JP2525097Y2 - トラクタ機構 - Google Patents

トラクタ機構

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JP2525097Y2
JP2525097Y2 JP1988136903U JP13690388U JP2525097Y2 JP 2525097 Y2 JP2525097 Y2 JP 2525097Y2 JP 1988136903 U JP1988136903 U JP 1988136903U JP 13690388 U JP13690388 U JP 13690388U JP 2525097 Y2 JP2525097 Y2 JP 2525097Y2
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drive shaft
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tractor unit
fixing
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裕幸 佐藤
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、プリンタにおいて記録紙を送るためのトラ
クタ機構に関するものである。
[従来の技術] 従来用いられているこの種のペーパートラクタは、一
般にピンホイールまたはピンベルトを有するトラクタユ
ニットが左右一対備わっており、ピンホイールまたはピ
ンベルトのピンが記録紙のパーフォレーションに係合し
て記録紙を印字ヘッドの移動方向に対して直角に送るよ
うになっている。各トラクタユニットは、その駆動軸お
よびサポート軸に沿って記録紙の幅に応じて任意の位置
に移動することが可能であるが、捕捉装置によって各ト
ラクタユニットを所望の位置に止め置くことができるよ
うになっている。公知の固定装置は、例えば米国特許第
4129239号,米国特許第4199091号または米国特許第4315
585号に開示されているように、トラクタユニットのシ
ャーシに移動自在に装着されかつサポート軸が摺動自在
に貫通する部材の一部にスプリット付きスリーブが形成
してあり、このスプリット付きスリーブを固定レバーま
たは固定ねじによって締付けることによってトラクタユ
ニットをサポート軸に定着せしめる構造になっている。
[解決しようとする課題] この公知の捕捉装置によると、部品点数も多くその構
成も複雑なために、組立が面倒で製造コストが高くつく
欠点があった。
そこで本考案の目的は、極めて簡単な構成により確実
にトラクタユニットを固定することにある。
[課題を解決するための手段] 本考案の第1の特徴は、駆動軸にはトラクタユニット
が設けてあり、このトラクタユニットは、上記駆動軸に
相対的に回転不能にかつ軸方向に移動自在に嵌合してい
る回転部材と、記録紙のパーフォレーションに係合可能
に設けてあり、上記回転部材の回転によって順次その回
転方向に送られる複数のスプロケットと、上記駆動軸の
軸方向に移動自在に設けてあり、上記回転部材を両側か
ら挟み込んでいるシャーシ体とを有するものであり、上
記トラクタユニットの下方に位置するフレームには突条
の固定部が上記駆動軸と平行に延伸してあり、さらに、
上記トラクタユニットを移動不能に固定する摺動体は、
上記シャーシ体の側面に摺動自在に設けてあるとともに
上記固定部と係合可能な係合部を有し、この係合部が上
記固定部と係合するものであり、上記係合部は上記固定
部を挾持可能な二又形状をなしており、上記係合部と上
記固定部とには、それぞれ互いに係合可能なローレット
が形成してあり、上記摺動体の側面には、上記シャーシ
体の外側面に形成してある位置決め突起が係合可能な弾
性爪が形成してあるところにある。
本考案の第2の特徴は、前記の第1の特徴のトラクタ
ユニットと突条の固定部と同一の構成を有しているが、
上記トラクタユニットを移動不能に固定する手段として
係止レバーを具備し、この係止レバーはシャーシ体の側
面に回動自在に設けてあるとともに上記固定部と係合可
能な係合部を有し、この係合部が上記固定部と係合する
ものであり、上記係合部に形成されたローレットは上記
固定部の一側面に形成されたローレットと係合可能に設
けてあり、上記シャーシ体には上記固定部の他側面に係
合可能であり上記係合部と協働して上記固定部を挾持す
るガイド突起が設けてあり、上記係止レバーには、その
一端を上記シャーシ体に他端を当該係止レバーに係止し
て上記係合部を上記固定部に向って付勢するばねが掛止
してあるところにある。
[実施例] 以下本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1,2図に示すように、紙送り時に回転駆動される駆
動軸1には回転部材2が相対的に回転不能にかつ軸方向
に移動自在に嵌合している。回転部材2の外周面には記
録紙のパーフォレーションに係合可能な複数のスプロケ
ット2aが設けてある。シャーシ体3は回転部材2を両側
から挟み込んで、この回転部材や駆動軸1とともにトラ
クタユニット10を構成しており、トラクタユニット10は
駆動軸1に沿って移動自在になっている。シャーシ体3
には紙押えカバー4がヒンジ部5によって揺動自在に連
結してある。ヒンジ部5には、紙押えカバー4側とシャ
ーシ体3側とにそれぞればね掛け4a,3aが突設してあ
り、両ばね掛けにはばね6が掛止されて紙押えカバー4
の開閉にクリック感を与えている。回転部材2はシャー
シ体3に設けてあるU字溝3bに、容易に脱落しない構成
で回転自在に係合している。シャーシ体3の外側面に
は、後述するトラクタユニット10を移動不能に固定する
ための摺動体7が移動自在に設けてある。
トラクタユニット10の下方に位置するフレーム8に
は、トラクタユニット10の移動方向と平行に、突条の固
定部9が駆動軸1と平行に延伸形成してある。シャーシ
体3の側面に摺動自在に設けてある摺動体7には、固定
部9と係合可能な係合部7aが設けてあり、この係合部が
固定部9と係合することにより、トラクタユニット10を
移動不能に固定している。
第3〜5図に示すように、シャーシ体3の外側面にガ
イド突起3cが突設してあり、係止部材である摺動体7に
はガイド溝7cが設けられている。摺動体7はガイド溝7c
の上端開口からガイド突起3cに嵌合され、このガイド突
起に沿って上下に摺動自在である。摺動体7の下端部に
設けられている係合部7aは、固定部9を挟持可能な二又
形状をなしている。また摺動体7の側面には、第1,3図
示のように、弾性爪7dが形成してあり、シャーシ体3の
外側面に形成してある位置決め突起3dに係合可能となっ
ている。摺動体7の上端部には、操作部7eが設けてあ
る。
第4,5図に示すように、係合部7aと固定部9とには、
それぞれ互いに係合可能なローレット7b,9aが形成して
ある。即ち、二又形状の一方の内面にローレット7bが設
けてあり、固定部9のローレット9aに対接して係合可能
である。
このような構造であるので、摺動体7をガイド突起3c
に沿って上方へ移動させた状態では、係合部7aは固定部
9に係合していないので、トラクタユニット10は自由に
駆動軸1に沿って第2図左右に移動可能である。トラク
タユニット10を記録紙の紙幅に合せて移動させてその位
置を決定した後、摺動体7をその操作部7eを介して押し
下げると、二又形状の係合部7aが固定部9を挟持し、ロ
ーレット7bと9aとが対接して係合状態となり、トラクタ
ユニット10は移動不能に固定される。同時に、弾性爪7d
は位置決め突起3dに係合するので、摺動体7の下降位置
は確実に保持される。さらに摺動体7の下端面が、フレ
ーム8に当接しているので、トラクタユニット10はその
回転が規制され、安定した姿勢で記録紙を送ることが可
能である。
つぎに、第6〜8図に基づいて本考案の他の実施例に
ついて説明する。
トラクタユニット20は、上記の例と同様に、回転部材
12とスプロケット12aと回転部材を両側から挟み込んで
いるシャーシ体13とからなっている。紙押えカバー14は
ヒンジ部15によって揺動自在にシャーシ体13に連結して
ある。駆動軸1,フレーム8および突条の固定部9は、上
記の例と同一構成であって、同一符合を付している。
そこでシャーシ体13の外側面に設けてある係止部材で
ある係止レバー17について説明する。係止レバー17はシ
ャーシ体13の外側面に突設してある軸13aに回動自在に
設けてあるものである。係止レバー17の下端部の係合部
17aにはローレット17b(第8図)が形成してあり、固定
部9の一側面に形成されたローレット9aと係合可能であ
る。またシャーシ体13には固定部9の他側面9bに係合可
能であって係合部17aと協働して固定部9を挟持するガ
イド突起13bが設けてある。係止レバー17には、係合部1
7aを固定部9に向って付勢するばね18が掛止してある。
ばね18の両端部はシャーシ体13に設けた切欠部13cとレ
バー17に設けた透孔17cとに係止してある。係止レバー1
7の上端部には操作部17dが設けてある。
このような構造であるので、ばね18に抗して操作部17
dをつまみ、係止レバー17を第6図鎖線に示すように軸1
3aを中心に反時計方向に揺動させた状態では、係合部17
aは突条の固定部9に係合していないので、トラクタユ
ニット20は自由に駆動軸1に沿って第7図左右に移動可
能である。トラクタユニット20を記録紙の紙幅に合せて
移動させてその位置が決定した後、操作部17dを解放す
ると、ばね18の付勢力により係合部17aとガイド突起13b
との間に固定部9を挟持し、ローレット17bと9aとが対
接して係合状態となり、そのためトラクタユニット20は
移動不能となる。さらに、ガイド突起13bの下端面が、
フレーム8に当接しているので、トラクタユニット20は
その回転が規制される。
なお上記実施例ではいずれも回転部材の外周面に直接
スプロケットが形成されているトラクタユニットを図示
しているが、これに限られるものではなく、回転部材と
連動回転する第2の回転部材を設け、両回転部材に巻回
されているエンドレスベルトの外周面にスプロケットが
形成されている、いわゆるピンベルト方式のトラクタユ
ニットを用いるものであってもよい。
[効果] 本考案によれば、極めて簡単な構成で確実にトラクタ
ユニットを固定することができ、さらにはサポート軸等
を必要とせず、部品点数も少なくて済むので製造コスト
を低減することが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1〜5図は本考案の一実施例を示すもので、第1図は
一部切欠正面図、第2図は平面図、第3図は係止部材の
構成を示す断面図、第4図は第3図A−A線断面図、第
5図は係合部と固定部との係合状態を説明する拡大断面
図、第6〜8図は本考案の他の実施例を示すもので、第
6図は一部切欠正面図、第7図は平面図、第8図は第6
図B−B線断面図である。 1……駆動軸、2……回転部材、2a……スプロケット、
3……シャーシ体、3d……位置決め突起、7……摺動
体、7a……係合部、7b……ローレット、7d……弾性爪、
8……フレーム、9……突条の固定部、9a……ローレッ
ト、9b……他側面、10……トラクタユニット、12……回
転部材、12a……スプロケット、13……シャーシ体、13b
……ガイド突起、17……係止レバー、17a……係合部、1
7b……ローレット、18……ばね、20……トラクタユニッ
ト。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】紙送り時に回転駆動される駆動軸と、 上記駆動軸に相対的に回転不能にかつ軸方向に移動自在
    に嵌合している回転部材と、記録紙のパーフォレーショ
    ンに係合可能に設けてあり、上記回転部材の回転によっ
    て順次その回転方向に送られる複数のスプロケットと、
    上記駆動軸の軸方向に移動自在に設けてあり、上記回転
    部材を両側から挟み込んでいるシャーシ体とを有するト
    ラクタユニットと、 上記トラクタユニットの下方に位置するフレームに上記
    駆動軸と平行に延伸している突条の固定部と、 上記シャーシ体の側面に摺動自在に設けてあるとともに
    上記固定部と係合可能な係合部を有し、この係合部が上
    記固定部と係合することにより、上記トラクタユニット
    を移動不能に固定する摺動体とを具備し、 上記係合部は上記固定部を挾持可能な二又形状をなして
    おり、 上記係合部と上記固定部とには、それぞれ互いに係合可
    能なローレットが形成してあり、 上記摺動体の側面には、上記シャーシ体の外側面に形成
    してある位置決め突起が係合可能な弾性爪が形成してあ
    る ことを特徴とするトラクタ機構。
  2. 【請求項2】紙送り時に回転駆動される駆動軸と、 上記駆動軸に相対的に回転不能にかつ軸方向に移動自在
    に嵌合している回転部材と、記録紙のパーフォレーショ
    ンに係合可能に設けてあり、上記回転部材の回転によっ
    て順次その回転方向に送られる複数のスプロケットと、
    上記駆動軸の軸方向に移動自在に設けてあり、上記回転
    部材を両側から挟み込んでいるシャーシ体とを有するト
    ラクタユニットと、 上記トラクタユニットの下方に位置するフレームに上記
    駆動軸と平行に延伸している突条の固定部と、 上記シャーシ体の側面に回動自在に設けてあるとともに
    上記固定部と係合可能な係合部を有し、この係合部が上
    記固定部と係合することにより上記トラクタユニットを
    移動不能に固定する係止レバーとを具備し、 上記係合部に形成されたローレットは上記固定部の一側
    面に形成されたローレットと係合可能に設けてあり、上
    記シャーシ体には上記固定部の他側面に係合可能であり
    上記係合部と協働して上記固定部を挾持するガイド突起
    が設けてあり、 上記係止レバーには、その一端を上記シャーシ体に他端
    を当該係止レバーに係止して上記係合部を上記固定部に
    向って付勢するばねが掛止してある ことを特徴とするトラクタ機構。
JP1988136903U 1988-10-20 1988-10-20 トラクタ機構 Expired - Lifetime JP2525097Y2 (ja)

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JPH0258949U JPH0258949U (ja) 1990-04-27
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60114753U (ja) * 1984-01-05 1985-08-03 シチズン時計株式会社 プリンタのピンホイル固定構造
JPS6137948U (ja) * 1984-08-13 1986-03-10 沖電気工業株式会社 紙送り装置の固定機構
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JPH0422841Y2 (ja) * 1986-08-01 1992-05-26

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