B2 (ja) 1990-01-20 1990-01-20 ディスクカートリッジの誤挿入防止機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03216853A JPH03216853A (ja) 1991-09-24
JP2903586B2 true JP2903586B2 (ja) 1999-06-07

Family

ID=11782995

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011621A Expired - Fee Related JP2903586B2 (ja) 1990-01-20 1990-01-20 ディスクカートリッジの誤挿入防止機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2903586B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1196718A (ja) * 1997-09-22 1999-04-09 Teac Corp ディスクカートリッジ及びディスク装置
JP3425337B2 (ja) * 1997-10-03 2003-07-14 松下電器産業株式会社 ディスク装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03216853A (ja) 1991-09-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2049705C (en) Disc cartridge with slidable shutter in groove
US4876619A (en) Disk cartridge having shutter and a device for opening and closing the shutter
JPH0640413B2 (ja) デイスクカ−トリツジのシヤツタ開閉機構
JPH0610530Y2 (ja) カートリッジ誤挿入防止機構
JP2961816B2 (ja) ディスクカートリッジ
EP0533463B1 (en) Disc cartridge with mistaken recording inhibiting mechanism
US5784351A (en) Loading apparatus for disk cartridge
EP1152418A1 (en) Disk cartridge device and disk cartridge
JP2903586B2 (ja) ディスクカートリッジの誤挿入防止機構
JP3900674B2 (ja) ディスクカートリッジ
US4994930A (en) Mechanism for actuating a protective shutter provided on a cartridge accommodating a disk
JPH0648605Y2 (ja) 記録再生装置におけるディスクカートリッジの装填装置
JP2658781B2 (ja) ディスクカートリッジ
JP3024174B2 (ja) ディスクカートリッジ装着装置
JP3097695B2 (ja) ディスクカートリッジ
JP2500575B2 (ja) 記録媒体の収納ケ―ス
JPH0621099Y2 (ja) デイスクカ−トリツジ
JP3298912B2 (ja) ディスクカートリッジ
JP2658288B2 (ja) カセットホルダー装置
JP2626567B2 (ja) ディスクカートリッジ
JPH0713081Y2 (ja) ディスクカートリッジのシャッタ開閉機構
JPH02122459A (ja) カセットホルダー装置
KR100188964B1 (ko) 디스크트레이 조립체 및 이를 채용한 디스크 플레이어
JPH05242625A (ja) ディスクカートリッジ
JPH01146158A (ja) ディスクカートリッジの誤挿入防止構造

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees