JP2526431Y2 - 自動変速機用オイルクーラ - Google Patents

自動変速機用オイルクーラ

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JP2526431Y2
JP2526431Y2 JP1990119247U JP11924790U JP2526431Y2 JP 2526431 Y2 JP2526431 Y2 JP 2526431Y2 JP 1990119247 U JP1990119247 U JP 1990119247U JP 11924790 U JP11924790 U JP 11924790U JP 2526431 Y2 JP2526431 Y2 JP 2526431Y2
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誠 田島
国昭 大木
宏行 吉田
別府  敬
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カルソニック株式会社
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28DHEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
    • F28D9/00Heat-exchange apparatus having stationary plate-like or laminated conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall
    • F28D9/0031Heat-exchange apparatus having stationary plate-like or laminated conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall the conduits for one heat-exchange medium being formed by paired plates touching each other
    • F28D9/0043Heat-exchange apparatus having stationary plate-like or laminated conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall the conduits for one heat-exchange medium being formed by paired plates touching each other the plates having openings therein for circulation of at least one heat-exchange medium from one conduit to another
    • F28D9/005Heat-exchange apparatus having stationary plate-like or laminated conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall the conduits for one heat-exchange medium being formed by paired plates touching each other the plates having openings therein for circulation of at least one heat-exchange medium from one conduit to another the plates having openings therein for both heat-exchange media

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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自動車のオイルクーラに係わり、特に、自
動変速機のハウジングにスタッドボルトにより固定して
使用される自動変速機用オイルクーラに関する。
〔従来の技術〕
従来、自動車の自動変速機用オイルクーラとしては、
第6図の左側に示すように、エンジン11に接続されるラ
ジエータ13のタンク15内にオイルクーラ17を収容したも
の、および、図の右側に示すように、自動変速機19のハ
ウジングに、オイルクーラ21を固定したものが知られて
いる。
そして、自動変速機のハウジングに、オイルクーラ21
を固定したものとしては、例えば、アウディの「4000S,
4000CS and Coupe GT」のカタログに開示されるものが
ある。
第7図および第8図は、この種の自動変速機用オイル
クーラを示すもので、このオイルクーラでは、複数のプ
レートを積層して形成される四角形状のコア部が内蔵さ
れた水タンクに、所定間隔Pを置いて、自動変速機19か
らのオイルを流入するオイル流入側スタッドボルト25、
および、自動変速機19へオイルを流出するオイル流出側
スタッドボルト27が挿通されている。
そして、これ等のスタッドボルト25,27によりコア部2
3が自動変速機19のハウジング29に固定されている。
なお、図において符号31は、冷却水流入管33および冷
却水流出管35を示している。
一方、このような自動変速機用オイルクーラでは、従
来、自動変速機の本体側に、リリーフバルブを配置し、
オイル粘度が低い時、あるいは、オイルクーラの目詰ま
り時等にオイルを逃がすようにしているものがあった。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、このように、自動変速機の本体側に、
リリーフバルブをそのまま組み込むことは、通常非常に
困難であり、例えば、本体側に、オイルクーラブラケッ
トなるアルミダイカストのブラケットを設置し、これに
リリーフバルブを配置しているため、スペース,重量,
コスト的に不利になるという問題があった。
本考案は、上記のような問題を解決したもので、リリ
ーフバルブを容易に取り付けることのできる自動変速機
用オイルクーラを提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の自動変速機用オイルクーラは、複数のプレー
トを積層して形成される四角形状のコア部に、所定間隔
を置いて、自動変速機からのオイルを流入するオイル流
入側スタッドボルト、および、自動変速機へオイルを流
出するオイル流出側スタッドボルトを挿通し、これ等の
スタッドボルトにより前記コア部を自動変速機のハウジ
ングに固定してなる自動変速機用オイルクーラにおい
て、前記コア部の対角となる隅部に、それぞれプレート
側オイル通路を形成し、これ等のプレート側オイル通路
を、コア部の表側に突出して形成されるオイルタンク部
により前記オイル流入側スタッドボルトおよびオイル流
出側スタッドボルトにそれぞれ連通し、さらに、前記一
対のオイルタンク部を、リリーフバルブを介して連通し
てなるものである。
〔作用〕
本考案の自動変速機用オイルクーラでは、通常時に
は、自動変速機からのオイルは、オイル流入側スタッド
ボルトからオイルタンク部に流入した後、オイルタンク
部を通り、コア部のオイル流入側スタッドボルト側の対
角隅部に形成されるプレート側オイル通路に流入し、プ
レートに形成されるオイル通路に充満した後、コア部の
オイル流出側スタッドボルト側の対角隅部に形成される
プレート側オイル通路を通り、オイルタンク部に流入
し、この後、オイルタンク部からオイル流出側スタッド
ボルトに流入し、このオイル流出側スタッドボルトを通
り、自動変速機に循環される。
そして、オイル粘度が低い時、あるいは、オイルクー
ラの目詰まり時等には、オイルの圧力が上昇しリリーフ
バルブが開とされ、自動変速機からのオイルは、オイル
流入側スタッドボルトからオイルタンク部に流入した
後、リリーフバルブを通り、他方のオイルタンク部に流
入し、オイル流出側スタッドボルトを通り、自動変速機
に循環される。
〔実施例〕
以下、本考案の詳細を図面に示す実施例について説明
する。
第1図および第2図は、本考案の自動変速機用オイル
クーラの一実施例を示すもので、図において、符号41
は、アルミニウムからなる複数のプレートを積層して形
成される長方形形状のコア部を示している。
このコア部41には、長軸方向の中心線上に、所定間隔
を置いて、自動変速機からのオイルを流入するオイル流
入側スタッドボルト43、および、自動変速機へオイルを
流出するオイル流出側スタッドボルト45が挿通されてい
る。
これ等のスタッドボルト43,45により、コア部41が自
動変速機のハウジング47に固定されている。
コア部41の対角となる隅部には、それぞれプレート側
オイル通路49,51が形成されている。
これ等のプレート側オイル通路49,51は、コア部41の
表側に突出して形成されるオイルタンク部53,55を介し
て、オイル流入側スタッドボルト43およびオイル流出側
スタッドボルト45にそれぞれ連通されている。
また、この実施例では、コア部41の他の対角となる隅
部には、それぞれ冷却水流入管57および冷却水流出管59
が接続されている。
第3図は、第1図のIII−III線に沿う断面を示すもの
で、図において符号41は、アルミニウムからなる第1プ
レート61と第2プレート63とを交互に積層して形成され
るコア部を示しており、このコア部41には、冷却水通路
65とオイル通路67とが形成されている。
コア部41の表側には、オイルタンク部53が形成されて
おり、このオイルタンク部53およびコア部41を挿通し
て、オイルパイプ69が挿通されている。
そして、オイルパイプ69内には、オイルパイプ69と所
定間隙を保ってオイル流入側スタッドボルト43が挿入さ
れている。
オイル流入側スタッドボルト43には、軸長方向に、ハ
ウジング47側に連通する中央孔71が形成されており、径
方向には、中央孔71に連通する貫通孔73が形成されてい
る。
オイルタンク部53に位置するオイルパイプ69の外側に
は、連通路75を有する案内部材77が配置されている。
そして、第1プレート61および第2プレート63におけ
る、コア部41の対角となる隅部には、それぞれ貫通孔79
が形成され、これにより、プレート側オイル通路49が形
成されている。
なお、図において符号81は、オイルパイプ69の下部に
配置される座部を示しており、この座部81には、O−リ
ング83が配置されている。また、符号85は、オイル通路
67に配置されるインナーフィンを示している。
第4図は、第1図のIV−IV線に沿う断面を示すもの
で、図において符号41は、第1プレート61と第2プレー
ト63とを交互に積層して形成されるコア部を示してお
り、このコア部41には、冷却水通路65とオイル通路67と
が形成されている。
コア部41の表側には、冷却水流入配管57が接続されて
いる。
また、第1プレート61および第2プレート63には、そ
れぞれ貫通孔89が形成され、これにより、プレート側冷
却水通路91が形成されている。
なお、オイル流出側スタッドボルト45および冷却水流
出管59の近傍の構造は、オイルおよび冷却水の流れが逆
になるが、第3図および第4図とほぼ同一になるため詳
細な説明は省略する。
しかして、この実施例では、一対のオイルタンク部5
3,55が、リリーフバルブ93を介して連通されている。
すなわち、第1図,第2図および第5図において符号
94は、バルブ本体を示している。
このバルブ本体94には、流入側通路95と流出側通路96
とが形成されている。
流入側通路95には、オイルタンク部53に連通する連通
孔97が形成され、流出側通路96には、オイルタンク部55
に連通する連通孔98が形成されている。
また、流入側通路95と流出側通路96との間には、ボー
ル99が収容され、このボール99は、スプリング101によ
り、連通孔97側に向けて付勢されている。
バルブ本体94の底面には、ブラケット103が一体形成
され、このブラケット103は、スペーサ105を介してビス
107により、オイルクーラ本体側に液密に固定されてい
る。
すなわち、スペーサ105には、バルブ本体94の連通孔9
7,98に対応する位置に、貫通孔109が形成され、このス
ペーサ105は、オイルタンク部53,55の表面にろう付けさ
れている。
また、オイルタンク部53,55には、連通孔97,98に対応
する位置に、貫通孔111,113が形成されている。
以上のように構成された自動変速機用オイルクーラで
は、通常時には、自動変速機からのオイルは、オイル流
入側スタッドボルト43からオイルタンク部53に流入した
後、オイルタンク部53を通り、コア部41のオイル流入側
スタッドボルト43側の対角隅部に形成されるプレート側
オイル通路49に流入し、プレート61,63に形成されるオ
イル通路67に充満した後、コア部41のオイル流出側スタ
ッドボルト45側の対角隅部に形成されるプレート側オイ
ル通路51を通り、オイルタンク部55に流入し、この後、
オイルタンク部55からオイル流出側スタッドボルト45に
流入し、このオイル流出側スタッドボルト45を通り、自
動変速機に循環される。
一方、冷却水は、コア部41の上部の冷却水流入管57か
ら流入し、第1プレート61および第2プレート63の冷却
水通路孔91を通り、各冷却水通路63を充満した後、オイ
ル通路67内のオイルと熱交換され、冷却水流出管59から
流出する。
そして、オイル粘度が低い時、あるいは、オイルクー
ラの目詰まり時等には、オイルの圧力が上昇し、バルブ
本体94の流入側通路95内のボール99がスプリング101の
力に抗してスプリング101側に移動し、これにより、リ
リーフバルブ93が開とされる。
この結果、自動変速機からのオイルは、オイル流入側
スタッドボルト43からオイルタンク部53に流入した後、
バルブ本体94の連通孔97から流入側通路95内に流入し、
流出側通路96を通り、連通孔98から他方のオイルタンク
部55に流入し、オイル流出側スタッドボルト45を通り、
自動変速機に循環される。
しかして、以上のように構成された自動変速機用オイ
ルクーラでは、コア部41の対角となる隅部は、それぞれ
プレート側オイル通路49,51を形成し、これ等のプレー
ト側オイル通路49,51を、コア部41の表側に突出して形
成されるオイルタンク部53,55により、オイル流入側ス
タッドボルト43およびオイル流出側スタッドボルト45に
それぞれ連通し、さらに、一対のオイルタンク部53,55
を、リリーフバルブ93を介して連通したので、リリーフ
バルブ93を容易に取り付けることが可能となる。
すなわち、以上のように構成された自動変速機用オイ
ルクーラでは、一対のオイルタンク部53,55を、リリー
フバルブ93を介して連通したので、単にオイルタンク部
53,55に貫通孔111,113を形成し、バルブ本体94をビス10
7等により固定することによりリリーフバルブ93を容易
に取り付けることができる。
そして、以上のように構成された自動変速機用オイル
クーラでは、リリーフバルブ93が、冷却水流入管57と冷
却水流出管59との間のデッドスペースに配置されるた
め、非常にスペース効率の高いものとなる。
また、以上のように構成された自動変速機用オイルク
ーラでは、オイルクーラの耐圧性を確保するために、オ
イル流入側スタッドボルト43とオイル流出側スタッドボ
ルト45の間隔を充分に狭めた時にも、コア部41の対角と
なる隅部に、それぞれプレート側オイル通路49,51が形
成されるため、コア部41のオイル流入側スタッドボルト
43およびオイル流出側スタッドボルト45の外側となる部
分にも、オイルを充分に循環することが可能となり、こ
の結果、充分な熱交換効率を得ることが可能となる。
〔考案の効果〕
以上述べたように、本考案の自動変速機用オイルクー
ラでは、コア部の対角となる隅部に、それぞれプレート
側オイル通路を形成し、これ等のプレート側オイル通路
を、コア部の表側に突出して形成されるオイルタンク部
によりオイル流入側スタッドボルトおよびオイル流出側
スタッドボルトにそれぞれ連通し、さらに、一対のオイ
ルタンク部を、リリーフバルブを介して連通したので、
リリーフバルブを容易に取り付けることができるという
利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の自動変速機用オイルクーラの一実施例
を示す上面図である。 第2図は第1図の自動変速機用オイルクーラを示す側面
図である。 第3図は第1図のIII−III線に沿う断面図である。 第4図は第1図のIV−IV線に沿う断面図である。 第5図は第1図のV−V線に沿う断面図である。 第6図は従来の自動変速機用オイルクーラを示す説明図
である。 第7図は自動変速機に直線固定される自動変速機用オイ
ルクーラを示す上面図である。 第8図は第7図の自動変速機用オイルクーラを示す側面
図である。 〔主要な部分の符号の説明〕 41……コア部 43……オイル流入側スタッドボルト 45……オイル流出側スタッドボルト 47……ハウジング 49,51……プレート側オイル通路 53,55……オイルタンク部。 93……リリーフバルブ。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のプレートを積層して形成される四角
    形状のコア部に、所定間隔を置いて、自動変速機からの
    オイルを流入するオイル流入側スタッドボルト、およ
    び、自動変速機へオイルを流出するオイル流出側スタッ
    ドボルトを挿通し、これ等のスタッドボルトにより前記
    コア部を自動変速機のハウジングに固定してなる自動変
    速機用オイルクーラにおいて、前記コア部の対角となる
    隅部に、それぞれプレート側オイル通路を形成し、これ
    等のプレート側オイル通路を、コア部の表側に突出して
    形成されるオイルタンク部により前記オイル流入側スタ
    ッドボルトおよびオイル流出側スタッドボルトにそれぞ
    れ連通し、さらに、前記一対のオイルタンク部を、リリ
    ーフバルブを介して連通してなることを特徴とする自動
    変速機用オイルクーラ。
JP1990119247U 1990-11-14 1990-11-14 自動変速機用オイルクーラ Expired - Lifetime JP2526431Y2 (ja)

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