JP2525223Y2 - 分岐付平型ケーブル - Google Patents

分岐付平型ケーブル

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JP2525223Y2
JP2525223Y2 JP1990034464U JP3446490U JP2525223Y2 JP 2525223 Y2 JP2525223 Y2 JP 2525223Y2 JP 1990034464 U JP1990034464 U JP 1990034464U JP 3446490 U JP3446490 U JP 3446490U JP 2525223 Y2 JP2525223 Y2 JP 2525223Y2
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JP
Japan
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branch
cable
flat cable
connection
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JP1990034464U
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JPH03124528U (ja
Inventor
修 小林
清文 高橋
Original Assignee
昭和電線電纜株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は例えばシャフトケーブル等のビルディング屋
内配線用として使用される分岐付平型ケーブルに関す
る。
(従来の技術) 通常、ビルディングの屋内配線用ケーブル、特にシャ
フト内配線に布設されるシャフトケーブルには、単心撚
合ケーブルが使用されている。
而して、シャフトケーブルにおいては各階に配線すべ
き分岐ケーブルを階高毎に接続しなければならない。
第5図は従来の単心撚合ケーブルにおける分岐接続部
の正面図である。この図において、幹線1は複数の単心
ケーブル2を撚り合わせてなり、各ケーブルはそれぞれ
分岐接続部において導体が露出され、これ等の導体には
分岐ケーブル3の導体がC型スリーブによって圧縮接続
されている。図にはその1箇のみを4として示してあ
る。なお、分岐接続部は前記導体間の接続後においてビ
ニル等のモールド5によって被覆される。
(考案が解決しようとする課題) 上記従来の分岐付ケーブルには次のような問題があ
る。
分岐接続に先立ち幹線ケーブルの撚りをほごす必要が
ある。
分岐接続部がかさならないように幹線軸方向にずらし
て接続部を構成しているため、モールドも複数回に分け
て行わなければならない。
モールド完了後において、各単心ケーブル2を元の撚
りのかかった状態に戻してやる必要がある。
配線を円滑になし得るようにするため、分岐ケーブル
を同一方向に揃えなければならない。
上記、の作業はかなり面倒であり、特に幹線を形
成する単心ケーブルが大サイズのものである場合には、
困難且つ長時間の作業を必要とする。
また、上記の作業も複数回に分けてなされるため、
長時間を必要とする。
さらに、のようにする結果、分岐接続部の総体の外
径が大きくなり、各階の床のケーブル貫通孔を大きくす
る必要がある。
本考案は上記の事情に基づきなされたもので、一括モ
ールドで分岐接続部を被覆することができ、しかも接続
に先立ち撚りをほごしたり、接続完了後において元の状
態に戻したりする必要がない分岐付平型ケーブルを提供
することを目的としている。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 本考案は、3相分の線心が並列に配されている平型ケ
ーブルの前記各線心に複数の分岐ケーブルを接続して成
る分岐付平型ケーブルであって、前記各線心にその長さ
方向に位置をずらして設けられる複数の露出導体部と、
前記各露出導体部に前記各分岐ケーブルの導体を接続す
る複数の接続スリーブと、前記各接続スリーブ及び少な
くともその近傍の各線中心部分上に一体的に成形される
モールド層とを備えることを特徴とする。
(作用) 上記構成の本考案の分岐付平型ケーブルにおいては、
幹線ケーブルが平型ケーブルであり、もともとその複数
の線心は平行配置とされているから、第5図に示した単
心撚合ケーブルのように分岐接続の開始前、終了後にお
ける幹線の線心の配置、形状の変更、修正を必要としな
いため、分岐接続作業を作業性よく実施することがで
き、コストの低減を図ることができる。
一方、平型ケーブルにおける平行配置の線心は相互間
隔が小さくなるように配置されている。即ち、各線心を
3相の電力ケーブルとして利用する場合各相間の絶縁距
離が小さい。従って、各線心の同一部分に隣接させて露
出導体部を設け、かつ接続スリーブを装着すると、接続
スリーブ間隔が小さいため、モールド層の成形時に絶縁
樹脂が接続スリーブ間に入り込まないことがある。この
ため、各相間で沿面閃絡する虞れがある上に、絶縁樹脂
の樹脂圧で露出導体部が曲がって接続スリーブが相互に
接触した状態でモールド層が成形される虞れもある。
然るに、本考案では各相の露出導体部が位置をずらし
て設けられているので、例え接続スリーブ間に絶縁樹脂
が入り込まなくても露出導体部が離間していることか
ら、沿面閃絡及び接続スリーブの相互接触を確実に防ぐ
ことができる。
(実施例) 第1図は本考案一実施例の平面図、第2図はそのII-I
I線における断面図、第3図は第1図のIII-III線におけ
る断面図である。この実施例は3相平型ケーブル11に本
考案を適用したものである。3相平型ケーブルは第2図
に示すように絶縁線心12R〜12Tを平行にして密着配置
し、それ等をシース11′によって一体化して構成されて
いる。
而して、分岐付ケーブルは次のようにして構成されて
いる。先ず、第1図及び第3図に示すように3相平型ケ
ーブルのシース11′を所要長さ剥離した部位において、
各線心12R〜12Tの導体12r〜12tを軸方向互いに重ならな
い位置において露出させる。次に、前記各分岐ケーブル
13R〜13Tの導体13r〜13tを前記線心導体12r〜12tに、例
えばC型スリーブ等の適宜構造の圧縮スリーブ14r〜14t
により圧縮接続する。最後に、分岐接続部全体をモール
ド層15によって一括被覆して分岐付ケーブルとする。
なお、前記分岐接続部はケーブルの仕様に応じて所定
間隔毎に設けられる。
上記構成の本考案分岐付平型ケーブルにおいては、分
岐接続部が一括モールドのモールド層によって被覆され
ているから、前記従来の各線心毎にモールドを施すもの
に比し、モールドに要する時間を著しく短縮することが
できる。また、幹線ケーブルが平型ケーブルとされてい
るので、分岐接続の開始前、終了後における線心の配
置、形状の変更、修正を必要としないため、分岐接続作
業を作業性よく実施することができる。
また、分岐接続部の総体の寸法の増大は前記従来の単
心撚合ケーブルの分岐接続部のそれよりも著しく小であ
るから、ケーブル貫通孔を大きくする必要はない。
さらに、平型ケーブルはその平型の面に垂直な方向に
は撓曲し易いので、延線、布設を容易に行うことができ
る。
なお、本考案は上記実施例のみに限定されない。例え
ば、第4図に示すように単心の線心21と、これと異相の
複数箇(図示は22A、22Bの2箇)線心をシース22′で一
括した平型ケーブル22とを並列してなる複合形式の平型
ケーブルにも、前記と同様にして分岐ケーブルを接続す
ることができる。
[考案の効果] 上記から明らかなように本考案の分岐付平型ケーブル
は困難な作業を伴うことなく製造することができるの
で、安価に提供することができる。また、撓曲し易いの
で延線、布設を作業性よく進めることができ、工事費の
低減を図ることもできる。
また、各相の露出導体部が位置をずらして設けられて
いるので、各相間の沿面閃絡及び接続スリーブの相互接
触を確実に防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案一実施例の平面図、第2図はそのII-II
線における断面図、第3図は第1図のIII-III線におけ
る断面図、第4図は本考案の他の実施例の断面図、第5
図は従来の単心撚合ケーブルにおける分岐接続部の正面
図である。 11……3相平型ケーブル、11′……シース、12R〜12T…
…線心、12r〜12t、13r〜13t……導体、13R〜13T……分
岐ケーブル、14r〜14t……圧縮スリーブ、15……モール
ド層
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−50308(JP,A) 実開 昭59−103377(JP,U) 実開 昭59−119573(JP,U) 実開 昭52−145385(JP,U) 実開 平3−94032(JP,U) 実開 昭60−9116(JP,U) 実開 昭51−49885(JP,U) 実開 昭50−158177(JP,U) 実開 平1−174865(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】3相分の線心が並列に配されている平型ケ
    ーブルの前記各線心に複数の分岐ケーブルを接続して成
    る分岐付平型ケーブルであって、 前記各線心にその長さ方向に位置をずらして設けられる
    複数の露出導体部と、 前記各露出導体部に前記各分岐ケーブルの導体を接続す
    る複数の接続スリーブと、 前記各接続スリーブ及び少なくともその近傍の各線心部
    分上に一体的に成形されるモールド層とを備えることを
    特徴とする分岐付平型ケーブル。
JP1990034464U 1990-03-30 1990-03-30 分岐付平型ケーブル Expired - Lifetime JP2525223Y2 (ja)

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JPH03124528U JPH03124528U (ja) 1991-12-17
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5438548Y2 (ja) * 1973-06-19 1979-11-16
JPS50158177U (ja) * 1974-06-17 1975-12-27
JPS5899778U (ja) * 1981-12-28 1983-07-07 三菱電線工業株式会社 単心撚合せ型ケ−ブルの分岐接続部
JPS59103377U (ja) * 1982-12-27 1984-07-11 三菱電線工業株式会社 平型ケ−ブルの分岐接続部
JPS59119573U (ja) * 1983-01-31 1984-08-11 三菱電線工業株式会社 平形ケ−ブルの分岐接続部
JP2570759B2 (ja) * 1987-08-20 1997-01-16 日立電線株式会社 低圧幹線用分岐付平形ケ−ブル

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JPH03124528U (ja) 1991-12-17

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