JP2527235B2 - バンパフェイシャの取付構造 - Google Patents

バンパフェイシャの取付構造

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JP2527235B2
JP2527235B2 JP1120383A JP12038389A JP2527235B2 JP 2527235 B2 JP2527235 B2 JP 2527235B2 JP 1120383 A JP1120383 A JP 1120383A JP 12038389 A JP12038389 A JP 12038389A JP 2527235 B2 JP2527235 B2 JP 2527235B2
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bumper fascia
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【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この発明は自動車バンパにおけるバンパフェイシャの
取付構造に関する。
<従来の技術> 従来のバンパフェイシャの取付構造としては例えば第
5図及び第6図に示されるようなものがある(実開昭62
−92951号公報参照)。自動車後部に配されているリヤ
バンパ1は、リヤパネル(車体パネル)2近傍に支持さ
れた強度部材としてのアーマチュア3と、表側部材とし
ての合成樹脂製バンパフェイシャ4と、このアーマチュ
ア3とバンパフェイシャ4との間に介在させた衝撃エネ
ルギー吸収用のウレタンフォーム5とから成っている。
また、このバンパフェイシャ4には、側面部4aの上端か
ら前方(トランクルーム6側)へ向けて部分的に延出さ
せた上端部4bが形成してあり、この上端部4bの上側端末
部8は上方へ向け曲折形成されている。
そして、このバンパフェイシャ4の上側端末部8は2
つのブラケット9、10を介してリヤパネル2へ取付けら
れている。すなわち、一方のブラケット9の上端には門
形状部11が曲折形成されており、他方のブラケット10の
上端には後方へ向けた水平部12が曲折形成してあり、そ
してこれら門形状部11と水平部12とで溝部13を形成し、
該溝部13内でバンパフェイシャ4の上側端末部8を上下
で挟持している。上側端末部8をこのようにして挟持し
ているブラケット9、10は、重ね合わせた状態でボルト
14、ナット15によりリヤパネル2へ取付けてある。この
場合、トランクリッド16を開けた際の見映え対策上、ボ
ルト14の頭部をリヤパネル2のトランクルーム6側へ、
ボルト14のネジ部17とナット15をバンパフェイシャ4の
内部側へ向けた状態としている。尚、バンパフェイシャ
4の下端部は、図示していないがアーマチュア3の下端
部へ取付けてある。
<発明が解決しようとする課題> しかしながらこのような従来の技術にあっては、2つ
のブラケット9、10を用いて溝部13を形成し、該溝部13
内でバンパフェイシャ4の上側端末部8を挟持するよう
にしていたため、部品点数及び組立工数が多く、コスト
及び作業性の面で不利であった。また、バンパフェイシ
ャ4の上側端末部8は溝部13内において上下で挟み込ま
れるだけなので、バンパフェイシャ4を長手方向X〔即
ち、車幅方向〕で位置決めするための基準がなく、その
位置決め作業が意外に難しかった。
この発明はこのような従来の技術に着目してなされた
ものであり、部品点数及び作業工数の低減が図れ、且つ
長手方向における位置決め作業が容易なバンパフェイシ
ャの取付構造を提供せんとするものである。
<課題を解決するための手段> 上記の目的を達成するために、この発明に係るバンパ
フェイシャの取付構造のブラケットは長手方向に沿って
同一断面形状を呈した1つの成形品であり、その上部に
はバンパフェイシャの上側端末部を長手方向に沿って係
入させる溝部が曲折形成してあると共に、該溝部の下方
のバンパフェイシャの側面部に対応する位置にはバンパ
フェイシャの長手方向位置決め用の切起こし部が形成し
てあり、且つバンパフェイシャの側面部の裏側面には、
上側端末部の係入時に前記切起こし部の先端と係合する
切欠きを有するリブが形成してあり、且つ該切起こし部
の先端が切欠きの底縁に対して当接又は近接状態となっ
ており、バンパフェイシャの側面部に加わった入力を、
リブ及び切起こし部を介して、ブラケットに伝達可能に
したものである。
<作用> ブラケットが長手方向に沿って同一断面形状を呈した
1つの成形品なので、複数個のブラケットを組み合わせ
て使用していた従来に比べ、部品点数が少なく、作業工
数も少なくて済む。
また、このブラケットの上部には溝部が曲折形成して
あるので、そこにバンパフェイシャの上側端末部を長手
方向に沿ってスライドさせながら係入するだけで、該上
側端末部のブラケットに対する確実な取付けを行うこと
ができ、取付作業の簡略化を図ることができる。
更に、ブラケットに形成した切起こし部とバンパフェ
イシャに形成したリブとの係合により、バンパフェイシ
ャのブラケットに対する長手方向での位置決めを行なえ
るので、バンパフェイシャの係入(取付け)作業がその
まま位置決め作業にもなる。
加えて、切起こし部の先端が切欠きの底縁に対して当
接又は近接状態となっており、バンパフェイシャの側面
部に加わった入力を、リブ及び切起こし部を介して、ブ
ラケットに伝達することができるため、バンパフェイシ
ャの側面部の剛性が向上し、入力を受けても側面部が容
易に凹むことはない。
<実 施 例> 以下この発明の好適な一実施例を第1図〜第3図に基
づいて説明する。尚、従来と共通する部分には同一の符
号を付し、重複する説明は省略する。18がブラケットで
金属パネルをロール成形したものであって、長手方向X
に沿って同一断面形状を呈している。このブラケット18
の上端には門形状部19が曲折形成してあり、この門形状
部19の若干下方には後方側へ向けて突出させた凸部20が
曲折形成されている。そして、前記門形状部19と凸部20
の上端20aとで、バンパフェイシャ21の上端部21bに相応
する形状の溝部23を長手方向Xにわたって形成してい
る。
また、このブラケット18における凸部20よりも下方
の、バンパフェイシャ21の側面部21aに対応する位置に
は、長短2つの切起こし部24、25が形成されている。こ
の切起こし部24、25は両方ともブラケット18の右端(係
入始点側)18aから左端(係入終点側)18b側へ向けて傾
斜状態で切起こされている。
一方、バンパフェイシャ21における上端部21bよりも
下方の側面部21aには、前記切起こし部24、25に対応す
るリブ26が該側面部21aの裏側面から突出形成してあ
る。このリブ26は平面視で山形状をしており、その頂部
26aの右側部分には前記短い方の切起こし部25と係合す
る切欠き27が形成してある。そして、前記切起こし部2
4、25の左右両側には溶接ボルト28がそれぞれネジ部29
をリヤパネル30側へ向けた状態で取付けてあり、またこ
の溶接ボルト28のネジ部29にはそれぞれリング状のシー
ルラバー31が挿通してある。リヤパネル30にはネジ部29
を挿入するための取付孔32が対応位置にそれぞれ形成し
てあり、この取付孔32へ挿入したネジ部29に袋ナット33
をトランクルーム6側から螺合できるようになってい
る。
次にバンパフェイシャ21の取付け方を説明する。まず
最初にブラケット18に対しバンパフェイシャ21の上端部
21bの上側端末部34を形成する。すなわち、ブラケット1
8の右端18a側から、その溝部23内へバンパフェイシャ21
の上側端末部34を長手方向Xに沿ってスライドさせつつ
係入する。このため、少なくとも上側端末部34は直線か
単一の曲率半径で形成される。そして、このバンパフェ
イシャ21の係入を進めていくと、バンパフェイシャ21に
形成したリブ26の頂部26a付近が短い方の切起こし部25
にいったん当接するが、それでもなおバンパフェイシャ
21を強く左端18b側へ向けてスライドさせていくと、リ
ブ26の頂部26a付近が切起こし部25に負けて変形し、リ
ブ26がこの切起こし部25を乗り越える。このようにして
リブ26が短い方の切起こし部25を乗り越えると、今度は
リブ26の中腹部分が長い方の切起こし部24へ当接すると
同時に、短い方の切起こし部25の先端がリブ26の切欠き
27内へ係合する。従って、リブ26は、その頂部26a付近
が長短2つ切起こし部24、25にて長手方向Xにおいて挟
持された状態となり、この長手方向Xにおける位置が規
制されそこで位置決めされることとなる。
更に、切欠き27と係合した切起こし部25の先端は、該
切欠き27の底縁27aに対して近接した状態(当接しても
良い)となるため、バンパフェイシャ21の側面部21aに
後側から入力が加わっても、その入力をリブ26及び切起
こし部25を介して、ブラケット18に伝達することができ
る。従って、バンパフェイシャ21の側面部21aの剛性が
向上し、該側面部21aが容易に凹むのを防止する。
そして、このようにしてバンパフェイシャ21の上側端
末部34が取付けられたブラケット18を、今度はリヤパネ
ル30に対して取付ける。すなわち、ブラケット18には予
め溶接ボルト28が固定してあるので、そのネジ部29をリ
ヤパネル30の取付孔32内へ挿入し、そしてその挿入した
ネジ部29にトランクルーム6側から袋ナット33を螺合し
て止める。以上でバンパフェイシャ21の上側端末部34の
リヤパネル30に対する取付が完了する。
尚、以上の説明において、長短2つの切起こし部24、
25を形成した例を示したが、リブ26と係合してバンパフ
ェイシャ21のブラケット18に対する長手方向Xでの位置
決めを行えるものであれば、切起こし部の数としては単
数でも3つ以上の複数であってもよい。
そして、切起こし部が単数の場合は、例えば第4図に
示すように、先端が曲折した切起こし部35として、リブ
26には高さの異なる頂部26b、26cの間に切欠き37を形成
する。尚、この場合も、切起こし部35と欠切き37が係合
した状態で、切起こし部35の先端は切欠き37の底縁37a
に対して近接した状態(当接しても良い)となる。
以上の実施例ではリヤバンパを例に説明したが、フロ
ントバンパであってもよい。
<発明の効果> この発明に係るバンパフェイシャの取付構造は、以上
説明してきた如き内容のものであって、ブラケットが長
手方向に沿って同一断面形状を呈した1つの成形品なの
で、複数個のブラケットを組み合わせて使用していた従
来に比べ、部品点数が少なく、作業工数も少なくて済
む。
また、このブラケットの上部には溝部が曲折形成して
あるので、そこにバンパフェイシャの上側端末部を長手
方向に沿ってスライドさせながら係入するだけで、該上
側端末部のブラケットに対する確実な取付けを行うこと
ができ、取付作業の簡略化を図ることができる。
更に、ブラケットに形成した切起こし部とバンパフェ
イシャに形成したリブとの係合により、バンパフェイシ
ャのブラケットに対する長手方向での位置決めを行なえ
るので、バンパフェイシャの係入(取付け)作業がその
まま長手方向での位置決め作業となり、取付作業の能率
が向上する。
加えて、バンパフェイシャの側面部に形成したリブを
ブラケットに形成した切起こし部へ係合させ、バンパフ
ェイシャに加わった入力をリブ及び切起こし部を介して
ブラケットに伝達できるようになるので、従来に比べバ
ンパフェイシャの側面部の剛性が向上することとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例に係るブラケット及びバン
パフェイシャを示す斜視図、 第2図はバンパフェイシャの上側端末部をブラケットの
溝部内へ係入した状態を示す前記第1図中の矢示II−II
線に相当する断面図、 第3図は第2図中矢示III方向から見たリブと切起こし
部との係合状態を示す平面図、 第4図は第3図相当の他の実施例を示す平面図、 第5図はこの発明の従来例を示す自動車後部の斜視図、
そして 第6図は第5図中矢示VI−VI線に沿う断面図である。 1……リヤバンパ 2、30……リヤパネル(車体パネル) 4、21……バンパフェイシャ 4a、21a……側面部 4b、21b……上端部 8、34……上側端末部 18……ブラケット 13、23……溝部 24……切起こし部(長) 25……切起こし部(短) 26……リブ X……長手方向

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】樹脂製バンパフェイシャの側面部の上端か
    ら略水平な上端部が曲折形成されており、該上端部の上
    側端末部を、ブラケットにて車体パネルに取付けるバン
    パフェイシャの取付構造において、 上記ブラケットは長手方向に沿って同一断面形状を呈し
    た1つの成形品であり、その上部にはバンパフェイシャ
    の上側端末部を長手方向に沿って係入させる溝部が曲折
    形成してあると共に、該溝部の下方のバンパフェイシャ
    の側面部に対応する位置にはバンパフェイシャの長手方
    向位置決め用の切起こし部が形成してあり、 且つバンパフェイシャの側面部の裏側面には、上側端末
    部の係入時に前記切起こし部の先端と係合する切欠きを
    有するリブが形成してあり、且つ該切起こし部の先端が
    切欠きの底縁に対して当接又は近接状態となっており、
    バンパフェイシャの側面部に加わった入力を、リブ及び
    切起こし部を介して、ブラケットに伝達可能にしたこと
    を特徴とするバンパフェイシャの取付構造。
JP1120383A 1989-05-16 1989-05-16 バンパフェイシャの取付構造 Expired - Lifetime JP2527235B2 (ja)

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US8523251B1 (en) 2012-06-08 2013-09-03 Nissan North America, Inc. Bumper fascia support assembly

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JPS6347962B2 (ja) * 1983-09-16 1988-09-27 Kawasaki Heavy Ind Ltd

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