JP2525045B2 - ピストン式エアゾ―ル容器の製造方法 - Google Patents

ピストン式エアゾ―ル容器の製造方法

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JP2525045B2 JP63247060A JP24706088A JP2525045B2 JP 2525045 B2 JP2525045 B2 JP 2525045B2 JP 63247060 A JP63247060 A JP 63247060A JP 24706088 A JP24706088 A JP 24706088A JP 2525045 B2 JP2525045 B2 JP 2525045B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は噴射剤と内容物を分離収納して、これらを混
合せずに内容物のみを噴射する為の、ピストン式エアゾ
ール容器の製造方法に係るものであって、医薬品、コー
キング剤等の噴射剤と内容物が混合しては好ましくな
い、エアゾール製品に用いられるものである。
従来の技術 従来、噴射剤と内容物を分離収納して両者を混合せず
に内容物のみを噴射する為の、ピストン式エアゾール容
器の製造は、下底壁を設けず開口部とした容器の底から
ピストンを挿入し、この開口部に、下底壁を巻き締め固
定した後、容器の上部開口から内容物を充填し、この後
にバルブ機構を上部開口に固定し、最後に下底壁の充填
口から噴射剤を充填して製造していた。また、従来は、
エアゾール容器の上部には、胴体部分よりも直径を小さ
くした目金が接続されている。
また、特開昭48−35417号公報記載の発明の如く、ピ
ストン式エアゾール容器に於いて有底の容器を用いると
ともに容器の上端に蓋体を巻締め固定したものが存在す
る。
また、実開昭57−26375号、実開昭58−116585号公報
記載の考案の如く、ピストン式エアゾール容器に於いて
有底の容器を用いるともに容器の上端縁をバルブの外周
に食い込ませたもをが存在する。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上記の下底壁を巻締め固定する従来例
では、容器の上部からピストン等を挿入することが出来
ず、下底壁を設けない下底の開口部からピストンを挿入
する以外に方法が無かった。そのため、この製造方法は
下底壁を固定するのに多くの手数を要し、製造工程が多
くなり、製品単価を高くする欠点を有していた。
また、特開昭48−35417号公報記載の発明は、容器の
上端に蓋体を巻締め固定するものであり、下底壁を巻締
め固定する場合と同様に多くの手数を製造に要するもの
となっている。
また、実開昭57−26375号、実開昭58−116585号公報
記載の考案の如く、容器の上端縁をバルブの外周に食い
込ませるものも、製造に多くの手数を要するものとな
る。
本発明は、上述のごとき問題点を解決しようとするも
のであって、噴射剤と内容物を分離収納して、両者を混
合せずに、内容物のみを噴射する為の、ピストン式エア
ゾール容器の製造に於いて、下底壁の取り付け工程を不
要とし、従来方法に比して製造工程を大幅に簡略化す
る。また、容器の上端を密閉し、バルブ機構を接続する
場合にも多くの手数を要しない簡略な作業を可能にしよ
うとするものである。
問題点を解決するための手段 本発明は上述のごとき問題点を解決するため、上端開
口から下底まで、内径を同一寸法とした有底容器の下底
壁に、噴射剤充填用の充填口を開口した後、上端開口か
ら有底容器内にピストンを摺動自在に装着し、このピス
トンの装着後に有底容器の上部方向をカシメて内側に突
出することにより突出係合部を形成し、上端開口から噴
射剤以外の内容物を有底容器に充填した後に、上端開口
からバルブ機構を挿入し、突出係合部を介して有底容器
の上端開口部に、バルブ機構を係合するとともにバルブ
機構の上面に、有底容器の上端縁を折曲してバルブ機構
を有底容器の上端開口に固定した後、下底の充填口から
噴射剤を充填し、最後に閉止栓で噴射剤の充填口を密閉
閉止するものである事を特徴とするものである。
作 用 本発明は上述のごとく構成したものであるから、有底
容器の下底壁に、噴射剤充填用の充填口を開口し、上端
開口から有底容器内にピストンを摺動自在に装着する。
このピストンの装着後に、有底容器の上端開口から、噴
射剤以外の内容物を有底容器に充填し、そして上端開口
にバルブ機構を装着固定した後、下底の充填口から噴射
剤を充填する。最後に閉止栓で噴射剤の充填口を密閉閉
止するのみで、容器下底への下底壁の取り付け工程を全
く省略することができるものである。
また、有底容器の下底に、噴射剤充填用の充填口を開
口し、上端開口からは有底容器内にピストンを摺動自在
に挿入装着する。このピストンの装着後に、有底容器の
上部方向の側面を、外方から押圧することによりカシメ
て内側に突出し、突出係合部を形成する。そして、噴射
剤以外の内容物を有底容器の開口部から充填し、先に装
着したピストンの上面に内容物を位置させる。次に上端
開口からバルブ機構を挿入し、上記の突出係合部を介し
て有底容器の上端開口部にバルブ機構を挿入係合する。
次に、このバルブ機構の上面に、有底容器の上端縁を
折曲してバルブ機構を有底容器の上端開口に固定し、有
底容器の上端を密閉した後、下底の充填口から噴射剤を
充填し、最後に閉止栓で充填口を密閉閉止することによ
り、ピストン式エアゾール容器の製造を完了する。
本発明の方式によれば、容器は上端開口から下底ま
で、内径を同一寸法とした有底容器を用いるものである
から、容器下底への下底壁の取り付け工程を省略するこ
とができ、製造工程を簡略化し、廉価な製品を得ること
ができるものである。また、容器にバルブ機構を接続す
るのに、蓋体を巻締めたり、バルブ機構の外周に容器の
開口縁を食い込ませたりする手数を不要とし、簡易で確
実な取り付けを可能にすることができるものである。
実施例 以下本発明の一実施例を図面に於いて説明すれば、
(1)は有底容器で、アルミ素材をプレス加工によって
上端開口(2)から下底壁(3)まで断面コ字型に絞り
加工することにより、内径を同一寸法とする。次に、上
記有底容器(1)の下底壁(3)に、噴射剤充填用の充
填口(4)を第2図に示すごとく開口した後、上端開口
(2)から有底容器(1)内に、第3図に示すごとくピ
ストン(5)を摺動自在で且つ気密的に装着する。
このピストン(5)の装着後に、有底容器(1)の上
部方向を外方から押圧してカシメ、第4図に示すごと
く、内側に突出することにより突出係合部(6)を形成
する。次に、上端開口(2)から第4図に示すごとく、
噴射剤以外の内容物を有底容器(1)に充填して、ピス
トン(5)の上部に位置した後、上端開口(2)からバ
ルブ機構(7)を挿入し、突出係合部(6)を介して有
底容器(1)の上端開口(2)に、第5図に示すごとく
バルブ機構(7)を係合する。
このバルブ機構(7)は、ポリエチレン、ナイロン等
の、合成樹脂にて形成したハウジング(8)を、第5図
に示すごとく、シール材(10)を介して有底容器(1)
の突出係合部(6)に係合するとともにハウジング
(8)の上面を被覆する蓋体(11)の外周部上面に、有
底容器(1)の上端縁(12)を折曲固定することによ
り、ハウジング(8)を有底容器(1)の上端開口
(2)に固定する。
また、このハウジング(8)は、ガスケット(14)に
より、ステム(15)の内容物の導出口(16)を常時は閉
止し、このステム(15)の一端をハウジング(8)内に
挿入するとともにこのステム(15)一端を、発条(17)
により外方に押圧し、ステム(15)の他端をガスケット
(14)の中央部から外方に突出している。
次に、下底壁(3)の充填口(4)から噴射剤を充填
し、最後に第6図に示すごとく閉止栓(18)を充填口
(4)に気密的に挿入することにより、充填口(4)を
密閉閉止し、エアゾール容器の製造工程を完了する。
発明の効果 本発明は上述のごとく構成したものであるから、噴射
剤と内容物を分離収納して、両者を混合せずに内容物の
みを噴射する為の、ピストン式エアゾール容器の製造に
於いて、下底壁の取り付け工程を不要とし、従来方法に
比して製造工程を大幅に簡略化し、廉価な製品を得るこ
とができるものである。
また、容器にバルブ機構を接続するのに、蓋体を巻締
めたり、バルブ機構の外周に容器の開口縁を食い込ませ
たりする手数を不要とし、簡易で確実な取り付けを可能
にすることができるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すものであって、第1図は
有底容器の断面図、第2図は有底容器に充填口を開口し
た状態の断面図、第3図は有底容器内にピストンを装着
した状態の断面図、第4図は有底容器に突出係合部を設
けた状態の断面図、第5図は有底容器にバルブ機構を装
着固定した状態の断面図、第6図はエアゾール容器の組
み立て完了状態の断面図である。 (1)……有底容器 (2)……上端開口 (3)……下底壁 (4)……充填口 (5)……ピストン (6)……突出係合部 (7)……バルブ機構 (12)……上端縁 (18)……閉止栓

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上端開口から下底まで、内径を同一寸法と
    した有底容器の下底壁に、噴射剤充填用の充填口を開口
    した後、上端開口から有底容器内にピストンを摺動自在
    に装着し、このピストンの装着後に有底容器の上部方向
    をカシメて内側に突出することにより突出係合部を形成
    し、上端開口から噴射剤以外の内容物を有底容器に充填
    した後に、上端開口からバルブ機構を挿入し、突出係合
    部を介して有底容器の上端開口部に、バルブ機構を係合
    するとともにバルブ機構の上面に、有底容器を上端縁を
    折曲してバルブ機構を有底容器の上端開口に固定した
    後、下底の充填口から噴射剤を充填し、最後に閉止栓で
    噴射剤の充填口を密閉閉止するものである事を特徴とす
    るピストン式エアゾール容器の製造方法。
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