JP3287501B2 - 低挿抜力多極コネクタ - Google Patents

低挿抜力多極コネクタ

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JP3287501B2
JP3287501B2 JP20647793A JP20647793A JP3287501B2 JP 3287501 B2 JP3287501 B2 JP 3287501B2 JP 20647793 A JP20647793 A JP 20647793A JP 20647793 A JP20647793 A JP 20647793A JP 3287501 B2 JP3287501 B2 JP 3287501B2
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の雌,雄端子を内
蔵した一対のコネクタハウジングの嵌合離脱をカム機構
の採用により小さい力で行えるようにした、多極コネク
タの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の低挿抜力多極コネクタとして、
図26および図27(A),(B)に示すようなものが
開示されている(特開昭55−163783号公報)。
すなわち、雌側コネクタa内に可動片bが仮止めしてあ
り、該可動片bは両側の支持ピンcに軸支されている。
一方、雄側コネクタdは、可動片bを押圧するための押
圧部eを有している。ここで、雄側コネクタdを雌側コ
ネクタaに挿入すると、雄端子fが所定の位置に達した
ときに、押圧部eが可動片bを押し込んで雄端子fと雌
端子gとが接触し始める。次に、さらに雄側コネクタd
を押し込むことにより、雌,雄端子同士の完全な接触
(ワイピング)を行わせている。しかし、上記のような
嵌合構造では、可動片bが後退してしまい、戻り機構を
備えていないために一回の嵌合だけしか効果がなく、低
挿抜力を利用した雌,雄のコネクタa,dの着脱を繰り
返して行うことができない。
【0003】また、図28は自動車のインストルメント
パネルに取りつけられるワイヤハーネスWを示す(特開
平3−203122号公報)。これは、リジッドな回路
体hにワイヤハーネス結合用コネクタi,i′および電
装品結合用コネクタj,j′と共に位置決め部材kを設
けておき、一方、インパネlとダッシュボードmにおけ
るダッシュボードハーネスW′のコネクタn,n′とに
例えばノックピンoを設け、該位置決め部材kとノック
ピンoとのガイド作用により、上記コネクタi,i′,
j,j′を相手方コネクタn,n′などに一括して接続
できるようにしたものである。そこで、これらのコネク
タi,i′,j,j′類に図26に示すような構造の低
挿抜力多極コネクタを採用した場合、ワイヤハーネスW
は回路体hがリジッドであるために、上記コネクタを個
々に嵌合することはできず、全部を一括して嵌合しなけ
ればならない。したがって、非常に大きな力を要するこ
とになり、実際上は適用が困難である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる問題
点に着目してなされたものであり、一対のコネクタの嵌
合,離脱の際には雌,雄端子が実質的に接触せず、した
がって殆どゼロ挿入力(ゼロ抜出力)で着脱することが
でき、しかも着脱を繰り返して行うことができ、複数対
のコネクタであってもその嵌合,離脱を一括して行うこ
とができる低挿抜力多極コネクタを提供することを課題
とする。もう一つの課題は、複数対のコネクタの一括嵌
合の際に相手方コネクタに位置ずれがあっても、これを
容易に吸収できる構造の低挿抜力多極コネクタを提供す
るにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の課題を達成するた
め、本発明の電線の方向転換装置は、請求項1に記載の
ように、弾性接触片を有する複数の雌端子を並列状態に
配列収容してなる雄形コネクタと、前記各雌端子の弾性
接触片と接触する雄端子を配列収容して雄形コネクタと
互いに嵌合し合う雌形コネクタと、雄形コネクタ内にお
いて前記雌端子に対する非係合位置と係合位置との間で
進退可能に装着されるスライダと、雄形コネクタに装着
されて前記スライダを進退させるカムブロックとを備
え、前記雄形コネクタの雌端子は弾性接触片の一部に
の弾性に抗して雄端子と接触しないように該弾性接触片
を変形させるための耳片を有し、前記スライダは、前記
各雄端子に対する端子挿通孔を開口した枠状主体に被駆
動カムピンを設けると共に、前記係合位置において前記
弾性接触片の耳片と係合してその弾性に抗して雄端子と
接触しないように該弾性接触片を変形する押圧片を有
し、前記カムブロックは、前記被駆動カムピンと係合す
ると共に移動可能に支持された駆動カムを有し、該駆動
カムを移動させたとき、被駆動カムピンを介して駆動カ
ムの移動に伴ってスライダが駆動カムの移動距離より短
い距離動いて前記係合位置に至ると共に、前記押圧片が
前記弾性接触片の耳片と係合してその弾性に抗して雄端
子と接触しないように弾性接触片を変形させ、この雄形
コネクタと雌形コネクタとの嵌合を行わせ、嵌合後、更
前記駆動カムを移動させてスライダを非係合位置に戻
し、前記雌端子と雄端子の結合を完結させる構造とした
ことを特徴とする。上記低挿抜力多極コネクタの一方の
雄形コネクタをフラットワイヤハーネスに取り付けられ
た複数の中継基板に接続する場合には、請求項2に記載
のように、雄形コネクタに装着される前記カムブロック
を該中継基板に対してコネクタ嵌合面と平行に摺動可能
に設けるのが好ましい。また、請求項3に記載のよう
に、カムブロックは、カムベースボードと、駆動カム
と、従動カムとを備え、該カムベースボードには一対の
ロック鉤の間に大ねじ穴を有する係止壁を設け、該駆動
カムには一対のロック孔の間に小ねじ穴を有する係止突
壁を設け、大ねじ穴の径をx、一対のロック鉤相互の間
隙をy、小ねじ穴の径をzとしたき、x>y>zに設定
し、カムベースボードに駆動カムを挿着するときは、小
ねじ穴に小ねじを螺合して回転することにより、係止壁
に係止突壁を引き寄せて従動カムを駆動すると共にロッ
ク孔にロック鉤を係合して両者を係止し、カムベースボ
ードから駆動カムを隔離するときは、大ねじ穴に大ねじ
を螺合して回転することにより、一対のロック鉤の間に
大ねじを進入させ、ロック鉤相互を拡開してロック孔に
対する係止を解除すると共に係止突壁を押圧して駆動カ
ムを後退させることにより従動カムを駆動するように構
成することが好適である。
【0006】
【作用】カムブロックの操作により、スライダを係合位
置にすると、雄形コネクタ内において、雌端子の弾性接
触片の耳片とスライダの押圧片とが係合して、弾性接触
片が変形し雄端子と実質的に接触しない状態となるか
ら、この状態で雌形コネクタとの嵌合または離脱を殆ど
ゼロ挿入力またはゼロ抜出力の小さい力で行うことがで
きる。また、低挿抜力多極コネクタの一方の雄形コネク
タをフラットワイヤハーネスの複数の中継基板に接続し
た場合は、雄形コネクタに装着される前記カムブロック
を該中継基板に対してコネクタ嵌合面と平行に摺動可能
に設けることにより、相手方コネクタに位置ずれがあっ
てもこれを難なく吸収し、複数対のコネクタの一括嵌合
が可能となる。さらに、カムブロックを請求項3に記載
した構成にすることにより、カムベースボードの係止壁
の大ねじ穴から挿通した小ねじを、駆動カムの係止突壁
の小ねじ穴に螺合して回転することによって、係止壁に
係止突壁を引き寄せることができるので、駆動カムに手
を伸ばして操作する必要がない。カムベースボードから
駆動カムを隔離するときも、大ねじ穴に大ねじを螺合し
て回転する操作で大ねじを一対のロック鉤相互間に進入
させ、ロック鉤の押圧突起を押圧することによりロック
鉤相互を拡開してロックを解除すると共に係止突壁押圧
して駆動カムを後退させるようにしているため、ロック
鉤の解除および駆動カムを直接操作する必要がない。し
たがって、小ねじおよび大ねじの回転のみで駆動カムの
カムベースボードに対する係止と離脱、および駆動カム
の進退を行うことができるので、狭い場所にカムブロッ
クを装着した場合であってもその操作が容易に実施で
き、作業性が著しく向上する。
【0007】
【実施例】図1に低挿抜力多極コネクタを構成する雄形
コネクタと雌形コネクタの分離状態の斜視図、図2に図
1の要部の縦断面図、図3に雄形コネクタの部分の分解
斜視図を示した。これらの図において、Aはフラットワ
イヤハーネス、Bは雄形コネクタ、Cは雌形コネクタ、
Dは雄形コネクタB内に装着されたスライダ、Eは該ス
ライダDを進退させるためのカムブロックを示し、スラ
イダDは後述するように雌端子に対する非係合位置と係
合位置との間で進退可能に設けられている。
【0008】フラットワイヤハーネスAは、複数本の導
体1を並列状態でポリ塩化ビニルなどの絶縁体2で被覆
して形成され、例えばインパネ内壁やダッシュボードに
配設される。雄形コネクタBはフラットワイヤハーネス
Aに設けた中継基板3に取付られており、その絶縁ハウ
ジング8内には複数の雌端子Fが収容係止されている。
中継基板3は、下部ケース4と上部ケース5間に上記フ
ラットワイヤハーネスAの一部を挟持収容して、該ハー
ネスAの所望の導体1を両端にスロット(図示せず)を
有する圧接部6a,6bを形成した圧接端子6により電
線7の一端と接続し、該電線7の他端を雌端子Fに接続
することにより、所望の回路を形成するように構成され
る。絶縁ハウジング8は、内部の後半部に複数の端子収
容室9,9′が、前半部に上記スライダDに対するスラ
イダ収容部10がそれぞれ形成されており、各端子収容
室9(9′)には、雌端子Fに対する可撓係止腕11が
設けられている。また、絶縁ハウジング8の外部には、
長手方向の一方の側壁の前方に2条のピンガイド溝1
2,12が開設され、左右の端壁の前方にはねじ挿通孔
14aを有する取付片14が設けられている。
【0009】雌端子Fは、図4に示すように、基板部1
5の前方に電気接触部F1 、後方に電線接続部F2 を連
成して成り、該電線接続部F2 には導体挟持片21と絶
縁体挟持片22により前記電線7が接続される。電気接
触部F1 は、両側の起立側壁16aの自由縁部をそれぞ
れ内側に折曲して形成した角型のタブ受承筒16と、該
基板部15の先端から該タブ受承筒16内に折り返し形
成した弾性接触片17を備え、該弾性接触片の両側に耳
片18,18を延設すると共に、該耳片18に臨んで側
壁16aに切欠部16bを設けた構成を有する。更に、
電気接触部F1 において、基板部15には係止孔19を
開孔すると共に、両側にスタビライザ20が下向きに突
設してある。この雌端子Fは、上記端子収容室9におい
て、係止孔19に可撓性係止腕11が係合して後抜けが
阻止され、スタビライザ20が係止溝9aと係合して前
抜けが阻止される。
【0010】雌形コネクタCは、例えば上記インパネの
内壁に取付けられ、または電気機器の側壁に形成して使
用される。雌形コネクタCの絶縁ハウジング23は、後
半部に端子収容室9,9′に対応する端子収容室24,
24′を有し、それぞれ雄端子Gが収容されており、前
半部に雄形コネクタBを受け入れるフード25と共にカ
ムケース収容部26が区画形成され、また、係止長孔2
7aを有する可撓ロック片27が両側に突設されてい
る。
【0011】スライダDは、雄形コネクタBの上記スラ
イダ収容部10の形状に対応する矩形の枠状主体部28
を備え、該枠状主体部28には雌形コネクタCの端子収
容室24,24′に対応する複数の端子挿通孔29,2
9′を開孔すると共に、図5に示されるように、各孔の
孔縁から前方にのびる押圧片30を突設し、上側面に2
本の被駆動カムピン31,31を設けて成る。
【0012】カムブロックEは、図6および図7に示す
ように、カムケース32、駆動カム41、従動カム44
およびカム押さえ板49などから成る。カムケース32
は、底壁32a、これを囲む左右両側壁32b、前側壁
32cおよび後側壁32c′からなる箱体であり、前側
壁32cは他の三つの側壁よりも一段低く形成すると共
に両側にカムピン導入溝32dが設けられている。左右
の両側壁32b,32bにはスペーサ33が立設されて
いる。スペーサ33の前半部は中間の傾斜部を介して前
半部よりも一段高く形成されており、その前後の上端面
にはねじ孔32aを開孔してある。また、スペーサ33
の外側面には前記雌形コネクタCの可撓ロック片27と
係合するロック用の突起34が設けられている。カムケ
ース32の裏面には、図8(A),(B)に示す如く、
駆動カム41に対するスライド溝35が設けられてい
る。そして、カムケース32の底壁32aの後方には、
左右のスライド枠35a,35a間において、該枠35
aと直交してピンガイド孔36を設けると共に、その裏
面において該孔36および外側と連通するロック溝37
が縦方向に設けてある。また、カムケース32の内部に
は、図9(A),(B)に示すように、後方隅部(図
中,左上部)に突起38aを有する可撓ロック片38が
側壁32bの内面から突設され、中央部両側にネジ挿通
孔39aを有するガイドボス39が立設されている。さ
らに、両側壁32b,32bおよび前,後側壁32c,
32c′の四方の壁の上端面には位置決めを兼用する溶
着ボス40が突設してある。
【0013】駆動カム41は、カムケース32の縦巾よ
りも長い長方形の板カムであり、駆動カム溝42とロッ
ク用の突起43を有する。駆動カム溝42は、図6の矢
線P方向(スライド溝35に対する差込み方向)にみ
て、左下隅部と右上隅部を結ぶ対角線に沿う右上がりの
勾配を有して形成されている。突起43は、図8(B)
に示すように、右下隅部に両側の2条スリット43aを
介して形成した両持ち梁状の可撓弾性片43b上に突設
することにより、上下に弾性変位可能に設けてある。
【0014】従動カム44は、カムケース32の横巾よ
り短い板カムであり、中央部両側に横長のボスガイド孔
45,45を開設し、裏面に前記駆動カム溝42と係合
する従動カムピン46(図9参照)を突設し、表面の前
方両側に従動カム溝47,47を凹設してある。従動カ
ム溝47は、コネクタ嵌合方向と平行な入口部47a
と、これに続く右下がりの勾配をもつ引込用傾斜部47
bと、右上がりの勾配をもつ押し戻し用傾斜部47cと
から成る。また、従動カム44の右下隅部の裏面には、
その長手方向と平行にロック穴48aをもつロック溝4
8が設けられている。
【0015】カム押さえ板49および49′は、従動カ
ム44の前端における低段の縁部44aに係合して浮き
上がりを防止するもので、前記溶着ボス40に対する複
数の孔49aを有する。50はカムカバーであり、前部
に上記ガイドボス39に対する貫通孔50aを有し、両
側縁および後側縁に沿ってカム押さえ板49と同様に前
記溶着ボス40に対する複数の孔50bが設けられてい
る。
【0016】カムブロックEは次のようにして組み立て
る(図7)。始めに、カムケース32のスライド溝35
に駆動カム41を差込んで、駆動カム溝42をピンガイ
ド孔36と交叉連通させる。次に、カムケース32内に
従動カム44を収容し、その従動カムピン46をピンガ
イド孔36を貫通して駆動カム溝42に係合させると共
にボスガイド孔45をガイドボス39に外挿する。その
結果、駆動カム41を矢線P,P′のように前後に摺動
させると、駆動カム溝42に係合する従動カムピン46
により、従動カム44も矢線Q,Q′方向すなわち横方
向に往復動する。この状態で、カムケース32の前側壁
32cにカム押さえ板49および49′をセットして、
溶着ボス40を図示しない治具で加熱し溶着固定する。
同様に、従動カム44の後半部にカムカバー50を被
せ、孔50bから突出する溶着ボス40を溶着する。ま
た、ガイドボス39のねじ挿通孔39aから貫通させた
ビス51の先端にナット(図示せず)を螺着する。これ
により、カムカバー50が固定され、従動カム44の浮
き上がりが防止される。
【0017】図7に示す如く、駆動カム41を矢線P′
方向に引き戻すと、前記従動カムピン46と駆動カム溝
42との係合により、従動カム44は矢線Q′に移動す
る。これにより、従動カム44のロック溝48に可撓ロ
ック片38が進入し(図9参照)、突起38aがロック
穴48aと係合して仮ロックされる(初期差込み位
置)。そして、カムケース32の前壁32cにおけるカ
ムピン導入溝32dと従動カム44の従動カム溝47の
入口部47aとが整合する。仮ロックとその解除は駆動
カム41の摺動により容易にできるから、カムブロック
Dを組立,保管などしておく場合には、スライド溝35
に十分差込んで、その後端部の突起43をカムケース3
2の裏面のロック溝37を介してピンガイド孔36に係
合させロックしておく。
【0018】図3に戻って説明すると、上記カムブロッ
クDの組立品は、コネクタカバー52と共に雄形コネク
タBおよび中継基板3に取り付ける。即ち、コネクタカ
バー52は、板状の前部カバー52a、テーパ状の中間
カバー52b、および後部カバー52cとからなり、前
部カバー52aと後部カバー52cの両側にはそれぞれ
ねじ挿通孔52dが設けられている。このコネクタカバ
ー52とカムブロックDの間に、雄形コネクタBおよび
中継基板3を挟み込んだ状態で、ねじ53をねじ挿通孔
52dから絶縁ハウジング8における取付片14のねじ
挿通孔14aを貫通してスペーサ33のねじ孔33a4
にそれぞれ螺着する。
【0019】次に、図10および図11ないし図14を
参照して、雄形コネクタBと雌形コネクタCの嵌合,離
脱について説明する。図10(A)および図11は、ス
ライダDが雄形コネクタB内で雌端子Fとの仮係合位置
にある状態を示す。始めに、スライダDを絶縁ハウジン
グ8に挿入すると、その被駆動カムピン31はピンガイ
ド溝12(図3参照)およびカムブロックEの従動カム
溝47の入口部47a内を進入し、該入口部47aの奥
部(引込用傾斜部47bの始点部)に達して進入が一旦
停止する。このとき、スライダDの押圧片30の側縁部
が雌端子Fの前記側壁16aに設けた切欠部16b(図
4参照)からタブ受承筒16内に進入して、弾性接触片
17の耳片18と接触開始の状態となる。即ち、一つの
押圧片30は、その両側縁部30a,30a(図5参
照)が隣接する雌端子F,Fの片側の切欠部16bを進
入して弾性接触片17の側方に位置し、従って、一個の
雌端子Fは弾性接触片17の部分を残して両側が隣接す
る押圧片30,30により挟まれたような状態となる。
【0020】図10(B)および図12は、スライダD
が雄形コネクタB内で雌端子Fとの係合位置にある状態
を示す。前記仮係合位置において、駆動カム41を矢線
P方向に摺動させると、前述のように従動カム44は矢
線Q方向に移動する。これにより、スライダDの被駆動
カムピン31が従動カム溝47の引込用傾斜部47bと
の係合により内部に引き寄せられる。その結果、スライ
ダDの押圧片30は更にタブ受承筒16内に進入し、耳
片18を前記弾性接触片17の弾発力に抗して基板部1
5側に押しつけ、弾性接触片17とタブ受承筒16の天
井壁16cとの間に隙間Vが生じる。この隙間Vは、雄
端子Gのタブ状接触部G1 の厚さより僅かに大きくなる
ように設計される。
【0021】図13は、上記スライダDの係合位置にお
いて雌形コネクタCを雄形コネクタBに嵌合させた状態
を示す。雄形コネクタBの雌端子Fは、その弾性接触片
17が上記の如くタブ受承筒16の天井壁16cとの間
に隙間Vを有する状態にあるから、雌形コネクタCを嵌
合すると、その雄端子Gのタブ状接触部G1 は殆ど抵抗
なしに該隙間V内に進入する。従って、雌,雄のコネク
タB,Cは、極数の非常に多い多極コネクタであっても
殆どゼロ挿入力で嵌合を行うことができる。また、雌形
コネクタCを雄形コネクタBに嵌合することにより、図
3から明らかなように、可撓ロック片27の係止長孔2
7aとスペーサ33の突起34が係合するから、両コネ
クタB,Cはロックされる。
【0022】図10(C)および図14は、スライダD
が雄形コネクタB内で雌端子Fとの非係合位置にあり、
かつ雌端子Fと雄端子Gとが完全に接続された状態を示
す。図13の雌,雄コネクタB,Cの嵌合ロック後、駆
動カム41を更に矢線P方向に摺動させると、従動カム
44も更に矢線Q方向に移動する。これにより、スライ
ダDの被駆動カムピン31が従動カム溝47の押し戻し
用傾斜部47cとの係合により雌形コネクタC側に押し
戻され、前記仮係合位置から僅かに後退した非係合位置
で止まる。これは、押し戻し用傾斜部47cの終端が、
前述の如く引込用傾斜部47bの始点部よりも僅かに雌
形コネクタC寄りに設けられているからである。なお、
摺動によりカムケース32から突出する駆動カム41の
先端部分は雌形コネクタCにおける前記カムケース収容
部26内に収納される。スライダDの後退により、前記
押圧片30と耳片18との係合が完全に解除され、弾性
接触片17が弾性復帰する。その結果、雄端子Gのタブ
状接触部G1 はタブ受承筒16内において該弾性接触片
17と天井壁16cとの間に挟持され、雌端子Fとの電
気的接続が達成される。
【0023】雌,雄コネクタB,Cを離脱させるには、
駆動カム41を上記と逆の操作により手前側に引き、一
旦スライダDを図13の係合位置に戻してから、前記可
撓ロック片27と突起34によるロックを解除すれば、
殆どゼロ抜出力で引き離すことができる。
【0024】以上のように、雄形コネクタBと雌形コネ
クタCとの嵌合,離脱は、カムブロックEの操作により
スライダDを係合位置と非係合位置との間で進退させる
ことにより殆どゼロ挿入力またはゼロ抜出力で行うこと
ができ、複数対の多極コネクタの場合でも同様に適用で
きる。また、カムブロックEの駆動カム41の操作方向
は、両コネクタB,Cの嵌合(離脱)方向と一致してい
るから、コネクタの周囲に広い作業スペースがなくとも
容易に作業を行うことができる。更に、直交して摺動す
る二つの駆動カム41と従動カム44の組み合わせによ
り、力の大きな倍率が得られので、コネクタの極数(雌
端子数)が増大しても、作業者はスライダDの進退を介
してより小さい力で両コネクタB,Cの着脱を行うこと
ができる。
【0025】図15は本発明の他の実施例を示し、中継
基板3に取り付けられる雄形コネクタBが相手方コネク
タに対して多少の位置ずれがあっても、これを容易に吸
収できるようにしたものである。即ち、フラットワイヤ
ハーネスAに取り付けられる中継基板3の上部ケース5
に、雄形コネクタBの嵌合面と平行に2本の案内溝54
を設ける。一方、カムブロックEにおけるカムカバー5
0に2条の案内突条55を設けて、前記案内溝54に摺
動自在に嵌合すると共に、カムケース32における前部
スペーサ33の前面には相手方コネクタ(雌形コネクタ
C)に対する案内部材としてのノックピン56を設けて
ある。本実施例によれば、フラットワイヤハーネスAの
取付により、複数の雄形コネクタBが一括して相手方コ
ネクタに嵌合される場合に、その相手方コネクタとの間
に位置ずれがあっても、ノックピン56が相手方の位置
決め孔(図示せず)に進入しつつ雄形コネクタB自体が
横方向に摺動するので、多少の位置ずれは吸収される。
【0026】図16および図17は、本発明の別の実施
例に係わるカムブロックHを示す。カムブロックHは、
前記フラットワイヤハーネスAの中継基板3に取付け
て、スライダDを進退させるためのもので、カムベース
ボード57、駆動カム58、従動カム59(図18参
照)などから成り、狭い場所やめくら作業を強いられる
ような場合においても両コネクタB、Cの着脱が容易に
できるようにしたものである。
【0027】カムベースボード57は、駆動カム58お
よび従動カム59を支持する板状体で、両縁部にスペー
サ60が設けられ、基板部57aには駆動カム58に対
するスライド溝61および係止壁62が設けられてい
る。係止壁62には、カムベースボード57に平行して
延びる一対のロック鉤63、63′と大ネジ孔64が設
けられている。スライド溝61には、ピンガイド孔66
が設けられている。
【0028】駆動カム58は、長方形の板カムであり、
駆動カム溝67と係止突壁68を有する。駆動カム溝6
7は、図17の矢線P方向(スライド溝61に対する差
込み方向)にみて、左下隅部と右上隅部を結ぶ対角線に
形成されている。69は操作用の突起である。係止突壁
68には、スライド溝61に駆動カム58を挿入した状
態で、カムベースボード57の係止壁62のネジ孔64
と同軸上に、小ねじ孔70が設けられ、小ねじ孔70の
両側にロック鉤63、63′を受け入れるためのロック
孔71、71′が形成されている。
【0029】従動カム59は、カムベースボード57の
基板部57aの下側に設けられる長方形の板カムであ
り、長手方向の一方の端部にカムベースボード57のピ
ンガイド孔66に対する従動カムピン72を突設し、従
動カムピン72の反対側の面には、スライダDの被駆動
カムピン65に対するカム溝73を凹設してある。
【0030】係止壁62に設けた一対のロック鉤63、
63′には、図19に示すように、それぞれ先端部にロ
ック爪74、74′が設けられ、中間部にはテーパー部
75a、75a′を有する押圧突起75、75′が互い
に対向して形成されている。駆動カム58の係止突壁6
8に設けたロック孔71、71′は、スライド溝61に
対する差込み側が狭く、中間部に段部71a、71a′
を設けてある。そして、係止壁62の大ネジ孔64の径
をx、押圧突起75、75′間の間隙をy、係止突壁6
8の小ねじ孔70の径をzとすると、 x>y>z となるように、それぞれの寸法を設定してある。たとえ
ば、xを6mm、yを5mm、zを4mmに設定し、カ
ムブロックHの操作工程を次に説明する。
【0031】図21において、小ねじ孔70に螺合する
小ねじ(M4ネジ)76を、係止壁62の大ネジ孔64
に挿通した状態で駆動カム58の係止突壁68の小ねじ
孔70に螺合する。77は、小ねじ76の過度の進入を
防止するため小ねじ76に固定された鍔である。
【0032】この状態で小ねじ76が小ねじ孔70に進
入する方向に、小ねじ76を回転すると、図22に示す
ように、係止突壁68が係止壁62に引き寄せられ、ロ
ック鉤63、63′のロック爪74、74′がそれぞれ
ロック孔71、71′の段部71a、71a′に係合し
て係止壁62と係止突壁68とが係止される。
【0033】カムベースボード57から駆動カム58を
隔離するときは、大ねじ穴64に大ねじ(M6ネジ)7
8を螺合する。そして、大ねじ78を大ねじ穴64に進
入する方向に回転すると、図23に示すように、大ねじ
78の先端78aが示すように、ロック鉤63、63′
の押圧突起75、75′のテーパー部75a、75a′
に当接する。
【0034】大ねじ78の回転を続けると、大ねじ78
の先端78aが進入し、ロック鉤63、63′を押し開
いてロック爪74、74′をロック孔71、71′の段
部71a、71a′から外し、係止壁62と係止突壁6
8との係止が解除される。さらに、大ねじ78を回転す
ると、図25に示すように、大ねじ78の先端78aが
係止突壁68を押圧し、大ねじ78の進入に伴って係止
突壁68が押し出され、ベースボード57から駆動カム
58が隔離される。
【0035】駆動カム58の進退に伴って従動カム59
が駆動され、従動カム59のカム溝73に係合するスラ
イダDの被駆動カムピン65が駆動されることにより、
雄形コネクタBと雌形コネクタCとの嵌合が行われる
が、嵌合の工程は前記の実施例において図10ないし図
14に示した工程と同様であるので説明は省略する。
【0036】上述のように、本実施例においては、小ね
じおよび大ねじを回転するのみで駆動カムのカムベース
ボードに対する係止と離脱、および駆動カムの進退を行
うことができるので、狭い場所にカムブロックを装着し
た場合であってもその操作が容易に実施でき、作業性が
著しく向上する。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の低挿抜力
多極コネクタは、カムブロックの操作でスライダが係合
位置にあると、雌端子の弾性接触片が変形して雄端子と
実質的に接触しない状態となるようにしたので、雌,雄
の多極コネクタ嵌合または離脱を殆どゼロ挿入力または
ゼロ抜出力の小さい力で行うことができ、しかもこの着
脱は何度でも繰り返して行うことが可能である。また、
上記低挿抜力多極コネクタの一方の雄形コネクタをフラ
ットワイヤハーネスの複数の中継基板に接続し、雄形コ
ネクタに装着されるカムブロックを該中継基板に対して
コネクタ嵌合面と平行に摺動可能に設けたので、相手方
コネクタに位置ずれがあってもこれを難なく吸収し、複
数対のコネクタの一括嵌合が可能となる。さらに、カム
ブロックを構成するカムベースボードに一対のロック鉤
と大ねじ穴を有する係止壁を設け、駆動カムにロック孔
と小ねじ穴を有する係止突壁を設けることにより、駆動
カムのカムベースボードに対する係止と離脱、および駆
動カムの進退を、小ねじおよび大ねじを用いるのみで行
うことができるので、狭い場所にカムブロックを装着し
た場合であってもその操作が容易に実施でき、作業性が
著しく向上するなどの利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す低挿抜力多極コネクタ
の雄形コネクタと雌形コネクタとの分離状態の斜視図で
ある。
【図2】図1の要部の縦断面図である。
【図3】図1の低挿抜力多極コネクタの分解斜視図であ
る。
【図4】図2における雌端子Fの斜視図である。
【図5】図1のスライダDの要部の斜視図である。
【図6】図1におけるカムブロックの分解斜視図であ
る。
【図7】図2のカムブロックの組立状態の斜視図であ
る。
【図8】(A)はカムケースと駆動カムの相互関係を示
す斜視図、(B)は(A)のXとX′の部分の拡大斜視
図である。
【図9】(A)はカムケースと従動カムの相互関係を示
す斜視図、(B)は(A)のYとY′の部分の拡大斜視
図である。
【図10】(A)〜(C)はそれぞれ駆動カムによるス
ライダの進退過程を示す説明図である。
【図11】スライダが雌端子と仮係合位置にある雄形コ
ネクタの断面図である。
【図12】スライダが雌端子と係合位置にある雄形コネ
クタの断面図である。
【図13】図12で雌形コネクタを嵌合した状態の断面
図である。
【図14】図13でスライダを雌端子に対して非係合位
置にした状態の断面図である。
【図15】本発明の他の実施例を示す低挿抜力多極コネ
クタの分解斜視図である。
【図16】本発明の別の実施例に係わるカムブロックと
フラットワイヤハーネスの斜視図である。
【図17】図16のカムブロックを構成するカムベース
ボードと駆動カムの斜視図である。
【図18】図16のカムブロックを構成する従動カムの
平面図である。
【図19】図16のカムブロックの平面図である。
【図20】図19のカムブロックの側面図である。
【図21】図19のカムベースボードに駆動カムを引き
寄せる工程の説明図である。
【図22】図21の工程を経て係止壁のロック鉤によっ
て係止突壁が係止された状態を示す説明図である。
【図23】図22のカムベースボードから駆動カムを隔
離する工程の説明図である。
【図24】図23の大ねじの進入によりロック鉤が拡開
した状態を示す説明図である。
【図25】図24の大ねじがさらに進入して係止突壁を
押し出した状態を示す説明図である。
【図26】従来の低挿抜力多極コネクタを示す分離状態
の解斜視図である。
【図27】(A),(B)はそれぞれ図26の端子の非
接触状態と接触状態を示す断面図である。
【図28】従来の自動車のインストルメントパネル用フ
ラットワイヤハーネスを示す斜視図である。
【符号の説明】
A フラットワイヤハーネス B 雄形コネクタ C 雌形コネクタ D スライダ E カムブロック F 雌端子 G 雄端子 H カムブロック 8 絶縁ハウジング 10 スライダ収容部 12 ピンガイド溝 17 弾性接触片 18 耳片 28 枠状主体部 29,29′ 端子挿通孔 30 押圧片 31 被駆動カムピン 41 駆動カム 42 駆動カム溝 44 従動カム 46 従動カムピン 47 従動カム溝 57 カムベースボード 58 駆動カム 59 従動カム 62 係止壁 63、63′ ロック鉤 64 大ねじ穴 68 係止突壁 70 小ねじ穴 71、71′ ロック孔 76 小ねじ 78 大ねじ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性接触片を有する複数の雌端子を並列
    状態に配列収容してなる雄形コネクタと、前記各雌端子
    の弾性接触片と接触する雄端子を配列収容して雄形コネ
    クタと互いに嵌合し合う雌形コネクタと、雄形コネクタ
    内において前記雌端子に対する非係合位置と係合位置と
    の間で進退可能に装着されるスライダと、雄形コネクタ
    に装着されて前記スライダを進退させるカムブロックと
    を備え、前記雄形コネクタの雌端子は弾性接触片の一部
    その弾性に抗して雄端子と接触しないように該弾性接
    触片を変形させるための耳片を有し、前記スライダは、
    前記各雄端子に対する端子挿通孔を開口した枠状主体に
    被駆動カムピンを設けると共に、前記係合位置において
    前記弾性接触片の耳片と係合してその弾性に抗して雄端
    子と接触しないように該弾性接触片を変形する押圧片を
    有し、前記カムブロックは、前記被駆動カムピンと係合
    すると共に移動可能に支持された駆動カムを有し、該駆
    動カムを移動させたとき、被駆動カムピンを介して駆動
    カムの移動に伴ってスライダが駆動カムの移動距離より
    短い距離動いて前記係合位置に至ると共に、前記押圧片
    が前記弾性接触片の耳片と係合してその弾性に抗して雄
    端子と接触しないように弾性接触片を変形させ、この
    形コネクタと雌形コネクタとの嵌合を行わせ、嵌合後、
    更に前記駆動カムを移動させてスライダを非係合位置に
    戻し、前記雌端子と雄端子の結合を完結させる構造とし
    たことを特徴とする低挿抜力多極コネクタ。
  2. 【請求項2】 前記雄形コネクタをフラットワイヤハー
    ネスに取り付けられた複数の中継基板に接続すると共
    に、雄形コネクタに装着された前記カムブロックが該中
    継基板に対してコネクタ嵌合面と平行に摺動可能に設け
    られている請求項1の低挿抜力多極コネクタ。
  3. 【請求項3】 前記カムブロックが、カムベースボード
    と、駆動カムと、従動カムとを備え、該カムベースボー
    ドには一対のロック鉤の間に大ねじ穴を有する係止壁を
    設け、該駆動カムには一対のロック孔の間に小ねじ穴を
    有する係止突壁を設け、大ねじ穴の径をx、一対のロッ
    ク鉤相互の間隙をy、小ねじ穴の径をzとしたき、x>
    y>zに設定し、カムベースボードに駆動カムを挿着す
    るときは、小ねじ穴に小ねじを螺合して回転することに
    より、係止壁に係止突壁を引き寄せて従動カムを駆動す
    ると共にロック孔にロック鉤を係合して両者を係止し、
    カムベースボードから駆動カムを隔離するときは、大ね
    じ穴に大ねじを螺合して回転することにより、一対のロ
    ック鉤の間に大ねじを進入させ、ロック鉤相互を拡開し
    てロック孔に対する係止を解除すると共に係止突壁を押
    圧して駆動カムを後退させることにより従動カムを駆動
    するようにした請求項1または請求項2の低挿抜力多極
    コネクタ。
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