JP2526196Y2 - 工場用衛生設備 - Google Patents
工場用衛生設備Info
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- JP2526196Y2 JP2526196Y2 JP1991033150U JP3315091U JP2526196Y2 JP 2526196 Y2 JP2526196 Y2 JP 2526196Y2 JP 1991033150 U JP1991033150 U JP 1991033150U JP 3315091 U JP3315091 U JP 3315091U JP 2526196 Y2 JP2526196 Y2 JP 2526196Y2
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- Japan
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- base
- factory
- sanitary
- toilet
- sanitary equipment
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は工場用衛生設備に係り、
特に衛生設備の販売元から需要者たる工場内への搬入、
設置施工が簡単であるトイレ等の工場用衛生設備に関す
る。
特に衛生設備の販売元から需要者たる工場内への搬入、
設置施工が簡単であるトイレ等の工場用衛生設備に関す
る。
【0002】
【従来の技術】自動車生産工場などの大規模な工場にお
いては、工場建屋内の各所にトイレが設けられている
が、短時間の休憩時間には混み合ったり、作業場とトイ
レとの往復距離が長く間に合わないおそれがあるなどの
問題がある。そこで、工場内の多くの箇所にトイレを設
ける必要がある。
いては、工場建屋内の各所にトイレが設けられている
が、短時間の休憩時間には混み合ったり、作業場とトイ
レとの往復距離が長く間に合わないおそれがあるなどの
問題がある。そこで、工場内の多くの箇所にトイレを設
ける必要がある。
【0003】ところで、自動車工場などにあっては、生
産機種の変化や生産台数の増減に併せてしばしばライン
が変更される。従って、ライン変更に併せてトイレの新
設や撤去、あるいは移動を迅速に行なう必要がある。
産機種の変化や生産台数の増減に併せてしばしばライン
が変更される。従って、ライン変更に併せてトイレの新
設や撤去、あるいは移動を迅速に行なう必要がある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】従来の工場用衛生設備
は、堅固な固定設備として設置されるのが通常であり、
トイレを移動あるいは新設する場合には、大掛りな各種
の工事を行なう必要があり、ライン変更に伴う作業量が
増大すると共に、それに要する日時も長くなるという問
題があった。
は、堅固な固定設備として設置されるのが通常であり、
トイレを移動あるいは新設する場合には、大掛りな各種
の工事を行なう必要があり、ライン変更に伴う作業量が
増大すると共に、それに要する日時も長くなるという問
題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案の請求項1の工場
用衛生設備は、汚水槽及び該汚水槽内の汚水の排出用の
ポンプが設けられたベースと、該ベース上に該ベースと
分離可能に設置された凾状の室であって、内部に衛生設
備が設けられている衛生設備室と、を備えてなり、該ベ
ース及び衛生設備室はそれぞれ高さが2.5m以下であ
る工場用衛生設備であって、前記ベースには略水平方向
に延在する第1の補強部材が設けられており、前記衛生
設備室には、該第1の補強部材と略々直交する略水平方
向に延在する第2の補強部材が設けられているものであ
る。
用衛生設備は、汚水槽及び該汚水槽内の汚水の排出用の
ポンプが設けられたベースと、該ベース上に該ベースと
分離可能に設置された凾状の室であって、内部に衛生設
備が設けられている衛生設備室と、を備えてなり、該ベ
ース及び衛生設備室はそれぞれ高さが2.5m以下であ
る工場用衛生設備であって、前記ベースには略水平方向
に延在する第1の補強部材が設けられており、前記衛生
設備室には、該第1の補強部材と略々直交する略水平方
向に延在する第2の補強部材が設けられているものであ
る。
【0006】請求項2の工場用衛生設備は、汚水槽及び
該汚水槽内の汚水の排出用のポンプが設けられたベース
と、該ベース上に該ベースと分離可能に設置された凾状
の室であって、内部に衛生設備が設けられている衛生設
備室と、を備えてなり、該ベース及び衛生設備室はそれ
ぞれ高さが2.5m以下である工場用衛生設備であっ
て、1基の前記ベースの上に複数個の衛生設備室が設置
されているものである。
該汚水槽内の汚水の排出用のポンプが設けられたベース
と、該ベース上に該ベースと分離可能に設置された凾状
の室であって、内部に衛生設備が設けられている衛生設
備室と、を備えてなり、該ベース及び衛生設備室はそれ
ぞれ高さが2.5m以下である工場用衛生設備であっ
て、1基の前記ベースの上に複数個の衛生設備室が設置
されているものである。
【0007】
【作用】本考案の請求項1,2の工場用衛生設備におい
ては、ベースと衛生設備室とを別々に又は一体に工場内
の所要箇所に搬入し、設置する。このベース及び衛生設
備室は、高さが2.5m以下であるため、トラックに積
んでも3.8m(道路交通法による高さ制限)を超えな
い。このため、トラック輸送が容易である。これによ
り、工場内の所望の箇所に迅速にトイレ設備を新設でき
る。
ては、ベースと衛生設備室とを別々に又は一体に工場内
の所要箇所に搬入し、設置する。このベース及び衛生設
備室は、高さが2.5m以下であるため、トラックに積
んでも3.8m(道路交通法による高さ制限)を超えな
い。このため、トラック輸送が容易である。これによ
り、工場内の所望の箇所に迅速にトイレ設備を新設でき
る。
【0008】トイレ設備を移動する場合にも、必要に応
じベースと衛生設備室とを分離できるため、移動がきわ
めて簡単である。
じベースと衛生設備室とを分離できるため、移動がきわ
めて簡単である。
【0009】同様に、既設の工場用衛生設備の撤去も簡
単に行なえる。
単に行なえる。
【0010】なお、ベースに汚水槽と汚水圧送用のポン
プが設けられているから、排水管を工場内の天井梁近傍
など床から十分に高所に設けておき、この排水管を利用
して汚水を排出できる。このように、排水管を工場のラ
インに関係なく設置することもできる。
プが設けられているから、排水管を工場内の天井梁近傍
など床から十分に高所に設けておき、この排水管を利用
して汚水を排出できる。このように、排水管を工場のラ
インに関係なく設置することもできる。
【0011】請求項1の工場用衛生設備においては、ベ
ースの補強部材の延在方向と衛生設備室の補強部材の延
在方向とが略々直交している。従って、ベース上に衛生
設備室を設置した場合、全体としてみると2方向に補強
部材が延在した構造体になり、強度や剛性が高いものと
なる。
ースの補強部材の延在方向と衛生設備室の補強部材の延
在方向とが略々直交している。従って、ベース上に衛生
設備室を設置した場合、全体としてみると2方向に補強
部材が延在した構造体になり、強度や剛性が高いものと
なる。
【0012】請求項2の工場用衛生設備によると、複数
種類の衛生設備室を容易に設置できる。
種類の衛生設備室を容易に設置できる。
【0013】
【実施例】以下図面を参照して実施例について説明す
る。第1図は本考案の実施例に係る工場用衛生設備のト
イレ室のフレームを示す底面図、第2図は工場用衛生設
備の外観正面図、第3図は第2図の−線に沿う内部
構成図、第4図は第3図の−線に沿う内部構成図、
第5図は第3図の−線に沿う内部構成図、第6図は
第2図の−線に沿う内部構成図である。第7図及び
第8図はトイレ室内の配管図、第9図はトイレ設備の縦
断面図、第10図はベースの平面図である。第11図は
第1図のフレームの要部斜視図、第12図はベースのフ
レームの正面図、第13図はトイレ室のフレームとベー
スのフレームとの連結部を示す要部正面図、第14図は
本考案の実施例に係る工場用衛生設備の平面構成図であ
る。
る。第1図は本考案の実施例に係る工場用衛生設備のト
イレ室のフレームを示す底面図、第2図は工場用衛生設
備の外観正面図、第3図は第2図の−線に沿う内部
構成図、第4図は第3図の−線に沿う内部構成図、
第5図は第3図の−線に沿う内部構成図、第6図は
第2図の−線に沿う内部構成図である。第7図及び
第8図はトイレ室内の配管図、第9図はトイレ設備の縦
断面図、第10図はベースの平面図である。第11図は
第1図のフレームの要部斜視図、第12図はベースのフ
レームの正面図、第13図はトイレ室のフレームとベー
スのフレームとの連結部を示す要部正面図、第14図は
本考案の実施例に係る工場用衛生設備の平面構成図であ
る。
【0014】本実施例に係る工場用衛生設備は、第2図
に示す如く、工場の床面上に設置されるベース10と、
該ベース10上に設置されるトイレ室12とを備えてい
る。14はトイレ室内への出入口、16はこの出入口1
4に設けられた階段である。このベース10とトイレ室
12はそれぞれ高さが2.5m以下となっており、トラ
ック積載時の高さが3.8m以下であるため、通常の道
路を通ってトラック輸送可能である。第14図に明瞭に
示される通り、このトイレ室12の内部においては、出
入口14が設けられた側壁18と、該側壁18と向かい
合う側壁20とからそれぞれトイレブースパネル22、
24がそれぞれ垂直方向に延設されており、トイレ室1
2内はこのブースパネル22、24により手洗スペース
26と用便スペース28とに分画されている。
に示す如く、工場の床面上に設置されるベース10と、
該ベース10上に設置されるトイレ室12とを備えてい
る。14はトイレ室内への出入口、16はこの出入口1
4に設けられた階段である。このベース10とトイレ室
12はそれぞれ高さが2.5m以下となっており、トラ
ック積載時の高さが3.8m以下であるため、通常の道
路を通ってトラック輸送可能である。第14図に明瞭に
示される通り、このトイレ室12の内部においては、出
入口14が設けられた側壁18と、該側壁18と向かい
合う側壁20とからそれぞれトイレブースパネル22、
24がそれぞれ垂直方向に延設されており、トイレ室1
2内はこのブースパネル22、24により手洗スペース
26と用便スペース28とに分画されている。
【0015】用便スペース28においては、側壁18、
20に沿ってカウンター30、32が設けられており、
これらカウンター30、32の前面にそれぞれ小便器3
3が取り付けられている。なお、カウンター30、32
の長手方向両端側には、上下方向に延在するパイプスペ
ース34、36、38、40が設けられている。
20に沿ってカウンター30、32が設けられており、
これらカウンター30、32の前面にそれぞれ小便器3
3が取り付けられている。なお、カウンター30、32
の長手方向両端側には、上下方向に延在するパイプスペ
ース34、36、38、40が設けられている。
【0016】手洗スペース26には洗面カウンター42
が設けられ、この洗面カウンター42に洗面器44が設
けられている。この洗面器44の正面には、第5図に示
す如くミラー46が設けられている。
が設けられ、この洗面カウンター42に洗面器44が設
けられている。この洗面器44の正面には、第5図に示
す如くミラー46が設けられている。
【0017】トイレ室12の側壁18、20、48、5
0の上部にはそれぞれミラー52が設けられている。第
7図に示す如く、前記パイプスペース38には脱臭管5
4、洗浄水管56がそれぞれ上方に延在するように設け
られており、また汚水管58が下方に向かって延在する
ように配設されている。脱臭管54は小便器33内の臭
気を排出するためのものであり、該脱臭管54はカウン
ター32内を水平に引き込まれ、小便器33に対し短い
接続配管54aにより接続されている。
0の上部にはそれぞれミラー52が設けられている。第
7図に示す如く、前記パイプスペース38には脱臭管5
4、洗浄水管56がそれぞれ上方に延在するように設け
られており、また汚水管58が下方に向かって延在する
ように配設されている。脱臭管54は小便器33内の臭
気を排出するためのものであり、該脱臭管54はカウン
ター32内を水平に引き込まれ、小便器33に対し短い
接続配管54aにより接続されている。
【0018】洗浄水管56は洗浄水として工業用水を各
小便器33に供給するためのものであり、同様にカウン
ター32内に引き込まれ、各小便器33用の電磁弁60
に接続されている。各電磁弁60はカウンター32の前
面に設けられた人体検知センサ64(第5、8図)の検
出信号により開閉作動されるものであり、該電磁弁60
からの洗浄水は配管68を介して各小便器33に供給可
能とされている。
小便器33に供給するためのものであり、同様にカウン
ター32内に引き込まれ、各小便器33用の電磁弁60
に接続されている。各電磁弁60はカウンター32の前
面に設けられた人体検知センサ64(第5、8図)の検
出信号により開閉作動されるものであり、該電磁弁60
からの洗浄水は配管68を介して各小便器33に供給可
能とされている。
【0019】各小便器33の排水口33aは前記汚水管
58に接続されている。この汚水管58はカウンター3
2内において若干の下り勾配を有するように配設されて
いる。
58に接続されている。この汚水管58はカウンター3
2内において若干の下り勾配を有するように配設されて
いる。
【0020】前記パイプスペース40には脱臭管72、
給水管74及び通気管76が配設されている。脱臭管7
2の下端はカウンター32内を吸引するようにカウンタ
ー32の側面部に接続されており、カウンター32の前
面の下部に設けられた排気スリット78(第5図)を通
して小便器33の下方領域の臭気を吸引し、トイレ室外
に排出するよう構成されている。給水管74は前記洗面
器44に設けられた水栓金具(図示略)に洗浄水として
水道水を供給するものである。通気管76は後述するベ
ース10内の汚水槽内を大気に連通するためのものであ
る。
給水管74及び通気管76が配設されている。脱臭管7
2の下端はカウンター32内を吸引するようにカウンタ
ー32の側面部に接続されており、カウンター32の前
面の下部に設けられた排気スリット78(第5図)を通
して小便器33の下方領域の臭気を吸引し、トイレ室外
に排出するよう構成されている。給水管74は前記洗面
器44に設けられた水栓金具(図示略)に洗浄水として
水道水を供給するものである。通気管76は後述するベ
ース10内の汚水槽内を大気に連通するためのものであ
る。
【0021】なお、詳細な第7図の如き配管構成図は省
略するが、第14図に示す如く、前記パイプスペース3
4、36にもそれぞれ同様に脱臭管80、82、洗浄水
管84あるいは汚水管86(第10図参照)が設けられ
ている。そして、脱臭管80によりカウンター30に設
けられた小便器33内の臭気を吸引排出し、脱臭管82
により、カウンター30の下部の排気スリット78(第
4図)から小便器33の下方領域の臭気を吸引排出す
る。さらに、洗浄水管84は、センサ64により作動さ
れる電磁弁を介して小便器33に接続されている。
略するが、第14図に示す如く、前記パイプスペース3
4、36にもそれぞれ同様に脱臭管80、82、洗浄水
管84あるいは汚水管86(第10図参照)が設けられ
ている。そして、脱臭管80によりカウンター30に設
けられた小便器33内の臭気を吸引排出し、脱臭管82
により、カウンター30の下部の排気スリット78(第
4図)から小便器33の下方領域の臭気を吸引排出す
る。さらに、洗浄水管84は、センサ64により作動さ
れる電磁弁を介して小便器33に接続されている。
【0022】なお、パイプスペース34には汚水の圧送
管88が配設されている。この汚水の圧送管88は後述
するベース10のポンプから汚水をトイレ設備の上方に
圧送するためのものである。
管88が配設されている。この汚水の圧送管88は後述
するベース10のポンプから汚水をトイレ設備の上方に
圧送するためのものである。
【0023】第9図の89は照明ボックスである。
【0024】次に、第10図を参照してベース10内の
構成について説明する。
構成について説明する。
【0025】ベース10においては、トイレ室12の手
洗スペース26の下方部分に汚水槽90が設けられてい
る。前記汚水管58、86はそれぞれ若干の下り勾配を
もって該汚水槽90に接続されており、また前記洗面器
44からの排水管92も該汚水槽90に接続されてい
る。
洗スペース26の下方部分に汚水槽90が設けられてい
る。前記汚水管58、86はそれぞれ若干の下り勾配を
もって該汚水槽90に接続されており、また前記洗面器
44からの排水管92も該汚水槽90に接続されてい
る。
【0026】ベース10には汚水を排出するために2台
のポンプ94、96が設置されており、汚水槽90は配
管98、100を介してこれらポンプ94、96に接続
されている。ポンプ94、96の吐出口は配管102、
104を介して前記汚水の圧送管88に接続されてい
る。
のポンプ94、96が設置されており、汚水槽90は配
管98、100を介してこれらポンプ94、96に接続
されている。ポンプ94、96の吐出口は配管102、
104を介して前記汚水の圧送管88に接続されてい
る。
【0027】第2図に示す如く、この汚水圧送管88
は、工場の天井部分に沿って延在される汚水排出用の配
管106に接続されている。また、前記洗浄水管56、
84も工場の天井部分に延在された工業用水用配管10
8に接続されており、給水管74は水道配管110に接
続されている。なお、脱臭管54、72、80、82は
それぞれそのまま上方に立ち上げられ、工場の天井部分
に設けられた排気ファン若しくは排気筒を介して工場外
部に臭気を排出するよう構成されている。また、通気管
76もそのまま上方に立ち上げられ、工場の外部におい
て大気に開放している。
は、工場の天井部分に沿って延在される汚水排出用の配
管106に接続されている。また、前記洗浄水管56、
84も工場の天井部分に延在された工業用水用配管10
8に接続されており、給水管74は水道配管110に接
続されている。なお、脱臭管54、72、80、82は
それぞれそのまま上方に立ち上げられ、工場の天井部分
に設けられた排気ファン若しくは排気筒を介して工場外
部に臭気を排出するよう構成されている。また、通気管
76もそのまま上方に立ち上げられ、工場の外部におい
て大気に開放している。
【0028】第1図、第11図に示す如く、トイレ室1
2のフレーム112の隅部には、該フレーム112を懸
吊するための吊具114が固着されている。また、第1
2図に示す如く、ベース10のフレーム116には、フ
ォークリフトのフォークを挿通するためのフォーク挿入
部118が設けられている。
2のフレーム112の隅部には、該フレーム112を懸
吊するための吊具114が固着されている。また、第1
2図に示す如く、ベース10のフレーム116には、フ
ォークリフトのフォークを挿通するためのフォーク挿入
部118が設けられている。
【0029】第1図に示す通り、トイレ室12のフレー
ム112の底面には凹穴120が設けられている。各凹
穴120と対応するように、ベース10のフレーム11
6の上面には凸部(ピン)122が第12図の如く突設
されている。
ム112の底面には凹穴120が設けられている。各凹
穴120と対応するように、ベース10のフレーム11
6の上面には凸部(ピン)122が第12図の如く突設
されている。
【0030】ベース10の上にトイレ室12を載せるに
際し、凸部122と凹穴120とを嵌合させることによ
り、トイレ室12の位置決めが行なわれると共に、地震
時や移動時における横ズレが防止される。
際し、凸部122と凹穴120とを嵌合させることによ
り、トイレ室12の位置決めが行なわれると共に、地震
時や移動時における横ズレが防止される。
【0031】第1図及び第9図に示す通り、トイレ室1
2のフレーム112には、該フレームを長手幅方向(第
1図の上下方向)に横断するように補強部材(本実施例
ではアングルよりなる。)124が架設されている。
2のフレーム112には、該フレームを長手幅方向(第
1図の上下方向)に横断するように補強部材(本実施例
ではアングルよりなる。)124が架設されている。
【0032】ベース10のフレーム116には、その短
手幅方向(第1図で見ると上下方向)に延在する補強部
材126が架設されている。そして、第13図に示す通
り、フレーム112、116同志はボルト130及びナ
ット132で連結されている。このため、ベース10と
トイレ室12の連結体にあっては、水平面内における縦
横方向に補強部材124、126が延在することにな
り、該連結体全体としての強度及び剛性がきわめて高い
ものとなる。
手幅方向(第1図で見ると上下方向)に延在する補強部
材126が架設されている。そして、第13図に示す通
り、フレーム112、116同志はボルト130及びナ
ット132で連結されている。このため、ベース10と
トイレ室12の連結体にあっては、水平面内における縦
横方向に補強部材124、126が延在することにな
り、該連結体全体としての強度及び剛性がきわめて高い
ものとなる。
【0033】第9図に示す如く、ベース10は、フレー
ム116と、該フレーム116の側面の縦アングル15
0に着脱自在に取り付けられたパネル152とでその外
殻が構成されている。このようにパネル152を着脱自
在とすることにより、ベース10内の点検等が簡単に行
なえるようになる。
ム116と、該フレーム116の側面の縦アングル15
0に着脱自在に取り付けられたパネル152とでその外
殻が構成されている。このようにパネル152を着脱自
在とすることにより、ベース10内の点検等が簡単に行
なえるようになる。
【0034】このように構成された工場用衛生設備にお
いては、例えばベース10とトイレ室12とを別々に工
場内の所要箇所に搬入し、組み立てる。本考案において
は、通常の場合、トイレ室12内にはカウンター30、
32、小便器33、洗面カウンター42、洗面器44等
の衛生設備を予め組み込み、更に必要なパイプをパイプ
スペース34〜40に組み込んでおく。また、ベース1
0にも汚水槽90、ポンプ94、96及び各種配管を予
め組み込んでおく。このように衛生設備や機器、配管等
を組み込んだベース10とトイレ室12とを工場内に搬
入し、両者を連結することによりトイレ設備の設置施工
が行なわれる。なお、予めベース10とトイレ室12と
を連結してから工場内に搬入するようにしても良い。ベ
ース10及びトイレ室12の据付が終了した後、トイレ
設備の配管を天井配管と接続することによりトイレ設備
の設置が終了する。
いては、例えばベース10とトイレ室12とを別々に工
場内の所要箇所に搬入し、組み立てる。本考案において
は、通常の場合、トイレ室12内にはカウンター30、
32、小便器33、洗面カウンター42、洗面器44等
の衛生設備を予め組み込み、更に必要なパイプをパイプ
スペース34〜40に組み込んでおく。また、ベース1
0にも汚水槽90、ポンプ94、96及び各種配管を予
め組み込んでおく。このように衛生設備や機器、配管等
を組み込んだベース10とトイレ室12とを工場内に搬
入し、両者を連結することによりトイレ設備の設置施工
が行なわれる。なお、予めベース10とトイレ室12と
を連結してから工場内に搬入するようにしても良い。ベ
ース10及びトイレ室12の据付が終了した後、トイレ
設備の配管を天井配管と接続することによりトイレ設備
の設置が終了する。
【0035】このように本考案の工場用衛生設備はその
設置施工がきわめて簡単である。施工後にあっては、汚
水管や給水管などが工場の床面に沿って延在することが
なく、工場内の歩行や車両の通行には全く支障にならな
い。
設置施工がきわめて簡単である。施工後にあっては、汚
水管や給水管などが工場の床面に沿って延在することが
なく、工場内の歩行や車両の通行には全く支障にならな
い。
【0036】また、このように設置されたトイレ設備を
移動ないし撤去するには、トイレ設備の配管と工場の天
井等に沿って延在する配管との連結を解除し、トイレ設
備のみを移動させるだけで良い。トイレ設備の位置変更
の場合には、上記のようにして該トイレ設備を別の目的
箇所に移動させた後、その場所において新たに天井配管
と該トイレ設備の配管とを接続すれば良い。このよう
に、本考案の工場用衛生設備はその移動や撤去も極めて
簡単である。従って、工場のライン変更等の場合にはト
イレ設備を所望の箇所にきわめて容易かつ迅速に移動で
き、工場のラインの変更に支障になることが全くない。
移動ないし撤去するには、トイレ設備の配管と工場の天
井等に沿って延在する配管との連結を解除し、トイレ設
備のみを移動させるだけで良い。トイレ設備の位置変更
の場合には、上記のようにして該トイレ設備を別の目的
箇所に移動させた後、その場所において新たに天井配管
と該トイレ設備の配管とを接続すれば良い。このよう
に、本考案の工場用衛生設備はその移動や撤去も極めて
簡単である。従って、工場のライン変更等の場合にはト
イレ設備を所望の箇所にきわめて容易かつ迅速に移動で
き、工場のラインの変更に支障になることが全くない。
【0037】本実施例にあっては、トイレ室12のフレ
ーム112に吊具114が設けられているから、該吊具
114にワイヤ等を掛けることによりトイレ室12の搬
入、搬出、移動あるいはベース10上への載置等を極め
て容易かつ迅速に行なうことができる。また、ベース1
0のフレーム116にフォーク挿入部118が設けられ
ているから、ベース10をフォークリフトで極めて容易
かつ迅速に移動させることができる。
ーム112に吊具114が設けられているから、該吊具
114にワイヤ等を掛けることによりトイレ室12の搬
入、搬出、移動あるいはベース10上への載置等を極め
て容易かつ迅速に行なうことができる。また、ベース1
0のフレーム116にフォーク挿入部118が設けられ
ているから、ベース10をフォークリフトで極めて容易
かつ迅速に移動させることができる。
【0038】上記実施例においては、小便器のみがトイ
レ室12内に設置されているが、洋風ないし和風の大便
器を設置するようにしても良い。もちろん、シャワー設
備などを組み込んでも良い。
レ室12内に設置されているが、洋風ないし和風の大便
器を設置するようにしても良い。もちろん、シャワー設
備などを組み込んでも良い。
【0039】上記実施例では、ベース10の上に1つの
トイレ室12が設置されているが、本考案にあっては、
第15図の如く、1基のベース10の上に2個のトイレ
室12A、12Bを載設するようにしても良い。この場
合、一方のトイレ室を男子用とし、他方を女子用とすれ
ば、工場内の一箇所に男女用トイレを設置できる。な
お、トイレ室とシャワー室などの他の衛生設備室を併設
しても良く、トイレ室以外の衛生設備室を複数個併設し
ても良い。
トイレ室12が設置されているが、本考案にあっては、
第15図の如く、1基のベース10の上に2個のトイレ
室12A、12Bを載設するようにしても良い。この場
合、一方のトイレ室を男子用とし、他方を女子用とすれ
ば、工場内の一箇所に男女用トイレを設置できる。な
お、トイレ室とシャワー室などの他の衛生設備室を併設
しても良く、トイレ室以外の衛生設備室を複数個併設し
ても良い。
【0040】このように、ベースを共通にして複数の衛
生設備室を設置する場合には、汚水槽やポンプなどを共
用化でき、設備コストの低減が可能である。
生設備室を設置する場合には、汚水槽やポンプなどを共
用化でき、設備コストの低減が可能である。
【0041】なお、複数個の衛生設備室を併設する場
合、トイレ室12A、12Bなどの上側の衛生設備室1
2A、12Cの一部がベース10からはみ出るようにし
ても良い。この場合には、第16、17図の如く、はみ
出た部分を支承部材160で支承すれば良い。
合、トイレ室12A、12Bなどの上側の衛生設備室1
2A、12Cの一部がベース10からはみ出るようにし
ても良い。この場合には、第16、17図の如く、はみ
出た部分を支承部材160で支承すれば良い。
【0042】
【効果】以上の通り、本考案の請求項1,2の工場用衛
生設備は、トラックによる道路輸送を行なえる。また、
自動車生産工場など大規模な工場内に設置するのに極め
て好適であり、該工場のラインの変更に際しては極めて
容易かつ迅速に別位置に移動させることができる。もち
ろん、本考案の工場用衛生設備はその新規設置や撤去等
も極めて容易かつ迅速に行なえる。本考案では、ベース
の装備の標準化が可能である。なお、上部の衛生設備室
を取り外すことによりベース内部のメンテナンスを行な
える。
生設備は、トラックによる道路輸送を行なえる。また、
自動車生産工場など大規模な工場内に設置するのに極め
て好適であり、該工場のラインの変更に際しては極めて
容易かつ迅速に別位置に移動させることができる。もち
ろん、本考案の工場用衛生設備はその新規設置や撤去等
も極めて容易かつ迅速に行なえる。本考案では、ベース
の装備の標準化が可能である。なお、上部の衛生設備室
を取り外すことによりベース内部のメンテナンスを行な
える。
【0043】請求項1では、ベースと衛生設備室との連
結体の強度及び剛性が高い。また、衛生設備室とベース
の軽量化も可能であり、製造原価の引下げも可能とな
る。
結体の強度及び剛性が高い。また、衛生設備室とベース
の軽量化も可能であり、製造原価の引下げも可能とな
る。
【0044】請求項2では、複数の衛生設備室を簡単に
設置できる。
設置できる。
【図1】第1図はトイレ室12のフレームの底面図であ
る。
る。
【図2】第2図は工場用衛生設備の正面図である。
【図3】第3図は工場用衛生設備の内部構成図である。
【図4】第4図は工場用衛生設備の内部構成図である。
【図5】第5図は工場用衛生設備の内部構成図である。
【図6】第6図は工場用衛生設備の内部構成図である。
【図7】第7図はトイレ室における配管系統図である。
【図8】第8図はトイレ室における配管系統図である。
【図9】第9図はトイレ設備の要部縦断面図である。
【図10】第10図はベースの平面図である。
【図11】第11図は同フレームの要部斜視図である。
【図12】第12図はベースのフレームの正面図であ
る。
る。
【図13】第13図はフレーム同志の結合部の正面図で
ある。
ある。
【図14】第14図は工場用衛生設備の平面構成図であ
る。
る。
【図15】第15図は別の実施例を示す正面図である。
【図16】第16図は別の実施例を示す正面図である。
【図17】第17図は別の実施例を示す正面図である。
10 ベース 12、12A、12B トイレ室 12C 衛生設備室 30、32 カウンター 33 小便器 44 洗面器 60、62 電磁弁 90 汚水槽 94、96 ポンプ 120 凹穴 122 凸部 124、126 補強部材 160 支承部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 伊藤 武洋 愛知県常滑市鯉江本町5丁目1番地 株 式会社イナックス内 (56)参考文献 実開 平1−179596(JP,U) 実開 昭62−110449(JP,U)
Claims (2)
- 【請求項1】 汚水槽及び該汚水槽内の汚水の排出用の
ポンプが設けられたベースと、 該ベース上に該ベースと分離可能に設置された凾状の室
であって、内部に衛生設備が設けられている衛生設備室
と、 を備えてなり、該ベース及び衛生設備室はそれぞれ高さ
が2.5m以下である工場用衛生設備であって、 前記ベースには略水平方向に延在する第1の補強部材が
設けられており、前記衛生設備室には、該第1の補強部
材と略々直交する略水平方向に延在する第2の補強部材
が設けられている工場用衛生設備。 - 【請求項2】 汚水槽及び該汚水槽内の汚水の排出用の
ポンプが設けられたベースと、 該ベース上に該ベースと分離可能に設置された凾状の室
であって、内部に衛生設備が設けられている衛生設備室
と、 を備えてなり、該ベース及び衛生設備室はそれぞれ高さ
が2.5m以下である工場用衛生設備であって、 1基の前記ベースの上に複数個の衛生設備室が設置され
ている工場用衛生設備。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991033150U JP2526196Y2 (ja) | 1990-11-26 | 1991-05-13 | 工場用衛生設備 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12399090 | 1990-11-26 | ||
JP2-123990 | 1990-11-26 | ||
JP1991033150U JP2526196Y2 (ja) | 1990-11-26 | 1991-05-13 | 工場用衛生設備 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0495945U JPH0495945U (ja) | 1992-08-19 |
JP2526196Y2 true JP2526196Y2 (ja) | 1997-02-19 |
Family
ID=31948459
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991033150U Expired - Lifetime JP2526196Y2 (ja) | 1990-11-26 | 1991-05-13 | 工場用衛生設備 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2526196Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2746040B2 (ja) * | 1993-02-04 | 1998-04-28 | 株式会社イナックス | 工場用衛生設備の移動方法 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59166185U (ja) * | 1983-04-23 | 1984-11-07 | 竹井機器工業株式会社 | 行動軌跡検出装置 |
JPS62111071A (ja) * | 1985-10-16 | 1987-05-22 | 株式会社イナックス | ユニツトル−ムにおける側パネルの立設構造及び立設方法 |
JPS62110449U (ja) * | 1985-12-28 | 1987-07-14 | ||
JPH0642552Y2 (ja) * | 1987-12-28 | 1994-11-09 | キョーラク株式会社 | 移動式簡易便所 |
JPH0547805Y2 (ja) * | 1988-06-07 | 1993-12-16 | ||
JPH0240806U (ja) * | 1988-09-14 | 1990-03-20 | ||
JPH0295752U (ja) * | 1989-01-14 | 1990-07-31 |
-
1991
- 1991-05-13 JP JP1991033150U patent/JP2526196Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0495945U (ja) | 1992-08-19 |
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