JPS6127060Y2 - - Google Patents

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JPS6127060Y2
JPS6127060Y2 JP1981098064U JP9806481U JPS6127060Y2 JP S6127060 Y2 JPS6127060 Y2 JP S6127060Y2 JP 1981098064 U JP1981098064 U JP 1981098064U JP 9806481 U JP9806481 U JP 9806481U JP S6127060 Y2 JPS6127060 Y2 JP S6127060Y2
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JP
Japan
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cable
vinyl
rubber
branch
floor
Prior art date
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Expired
Application number
JP1981098064U
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English (en)
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JPS582911U (ja
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Publication date
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Priority to JP9806481U priority Critical patent/JPS582911U/ja
Publication of JPS582911U publication Critical patent/JPS582911U/ja
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Publication of JPS6127060Y2 publication Critical patent/JPS6127060Y2/ja
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  • Insulated Conductors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はビル、マンシヨン等の建設現場におい
て使用するのに適した移動用分岐付きケーブルに
関する。
ビル、マンシヨン等の高層建物を建築する場
合、電気工事用の仮設電源の確保は第1図の方法
が従来は一般的であつた。第1図は工事中のビル
の概略正面図である。まず、一階部分A1の床面
F1には主電源箱B1を設置し、一階部分A1の
電気工事はこの主電源箱B1に備えたコンセント
に工事用電動具のコンセントを差し込んで行う。
次に2階部分A2の電気工事を行うために、2階
のフロアF2に分電盤B2を設置して、1階の主
電源箱B1との間を電線D1により接続する。工
事用電動具はこの分電盤B2にコンセントを差し
込んで使用する。電線D1は法規則上から一般に
屋外で移動用に使用し得る第2図に断面図を示す
ようなゴム絶縁ゴムシースのキヤブタイヤケーブ
ルが用いられる。第2図において1は3本の絶縁
芯線11を介在12と共に撚合せて形成したケー
ブルコア、2はゴムシースである。3階部分A3
以上も2階部分同様に、分離盤B3、B4……を
フロアF3、F4……上に設置し、電線D2、D
3……で接続するごとくして、継ぎ足しながら電
気工事を行う。電気工事を完了すれば、主電源箱
B1、分電盤B2、B3……、電線D1、D2…
…は撤去される。しかるに上記のような電源仮設
工事において用いられる分電盤B2、B3……は
重量が一般に50Kg以上と極めて重く、これを各階
に設置し、また撤去する作業は、多くの労力と時
間を要し、かつ、落下の惧れがつきまとう危険な
ものであつた。
一方、ビル、マンシヨン等の幹線ケーブルとし
ては、予め各階部分で必要な数の分岐を設けた分
岐付きケーブルが用いられている。このケーブル
はシースにビニルを用いたケーブルを用い、分岐
部分をビニルでモールドしたものである。従つて
各階での電気工事に合せた数の分岐を設けた分岐
付きケーブルを用いて、電気工事を行う階までケ
ーブルを延設しながら使用すれば分電盤を用いな
い仮設電源工事を行い得ることは容易に想到し得
るところである。しかしながらこれを簡単に適用
することができない制約条件が存在する。即ち、
上記幹線用分岐付きケーブルは屋内で固設して用
いるため、ケーブルは比較的外力に対して弱いビ
ニルをシースに用いたものを用いることができる
が、前記仮設電源用ケーブルはまだ建物が完成し
ていない時点に配線されるもので屋外と同じ環境
で使用されかつ、いちいち固設することもむづか
しい所から屋外用であり、かつ移動用のケーブル
を用いる必要がある。現在の法規制上、このよう
な条件では比較的外力に対して弱いビニルシース
のケーブルの使用は認められず、第2図のような
ゴムシースのケーブルを用いざるを得ない。従つ
て、現在製造されているケーブルを使用して仮設
電源用分岐付きケーブルを製作しようとすれば、
ゴムシースのケーブルを用い、分岐部分はゴムで
モールドせざるを得ない。しかるに、ゴムモール
ドはビニルモールドに較べて加硫処置等に長時間
を要し、非常に高い制作コストを要する。またゴ
ムシースのケーブルを用いて分岐部をビニルでモ
ールドしようとすれば、ゴムシースとの境界面の
結合が不完全となり問題である。
本考案は上記に鑑み案出したもので、第2図の
ようなゴムシースのケーブルを用いて分岐部をビ
ニルモールドしながら実用に供し得る移動用分岐
付きケーブルを提供するものであり、幹線及び分
岐線としてゴムシースキヤブタイヤケーブルを用
い分岐部のゴムシース端部にビニル層を形成する
と共に分岐部全体をビニルでモールドしたことを
特徴とする。本考案に図に基づいて以上に説明す
る。
第3図本考案に係る移動用分岐付きケーブルの
一実施例の分岐部の断面図である。図は説明を簡
単にするため、ケーブル線が1相の場合の分岐部
を示しているが、通常は3本の絶縁芯線を撚合せ
て成るケーブルを幹線として用い、それぞれの絶
縁芯線から、1本及至複数本の分岐をとり、各絶
縁芯線毎或は3本の絶縁芯線を一括してモールド
して分岐付きケーブルを製作するのが一般的であ
る。図において、D′は幹線、D″は分岐線であ
り、いづれもゴムシースキヤブタイヤケーブルを
用いている。次に、111′、111″は導体11
2′、112″は絶縁層、2′、2″はゴムシースで
あり、3は幹線と分岐線の導体を電気的に接続す
る分岐スリーブである。ゴムシースは一般にクロ
ロプレンゴム、天然ゴムで形成される。41、4
2、43はそれぞれゴムシースの端部に形成した
ビニル層であり、例えば、ビニルテープ或は接着
層付きビニルテープを絶縁層112′、112″か
らゴムシース2′、2″にかけて緊迫捲回して成
る。5は分岐部分全体をビニルでモールドして成
るビニルモールド体である。モールド体は第3図
のように少なくともビニル層41、42、43の
中間部まで覆つて形成する必要があるがビニル層
41、42、43全体を覆うように形成しても良
い。又、ビニル層は、第3図のように、絶縁層か
らゴムシースにかけて覆うように設けるのが好ま
しいが、ゴムシースの外周部分にのみ設けても良
い。ビニル層の形成方法としてはテープで緊迫捲
回することの他に例えば、ビニルの収縮チユーブ
或は接着層付きビニル収縮チユーブで覆う、等が
考えられるが、要はビニル層とゴムシースとの境
界面が密着して、雨天時等に該境界面から水が浸
入するのを防止し得るようにビニル層を形成すれ
ば良い。
以上説明したとおり、本考案に係る移動用分岐
ケーブルは、高層建物の電源仮設工事に用いれ
ば、分電盤を用いないので従来に比べ工事は簡単
となり、安全であり、かつ経済的に行うことがで
きる。さらに、分岐部のゴムシース端部にビニル
層を形成して後ビニルモールドを施すごとくした
ため、ゴムモールドのケーブルに比べてより安価
に製造することができ経済的価値は高い。
【図面の簡単な説明】
第1図は高層建築における従来の電気仮設工事
を説明するための概略正面図、第2図はゴムシー
スキヤブタイヤケーブルの一実施例の断面図、第
3図は本考案に係る移動用分岐付きケーブルの一
実施例の分岐部の断面図である。図において、1
11′,111″……導体、112′,112″……
絶縁層、2′,2″……ゴムシース、3……分岐ス
リーブ、41,42,43……ビニル層、5……
ビニルモールド体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 幹線、分岐線共にゴムシースキヤブタイヤケー
    ブルを用いた分岐付きケーブルにおいて、分岐部
    のゴムシース端部にビニル層を形成すると共に分
    岐部全体をビニルでモールドして成ることを特徴
    とする移動用分岐付きケーブル。
JP9806481U 1981-06-30 1981-06-30 移動用分岐付きケ−ブル Granted JPS582911U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9806481U JPS582911U (ja) 1981-06-30 1981-06-30 移動用分岐付きケ−ブル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9806481U JPS582911U (ja) 1981-06-30 1981-06-30 移動用分岐付きケ−ブル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS582911U JPS582911U (ja) 1983-01-10
JPS6127060Y2 true JPS6127060Y2 (ja) 1986-08-13

Family

ID=29892835

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9806481U Granted JPS582911U (ja) 1981-06-30 1981-06-30 移動用分岐付きケ−ブル

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59137403U (ja) * 1983-03-05 1984-09-13 株式会社タツク技研工業 調速装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5482686A (en) * 1977-12-15 1979-07-02 Kajima Corp Prefabricated branch line-attached cable

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JPS5482686A (en) * 1977-12-15 1979-07-02 Kajima Corp Prefabricated branch line-attached cable

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JPS582911U (ja) 1983-01-10

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