JP2525788B2 - 半導体レ−ザ装置の製造方法 - Google Patents

半導体レ−ザ装置の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は電流狭窄効果と光導波効果を有するInGaAlP
系半導体レーザ装置に係わり、特に有機金属を用いた化
学気層成長法(以下MOCVD法と略す)による半導体レー
ザ装置の製造方法に関する。
(従来の技術) 近年、MOCVD法の結晶成長技術の向上に伴い、He−Ne
レーザと同程度の発振波長が得られるInGaAlP化合物半
導体を使用した半導体レーザが作られるようになってき
ている(NIKKEI MICRODEVICES 1985年11月号)。
ところで、これらの半導体レーザを、近年注目されて
いるところのビデオディスクやレーザプリンターの光源
として使用する場合、解決しなければならない問題があ
った。すなわち、光の損失とむだな再結合を最小とする
ため、特定領域に光エネルギー及び注入電流を閉じ込め
る構造に加え、1μmオーダの微少スポットに絞り込む
必要があるため半導体レーザの活性層に平行方向の光の
閉じ込める。すなわち横モードの制御が必要であった。
そこで、本発明者等は、これらの条件を満たすレーザ構
造として、リッジ埋め込み型のレーザを作製し基本横モ
ード発振することを確認した〔第33回応用物理学関係連
合講演会講演予稿集4pk−k−14p−173)。
まず、このリッジ埋め込み型のレーザの概略断面を図
1dに示し、この構造及び製法について図2abcdをもちい
て簡単に説明する。このリッジ埋め込み型のレーザは、
n−GaAs半導体基板(1)上にn−GaAsバッファー層
(2)及びn−InGaPバッファー層(3)、n−InGaAlP
クラッド層(4)、InGaP活性層(5)、p−InGaAlPク
ラッド層(6)、p−GaAsオーミックコンタクト層
(7)を順次形成したのち、SiO2(8)をマスクにp−
GaAsオーミックコンタクト層をSHエッチング液(硫酸8
+過酸化水素水1+水1の混合液)によりエッチングし
ストライプ状のメサを形成し、次いでこれをマスクに熱
硫酸を用いて選択エッチングによりp−InGaAlPクラッ
ドの途中までエッチングし、厚さhだけp−InGaAlPク
ラッド層を残し、p−GaAsオーミックコンタクト層を含
むストライプ状のメサ(9)を形成する。次いで、SiO2
(8)を選択成長用マスクとして減圧MOCVD法を用いた
選択成長(応用物理学会結晶工学分科会、第2回結晶工
学シンポジウム講演集p11(1985))によりSiO2マスク
のある部分を除きn−GaAs(10)で埋め込む。次にSiO2
マスクを除去後p型電極(11)及びn型電極(12)を形
成して完成する。ところで、この構造のレーザは図2bに
示したストライプ状のメサの幅及びp−InGaAlPクラッ
ド層の厚さhによって特性は大きく変化してしまうた
め、このメサの幅及び厚さhを精度良く制御すること
は、プロセス上重要なこととなっている。また選択成長
の際n−GaAs層を結晶性良く成長させることはn−GaAs
層を通って流れる無効電流を抑えストライプ状のメサ部
のみに電流を効率良く流す為にも、またマウントした際
に表面からの熱を効率良く逃がす為にも重要なこととな
っている。ところが従来の製法ではp−InGaAlPクラッ
ド層の厚さhの制御はエッチングの時間で行っていたた
めにその制御は非常に困難であった。厚さhのの制御を
時間で行なう場合ウエハーの場所によっては既に所望の
厚みhが得られているにもかかわらず他の場所ではまだ
所望の厚みに達していないことがあった。またp−InGa
AlPクラッド層をエッチングしたのちこれを減圧MOCVD法
を用いた選択埋め込み成長でn−GaAsで埋め込む訳であ
るが、この時InGaAlPすなわちAlを含む層であるため酸
化が起こり、その上のn−GaAs(10)の成長がうまくい
かないという問題があった。
(発明が解決しようとする問題点) 以上、述べたようにストライプ幅及びhを精度良く作
製することが必要であり、かつエッチング後のリッジ両
側の結晶表面上に良好なn−GaAs層を形成することが必
要であった。
本発明は、これらの問題についてなされたものでスト
ライプ幅及びhを精度良く、作製することが可能であ
り、かつエッチング後の表面に良好なn−GaAs層を形成
することが可能である優れた半導体レーザの製造方法を
提供するものである。
〔発明の構成〕
(問題点を解決するための手段) 上記したストライプ幅及びhを精度良くエッチングす
る手段として予めリッジを形成するp−InGaAlPクラッ
ド層の中間にInGaP層を設けInGaAlPとInGaPの選択エッ
チング液である熱硫酸でエッチングする。
(作用) p−InGaAlPクラッド層の中間にInGaP層を設けること
により所望のストライプ幅及びhを得ることができ、か
つ結晶性の良好な再成長結晶を得ることができる。
(実 施 例) 本発明による実施例を図1abcdを用いて以下具体的に
説明する。
第1図(d)は本発明の一実施例に係わる半導体レー
ザ装置の概略構造を第1図(a),(b),(c),
(d)は上記レーザの製造工程を示す図である。まず第
1図(a)に示すようにn−GaAs半導体基板(1)上
に、n−GaAsバッファー層(2)及びn−InGaPバッフ
ァー層(3)、n−InGaAlPクラッド層(4)、InGaP活
性層(5)、第一のp−InGaAlPクラッド層(13)を成
長後、次いでエッチングストッパー及び成長容易層とし
てp−InGap(14)を約0.01μm、次いで所望の値すな
わちhだけ第二のp−InGaAlPクラッド層(15)を、p
−GaAsオーミックコンタクト層(6)を順次形成した、
次いでSiO2(8)をマスクにp−GaAsオーミックコンタ
クト層をSHエッチング液(硫酸8+過酸化水素水1+水
1の混合液)によりエッチングし、ストライプ状のメサ
を形成する。次いでInGaP及びGaAsとInGaAlPとの選択性
に優れた熱硫酸を用いてエッチングストッパー及び成長
容易層としてのp−InGaP層に達するまでエッチングを
行いストライプ状のメサを形成した。この時、熱硫酸は
InGaPをエッチングしないためInGaP層がウエハー全体に
渡って露出するまでエッチングを行うことができ所望の
hを得ることができた。次いで、このSiO2を選択成長用
マスクとして減圧MOCVD法を用いた選択成長によりSiO2
マスクのある部分を除きn−GaAs(10)で埋め込む。こ
の時InGaPはInGaAlPと異なりAlを含まないためエッチン
グ後大気に曝しても表面の酸化が少なくその上に再成長
をおこなっも問題がなく、この実施例でもその表面がIn
GaAlPである場合に比較して格段に結晶性の改善が見ら
れた。次にSiO2マスクを除去したのちp型電極(11)及
びn型電極(12)を形成して完成した。
本実施例によればエッチングによるhの均一性は格段
に向上しまた再成長後の表面状態及び結晶性が格段に向
上し特性の向上が見られた。また、エッチングストッパ
ー及び成長容易層としてのp−InGaP層は約0.01μmと
薄くて良いためリッジ部にガイドされる光のモードには
何等影響することはなかった。
〔発明の効果〕
以上のように本発明によればhの均一性は格段に向上
しまた再成長後の表面状態及び結晶性が格段に向上し特
性の向上が見られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によりリッジ埋め込み型レーザの構造及
び製造方法を示す図、第2図は従来例を示す図である。 1……GaAs基板 2……n−GaAsバッファー層 3……n−InGaPバッファー層 4……n−InGaAlPクラッド層 5……InGaP活性層 6……p−InGaAlPクラッド層 7……p−GaAsオーミックコンタクト層 8……SiO2マスク 9……ストライプ状メサ(リッジ) 10……n−GaAs、11……p型電極 12……n型電極 13……第1のInGaAlPクラッド層 14……ストッパー及び成長容易層としてのInGaP層 15……第2のストッパー及び成長容易層としてのInGaP
フロントページの続き (72)発明者 山本 基幸 川崎市幸区小向東芝町1 株式会社東芝 総合研究所内 (56)参考文献 特開 昭62−200786(JP,A) 特開 昭63−73582(JP,A) 特開 昭63−17586(JP,A) 特開 昭62−166586(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第一導電型半導体基板上に、第一導電型の
    InGaAlPクラッド層、活性層、第二導電型のInGaAlP又は
    InAlPクラッド層、オーミックコンタクト層を順次形成
    後、前記第二導電型のInGaAlP又はInAlPクラッド層の途
    中まで選択エッチングを行い、凸状のストライプを形成
    し、次いで凸状のストライプ部を除き電流阻止層を形成
    してなる半導体レーザ装置の製造方法を於て、該クラッ
    ド層の凸部の形成には熱硫酸を用いることを特徴とする
    半導体レーザ装置の製造方法。
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