JP2525746Y2 - 離脱機構付きコネクタ - Google Patents

離脱機構付きコネクタ

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JP2525746Y2
JP2525746Y2 JP1991048270U JP4827091U JP2525746Y2 JP 2525746 Y2 JP2525746 Y2 JP 2525746Y2 JP 1991048270 U JP1991048270 U JP 1991048270U JP 4827091 U JP4827091 U JP 4827091U JP 2525746 Y2 JP2525746 Y2 JP 2525746Y2
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/62Means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts or for holding them in engagement
    • H01R13/629Additional means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts, e.g. aligning or guiding means, levers, gas pressure electrical locking indicators, manufacturing tolerances
    • H01R13/633Additional means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts, e.g. aligning or guiding means, levers, gas pressure electrical locking indicators, manufacturing tolerances for disengagement only
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R12/00Structural associations of a plurality of mutually-insulated electrical connecting elements, specially adapted for printed circuits, e.g. printed circuit boards [PCB], flat or ribbon cables, or like generally planar structures, e.g. terminal strips, terminal blocks; Coupling devices specially adapted for printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures; Terminals specially adapted for contact with, or insertion into, printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures
    • H01R12/70Coupling devices
    • H01R12/7005Guiding, mounting, polarizing or locking means; Extractors

Landscapes

  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、嵌合状態にあるコネク
タを離脱するための離脱機構部を有する離脱機構付きコ
ネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の離脱機構付きコネクタは、図14
乃至図16に示すように、インシュレータ100を有し
ている。インシュレータ100はICメモリカードのよ
うな板状の相手側コネクタ101(図15を参照)を嵌
合するための一つのスロット102と、このスロット1
02に組み付けられた複数の導電性のコンタクト103
とを有している。スロット102の内部には相手側コネ
クタ101の嵌合先端面に対向するようにコンタクト1
03の接触部104が組付けられている。
【0003】また、インシュレータ100には相手側コ
ネクタ101を離脱するための離脱機構部が設けられて
いる。離脱機構部は平板状のプレート105と、インシ
ュレータ100に組み付けたイジェクトフレーム120
とを有している。プレート105の一端辺には二つの引
出し爪106が形成されている。引出し爪106は相手
側コネクタ101の嵌合先端面と嵌合方向で係合する部
分である。さらに、プレート105には、嵌合及び離脱
方向に長い逃げ穴107が形成されている。プレート1
05はスロット102に入り込んでいる。スロット10
2には円柱状の支柱108が設けられている。支柱10
8にはイジェクトレバー109が取付けられている。逃
げ穴107は支柱108を貫通させている。
【0004】イジェクトフレーム120には嵌合方向に
のびている係合部121が設けられている。この係合部
121はインシュレータ100の一側に嵌合方向に形成
されている取付穴110に嵌込まれている。また、イジ
ェクトフレーム120には機器のシャーシもしくは回路
基板などに、このフレーム121を固定するための固定
用穴111が形成されている。
【0005】イジェクトレバー109の中間部分には、
支柱108を中心として回動するように、この支柱10
8に嵌込まれる軸穴112が形成されている。このイジ
ェクトレバー109の一側の端部には長穴113が形成
されている。長穴113はプレート105に形成した係
合片114に係合している。イジェクトフレーム120
には嵌合及び離脱方向に移動できるイジェクタ116が
設けられている。イジェクタ116はイジェクトボタン
117と、このイジェクトボタン117の一側にのびて
いる長板状のイジェクトバー118とを有している。イ
ジェクトバー118は操作力をイジェクトレバー109
に伝える役目を果たす。イジェクトバー118はフレー
ム104の係合部121に嵌合方向に形成されている長
溝119に摺動可能に嵌込まれている。イジェクトバー
118の先端部にはレバー係合溝122が形成されてい
る。レバー係合溝122はイジェクトレバー109の他
端部に係合している。
【0006】次に、相手側コネクタの離脱について説明
する。相手側コネクタ101はスロット102を通して
イジェクトフレーム120に嵌め込まれているものであ
る。この状態で、コンタクト103には相手側コネクタ
101が嵌合している。今、イジェクトボタン117を
押すと、イジェクトレバー109が支柱108を支点と
して反時計方向に回動する。イジェクトレバー109が
回動するにしたがって、プレート105がスロット10
2から引き出される向きに移動する。このとき、プレー
ト105の引出し爪106が相手側コネクタ101の嵌
合先端部に係合する。この結果、相手側コネクタ101
が引き動かされる。こうして、相手側コネクタ101と
離脱機構付きコネクタの相互嵌合が離脱される。また、
嵌合時には、相手側コネクタ101を押と、各部品の動
きは離脱時と全く逆に戻る。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
離脱機構付きコネクタは一つのコネクタに対し、一つの
相手側コネクタ101に嵌合するもので、一つの相手側
コネクタ101をコネクタから離脱するためには必ず一
つのイジェクタ116を備える。つまり、複数の相手側
コネクタ101を離脱するためには複数の離脱機構が必
要であり、このため、イジェクタ116も複数個必要と
なってしまう。
【0008】また、相手側コネクタ101を離脱するに
は、複数個のイジェクタ116をそれぞれ順番に押圧し
て操作しなければならず、作業が複雑になってしまうと
いう問題がある。
【0009】それ故に、本考案の課題は一つのコネクタ
で複数の相手側コネクタを嵌合でき、さらに一つのイジ
ェクタの操作のみにより複数の相手側コネクタを離脱で
きるようにした離脱機構付きコネクタを提供することに
ある。
【0010】さらに、本考案の他の課題は、一つのコネ
クタで複数の相手側コネクタを嵌合でき、さらに、一つ
のイジェクタの操作のみにより複数の相手側コネクタを
その操作力を増大させることなく離脱できるようにした
離脱機構付きコネクタを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本考案によれば、導電性
のコンタクトを組付けた複数のスロットを有するインシ
ュレータと、該スロットにそれぞれ嵌合した相手側コネ
クタを離脱させる離脱機構部とを含む離脱機構付きコネ
クタにおいて、上記離脱機構部は、上記インシュレータ
に上記相手側コネクタの嵌合及び離脱方向で可動に備え
られ、上記相手側コネクタと係合する引出し爪を有した
複数の平板状のプレートと、該プレートの一面にそれぞ
れ対向する上記スロットにそれぞれ設けられた支柱を支
点として回動可能な複数のイジェクトレバーと、上記イ
ンシュレータに対して上記嵌合及び離脱方向に移動でき
る一つのイジェクタと、上記複数のイジェクトレバーの
一端を上記複数のプレートにそれぞれ係合させた第1の
係合手段と、上記複数のイジェクトレバーの各々の他端
を上記一つのイジェクタに係合させた第2の係合手段と
を有し、該第2の係合手段は上記一つのイジェクタを上
嵌合方向へ移動することにより上記複数のイジェクト
レバーのそれぞれをタイミングをずらして回動させると
ともに上記複数の相手側コネクタのそれぞれをを時間差
をもち離脱するものであることを特徴とする離脱機構付
きコネクタが得られる。
【0012】
【作用】コンタクトに相手側コネクタが嵌合している状
態で、スロット及びガイドスロットに相手側コネクタを
それぞれ挿入すると、相手側コネクタの先端がプレート
の引出し爪に当接した状態で、プレートを後方に移動さ
せる。その後に、プレートの後方への移動に伴い、イジ
ェクトレバーが反時計方向に回転し、イジェクトバーを
ガイドフレームの前端から突出させる。こうして、相手
側コネクタと離脱機構付きコネクタの相互嵌合が離脱さ
れる。また、相手側コネクタの嵌合時には、相手側コネ
クタを押すと、各部品の動きは離脱時と全く逆に、イジ
ェクトレバーは、元の位置の状態に戻る。
【0013】
【実施例】図1及び図2は本考案の離脱機構付きコネク
タの一実施例を示している。
【0014】図1及び図2各図を参照して、離脱機構付
きコネクタは一つのインシュレータ10と、ICメモリ
カードのような第1及び第2の相手側コネクタ59a,
59b(図1においては一方の第1及び第2の相手側コ
ネクタ59aのみを二点鎖線により示す)を離脱させる
離脱機構部とを有している。
【0015】離脱機構部は、図9をも参照して、インシ
ュレータ10に第1及び第2の相手側コネクタ20a,
20bの嵌合及び離脱方向で可動に備えられた二つの平
板状のプレート40a,40bと、二つのイジェクトレ
バー50a,50bと、インシュレータ10に対して嵌
合及び離脱方向に移動できる一つのイジェクタ59と、
イジェクトレバー50a,50bの一端をプレート40
a,40bにそれぞれ係合させた第1の係合手段と、イ
ジェクトレバー50a,50bの各々の他端を一つのイ
ジェクタ59に係合させた第2の係合手段とを有してい
る。
【0016】さらに、詳しく説明すると、インシュレー
タ10は第1のスロット11a及び第2のスロット11
を有している。すなわち、第1及び第2のスロット1
1a,11bはインシュレータ10において上下にかつ
平行に2段に作られている。各スロット11a,11b
には第1及び第2の相手側コネクタ20a,20bがそ
れぞれ一対一に挿入される。第1及び第2のスロット1
1a,11bには、図3及び図4にも示すように、相手
側コネクタ20a,20bにそれぞれ組み込まれている
ソケットコンタクトのような相手側コンタクト(図示ぜ
ず)に接続するピンコンタクトのような複数の導電性の
コンタクト30が組付けられている。
【0017】また、第1及び第2のスロット11a,1
1bの内部には、それらの両側壁に形成した一対の溝1
2a及び一対の溝12bに両端が係合され、上壁に沿っ
て嵌合及び離脱方向に移動可能に第1のプレート40a
及び第2のプレート40bがそれぞれ配設されている。
第1及び第2のプレート40a,40bの前端、すなわ
ち、第1及び第2のスロット11a,11bの底壁に対
向する先端辺には相手側コネクタ20a,20bの先端
面に係合して第1及び第2の相手側コネクタ20a,2
0bを離脱するための引出し爪41a,41bが設けら
れている。
【0018】第1のプレート40aとスロット11aの
上壁との間には第1のイジェクトレバー50aが設けら
れている。第1のイジェクトレバー50aの中央部には
軸穴51aが形成されている。軸穴51aは上壁に設け
られている支柱13aに嵌め込まれている。第1のイジ
ェクトレバー50aは支柱13aを中心に回動可能にな
っている。第1のイジェクトレバー50aの一端部には
長穴52aが形成されている。長穴52aは第1のプレ
ート40aの中央部に設けられている係合片42aに係
合されている。第1のイジェクトレバー50aはその他
端部がインシュレータ10の一側の側壁に形成されてい
る収納溝14aの内部にのびている。したがって、イジ
ェクトレバー50aの他端部を前後に移動させると、第
1のプレート40aが第1のスロット11aの内部で前
後に移動する。
【0019】また、第1のプレート40aには,嵌合離
脱方向に長い逃げ穴43aが形成されている。この第1
のプレート40aは第1のスロット11aに入り込んで
いる。第1のスロット11aには円柱状の支柱13aが
設けられている。支柱13aにはイジェクトレバー50
aが回動可能に取付けられている。支柱13aの高さは
プレート40aの表面とほぼ同じ高さに設定されてい
る。逃げ穴43aは支柱13aを貫通させている。イジ
ェクトレバー50aの中間部分には支柱13aを中心と
して回動するように、この支柱13aを嵌込んでいる軸
穴51aが形成されている。ここで、係合片42aとイ
ジェクトレバー50aの長穴52aとはこれらを合わせ
て第1の係合手段としている。
【0020】一方、第2のプレート40b及び第2のイ
ジェクトレバー50bは、第1のプレート40a及び第
1のイジェクトレバー50aと面対称にインシュレータ
10及び第2のスロット11bに組み付けられている。
すなわち、第1のプレート40a及び第1のイジェクト
レバー50aと同様にしてスロット11bの下壁に沿っ
て前後に移動するように組み付けられている。第2のプ
レート40b及び第2のイジェクトレバー50bは第1
のプレート40a及び第2のイジェクトレバー50bと
同様であるため、図2の符号のaをbに置き換えて説明
をする。
【0021】第2のプレート40bとスロット11b下
壁との間には第2のイジェクトレバー50bが設けられ
ている。第2のイジェクトレバー50bの中央部には軸
穴51bが形成されている。軸穴51bは下壁に設けら
れている支柱13bに嵌め込まれている。第2のイジェ
クトレバー50bは支柱13bを中心に回動可能に取り
付けられている。第2のイジェクトレバー50bの一端
部には長穴52bが形成されている。長穴52bは第2
のプレート40bの中央部に設けられている係合片42
bに係合されている。第2のイジェクトレバー50bは
その他端部をインシュレータ10の一側の側壁に形成さ
れている収納溝14bにのびている。したがって、イジ
ェクトレバー50bの他端部を前後に移動させると第2
のプレート40bが第2のスロット11bの内部で前後
に移動する。
【0022】また、インシュレータ10の上壁及び下壁
にはプレート40a,40b係合片42a,42bとの
干渉を避けるための逃げ穴15a,15bがそれぞれ形
成されている。また、第2のプレート40bには,嵌合
及び離脱方向に長い逃げ穴43bが形成されている。第
2のプレート40bは第2のスロット11bに入り込ん
でいる。支柱21bの高さはプレート40bの表面とほ
ぼ同じ高さに設定されている。ここで、係合片42bと
イジェクトレバー50bの長穴52bとはこれらを合わ
せて第1の係合手段としている。
【0023】さらに、インシュレータ10の前端には一
つの絶縁性のガイドフレーム70が突き合わせ結合され
ている。ガイドフレーム70は後端の一側の後方にのび
ている係合片71がインシュレータ10の一側面の係合
溝16aの内部の係合突起17に係合されている。ガイ
ドフレーム70の後端には係合片71とは反対側に上下
2段の係合部72a,72bがのびている。係合部72
a,72bはインシュレータ10の収納溝14a,14
bの内部に挿入係合された状態でインシュレータ10に
固定される。また、ガイドフレーム70にはスロット1
1a,11bにそれぞれ連通する上下2段のガイドスロ
ット73a,73bが設けられている。各ガイドスロッ
ト73a,73bは第1及び第2の相手側コネクタ20
a,20bを挿入できる大きさであり、相手側コネクタ
20a,20bを嵌合及び離脱方向へ移動する際のガイ
ドの役目を果たす。なお、上側のガイドスロット73a
の上壁はガイドフレーム70の両側部分を残して開放さ
れている。
【0024】また、イジェクタ59は図5及び図6に示
すように、イジェクタボタン61とこのイジェクタボタ
ン61の一端から一側にのびているイジェクトバー60
とを有している。ガイドフレーム70の一側の側壁に
は、上下2段の収納溝14a,14bと交叉するように
して貫設された挿通溝16bが形成されている。挿通溝
16bにはイジェクトバー60が挿通されている。イジ
ェクトバー60はガイドフレーム70に設けられている
係合部72a,72bを有している。係合部72a,7
2bは収納溝14a,14bに挿入されている。これら
の係合部72a,72bには嵌合方向にバー挿通溝74
が形成されている。バー挿通溝74にはイジェクトバー
60が摺動可能に嵌め込まれている。バー挿通溝74の
前方開口端にはイジェクトバー60のイジェクトボタン
61を収納可能なように角穴75が形成されている。
【0025】イジェクトバー60はその先端部分に2条
のレバー係合溝62a,62bを有している。このイジ
ェクトバー60はレバー係合溝62a,62b側を先に
して角穴75、バー挿通溝74、挿通溝16b内に挿入
されている。イケクトバー60を角穴75に挿入する
と、レバー係合溝62a,62bが収納溝14a,14
bに位置するイジェクトレバー50a,50bの他端と
係合する。さらに、イジェクトバー60の一側面の係合
凹部63が角穴61内の係合突起64(図1を参照)と
係合し、ウジェクトバー60が抜け止めされる。係合凹
部63は前後方向に幾分長めに形成されており、イジェ
クトバー60がバー挿通溝74及び挿通溝15内で前後
動作するようになっている。この離脱機構部において
は、イジェクトレバー50a,50bの他端とイジェク
トタ59のレバー係合溝62a,62bとは、これらを
合わせて第2の係合手段としている。
【0026】次に、相手側コネクタ20a,20bの離
脱について図6乃至図9をも参照して説明をする。図1
の実線及び破線で示すイジェクトレバー50a,50b
の状態では、コンタクト30に相手側コネクタ20a,
20bが嵌合している。スロット11a,11b及びガ
イドスロット73a,73bに相手側コネクタ20a,
20bをそれぞれ挿入すると、相手側コネクタ20a,
20bの先端がプレート40a,40bの引出し爪41
a,41bに当接した状態で、プレート40a,40b
を、図7に示すように後方に移動幅Wで移動させる。こ
の際、イジェクタ59の押し込みストロークSWであ
る。その後に、プレート40a,40bの後方への移動
に伴い、イジェクトレバー50a,50bが反時計方向
に回転し、イジェクトバー61をガイドフレーム70の
前端から突出させる。こうして、相手側コネクタ23と
離脱機構付きコネクタの相互嵌合が離脱される。この状
態の変化は、図1において、イジェクトレバー50a,
50bが実線の位置から二点鎖線の位置に回動すること
で示している。
【0027】なお、イジェクトレバー50a,50bの
長穴52a,52b及びレバー係合片42a,42bが
プレート40a,40bの中央に位置しているため、プ
レート40a,40bが引き抜かれる力は常に中央に加
わる。また、相手側コネクタ20a,20bの嵌合時に
は、相手側コネクタ20a,20bを押すと、各部品の
動きは離脱時と全く逆に、イジェクトレバー50a,5
0bは、図1の実線の位置の状態に戻る。
【0028】さらに、2つの相手側コネクタ20a,2
0bはプレート40a,40bの引出し爪41a,41
bによって前方に駆動離脱させるため、一回のイジェク
タの押し込みによって、コンタクト30の接続が解除さ
れる。このとき、図9にも示すように、イジェクタ59
の係合溝62a,62bの嵌合及び離脱方向における寸
法m(図6参照)が違えてあり、時間差S1をもってイ
ジェクトレバー50a,50b、プレート40a,40
bを駆動し、二つの相手側コネクタ20a,20bがコ
ンタクト30から順次離脱するようになっている。この
ため、相手側コネクタ20a,20bの離脱操作力が小
さくて済む。なお、係合溝62a,62bの寸法の違い
は、一方の相手側コネクタがコンタクトから離脱された
後、他方の相手側コネクタ20a,20bがコンタクト
30から離脱されるような寸法に設定するのが望まし
い。上述の構成において、イジェクトレバー50a,5
0bは軸穴51a,51bを中心として軸穴51a,5
1bから長穴52a,52bまでの距離をAとし、軸穴
51a,51bからイジェクタ59のレバー係合穴37
cにまでのびている長さの距離をBとすると、A>Bの
関係に設定する。このようにすると、イジェクタ59の
押圧力が相手側コネクタ20a,20bの抜去力以下の
操作力に設定できる。
【0029】また、図10に示すように、係合溝62
a,62bの寸法を同じにして、イジェクトレバー50
a,50bの位置を変えて第2の係合手段を構成する
と、離脱のタイミング、すなわち時間差S2をずらすこ
とができる。なお、操作力は、一つのイジェクトレバー
50aを一つのイジェクタ59により操作すると、図1
1のようなイジェクタ59の押し込み量となり、二つの
イジェクトレバー50a,50bを一つのイジェクタ5
9により操作すると、図12のようなイジェクタ59の
押し込み量となる。二つのイジェクトレバー50a,5
0bを一つのイジェクタ59により同時に押し込む場合
の操作力は、図13のようなイジェクタ59の押し込み
量となる。
【0030】また、イジェクトフレーム70には機器の
シャーシもしくは回路基板などに、このイジェクトフレ
ーム70を固定するための固定用穴72a,72bがそ
れぞれ形成されている。すなわち、この離脱機構付きコ
ネクタは回路基板(図示せず)に搭載される。コンタク
ト30は端子部が回路基板の導体に接続されている。相
手側コネクタ20a,20bは離脱機構部に対向する部
分が薄肉に形成されている。このようにすると、相手側
コネクタ20a,20bは離脱機構部が対向していない
部分が厚み方向で重合しないため、相手側コネクタ20
a,20bの実装スペースを大きくとれる。
【0031】
【考案の効果】以上、実施例により説明したように、本
考案の離脱機構付きコネクタによれば、一つのコネクタ
で複数の相手側コネクタを嵌合でき、一つのイジェクタ
の操作により複数の相手側コネクタを嵌合及び離脱する
機器に対して有効である。
【0032】また、相手側コネクタが離脱機構部に嵌合
した際に、対向する部分を薄肉に形成すると、離脱機構
部のない部分で相手側コネクタは厚み方向で相手側コネ
クタと重合しないため、相手側コネクタの実装スペース
を大きく得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の離脱機構付きコネクタの一実施例を示
す平面図である。
【図2】図1の離脱機構付きコネクタの分解斜視図であ
る。
【図3】図1のインシュレータの断面図である。
【図4】図1のインシュレータの正面図である。
【図5】図1のガイドフレームの正面図である。
【図6】図1のイジェクタを示す断面図である。
【図7】図1のの離脱機構付きコネクタの嵌合状態を示
す一部断面の平面図である。
【図8】図1のの離脱機構付きコネクタの離脱状態を示
す一部断面の平面図である。
【図9】図1の第2の係合手段の一実施例を示す断面図
である。
【図10】図1の第2の係合手段の他の実施例を示す断
面図である。
【図11】一つのイジェクタにより一つの相手側コネク
タを離脱する際の操作量を示すグラフである。
【図12】一つのイジェクタにより二つの相手側コネク
タをタイミングをずらして離脱する際の操作量を示すグ
ラフである。
【図13】一つのイジェクタにより二つの相手側コネク
タを同時に離脱する際の操作量を示すグラフである。
【図14】従来の離脱機構付きコネクタの離脱機構部の
一実施例を示す平面図である。
【図15】図14の離脱機構部の側面図である。
【図16】図14の離脱機構付きコネクタの分解斜視図
である。
【符号の説明】
10 インシュレータ 11a 第1のスロット 11b 第2のスロット 13a 支柱 20a 第1の相手側コネクタ 20b 第2の相手側コネクタ 30 コンタクト 40a 第1のプレート 40b 第2のプレート 50a イジェクトレバー 50b イジェクトレバー 51a 軸穴 52a 長穴 59 イジェクタ 60 イジェクトバー 70 イジェクトフレーム 62a レバー係合溝 62b レバー係合溝 75 角穴

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性のコンタクトを組付けた複数のス
    ロットを有するインシュレータと、該スロットにそれぞ
    れ嵌合した相手側コネクタを離脱させる離脱機構部とを
    含む離脱機構付きコネクタにおいて、上記離脱機構部
    は、上記インシュレータに上記相手側コネクタの嵌合及
    び離脱方向で可動に備えられ、上記相手側コネクタと係
    合する引出し爪を有した複数の平板状のプレートと、該
    プレートの一面にそれぞれ対向する上記スロットにそれ
    ぞれ設けられた支柱を支点として回動可能な複数のイジ
    ェクトレバーと、上記インシュレータに対して上記嵌合
    及び離脱方向に移動できる一つのイジェクタと、上記複
    数のイジェクトレバーの一端を上記複数のプレートにそ
    れぞれ係合させた第1の係合手段と、上記複数のイジェ
    クトレバーの各々の他端を上記一つのイジェクタに係合
    させた第2の係合手段とを有し、該第2の係合手段は上
    記一つのイジェクタを上記嵌合方向へ移動することによ
    り上記複数のイジェクトレバーのそれぞれをタイミング
    をずらして回動させるとともに上記複数の相手側コネク
    のそれぞれをを時間差をもち離脱するものであること
    を特徴とする離脱機構付きコネクタ。
  2. 【請求項2】 上記一つイジェクタは上記嵌合及び離脱
    方向で可動な一つのイジェクトバーを有し、上記第2の
    係合手段は上記複数のイジェクトレバーの各々の他端
    と、上記複数のイジェクトレバーの各々の他端のそれぞ
    れが係合するよう上記一つのイジェクトバーの先端部分
    に形成した複数のレバー係合溝とを有し、上記複数のレ
    バー係合溝のそれぞれは、上記嵌合及び離脱方向におけ
    る寸法が相違していることを特徴とする請求項1記載の
    離脱機構付きコネクタ。
JP1991048270U 1991-05-30 1991-05-30 離脱機構付きコネクタ Expired - Lifetime JP2525746Y2 (ja)

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DE1992606324 DE69206324T2 (de) 1991-05-30 1992-06-01 Elektrischer Verbinder mit einem Auslösemechanismus.
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EP0516177B1 (en) 1995-11-29
EP0516177A1 (en) 1992-12-02
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DE69206324T2 (de) 1996-05-30

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