JP2526774B2 - 薄膜磁気ヘッド - Google Patents

薄膜磁気ヘッド

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JP2526774B2 JP4352647A JP35264792A JP2526774B2 JP 2526774 B2 JP2526774 B2 JP 2526774B2 JP 4352647 A JP4352647 A JP 4352647A JP 35264792 A JP35264792 A JP 35264792A JP 2526774 B2 JP2526774 B2 JP 2526774B2
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    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/127Structure or manufacture of heads, e.g. inductive
    • G11B5/31Structure or manufacture of heads, e.g. inductive using thin films
    • G11B5/3103Structure or manufacture of integrated heads or heads mechanically assembled and electrically connected to a support or housing
    • GPHYSICS
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    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/58Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
    • G11B5/60Fluid-dynamic spacing of heads from record-carriers
    • G11B5/6005Specially adapted for spacing from a rotating disc using a fluid cushion

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Magnetic Heads (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、薄膜磁気ヘッドに係
り、特に、端子間の隙間を所定量確保しつつ小型化を図
ることができる薄膜磁気ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】図3には、従来の薄膜磁気ヘッドの一例
が示されている。この図において、スライダ30の幅方
向両側には一対のレール部31が形成されている。これ
らレール部31に臨むスライダ30の端面には磁気エレ
メント33が配置されており、この磁気エレメント33
の一部を構成するギャップ34がレール部31の面に露
出するように設けられている。
【0003】各磁気エレメント31からは引出し線35
が二本づつ導出されており、これらの引出し線35を介
して端子36がそれぞれ設けられている。これらの各端
子36は、スライダ30の幅方向に細長い同一形状を有
しているとともに、スライダ30の厚さ方向に沿って並
設されている。
【0004】端子36は、ワイヤボンディングにより金
属の線材を接続する部分であり、線材との接触抵抗及び
密着強度並びに耐食性等を向上させるために、各端子3
6上に、当該端子36よりも広い面積で厚さ数μmの
端子を付与するようになっている。この金端子は、端子
を付与した後、アルミナ(Al2O3) をスパッタリングによ
りオーバーコートし、表面をラップして端子を露出させ
た部分にメッキするのが一般的とされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、現在で
は、薄膜磁気ヘッドのダウンサイジング化が進んできて
いることから、各端子面積も小さくする必要が生じてき
た。この一方、ワイヤボンディング装置の位置合わせ精
度との兼ね合い上、これとの関連において、ある程度の
端子面積も確保しなけらばならないという要請もある。
かかる要請を考慮した場合、必然的に一つの磁気エレメ
ントに接続される二つの端子間の距離相対的に狭めな
ければならず、結果として、従来構造においては、端子
間隙間Cが極めて小さくなってしまうという不都合があ
った。
【0006】すなわち、端子付与後のアルミナによるオ
ーバーコートの際に、端子間の隙間Cが小さいと、端子
間のアルミナの埋め込みが不十分となり、空洞ができ易
いという問題があり、従来の構造にあっては、端子間の
隙間Cが比較的小さいため、かかる問題を回避すること
が困難になるという不都合があった。しかも、スライダ
を加工する工程において、空洞に不純物が入り込むと、
これに起因した腐食やダストの原因ともなり、記録再生
の信頼性を損うという不都合もあった。
【0007】
【発明の目的】本発明は、かかる従来例の不都合を改善
し、特に、ダウンサイジング化が進んできた現在におい
て、各端子の必要面積を確保しつつ、端子間の隙間を比
較的大きく確保することができ、不純物の混入原因等を
有効に回避して高精度記録、再生特性を維持することが
期待される薄膜磁気ヘッドを提供することを、その目的
とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明では、スライダの幅方向2箇所
にそれぞれ配置された二つの磁気エレメントと、この二
つの磁気エレメントにそれぞれ接続される二組の面端子
を備え、各磁気エレメントの一つに接続される一方の面
端子と他方の面端子が相互にスライダの厚さ方向にずら
されて配置された薄膜磁気ヘッドにおいて、各2つの面
端子を、スライダの幅方向に沿って相互にずらした状態
に配置するとともに、各組を構成する一方と他方の面端
子間の近接領域部分を切除して傾斜部とし、当該傾斜が
相互に略平行となるように形成する、という構成を採っ
ている。
【0009】また、請求項2記載の発明では、各面端子
上に、当該面端子よりスライダ幅方向の幅が僅かに広く
且つスライダの厚さ方向に長い面状の補助端子を配設す
るとともに、これら各面状の補助端子をスライダの幅方
向に等間隔で並設するという構成を採り、その他の構成
は請求項1記載の発明と同様である。
【0010】
【作用】本発明によれば、各磁気エレメントに対応して
設けられた各面端子が、相互にスライダの厚さ方向にず
らされて配置され、且つ各2つの面端子がスライダの幅
方向に沿って相互にずらされた状態に配置されるととも
に、各組を構成する一方と他方の面端子間の近接領域部
分が切除されて傾斜部となり、当該傾斜が相互に略平行
となるように形成される。従って、各組の面端子は相互
に斜め方向に離間する。このため、スライダのトレーリ
ングエッジ側の端面に各面端子が装着されても、各面端
子の相互間の隙間距離は比較的多く確保される。そし
て、各面端子 を装着した後、アルミナがオーバーコート
される。この時、面端子相互間の離間距離は充分確保さ
れているので、アルミナの埋め込みが十分に行われて、
信頼性の高い薄膜磁気ヘッドが構成される。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0012】図1は、本実施例に係る薄膜磁気ヘッドを
トレーリングエッヂ側から見た正面図が示されている。
この図において、スライダ10の幅方向両側には一対の
レール部11が形成されている。そして、これらレール
部11に臨むスライダ10のトレーリングエッヂ側の端
面には、相互にスライダ幅方向に離間した二つの磁気エ
レメント13が配置されている。さらに、これら二つの
磁気エレメント13の一部を構成するギャップ14が、
レール部11の面(スライダ10下面)に露出するよう
に設けられている。
【0013】また、各磁気エレメント13からは、電流
の入出力を行う一組の引出し線15が相互にスライダの
厚さ方向に所定の間隔をおいて二本づつ導出されてお
り、これらの引出し線15を介して一組の端子16が
それぞれ設けられている。
【0014】これら各一組の面端子16は、所定の面積
を有しており、相互にスライダ10の幅方向に沿ってず
れるとともに、スライダ10の厚さ方向に沿ってずれた
位置に配置される。即ち、各面端子16について相互に
斜め方向に離間する。これは、一方と他方の面端子16
はそれぞれ極性が異なり、電気的な短絡を防止するため
である。仮に、これらの面端子16間の隙間が小さい
と、この隙間に異物が混入することで短絡の原因とな
り、また面端子16自体の腐食を発生させる原因ともな
る。そして、更に、各面端子16間の近接領域部分が切
除されて傾斜部16Aとなり、当該傾斜が相互に略平行
となるように構成されている。ここで、各一組の面端子
16は、下方のものが上方のものより左方に位置してい
るが、実施に際して反対の相対位置関係に設けることも
勿論可能である。
【0015】従って、この実施例によれば、各端子1
6間の隙間Cを従来構造に比べて大きく確保できるの
で、端子16間におけるAl2O3の埋め込みを良好に行
うことができるとともに、高精度記録、再生特性を有効
に維持することが期待できるという効果がある。
【0016】図2には、本発明の他の実施例が示されて
いる。この実施例は、各端子16上に、当該端子1
6よりも広い平面積を有する面状の補助端子20を付与
した所に特徴を有するものである。即ち、各面端子16
上には、当該面端子16よりスライダ幅方向の幅が僅か
に広く且つスライダ10の厚さ方向に長い面状の補助端
子20が配設されている。そして、この補助端子20
は、スライダ10の幅方向に相互に等間隔をおいて四個
並設されている。
【0017】この実施例によっても、各面端子16間の
隙間Cを大きく確保することができるとともに、十分に
広い面積を有する面状の補助端子20によって、ワイヤ
ボンディングの際の所要のマージンを大きくできる。こ
れにより、自動機等によるワイヤボンディング作業の際
に、ボンディングの位置決めが容易となり作業効率が向
上する。
【0018】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成され機能す
るので、請求項1記載の発明によれば、各磁気エレメン
トに対応して設けられた一対の面端子が、スライダの幅
方向に沿ってずれるとともに、スライダの厚さ方向に沿
ってずれた位置に配置される。即ち、各面端子が相互に
斜め方向に離間する。そして、各面端子間の近接領域部
分が切除されて傾斜部となり、当該傾斜が相互に略平行
となるように構成されている以上から、各面端子間の
隙間は比較的広く確保され、当該隙間へのオーバーコー
トのためのアルミナの埋め込みが良好に行われる。この
結果、当該薄膜磁気ヘッド全体としての信頼性及び耐久
性が向上するとともに、これらの性能の向上を背景とし
た、高精度のデータの書き込み及び再生が可能となる、
という優れ た効果を生じる。
【0019】また、各面端子には、上述の如く相互に充
分な隙間を確保されると同時に、それぞれ十分な表面積
が確保されているので、当該面端子にワイヤボンディン
グを行う場合にも、そのボンディングを行う装置の位置
決め精度の要求度が飛躍的に緩和される、という優れた
効果を生じる。
【0020】更に、本発明は、磁気エレメントを二つ設
けた薄膜磁気ヘッドを製造する場合に、四つの面端子を
所定の隙間を確保しつつ、それぞれが広い面積を確保す
ることを可能とすることができる。このため、特に、今
後予想される複数の磁気エレメントを備えた薄膜磁気ヘ
ッドの超小型化に対応することができる、という優れた
効果を生じる。
【0021】また、請求項2記載の発明によれば、広い
面積を有する面状の補助端子が設けられたことで、ワイ
ヤボンディングの際の位置決め精度の要求度が緩和され
るという、優れた効果を生じる。特に、本発明では、補
助端子が一定の等間隔で配設されているので、ボンディ
ング位置をスライダの厚さ方向に変化させる必要がな
く、自動機等によるボンディング作業の効率が飛躍的に
向上する、という効果を生じる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る薄膜磁気ヘッドの一実施例を示す
正面図である。
【図2】本発明に係る薄膜磁気ヘッドの他の実施例を示
す正面図である。
【図3】従来の薄膜磁気ヘッドを示す正面図である。
【符号の説明】
10 スライダ 13 磁気エレメント 15 引出し線 16 端子 16A 傾斜部 20 面状の補助端子 C 隙間

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スライダの幅方向2箇所にそれぞれ配置
    された二つの磁気エレメントと、この二つの磁気エレメ
    ントにそれぞれ接続される二組の面端子を備え、前記各
    磁気エレメントの一つに接続される一方の面端子と他方
    の面端子が相互に前記スライダの厚さ方向にずらされて
    配置された薄膜磁気ヘッドにおいて、 前記各2つの端子、スライダの幅方向に沿って相互
    にずらした状態に配置するとともに、前記各組を構成す
    る一方と他方の面端子間の近接領域部分を切除して傾斜
    部とし、当該傾斜が相互に略平行となるように構成した
    ことを特徴とする薄膜磁気ヘッド。
  2. 【請求項2】 前記各端子上に、当該面端子よりスラ
    イダ幅方向の幅が僅かに広く且つスライダの厚さ方向に
    長い面状の補助端子を配設するとともに、これら各面状
    の補助端子をスライダの幅方向に等間隔で並設したこと
    を特徴とする請求項1記載の薄膜磁気ヘッド。
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