JP2509110B2 - ユニット式トイレ設備システム - Google Patents

ユニット式トイレ設備システム

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JP2509110B2
JP2509110B2 JP19504691A JP19504691A JP2509110B2 JP 2509110 B2 JP2509110 B2 JP 2509110B2 JP 19504691 A JP19504691 A JP 19504691A JP 19504691 A JP19504691 A JP 19504691A JP 2509110 B2 JP2509110 B2 JP 2509110B2
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渡辺  孝
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、事務所ビル等のトイ
レ空間に於けるユニット式空間構成およびアンダーフロ
ア式の給排水、換気、電気等の設備システム、工法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図16は、従来のトイレ空間の構成と工
法および従来設備方式・工法による給排水、排気、電気
の各機器、給排水管、排気ダクト、配線等の納りを示す
トイレ設備システムの概略断面図である。図において、
1は躯体コンクリート壁埋込み配管である給水管、2は
躯体コンクリート壁埋込み配管である給湯管、3は躯体
コンクリート壁埋込み配管である排水横枝管、4は返湯
管、5は躯体コンクリート壁埋込み配管であるループ通
気管、6は排気ダクト、7は排気装置、8は躯体コンク
リート壁埋込み配線、9は排気吸込口、10aは照明器
具A、10bは照明器具B、11は躯体コンクリート床
(スラブ)、12は躯体コンクリート壁、13は床下地
(モルタル)、14は壁下地(モルタル)、15は天井
下地(軽量鉄骨)、16は天井仕下材(ボード)、17
はパーティション、18はクラッシュ弁、19はパイプ
シャフト、20は掃除口である。
【0003】次に動作について説明する。トイレ空間の
築造は、建築業者によって、躯体コンクリートの打設に
より行なわれ、箱状の空間が形成される。天井・壁・床
の各部位については天井下地・天井仕上げ、コンクリー
トブロックのブロックの積層や壁下地・タイル貼等の仕
上げ、床下地・仕上げ貼工事、大便ブースのパーティシ
ョン等が建築業者によって施される。
【0004】設備については、給水・給湯・返湯および
排水等の各種配管、大便器等の衛生器具の取付け等の給
排水、分電盤、配線・照明器具等の電気・排気装置・ダ
クト等の各種工事が各設備業者によって躯体コンクリー
ト打設時から仕上げ段階の内装工事までに施工される。
また、各々の設備の方式について、給排水は、最寄りの
シャフトの給水・給湯・返湯・排水立管より分岐した各
種横管を床下経由で、床上へ立上げて、各器具へ湯水の
供給、各器具からの排水を重力式にて排出する。排気は
該便所の天井面の吸込み口9からの天井内横引排気ダク
ト6に取付けた排気装置7あるいは天井横引排気ダクト
6を排気立ダクト経由で、該排気立ダクト端部の排気装
置7を経由するいずれかの方式によって、大気へ開放
し、照明は照明幹線より分岐した配線を当該便所の天井
内から壁スイッチ21を経由して天井の照明器具へ配
線、分電されるのが一般的であり、さらに、搬送経路の
納りは、当該天井内・階下天井・床、壁等に埋込み・い
んぺいされる。
【0005】一方、空間構成に於ける大便器を収納する
大便ブース22については、パーティションと扉で形成
され、希に建物オーナの意向や設計者の思想的配慮から
着衣用フックや灰皿等が設けられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のトイレ設備シス
テムは、以上のように構成されているので、躯体コンク
リート等の打設後の多種多様の人と時間を要する建築空
間に於ける最も労働集約型工事の1つであり、その作業
方法にあっても各職種の工事が天井、壁、床の各部位ご
とに相互に先行・同時・後行作業となって同一職種の作
業に連続性を欠くばかりか、相互に影響を受け合い作業
のムリ・ムダ・ムラが発生し、より人手で要し、しかも
作業効率を低下させる結果となっている。加えて、作業
環境も空気は汚れ、薄暗く、作業内容に至っては、天井
の高所作業に始まり各種内装材あるいは各設備の二次加
工と機器の組合せや取扱う機材も多く、重量もかさむこ
とから、3K業種(キツイ・キケン・キタナイ)の典型
として忌嫌われ、就業労働者ばなれを引起し、人手も集
まらず、作業にあたる技術者の高齢化と伴に生産性の低
下、採算性を増々悪化させている。
【0007】また、トイレ環境に於いても、給排水管の
詰り、漏れや排水管内の流下水、流下水と各階トイレの
排水横枝管3の流入水との衝突に起因する管内圧力変動
が各種器具のトラップ封水を破壊(破封)させて室内環
境を悪化、室内不適な照明レイアウトによる照明不足、
使用時の発散臭や床にこぼれた汚水からの発散臭が天井
換気方式の逆効果から、トイレ空間全体に拡散し、トイ
レの設備方式と併せてトイレの3K(クサイ、キタナ
イ、クライ)が課題となっている。
【0008】さらに、耐久性に於いては、給排水・排気
・電気のいずれも躯体コンクリートを始めとして内装等
の建築寿命に比べて設備寿命が短かく、しかも、設備の
処理・改修・更新に際しては、配管・ダクト・配線等が
天井内、壁、床等にいんぺい、埋込まれているところか
ら、躯体コンクリート、内装工事にまで波及して多大な
費用と人・時間を要し、維持管理も容易に行なえない等
の課題があった。
【0009】一方、利用者の使い勝手に於いても、手荷
物・傘等の置場やスペースが不足し、使用状態の確認は
おろか用便時には第三者とノック手段で対応しなければ
ならず、老若男女や身障者への使い勝手の配慮に欠け、
特に女性・幼児・身障者にとって不安と苦痛と共に安全
・快適面では程遠いトイレ空間となっているなどの課題
があった。
【0010】この発明は上記のような課題を解消するた
めになされたもので、トイレ空間構成、およびユニット
構成材、設備工事に於いては、システム上の機能・性能
・耐久性を向上し、さらに技術者不足と技術者の高齢化
対策をも果し、3K業種(キケン・キタナイ・キツイ)
のイメージアップにも寄与し、大巾な工期短縮と省人化
による生産性の向上、経済性にも優れたこれまでにない
ユニット式トイレ設備システを提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明に係るユニット
式トイレ設備システムは以下のような構成されたもので
ある。 1)大便ブースと小便コーナーと洗面コーナーで構成し
たものを1ユニットとして、該ユニットを連立あるい
は、前記の大便ブースと小便コーナーと洗面コーナーを
自由に組合せた連立ユニット式トイレ設備システムある
いは前記の大便器を連立させた大便コーナー、小便器を
連立させた小便コーナー、洗面器を連立させた洗面コー
ナーで構成されるユニット式トイレ設備システムに於い
て、トイレ空間の壁には、設備配管・配線の収納スペー
スを設け、又、該収納スペースの前板は分割、着脱可能
とし、大便器・小便器・洗面器を取付ける壁前面下方に
グリル付吸気口を、反対の背面側に接続口を設け、又、
モジュースル化された中空状の床材間が配管・配線スペ
ースと排気チャンバーとして空気搬送スペースを形成す
ることによりグリッド状の設備床搬送経路を備えたユニ
ット式トイレ設備システム。
【0012】2)前記大便ブースが、該背部コーナーに
設けられた配管・配線用のコーナーシャフトと前記パー
ティションと前記パーティションのコーナーに前記パー
ティションと一体形成されるコーナーユニット及び物置
きパネルユニットで構成され、前記コーナーシャフト、
前記コーナーユニットの直下部が、前記グリッド状の設
備床搬送経路のグリッドの基準ラインに合わせて取付け
られ、前記グリッド状の設備床搬送経路と組合せられて
構成した立体設備搬送経路を備えたユニット式トイレ設
備システム。
【0013】3)着脱可能な点検口兼用のグリッド部用
床部材と、前記コーナーユニットの直下部に設けられた
汚物容器排気用グリル付吸気口・嵌込み手洗器用給排管
・配線用連通口付のコーナーユニット用設備立上り床部
材と、前記壁パネルの大便器・小便器・洗面器取付けの
直下部に設けられた排気管接続口付の壁パネル用床部材
と、前記大便ブース内背部のコーナーシャフトへの給排
水配管・排気管・配線等の連通口付のグリッド部設備立
上り床部材とを前記グリッド状の設備床搬送経路上に備
えたユニット式トイレ設備システム。
【0014】
【作用】この発明におけるユニット式トイレ設備システ
ムは、1)床・壁の内装工事と併行して、内装から独立
した設備搬送経路が形成され、かつ2)立体設備搬送経
路とし、3)着脱可能な床部材により、設備施工を容易
にしている。従って、排気系の従来のダクトは不必要と
なり、設備搬送経路から立上げ排気ダクトを経由して排
気装置により、大気に開放される。天井内・天井面の衛
生・排気・電気工事と内装工事の作業効率の悪さをなく
し、設備一切を壁・床へ移すことによって高所作業を排
除すると共に、該壁・床の設備工事も同時施工が可能と
なる。又、修理・改修・設備更新への対応も内装に影響
せず容易に行え、しかも維持管理も簡易である。
【0015】従って、アンダーフロア式排気システムに
よって、用便時の発散臭気や床にこぼれた汚水から発散
臭も使用者に臭気を感じさせることはなく排気され、か
つ汚物容器の排気も行なわれる。暗い、臭い、汚ないイ
メージを改め、トイレ全体がクリーンとなり、トイレの
3Kイメージが解消される。
【0016】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1において、トイレ空間に大便器22aを収納
する大便ブース22・小便器23aのある小便コーナー
23・洗面器24aのある洗面コーナー24を1ユニッ
トとして、該ユニットを連立させると共に、身障者ブー
ス(特に図示限定せず)・掃除流しブース26・設備シ
ャフト27を組合せた男子トイレおよび前記男子トイレ
のユニット式空間構成として設備配管・配線の収納スペ
ース29部分の前板28が分割、着脱可能で、かつ各種
器具取付け面である前面下方にグリル付吸気口30a
(図8参照)と該反対面である背部に可撓媒管用接続口
32を設けた壁パネル31を備えている。他に、73は
糞尿破砕装置排気連通口、74は小便器脱臭管連通口、
75は大便コーナー排気連通口、76は小便コーナー排
気連通口、77は大便器脱臭管連通口、78は洗面コー
ナー排気連通口、79は汚物容器用排気連通口である。
【0017】図3においてモジュール化された中空状の
床部材33と該中空状の床部材33が配管・配線スペー
ス及び排気チャンバーとする空気搬送スペース34から
成るグリッド状の設備床搬送経路を構成するように敷設
された床35とさらに前記大便ブース22内にはコーナ
ーシャフト40および前記大便ブース22を形成するパ
ーティション36および前記パーティション36のコー
ナーに前記パーティション36と一体形成されるコーナ
ーユニット37、およびグリッド部用床部材39a、壁
パネル用床部材39b、コーナーユニット用設備立上り
床部材41a、グリッド部用設備立上り床部材41bと
が前記グリッド状の設備床搬送経路のグリッドの基準ラ
インに合わせて取付けられ、前記グリッド状の設備床搬
送経路と組合せられて立体設備搬送経路を構成してい
る。尚、壁パネル用床部材39b、コーナーユニット用
設備立上り床部材41a、グリッド部用設備立上り床部
材41bは、グリッド部用床部材39a(図3)と類似
のもので、特に図示はしない。
【0018】図2において、前記トイレ空間内の最寄り
のシャフト27より各ユニットの大便ブース22内のコ
ーナーシャフト40までの各種器具への湯水供給の1次
側給水管1・給湯管2および前記大便ブース22内の大
便器22aの背部に取付けられた糞尿破砕圧送装置48
の圧送管42の設備床搬送経路内の配管と前記コーナー
シャフト40への立上り配管を示している。
【0019】前述もしたが、図3においては、着脱可能
な点検口兼用のグリッド部用床部材39aを納めた前記
グリッド状の設備床搬送経路と配管・配線スペース、排
気チャンバーとする空気搬送スペース34で仕切り形成
される設備納りを示している。
【0020】図4,図5および図6は略正三角形から成
るコーナーユニットであり、大便ブース22内側にカバ
ー付照明器具64と、使用者の不測事態を通報する非常
用押ボタン65と、自動水栓付き嵌込み手洗器66と、
収納式小物置き台67と、汚物投入口68とを有する面
と該ブース外側の一方に前記大便ブース22内と兼用の
カバー付照明器具64、使用状態・使用者の不測事態を
第三者へ通報する表示装置69、汚物容器出入扉70を
有する面と該ブース外側の他方に前記二面照明と兼用の
カバー付照明器具64を有する面および該コーナーユニ
ットの下方内部に汚物容器収納スペースと汚物容器71
を備えている。
【0021】図7は前記大便ブース22を形成するパー
ティション36と取付けられる物置きパネルユニットで
ある。前記物置パネルユニットは鏡60、収納式物置台
61、着換え用フィッテングパネル62、傘立て63を
備えている。
【0022】図8,図9は、この発明のロータンク式ユ
ニットでの実施例であり、図10は、フラッシュ弁式ユ
ニットでの実施例である。図8において、83は分電・
制御盤である。84は通電表示灯、85は異常警報表示
灯、86は着脱、分割可能な設備横引き搬送スペース用
前板、87は自動小便フラッシュ弁、88はロータン
ク、89は自動小便フラッシュ弁用給水管、92は小便
器脱臭管、93は可撓媒管、94は小便コーナー排気
管、95は大便ブース排気管、96は洗面コーナー排気
管、97は大便器脱臭管、98は給水管(嵌込み手洗器
用)、99は排水管(嵌込み手洗器用)、100は糞尿
破砕圧送装置用排気管である。
【0023】尚、大便洗浄方式をノンタッチ式とする場
合は、大便器取付けの露出型フラッシュ弁18を背部壁
パネル内の配管・配線スペースへ収納すると共に、図5
の如く前記コーナーユニットの大便ブース内とする面の
収納式小物置き台の直下へ自動フラッシュ弁用光電セン
サー72を配し、同制御回路によって操作される。
【0024】次に動作について説明する。図11,図1
2は給水・給湯・返湯のフローであり、図に於いて、給
水管1・給湯管2・返湯管4は最寄りのシャフト27内
の各々の立管45,46,50より分岐、バルブを介
し、給水系は、各ユニット用の親ヘッダ43から大便ブ
ース内のコーナーシャフト40の電磁弁51を経由し
て、ユニット用の子ヘッダ44へ給水され、子ヘッダ4
4以降では大便器22a・小便器23a・洗面器24a
・コーナーユニット37の嵌込み手洗器66の各器具ご
とに専用の1対配管として水が供給される。
【0025】また給湯系は各ユニット用の親ヘッダ43
より各ユニットの洗面器24aで電磁弁51を経由して
専用の1対配管により湯が供給され、洗面器24a用給
湯の温度低下を防止するための返湯管4を各ユニット用
の親ヘッダ43を経由して返湯立管へ循環させる。
【0026】尚、給水・給湯系の電磁弁制御は、前記糞
尿破砕圧送装置48の液面制御の満水警報回路と前記糞
尿破砕圧送装置48用の分電・制御盤83の異常警報灯
とのインターロック回路を構成し、前記異常警報灯回路
からの信号を感知して電磁弁は遮断され、返湯系では前
記異常状態の通報によって、管理者がスリース弁(緊急
時用)47を閉じる。前記手動開閉を自動開閉とする電
磁弁に替えてもよい。
【0027】また、別な方法として、前記インターロッ
ク回路は、前記糞尿破砕圧送装置48の液面制御の満水
警報回路と前記コーナーユニット37の大便ブース22
外面の使用状態・使用者の不測事態を第三者へ通報する
表示装置69へ、該用途のための表示灯を設けてもよ
く、また、その場合には、前記電磁弁に替えて、最寄り
のシャフト27内の各ユニット用親ヘッダ43の二次側
に手動開閉のスリース弁を設けて前記給水・給湯用の電
磁弁51を省略してもよい。
【0028】図13は、排水のフローであり、図に於い
て大便器22a・小便器23a・洗面器24aと嵌込み
手洗器66の1次側排水のうち、大便器22aからの固
形物を含む汚水は前記糞尿破砕圧送装置48の破砕部へ
流入、カッタで微細に液状化され、ストレーナを介して
圧送部へ、小便器23a、洗面器24aと嵌込み手洗器
66の汚水・雑排水は各々の排水横枝管3から直接圧接
部へ流入の上、貯溜され、さらに前記糞尿破砕圧送装置
48の圧送排水管42から二層排水立管49までは専用
の1対配管として、各ユニットからの圧送排水が排水ヘ
ッダ継手53を介して二層排水立管49へ圧送される。
尚、前記糞尿破砕圧送装置48の発停は、ケーシング内
がポンプ運転水位に達すると駆動し、ポンプ停止水位ま
で排水が排出されると停止する。尚、前記各ユニットか
らの圧送排水管42と二層排水立管49への接続方法と
して、管状のヘッダを介して接続するか、または、前記
二層排水立管49を従来の排水立管のいずれとしてもよ
い。
【0029】図14は、用便時の発散臭や床にこぼれた
汚水から発散臭あるいは汚物容器71からの悪臭の排気
フローであり、図に於いて各ユニットの大便器22a・
小便器23a・洗面器24a(女子トイレは大便器22
a・洗面器24a)からの排気は、各種器具取付けの壁
パネル下方のグリル付吸気口30a、さらに、大、小便
器22a,23aの脱臭管接続口32と前記糞尿破砕圧
送装置48の排気口や前記コーナーユニット37内の汚
物容器71用のグリル付吸気口30bとが各々可撓媒管
を介して各ユニットからの臭気を吸気し、設備床搬送経
路の排気チャンバーとする空気搬送スペース34に集め
られ、最寄りのシャフト27内の排気立ダクト54を経
由して排気装置50によって、大気へ開放される。尚、
排気方式として、各階の最寄りのシャフト内設備床設備
搬送経路より立上げのダクトと排気立ダクト54へ接続
し、前記排気立ダクト54の端部に排気装置50を設け
る中央排気方式を採用してもよい。
【0030】尚、ヘッダシステム、圧送式排水システ
ム、二層管立管システムの具体的構成については、平成
2年特願197058号のシステムトイレの明細書に記
載されている。
【0031】図15は、電気のフローであり、図に於い
て各ユニットへの電力は、最寄りのシャフト27内の幹
線25よりジョイントボックス55を介して各ユニット
用分電盤56から、各ユニットの大便ブース22内の前
記糞尿破砕圧送装置48用の分電・制御盤57へ、前記
分電・制御盤57以降では、前記糞尿破砕圧送装置4
8、照明器具10、自動小便フラッシュ弁58、ドアス
イッチ80を介して前記表示装置69へ分電されるほ
か、前記表示装置69は、ドアスイッチ80により在室
・空室表示灯を点・消灯させる。また、制御系は、各イ
ンターロック回路によって、前記糞尿破砕圧送装置48
のケーシング内が故障等によって満水位に達すると前記
糞尿破砕圧送装置48用の分電・制御盤57の異常警報
灯の点滅と給水・給湯用電磁弁51を遮断あるいは、前
記大便ブース22内の非常用押ボタン65操作によって
前記表示装置69の在室灯と兼用の通報灯が点滅して第
三者への通報をする。
【0032】次に使用時の使い勝手について説明する。
先ず使用者は、当該ブースの表示装置69の空室表示灯
が点灯していることを確認して、入室、ドアを閉め、手
荷物や降雨時の傘あるいはコート類を物置きパネルユニ
ットの所定の箇所へ、さらに女性等は、ハンドバック等
の小物を前記コーナーユニット37の収納式物置き台6
1へ置いて用を足す、用足し後は前記コーナーユニット
の嵌込み手洗器66で手を洗い、退室する。この退室時
には入室時との逆回路によって在室表示灯から空室表示
灯が点灯する。
【0033】また、使用者に不測自体が発生した場合に
は、該使用者が大便ブース22内から前記コーナーユニ
ット37の非常用押ボタン65を押すことにより在室表
示灯が点滅して第三者への通報と第三者の緊急事態の発
見を容易にする。
【0034】このほか、使用済の生理用品等は、前記コ
ーナーユニット37の汚物投入口68から捨てられ、汚
物容器71に収積された後前記コーナーユニット37の
大便ブース22外にある汚物容器出入扉70から清掃員
によって定期的に回収、処理される。加えて、下着・ス
トッキング等の着替の場合には、前記コーナーユニット
の大便ブース内の収納式フィッテングパネル62を引出
して着替え、不要物は汚物投入口68へ捨てる。
【0035】次にトイレ空間に於ける設備工事と取合い
のなくなった天井・床・壁の内装工事および衛生・電
気、さらにダクトレス化された排気の設備工事の各種作
業、作業の流れ(工程)について説明する。図1、図
2、図3において内装工事としての天井、床は、まず、
在来工法の天井工事が先行され、次にモジュール化され
た中空状の床部材33が配管・配線・排気チャンバーと
する空気搬送スペース34から成るグリッド状の設備搬
送床経路を構成するように敷設される。
【0036】前記グリッド状の設備搬送床経路には、着
脱可能な点検口兼用のグリッド部用床部材39aと、前
記グリッド部用床部材39a以外には前記コーナーユニ
ット37の直下部にあたる箇所へ汚物容器用排気管・嵌
込み手洗器用給排水管・配線用連通口付のコーナーユニ
ット用設備立上り床部材41aを、前記大便ブース22
内コーナーシャフト40の直下部に当たる箇所へ前記ユ
ニット用給水・給湯・返湯各管1,2,4、及び前記糞
尿破砕圧送装置48二次側圧送排水管42・排気管、及
び照明・動力等の設備連通口付のグリッド部用設備立上
り床部材41bを、前記各ユニットの壁パネル31の直
下部にあたる箇所へ排気管接続口付の壁パネル用床部材
39bを、嵌込み、床仕上げ材82を貼り、床工事を完
了する。
【0037】天井・床工事完了後は、前記各ユニットに
設備横引き用スペース部分の前板28を除いた壁パネル
31(フレーム共)とコーナーシャフト40、大便ブー
ス22用パーティション36、コーナーユニット37が
前記グリッドの基準ラインに合せて取付けられ壁工事が
完了する。尚、前記床、壁の内装工事の完了によって、
設備搬送経路が立体的に構成されると共に、衛生器具の
一部取付けと、照明器具64の取付けやグリル付吸気口
等30a,30b等の取付けも完了する。
【0038】また、前記内装工事完了後は、給排水・排
気・電気の設備工事が、前記ユニット単位で、順次追い
作業の流れに沿って同時施工される。
【0039】手順(1)の給排水工事にあっては、前記
ユニットの各所へ大便器22a・小便器23a・洗面器
24a(女子トイレは、大便器22a・洗面器24a)
および大・小便用フラッシュ弁18、洗面器のアングル
弁90、トラップ91等の附属金物の取付け、前記大便
ブース22の大便器22a背部に糞尿破砕圧送装置48
の据付け等の工事を行う。さらに、前記工事に併行し
て、前記床・壁の設備搬送経路へ各種配管用の支持固定
材を取付けた後、各ユニットへ最寄りのシャフト27内
各種立管より分岐された給水1・給湯2・返湯4・圧送
排水管42を設備床搬送経路内へ押嵌め、配管の上、前
記大便ブース内コーナーシャフト40のグリッド部用設
備立上り床部材41bの連通口を介して立上げ配管され
る。
【0040】前記立上げ配管後のコーナーシャフト40
にあっては、1次側給水管1へ電磁弁51・子ヘッダ4
4を設け、前記子ヘッダ44より前記壁パネル31の設
備横引き用搬送経路内を大・小便器のフラッシュ弁・洗
面器の給水用アングル弁90へ各々一対配管となるよう
に接続、また、給湯・返湯各管も電磁弁51を設け、洗
面器の給湯用アングル弁へ接続される。尚、前記子ヘッ
ダ44の給水1次側と給湯管に設ける電磁弁51は、前
記糞尿破砕圧送装置48の停電時・故障時に於ける各ユ
ニットの各種器具からの流入排水による該糞尿破砕圧送
装置48からの溢水(オーバーフロー)による2次災害
防止のための給水給湯供給遮断用である。
【0041】一方、排水管は、前記糞尿破砕圧送装置の
排水接続口より各種器具接続口付のユニット排水横枝管
3を前記設備横引き用スペース内へ押嵌め配管し、前記
小便器23a・洗面器24aの排水口は、糞尿破砕圧送
装置48の圧送部と、前記大便器22aの排水口は破砕
部と可撓媒管を介して排水横枝管3に接続される。
【0042】コーナーユニット37に於いては、前記子
ヘッダ44より分岐の嵌込み手洗器66用の給水管、前
記糞尿破砕圧送装置48の排水接続口より排水横枝管3
を設備床搬送経路を経由して前記コーナーユニット37
へコーナーユニット用設備立上り床部材41aの連通口
を介して立上げ、給水アングル弁90と排水トラップ9
1とへ接続する。
【0043】手順(2)の電気工事にあっては、最寄り
のシャフト27内幹線よりジョイントボックス55を介
した分電盤56からの一次側線を落とし込みの上、前記
大便ブース22のコーナーシャフト40のグリッド部用
設備立上り床部材41bの連通口を介して立上げ配線さ
れる。前記コーナーシャフト40へ立上げ後の回路にあ
っては、前記糞尿破砕圧送装置48用分電・制御盤57
へ配線接続され、さらに、前記分電・動力盤より糞尿破
砕圧送装置48への動力・液面制御線と前記給水・給湯
系の電磁弁51へも配線接続される。
【0044】また、前記コーナーユニット37に於ける
回路は、前記分電・制御盤57より前記コーナーユニッ
ト37上方の内外面の照明に供する照明器具64、使用
状態・使用者の不測事態を第三者へ通報する表示装置6
9へ、設備床搬送経路内を経由して、前記コーナーユニ
ット37のコーナーユニット用設備立上り床部材41a
の連通口を介して立上げ、照明器具64およびドアスイ
ッチ13を介して、前記表示装置69へ各々に配線接続
される。
【0045】尚、前記分電・制御盤と前記糞尿破砕圧送
装置48内の液面制御用フロート満水警報および前記コ
ーナーユニット37の大便ブース22内の非常用押ボタ
ン65と大便ブース22外の在室表示兼用の通報灯と
は、いずれもインターロック回路が構成され、前記分電
制御盤57の異常表示灯と前記大便ブース22外の在室
表示兼用の通報表示灯が点滅して、緊急時の発見がし易
いようにしている。また、前記いずれの異常事態通報回
路を、監視制御盤への回路構成にしてもよい。
【0046】配線回路のその他の方式としては、前記照
明線・通報線は、最寄りのシャフト27内の分電盤より
単独系とするほか、前記表示装置電源が、乾電池式でも
よい。
【0047】前記床・壁の配管・配線方法としては、前
記設備床および横引き用搬送経路内に各々サヤ管81を
敷設して、前記床・壁の配管を同時施工してもよい。ま
た、サヤ管を使用する場合は、床搬送経路の各グリッド
部用床部材39bを着脱可能な方式としなくても良く、
前記サヤ管81敷設時に各々のサヤ管81内に配管と配
線をセットして敷設してもよい。
【0048】手順(3)の排気工事にあっては、前記各
ユニットの大便器22a・小便器23b・洗面器24a
(女子トイレは、大便器22a・洗面器24a)取付け
の壁パネル31下方のグリル付吸気口30aの背部接続
口と該箇所の壁パネル用床部材39bへの連通口と可撓
媒管を介して接続および前記コーナーユニット37内部
下方の汚物脱臭用のグリル付吸気口30に可撓媒管を接
続し、前記可撓媒管をコーナーユニット用設備立上り床
部材41aの連通口へ差込む。さらに、前記大便器22
a・小便器23aは脱臭するため、前記大便器22a・
小便器23aの脱臭管接続口へ脱臭管を接続し、前記脱
臭管は前記壁パネル用床部材39bの連通口へ差込まれ
るほか、前記糞尿破砕圧送装置48の排気も前記糞尿破
砕圧送装置48の排気口へ可撓媒管が接続され、前記可
撓媒管は前記グリッド部用設備立上り床部材41bの連
通口へ差込まれる。
【0049】尚、前記汚物容器71の排気方法として
は、排気接続口付汚物容器とし、前記汚物容器71の排
気接続口に可撓媒管を接続の上、前記コーナーユニット
用設備立上り床部材41aの連通口へ差込むようにして
も良い。
【0050】上記設備工事完了後は、各設備ごとに通水
・テスト調整を行ない、グリッド部用床部材39aをセ
ットし、各ユニットの設備横引き用スペース部分の前板
28、壁パネル、前記各大便ブース22内のパーティシ
ョン36、物置パネルユニットの各順序で取付けてトイ
レを完成させる。
【0051】以上の新規工事に対し修理、改修、更新時
の設備工事は、設備床搬送経路部分では、該配管・配線
の設備床部材33あるいはグリッド部用床部材39a、
コーナーユニット用設備立上り床部材41a、グリッド
部用設備立上り床部材41b、壁パネル用床部材39b
を、また横引用設備搬送スペースでは、前板を取外し、
既設配管・配線を取出して新規配管を敷設の上各部位の
床部材・前板28を再セットする。尚、配管・配線用に
サヤ管81を使用する場合は前記設備床搬送経路の各部
材はその尽とし、壁パネル31の前板28のみ取外した
状態で該配管・配線を取替えて前記前板28を再セット
する。
【0052】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば以下の
効果がある。 1)トイレ空間の構成および構成材 (a)壁パネル、中空状の床部材、コーナーユニットを
敷設・取付けるだけで、配管・配線スペース・排気ダク
ト兼用の空気搬送スペースが立体的に確保される。 (b)設備の床下収納化、コーナーユニットへの照明
器、嵌込み手洗器等の復合化により、従来方式の天井内
配管・排気ダクト・配線経路および天井面の照明器具・
排気口等が皆無になると共に、後述する設備配管の細径
化と前記(a)の複次効果によって大巾な省スペース化
が図れる。 (c)前記(a)の効果と併せて天井・壁・床の内装と
設備あるいは設備相互の各種作業が他工事に影響される
ことなく独自に、かつ、壁床のユニット化および施工時
期の集約化により、作業効率(ムリ・ムダ・ムラ)の向
上と、内装工事の省力・省人化(人手不足の解消)が図
れる。
【0053】2)設備 (a)設備共通 a−1)設備工事が壁・床に集約され、作業の安全性と
高所作業に伴う足場等の仮設、安全管理業務の簡易化、
効率化が図れる。 a−2)トイレ空間内の構成手法および構成材の(a)
〜(c)の複次効果により、工程管理の簡易化と併せて
施工性の飛躍的な向上によって、設備工事の省力・省人
力が図れ、かつ施工に当っては高度な技術や経験を不要
にし、しかも施工品質の向上が果せる。 a−3)設備工事の回収・修理・更新への対応も内装と
係わりなくでき、維持管理も容易となる。 a−4)後述する圧送排水システムの採用により、トイ
レのレイアウトあるいは器具の配列・配置のフレキシビ
リティと前記トイレ空間の構成およびユニット構成材
(a)〜(c)と設備工法の簡易化から大巾な工期短
縮、かつ少人数で施工可能となり設計変更等への対応も
可能となる。 (b)給排水設備工事 糞尿破砕圧送装置による圧送排水システムおよび内管を
排水経路、内管と外管の間を通気経路とする二層排水立
管、及び排水ヘッダ継手からなる二層管立管システムと
親子ヘッダによる給水・給湯・返湯マルチヘッダシステ
ムの組合せ及び各ユニットの大便器・小便器・洗面器等
の各種器具別の各々専用の1対配管方式から細径化が果
せ、かつ細径化によって可撓管材を採用できることから
配管のジョイントレス化が可能になる。さらに、排水系
では、従来の排水立管と通気立管の二管式立管システム
の通気立管・結合通気管や同システムに於ける排水横枝
管に係わるループ通気管等の複雑な配管を省略できると
共に、糞尿破砕圧送装置の圧送管接続部の逆止弁あるい
は直上立上り部の留り水によって排水立管で発生する管
内の気圧変動の影響をトラップに与えることもなく、も
ってトラップ封水を保護し、室内環境の向上をシステム
の機能・性能面からも確保する共に、排水の流れもスム
ーズに系外に排水可能となる。 (c)電気設備工事、排気設備工事 c−1)前記トイレ空間内の構成およびユニット構成材
(a)〜(c)の複次効果により、照明器具あるいは糞
尿破砕圧送装置用分電・制御盤の取付けがユニット化に
よって省略、さらに、配線経路の確保と壁・床作業によ
って配線作業が大巾に改善される。 c−2)前記トイレ空間の構成およびユニット(a)〜
(c)の複次効果から、従来方式による横引排気ダクト
の省略、吸気口の取付けがユニット化によって省略、ま
た排気チャンバーから成る空気搬送スペースの確保、各
器具−吸気口と前記排気チャンバーとの接続も可撓排気
管あるいは脱臭管によって簡易作業となり、前記作業も
床作業によって作業方法が大巾に改善される。
【0054】以上から、トイレの空間構成およびユニッ
ト構成材、設備工事に於いては、システム上の機能・性
能・耐久性に加え、技術者不足と技術者の高齢化対策を
も果し、3K業種(キケン・キタナイ・キツイ)のイメ
ージアップにも寄与し、大巾な工期短縮と省人化による
生産性の向上、経済性にも優れたこれまでにないトイレ
システム工法を提供する。
【0055】3)使い勝手 トイレ環境にあっては、アンダーフロア式の排気システ
ムによって使用時の発散臭気や床にこぼれた汚水から発
散臭に対し、臭気が鼻先を通過しないように該壁・床に
設けた吸気口から汚れた空気をトイレ空間より搬出する
換気上の気流形成によって臭わず、快適で清潔なトイレ
空間を提供する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による床部材敷説図であ
る。
【図2】この発明の一実施例による設備床搬送経路内1
次側給排水配置図である。
【図3】図2におけるA−A断面詳細図である。
【図4】この発明の一実施例によるコーナーユニットの
平面断面図である。
【図5】図4におけるC矢視図である。
【図6】図4におけるA−A’,B矢視図である。
【図7】この発明の一実施例による物置きパネルユニッ
ト斜視図である。
【図8】図8(a)は、この発明におけるロータンク式
ユニットでの実施例である正面断面図である。図8
(b)は、図8(a)の側面断面図である。
【図9】図9(a)は、図8(a)の設備詳細正面断面
図である。 図9(b)は、図9(a)の平面断面図である。 図9(c)は、図9(a)の側面断面図である。
【図10】この発明におけるフラッシュ弁式ユニットで
の実施例である設備詳細正面断面図である。
【図11】この発明における一実施例による給水のフロ
ー図である。
【図12】この発明における一実施例による給湯・返湯
のフロー図である。
【図13】この発明における一実施例による排水のフロ
ー図である。
【図14】この発明における一実施例による排気のフロ
ー図である。
【図15】この発明における一実施例による電気供給お
よび制御系のフロー図である。
【図16】従来のトイレ設備システムを示す断面概略図
である。
【符号の説明】
1 給水管 2 給湯管 22 大便ブース 22a 大便器 23 小便コーナー 23a 小便器 24 洗面コーナー 24a 洗面器 28 前板 29 収納スペース 30a グリル付吸気口 30b グリル付吸気口 31 壁パネル 32 接続口 33 中空状床部材 34 空気搬送スペース 36 パーティション 37 コーナーユニット 39a グリッド部用床部材 39b 壁パネル用床部材 40 コーナーシャフト 41a コーナーユニット用設備立上り床部材 41b グリッド部設備立上り床部材 66 嵌込み手洗器 71 汚物容器

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大便器を収納する大便ブースと小便コー
    ナーの洗面コーナーで構成されたユニットを1ユニット
    として、該ユニットを連立あるいは、前記大便器を収納
    する大便ブースと小便コーナー・洗面コーナーを自由に
    組合せた連立ユニット式トイレ設備システムあるいは、
    大便器を収納する大便ブースを連立させた大便コーナ
    ー、小便器を連立させた小便コーナー、洗面器を連立さ
    せた洗面コーナーで構成されるユニット式トイレ設備シ
    ステムに於いて、トイレ空間の壁には、設備配管・配線
    のための収納スペースと、分割、着脱可能である前記収
    納スペースの前板と、大便器・小便器・洗面器を取付け
    る壁前面下方にグリル付吸気口を、反対の背面側に可撓
    媒管用接続口を設けた壁パネルと、モジュール化された
    中空状の床部材と、前記中空状の床部材間が配管・配線
    スペース及び排気チャンバーとしての空気搬送スペース
    を形成するグリッド状に敷設された設備床搬送経路とを
    備えたことを特徴とするユニット式トイレ設備システ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記大便ブースが、該背部コーナーに設
    けられた配管・配線用のコーナーシャフトと前記大便ブ
    ースを形成するパーティションと前記パーティションの
    コーナーに前記パーティションと一体形成されるコーナ
    ーユニット及び物置きパネルユニットで構成され、前記
    コーナーシャフト、前記コーナーユニットの直下部が前
    記グリッド状の設備床搬送経路のグリッドの基準ライン
    に合せて取付けられ、前記グリッド状の設備床搬送経路
    と組み合せて構成された立体設備搬送経路を備えた請求
    項1記載のユニット式トイレ設備システム。
  3. 【請求項3】 着脱可能な点検口兼用グリッド部用床部
    材と、前記コーナーユニットの直下部に設けられた汚物
    容器排気用グリル付吸気口・嵌込み手洗器用給排水管・
    配線用連通口付のコーナーユニット用設備立上り床部材
    と、前記壁パネルの大便器・小便器・洗面器取付けの直
    下部に設けられた排気管接続口付の壁パネル用床部材と
    前記大便ブース内背部のコーナーシャフトへの給排水配
    管・排気管・配線等の連通口付のグリッド部設備立上り
    床部材とを前記グリッド状の設備床搬送経路上に備えた
    請求項1,2項いずれか1項記載のユニット式トイレ設
    備システム。
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