JP2527126Y2 - 連結具 - Google Patents

連結具

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JP2527126Y2
JP2527126Y2 JP2094691U JP2094691U JP2527126Y2 JP 2527126 Y2 JP2527126 Y2 JP 2527126Y2 JP 2094691 U JP2094691 U JP 2094691U JP 2094691 U JP2094691 U JP 2094691U JP 2527126 Y2 JP2527126 Y2 JP 2527126Y2
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徳義 佐々木
太郎 甲斐
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は板状物等を一定の角度
をもたせた状態で組付けるための連結具、特に、組付け
られている板状物等の再組付けに適する連結具の提供に
関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のドアライニング(内装トリム)
をドアパネルに組付けるように板状物を一定の角度をも
たせながら留め合せるための連結具には種々の形状のも
のがあった。図8に示される連結具はその典型的なもの
であって、第1の板状物P−1に当接される座部1に緩
衝鍔2を介して取付け脚3を設けてあると共に、この座
部1の側縁部から第2の板状物P−2に接する当接板部
4を一体に起立し、この当接板部4に座部1と平行な横
長孔5を設けた構成としてあり、これを合成樹脂成形品
としている。そして取付け脚3には緩衝鍔2との間で第
1の板状物P−1の取付け孔の孔縁を挟持する弾性係止
片6が設けてあり、第1の板状物P−1の取付け孔に該
取付け脚3を挿入して連結具を取付ける。又、当接板部
4の横長孔5には孔上縁と孔下縁の内壁面の幅方向に、
リブが設けられており、この当接板部4に被せるように
当てた第2の板状物P−2の側からスクリューSを横長
孔5内に挿入し、このスクリューSを横長孔5内のリブ
に喰いつかせるようにして第2の板状物P−2の止着を
なしていた。かゝる従来の連結具は、連結具の構成素材
が合成樹脂材であることから部品コストが比較的割安で
あり、しかも軽く、板状物との馴染みも良く、取付け部
分にガタつきを生じ難い等の長所を有しており、自動車
部品等のように組付け部品が常時振動しているような部
品相互の組付けに適している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、この種
の連結具では、第2の板状物P−2の留め付けが、合成
樹脂材からなっている連結具Hの横長孔5の内壁面に対
するスクリューSの喰いつきによってなされていること
から第2の板状物P−2に強い力が作用した場合にスク
リューSの横長孔5の内壁面に対する喰いつきが緩くな
る不都合があった。又、メンテナンス等に際して第2の
板状物P−2を再取付けする場合、このスクリューSに
よる横長孔5の内壁面に対する喰いつきが順次甘くなる
傾向を示し、第2の板状物P−2の反復した組付けには
適していなかった。本考案は、かゝる従来の連結具にお
ける不都合に鑑み、板状物との馴染みが良く、軽く取扱
い易いプラスチック製の連結具本体を用意し、この連結
具本体にスクリューの噛合に適する金属製の係止板を組
付けることでスクリューに対する係止力を高めると同時
に、スクリューの反復した係止に際しても均一な係止状
態による板状物の組付けを可能とした連結具の提供を目
的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案に係る連結具はか
ゝる目的を達成するものとして、連結具をプラスチック
製の連結具本体Hと金属製の係止板Lとで構成し、連結
具本体Hを、取付け脚3を下面に有する座部1と、この
座部1の一側縁から一体に起立し、しかも座部1に略平
行な横長孔5を有する当接板部4とで構成し、更に係止
板Lを、前記の当接板部4に組付けられる構成になすと
共に、前記横長孔5の開口面であって前記座部1の側に
ある開口面に向けて少なくとも孔上縁7aと孔下縁7b
とが突き出された横長孔7を有する構成としてある。
【0005】
【作用】座部1の一側縁部から当接板部4が起立されて
いることから、座部1に対して組付けられる第1の板状
物P−1と、当接板部4に組付けられる第2の板状物P
−2とは、この座部1と当接板部4のなす角によって組
付けられる。又、第2の板状物P−2の側から連結具本
体Hの横長孔5に挿通されたスクリューSは、この横長
孔5内に突き出している金属製の係止板Lの孔上縁7a
と孔下縁7bとに噛合、係止される。
【0006】
【実施例】以下、本考案に係る典型的な連結具の一実施
例を添付の図面について説明する。この実施例に係る連
結具はプラスチック製の連結具本体Hと金属製の係止板
Lとの組付けられた構成としてある。先ず、連結具本体
Hは第1の板状物P−1に接する座部1と、この座部1
の一側縁から一体に起立されて第2の板状物P−2に接
する当接板部4とが一体に成形された構造からなり、図
示例では当接板部4を座部1の側に稍々倒し込むように
傾斜した構成としてある。そして座部1には傘状に下方
に拡がっている緩衝鍔2を介して取付け脚3を筒状壁の
突設された状態に設け、この取付け脚3の一つの対向す
る外周面の水平方向に膨出段部8、8を、又他の対向す
る外周面には前記緩衝鍔2の側に向けて弾性係止片6、
6を設け、この弾性係止片6、膨出段部8と前記緩衝鍔
2との間で第1の板状物P−1の取付け穴Mの穴縁を挾
持するようにして連結具本体Hを第1の板状物P−1に
取付け得るようにしてある。次いで、当接板部4は、幅
側の両側に厚肉の柱部4aを有すると共に、この柱部4
aから座部1に向けて側壁9、9を傾斜状に設けた補強
構造を有するものとし、その幅方向に座部1に平行な横
長孔5が透設してある。又、この当接板部4は、その両
側の柱部4a、4a間を低くして段部10とし、係止板
Lが該当接板部4から上方に突き出さないようにしてあ
ると共に座部1と反対の側の面を凹段面11とし、当接
板部4に組付けた係止板Lが該当接板部4から側方に食
み出さない構成としてある。更に、横長孔5の座部1の
側にある開口部の下縁に凸条12を、この凸条12に対
向する側の開口部の下縁に凸条13を設け、いずれもこ
の当接板部4に装着される係止板Lの抜け留めをなすよ
うにしてある。
【0007】次いで当接板部4に組付けられる係止板L
は通例鋼板等の硬度の高いものを用いるのが良く、コ字
状に屈曲した構成とし、一方の板部に横長孔7を、他方
の板部に該横長孔7に連通する大き目の窓孔14が設け
てあると共に、横長孔7の孔下縁部を外方に傾斜状に突
き出した係止片15とした構成になすと共に、この係止
片15の傾斜面15aとの間で前記当接板部4の凸条1
2と座部1にある凸条16間に押し込み係止される突片
17を該係止片15の下方に設けてある。この連結具本
体Hに組付けられる係止板Lは、窓孔14の孔下縁が前
記の凸条13に係当し、又係止片15の傾斜面15aが
凸条12に係当した状態で突片17が凸条16に接する
構成とされているのが好ましく、又係止板Lが、当接板
部4の段部10と凹段部11内に収まる構成とされてい
るのが好ましい。かゝる構成からなる係止板Lを連結具
本体Hに対し、該係止板Lの横長孔7の孔上縁7aと孔
下縁7bに相当する係止片15とが前記当接板部4の横
長孔5の開口面、特に座部1の側にある開口面から突き
出すようにして組付けて連結具を構成する。
【0008】このようにして構成された連結具の当接板
部4に第2の板状物P−2を当接させ、この第2の板状
物P−2の取付け穴Mから挿通したスクリューSを連結
具の横長孔に螺挿することによって、スクリューSを連
結具の係止板Lの孔上縁7aと孔下縁7bとに噛合して
係止する。尚、この場合、係止板Lの横長孔7の孔下縁
7bを係止片15として外方に傾斜状に設けたことから
スクリューSの螺挿が円滑になされると共にスクリュー
Sに対する係止が確実となる。又、連結具に設けられる
スクリューSの挿通孔を横長状とし第2の板状物P−2
の取付け穴位置のズレに対し効果的に追随できる構成と
している。
【0009】
【考案の効果】本考案に係る連結具は連結具本体Hに金
属製の係止板Lを組付けた構成としてあることから、こ
の連結具に第2の板状物P−2の側から螺挿したスクリ
ューSがこの金属製の係止板Lにより確実に噛合、係止
され、第2の板状物P−2に強い力が付加された場合で
あっても、このスクリューSの螺着部分に緩み出しを生
ずることがない。又、第2の板状物P−2の止着が、こ
の連結具の金属製の係止板Lに対するスクリューSの噛
合、係止であることから、第2の板状物P−2を反復し
て装脱する場合であっても、このスクリューSと係止板
Lとの間の噛合、係止力に変化がなく、常に安定した第
2の板状物P−2の取付けをなすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の典型的な一実施例の連結具を用いた取
付け状態の斜視図
【図2】同断面図
【図3】連結具の一部破断側面図
【図4】同一部破断正面図
【図5】係止板Lの断面図
【図6】同背面図
【図7】同正面図
【図8】従来連結具の斜視図
【符号の説明】
1 座部 2 緩衝鍔 3 取付け脚 4 当接板部 5 横長孔 6 弾性係止片 7 横長孔 8 膨出段部 9 側壁 10 段部 11 凹段部 12 凸条 13 凸条 14 窓孔 15 係止片 16 凸条 17 突片 H 連結具本体 L 係止板 S スクリュー

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取付け脚を下面に有する座部と、この座
    部の一側縁部から一体に起立され且つ前記座部に略平行
    な横長孔を有する当接板部とからなるプラスチック製の
    連結具本体と、 この連結具本体の前記当接板部に組付けられており、且
    つ前記横長孔の前記座部側の開口面に向けて少なくとも
    孔上縁と孔下縁とが突き出されている横長孔を有する金
    属製の係止板とからなることを特徴とする連結具。
JP2094691U 1991-03-11 1991-03-11 連結具 Expired - Fee Related JP2527126Y2 (ja)

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JPH04110207U JPH04110207U (ja) 1992-09-24
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