JP2525329B2 - テ―プカ―トリッジ - Google Patents

テ―プカ―トリッジ

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JP2525329B2
JP2525329B2 JP5166300A JP16630093A JP2525329B2 JP 2525329 B2 JP2525329 B2 JP 2525329B2 JP 5166300 A JP5166300 A JP 5166300A JP 16630093 A JP16630093 A JP 16630093A JP 2525329 B2 JP2525329 B2 JP 2525329B2
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JP
Japan
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side wall
case
lock
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tape
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光 水谷
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Hitachi Maxell Energy Ltd
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Hitachi Maxell Energy Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テープ保護用の前蓋を
備えているテープカートリッジにおいて、前蓋を閉じ姿
勢に保持するロック手段に改良を加えたものである。
【0002】
【従来の技術】ある種のテープカートリッジ、例えば小
形のビデオ用(VHS−C型)において、図3に示すご
とく本体ケース1に前蓋10を軸13まわりに開閉回動
自在に枢着し、該前蓋10を閉じ姿勢と開き姿勢とにそ
れぞれ保持することが、実開昭59−20489号公報
に公知である。詳しくは、図8に示すように本体ケース
1の横側壁23にU字形の板ばね30で押圧付勢される
スライダ31を設け、このスライダ31の突端を前蓋1
0の直交する側壁縁32に圧接することにより、前蓋1
0を開閉各位置で姿勢保持している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来形態では、
前蓋10を開閉各位置で姿勢保持するにとどまり、該前
蓋10を閉じ姿勢に積極的にロック保持するものではな
い。そのため、使用者が前蓋10を開閉操作でき、場合
によっては取扱い時に前蓋10が不測に開いてテープを
傷付けることがあった。
【0004】また、上記テープカートリッジではスライ
ダ31が装着される本体ケース1の横側壁23がこれの
下端側に切欠部23aを有し、テープリール3の下フラ
ンジの円周ギヤ3aの一部を該切欠部23aから外方へ
臨ませ、デッキに装填したときデッキ側の駆動ギヤが前
記円周ギヤ3aを噛合させている。このように切欠部2
3aを有する片持ばり形態の横側壁23は、ケース外方
から押圧荷重を受けた場合に変形ないし損傷を受けやす
い。
【0005】そこで本発明の目的は、不使用時における
前蓋のロック機能が確実に働くロック具を備えたテープ
カートリッジを得るにある。本発明の他の目的は、内側
にロック具が収容される本体ケースの横側壁の剛性を高
め、ロック具の作動の確実性を保証する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上下ケース1
a・1bを突き合わせてなる本体ケース1に前蓋10を
開閉操作可能に枢着してあり、上ケース1aの横側壁2
3の内面側に前蓋10を閉じ姿勢に保持するロック具1
5が配設されているテープカートリッジを前提とする。
かくして、ロック具15は前蓋10の側面壁12の内面
に設けた係合部21に係合するロック爪19を備え、前
記横側壁23の外側方から該ロック爪19と係合部21
との係合を解除し得るよう押圧操作可能に構成されたも
のとする。そして、前記ロック具15の下方において、
下ケース1bからリブ25を立設し、該リブ25で横側
壁23の内面を受け止めるにある。
【0007】更に具体的には、上記の構成に加えて本体
ケース1の内部左右にテープ4が巻かれるテープリール
2・3を有し、上ケース1aの左右の一方の横側壁23
には、これの下端に一方のテープリール3の下フランジ
の円周ギヤ3aの一部を外部に臨ませるための切欠部2
3aが形成されているテープカートリッジにおいて、下
ケース1b側のリブ25は、前記切欠部23aの前方部
位において上ケース1aの横側壁23の内面を受け止め
ているものとする。
【0008】
【作用】前蓋10が閉じ姿勢にあるとき、ロック具15
のロック爪19は前蓋10の側面壁12の係合部21に
係合し、これで前蓋10を閉じ姿勢に確実にロック保持
する。上ケース1aの横側壁23は、ロック具15が存
する近傍の下端に切欠部23aを有する。しかも、横側
壁23の問題個所にはロック爪19と係合部21との係
合を解除するための窓口27の類が設けられている。従
って横側壁23の該当箇所にこれを内側へ押すような外
力を受けると容易に損傷しやすいが、横側壁23の下端
内面が下ケース1b側のリブ25で受け止められている
ので、これにて横側壁23がケース内方側に曲げ変形を
受けることはない。強い落下衝撃などを受けたときに、
ロック具15はリブ25で受け止められて脱落すること
はない。
【0009】
【発明の効果】本発明では、ロック具15がロック爪1
9が閉じ状態にある前蓋10側の係合部21に係合する
ので、この係合により不使用時に前蓋10を閉じ姿勢に
確実にロック保持でき、かつロック解除も横側壁23の
外側方からの押圧操作で確実に行える。しかも、下ケー
ス1bから立設のリブ25で本体ケース1の横側壁23
を受け止めているので、該横側壁23がケース内方側に
押されて変形したり損傷するのをよく防止でき、該横側
壁23の内側に存するロック具15の作動に支障を来す
ことがない。また、落下衝撃を受けてもロック具15は
リブ25で受け止められるので、ロック具15が下方へ
脱落するのを防止できる。
【0010】
【実施例】
(第1実施例)図1ないし図6は本発明に係るテープカ
ートリッジの第1実施例を示す。まず、図2および図3
において、1は上ケース1aと下ケース1bを突き合わ
せて一体的に結合してなる本体ケースである。この本体
ケース1の内部左右には一組のテープリール2・3が配
設してある。上ケース1aの左右の一方の横側壁23に
は前後中央部分の下端に切欠部23aを切り欠き形成し
てあり、一方のテープリール3の下フランジの円周ギヤ
3aの一部が該切欠部23aに露出していて、デッキに
装填したときデッキ側のギヤに該円周ギヤ3aが噛み合
う。テープ4は、ケース前端左右のテープ引出口5・5
のガイドローラ6・6を介して、繰り出し側のテープリ
ール2からケース前面に設けたテープローディング用ポ
ケット7を横断するよう導出され、巻き取り側のテープ
リール3に巻き取られる。本体ケース1には不使用時に
テープ4の前面外側をカバーして保護する前蓋10が開
閉回動自在に枢着してある。
【0011】図3および図4において、前蓋10は本体
ケース1の前面を完全に覆う主壁11と、主壁11の左
右両端の上半部からケース後方に向かって連出した側面
壁12とを一体にプラスチック成形してなる。左右の各
側面壁12の上端部がロールピンからなる軸13を介し
て上ケース1aに軸支されており、これで前蓋10は軸
13まわりに回動する。一方の軸13に捻りコイルばね
からなるばね部材14を巻装してあり、その一端は前蓋
10側に他端は上ケース1a側にそれぞれ係止し、これ
で前蓋10が常に閉じ姿勢に回動付勢されている。
【0012】前蓋10を閉じ姿勢にロック保持するため
のロック具15を有する。図6においてロック具15
は、側面視で概ねV字形を呈しており、下端の屈曲部1
6を介して対向状に屈曲された外側の作用部17と内側
の受け部18とを有し、これ全体が板ばねの機能を有す
る。具体的にはPOM(ポリオキシメチレン)樹脂など
のプラスチック材を以て、図6の想像線で示すごとく同
一平面上に展開した状態で一体成形されたのち、屈曲部
16を介して二つ折り状態にしたのち組み付けられる。
作用部17の上端からはロック爪19が前方に向けて一
体に延長形成されており、かつ作用部17のほぼ中央外
面に解除部20が外向きに一体突設されている。
【0013】ロック具15の前記屈曲部16は、作用部
17と受け部18とを二つ折り状態に容易に屈曲でき、
かつクリープ特性を向上させることができるように部分
円弧状に形成してある。ロック爪19の先端には係合突
起19aを外向きに突設してあり、これに対応して前蓋
10の側面壁12の内面に係合部21を凹み状に形成し
てある。ロック具15は上ケース1aの左右の一方の横
側壁23の内側に配設される。詳しくは、図1および図
4に示すごとく前記切欠部23aを有する側の横側壁2
3において、ロック具15が該切欠部23aより前方の
上位に配されており、上ケース1aの上壁内面から横側
壁23と平行にばね受け壁24を下向きに突設してあ
る。そして、ロック具15の作用部17と受け部18を
互いに接近し合うようにつかんで、横側壁23の内面に
作用部17を沿わせ、ばね受け壁24に受け部18の上
端部を接当し、両壁23・24でロック具15をこれ自
体の弾性復元力を以て挟持状に保持している。
【0014】更に、ロック具15の下方位置において、
下ケース1bの底壁からはリブ25を立設し、該リブ2
5の上端に凹設した支持面26でロック具15の屈曲部
16を下方から受け止め支持している。また、リブ25
が横側壁23の切欠部23aより前方下端部の内面を内
側から受け止める配置関係になっている。この組み付け
状態において、上ケース1aの横側壁23に開口した窓
口27に前記解除部20が遊嵌し、該解除部20がケー
ス外に臨んでいる。
【0015】このように、上ケース1aに前蓋10およ
びロック具15を組み付けたのち、上ケース1aを下ケ
ース1bを被せ付けて結合する。このとき、解除部20
と窓口27との嵌合、および係合突起19aと係合部2
1との係合によって、ロック具15これ全体が上ケース
1aに仮組み状態で位置決め保持されることになり、上
下ケース1a・1bとロック具15および前蓋10の四
者の組み付けが容易確実に行える。
【0016】ロック具15は、作用部17およびこれと
一体のロック爪19が屈曲部16を支点にして内外方向
に傾動することにより、ロック姿勢とロック解除姿勢と
に切り換わる。図1はロック状態を示しており、デッキ
側の操作部材Pで解除部20を介して作用部17をケー
ス横外側方から内方に押し込み操作すると、ロック爪1
9が前蓋10の側面壁12の板厚方向に傾動し、係合突
起19aが係合部21から抜け外れてロック解除姿勢に
切り換わる。この状態で、図4に示すごとく前蓋10が
ばね部材14に抗してデッキ側の操作部材Qで上方に突
き上げられて上開き回動する。
【0017】各操作部材P・Qの操作力を解除すると、
前蓋10はばね部材14で自動的に閉じ操作され、同時
に前記作用部17の弾性復元力でロック爪19も係合部
21内に落ち込んで閉じ姿勢となった前蓋10を自動的
に閉じ姿勢にロックする。切欠部23aや窓口27を有
する横側壁23に外側から内向きの押圧荷重が加えられ
ても、横側壁23はこれの内面側がリブ25で受け止め
られているので変形することはない。また、落下衝撃を
受けても、ロック具15はリブ25で受け止められて横
側壁23の内面から下向きに脱落することもない。
【0018】(第2実施例)図7は本発明の第2実施例
を示しており、ばね受け壁24を上ケース1aの横側壁
23からケース前方に向かって延びるよう一体に形成し
ておき、両壁23・24を繋ぐ後方の繋ぎ壁29でロッ
ク具15の屈曲部16を接当支持するものとした。ま
た、作用部17の延長一部がそのままロック爪19とな
るようにしてある。ロック具15の屈曲部16の下方に
は上記実施例の場合と同様に下ケース1b側のリブ25
が配設されている。つまり、第1実施例ではロック爪1
9が前蓋10の係合部21に対して水平軸まわりに傾動
しながら係脱するのに対し、第2実施例ではロック爪1
9が垂直軸まわりに揺動しながら係脱するものとなって
いる。
【0019】図示例の全容は以上のとおりであるが、本
発明はこれらに限られない。例えば、前蓋10の側面壁
12に形成される係合部21を貫通状に形成したり、該
係合部21を突起状に形成してもよい。また、前記窓口
27に連なるガイド溝を上下ケース1a・1bあるいは
前蓋10に凹設し、操作部材Pがガイド溝に案内されて
解除部20に接当作用するようにしてもよい。この場
合、ガイド溝の形成方向は前後、あるいは上下のいずれ
でもよく、その開口始端は前蓋10の側端、下ケース1
b側、上ケース1a側のいずれにあってもよい。更に、
ロック具15はプラスチック材に代えて金属製の板ばね
材で成形してもよい。いずれにせよ、その作用部17と
受け部18とが、組み付け前において既に屈曲部16を
介して屈曲された状態に形成されていてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】図4におけるA−A線断面図である。
【図2】テープカートリッジの内部平面図である。
【図3】テープカートリッジの斜視図である。
【図4】テープカートリッジの一部を破断した要部の側
面図である。
【図5】要部の横断平面図である。
【図6】ロック具の斜視図である。
【図7】他の実施例を示す要部の横断平面図である。
【図8】従来例の要部の側面図である。
【符号の説明】
1 本体ケース 1a 上ケース 1b 下ケース 2 テープリール 3 テープリール 4 テープ 10 前蓋 12 前蓋の側面壁 15 ロック具 19 ロック爪 21 係合部 23 上ケースの横側壁 23a 切欠部 25 下ケースのリブ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下ケース1a・1bを突き合わせてな
    る本体ケース1に前蓋10を開閉操作可能に枢着してあ
    り、 上ケース1aの横側壁23の内面側に前蓋10を閉じ姿
    勢に保持するロック具15が配設されており、 ロック具15は、前蓋10の側面壁12の内面に設けた
    係合部21に係合するロック爪19を備え、前記横側壁
    23の外側方から前記ロック爪19と係合部21との係
    合を解除し得るよう押圧操作可能に構成されており、 前記ロック具15の下方において、下ケース1bからリ
    ブ25を立設し、該リブ25で横側壁23の内面を受け
    止めていることを特徴とするテープカートリッジ。
  2. 【請求項2】 本体ケース1の内部左右にテープ4が巻
    かれるテープリール2・3を有し、 上ケース1aの左右の一方の横側壁23には、これの下
    端に一方のテープリール3の下フランジの円周ギヤ3a
    の一部を外部に臨ませるための切欠部23aが形成され
    ており、 下ケース1b側のリブ25は、前記切欠部23aの前方
    部位において上ケース1aの横側壁23の内面を受け止
    めている請求項1記載のテープカートリッジ。
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