JP2525072Y2 - 脚立における踏桟の側板嵌着装置 - Google Patents

脚立における踏桟の側板嵌着装置

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JP2525072Y2
JP2525072Y2 JP2623691U JP2623691U JP2525072Y2 JP 2525072 Y2 JP2525072 Y2 JP 2525072Y2 JP 2623691 U JP2623691 U JP 2623691U JP 2623691 U JP2623691 U JP 2623691U JP 2525072 Y2 JP2525072 Y2 JP 2525072Y2
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和雄 米島
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ホクセイ日軽株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、アルミニウム等の押出
形材を組立て部材とする脚立において、踏桟の木口に側
板を嵌着する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の脚立においては、支柱に
踏桟を直接ビス止めされることもあるが、上端部に踏板
を有する折り畳み式の低い脚立に多く見られるように、
踏桟に足を安定して掛かるようにする必要のある場合に
は、踏桟を支柱よりも幅広く形成し、広くなった部分を
後方へ突出させるため、踏桟の端にはその木口を覆うプ
ラスチック製の側板が嵌着され、側板を介して踏桟が支
柱にビス止めされる。
【0003】側板には周縁部に沿って踏桟の内周への嵌
入片が突設され、前端部に取付けビスを踏桟へ螺入する
ビスの通し孔が設けられ、その取付けビスの締め付けに
より踏桟に対する側板の嵌着状態が保持される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記のような従来の踏
桟の側板嵌着装置によれば、側板が支柱に当る箇所では
ビスの締付け力で踏桟に圧接するけれども、支柱から突
出している後端部に行くにつれて締付け力が弱くなるか
ら、突出部では側板が踏桟の木口に密着し難く、叩きこ
んで嵌着するように、踏桟との結合を強化しても、叩き
込まれる嵌入片には弾力を有するので、運搬時等に突出
している後端に他の物が引っ掛かると、嵌入片が抜けて
踏桟の木口に隙間が見苦しく空き、商品価値が劣ること
になるという問題があった。
【0005】本考案は、上記のような実情に鑑みて、踏
桟に側板が弾力で曲がらない強固な結合をなすために、
支柱から突出した後端部においても踏桟の木口に隙間が
空かない脚立における踏桟の側板嵌着装置を提供するこ
とを目的とした。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本考案は、支柱よりも後方へ突き出るように踏桟を
幅広い中空に形成し、側板を介して踏桟を支柱にビス止
めした脚立において、踏桟の後端内面に前方へ開口する
ビスポケット状の軸ポケットを形成し、側板には軸ポケ
ットへ密嵌する挿入軸を突設したことを構成上の特徴と
する。また前記側板には前記挿入軸と共に支持片を突設
し、支持片を軸ポケットの開口より突き出るように挿入
軸と一体に形成してもよい。
【0007】
【作用】上記の構成によれば、側板が前端部において
は、ビスの締付け力により踏桟の木口に圧接し、密着状
態が保持されることは勿論、後端突出部においては、踏
桟の軸ポケットに挿入軸が脱出不能に嵌入されるため
に、その部分においても密着状態が保持される。
【0008】側板の突出部に開く力が掛かると、挿入軸
には踏桟との関係により、抜ける前提条件として内側へ
曲がる力として作用するが、軸ポケットがビスポケット
状であるため、それとの結合において、挿入軸が何れの
方向にも弾力的に曲がる余裕が全くなく、しかも、曲が
らないように支持片で支えられているために、挿入軸が
少しでも抜けるようなことは決してなく、このことか
ら、突出部において踏桟の木口に隙間が空く不都合を防
止できる。
【0009】また、軸ポケットが一部開口のビスポケッ
ト状であるから、全く塞がれている場合とは違って、そ
れに挿入軸を圧入することも可能であり、この点でも踏
桟に対する側板の結合を強化できる。
【0010】
【実施例】次に、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0011】図面は一実施例を示したもので、支柱1に
対して踏桟3がその側板5を介して上下一対の取付けビ
ス11,11で締め付けられる。なお、脚立Sは、踏板
7付きの折畳み形式であるけれども、本考案ではその形
式は特に問うものではない。
【0012】支柱1および踏桟3は、アルミニウム押出
形材であって、そのうち、支柱1については、断面矩形
の中空に形成すると共に、外側面の幅中央に凹溝9を設
け、凹溝9に上下取付けビス11,11の挿入孔13,
13を穿設し、内側壁に通し孔15,15が設けられ、
その通し孔15で取付けビス11が締め付けられる。
【0013】踏桟3の断面形状については、支柱1の前
面17とほぼ面一となる前面壁19と、支柱1よりも後
方へ長く突き出て踏み面となる上面壁21と、前面壁1
9の約半分程度の長さの後面壁23と、支柱1の幅より
やや狭い下面壁25と、後面壁23と下面壁25との間
に彎曲する下部壁27とに囲まれる中空に形成され、後
半が支柱1からの突出部8となっている。
【0014】踏桟3の突出部8には上面壁21と下部壁
27との間に介在する補強壁30が形成され、また、前
端部の上面壁21と下部壁27に取付けビス11,11
を螺入するビスポケット29,29を設け、後面壁23
の内面に軸ポケット31が設けられる。
【0015】軸ポケット31は、円弧形に彎曲した両側
片32,32の突設によりビスポケットと同じ形に形成
され、前方に向けて開口34を有する。
【0016】側板5は、踏桟3の木口4を隠し得るよう
に、その木口4の外縁に合致した形状であって、周縁部
に沿って踏桟3への嵌入片33を突設すると共に、この
嵌入片33には、ビスポケット29,29や補強壁3
0、軸ポケット31に相当する位置に切欠部35,36
を設けてある。
【0017】また側板5には、前端部に取付けビス1
1,11の通し孔12,12を設け、後端部には踏桟3
の軸ポケット31への挿入軸37と、その支持片39と
を突設し、支持片39が軸ポケット31の開口34より
突出するようにして挿入軸37と一体に形成される。さ
らに、挿入軸37が突き出る箇所には、それを取り巻く
ような円形状に凹部41を設け、側板5が軸ポケット3
1の端に突き当たらないように、この凹部41により踏
桟3の木口4との密着性を高めてある。
【0018】挿入軸37は軸ポケット31に打ち込むよ
うに寸法的に略同一に形成され、その打ち込みが可能と
なるように、中心から四等方向に切欠溝45が形成され
断面十文字形である。ちなみに、挿入軸37の寸法的に
合わない過剰部分は、凹部41や切欠溝45に削り取ら
れるために打ち込みが途中で不能となることはない。
【0019】支持片39は挿入軸37の十文字の一片の
延長として板状であって、軸ポケット31との結合を強
化するために、その開口34に挾まれる厚みに形成され
る。また、延長端となる側端縁47を傾斜させて先端に
幅狭く形成される。
【0020】側板5の後端に他の物が引掛かって、それ
を外す力Pが加わったとしても(図3および図4参
照)、その開きが踏桟3の後端縁49を支点となるた
め、挿入軸37には踏桟3との関係で内側へ(矢印Q方
向へ)曲がる作用を受けるが、軸ポケット31との結合
および支持片39による補強により、その方向Qへは決
して曲がらないので、側板5が開くことはなく踏桟3の
木口4との密着を保持する。
【0021】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
踏桟の後端内面に前方へ開口するビスポケット状の軸ポ
ケットを形成し、側板には、軸ポケットへ密嵌する挿入
軸と、その支持片とを突設し、支持片を軸ポケットの開
口より突き出るように挿入軸と一体に形成したから、踏
桟の後方へ突き出た部分でも側板と踏桟との結合が強化
され、軸ポケットから挿入軸が抜けることは決してない
ので、踏桟の木口に見苦しく隙間が空く不都合を確実に
防止でき、脚立の商品価値を高める上に極めて優れた効
果がある。また、ビスを用いずに密嵌してあるので、ビ
ス頭が外側に出ることなく外観上の体裁も良好である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の要部を示す分解斜視図である。
【図2】脚立の斜視図である。
【図3】図2のA−A線矢視における実施例の拡大断面
図である。
【図4】図3のB−B線矢視の拡大断面図である。
【図5】側板の内面を示す同実施例の部分拡大図であ
る。
【符号の説明】
1 支柱 3 踏桟 5 側板 31 軸ポケット 34 開口 37 挿入軸 39 支持片

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支柱(1)よりも後方へ突き出るように
    踏桟(3)を幅広い中空に形成し、側板(5)を介在し
    て踏桟(3)を支柱(1)にビス止めした脚立におい
    て、踏桟(3)の後端内面に前方へ開口するビスポケッ
    ト状の軸ポケット(31)を形成し、前記側板(5)に
    は軸ポケット(31)へ密嵌する挿入軸(37)を突設
    したことを特徴とする脚立における踏桟の側板嵌着装
    置。
  2. 【請求項2】 支柱(1)よりも後方へ突き出るように
    踏桟(3)を幅広い中空に形成し、側板(5)を介在し
    て踏桟(3)を支柱(1)にビス止めした脚立におい
    て、踏桟(3)の後端内面に前方へ開口するビスポケッ
    ト状の軸ポケット(31)を形成し、前記側板(5)に
    は軸ポケット(31)へ密嵌する挿入軸(37)と、そ
    の支持片(39)とを突設し、支持片(39)を軸ポケ
    ット(31)の開口(34)より突き出るように挿入軸
    (37)と一体に形成したことを特徴とする脚立におけ
    る踏桟の側板嵌着装置。
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KR102062009B1 (ko) * 2019-08-12 2020-02-11 임동원 가드레일 부착형 알루미늄 델리네이터

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