JP2524926Y2 - エキゾーストパイプの防音インシュレータ - Google Patents

エキゾーストパイプの防音インシュレータ

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JP2524926Y2
JP2524926Y2 JP1990101361U JP10136190U JP2524926Y2 JP 2524926 Y2 JP2524926 Y2 JP 2524926Y2 JP 1990101361 U JP1990101361 U JP 1990101361U JP 10136190 U JP10136190 U JP 10136190U JP 2524926 Y2 JP2524926 Y2 JP 2524926Y2
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JP
Japan
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exhaust pipe
outer peripheral
peripheral cover
cover
insulator
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JP1990101361U
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Inventor
渉 松井
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日野自動車工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はエキゾーストパイプの防音インシュレータに
関するものである。
[従来の技術] 通常、自動車エンジン等のエキゾーストパイプには、
その輻射音を低減する為に防音インシュレータが組付け
られている。
第3図は上記防音インシュレータの一例を示すもの
で、グラスフェルト等の吸音材aを、半割り状に型成形
したクランプb,cに貼着して一対の分割インシュレータ
d,eを形成し、該一対の分割インシュレータd,eをエキゾ
ーストパイプfの外周部に嵌め合わせ、前記各クランプ
b,cの両側に設けられたフランジ部g,h同士を、ボルトi
及びナットjを介して締結するようにしていた。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、上記従来構造では、一般に水を吸い易
くしかも一旦吸われた水が容易に排出されない材質であ
る吸音材aを、直接エキゾーストパイプf外周部に接触
させる構造となっている為、前記エキゾーストパイプf
に腐食が生じ易いという欠点があった。
又、エキゾーストパイプfを吸音材aを密着させて被
覆してしまうと、エキゾーストパイプfの放熱性が悪化
して熱腐食も生じ易くなった。
本考案は上述の実情に鑑みてなしたもので、エキゾー
ストパイプの腐食を防止し且つ熱腐食の発生も抑制し得
る防音インシュレータを提供することを目的としてい
る。[課題を解決するための手段] 本考案は円弧状断面を有してエキゾーストパイプの長
手方向に沿って延び且つその円周方向両側部にフランジ
部を備えた外周カバーと、該外周カバーより小径の円弧
状断面を有して前記外周カバーの内側に沿って延びる内
周カバーとにより吸音材を挾持してなる複数の分割イン
シュレータを、前記外周カバー及び内周カバーの円周方
向両端部に固着され且つ半径方向に延びて前記内周カバ
ーの内側まで延出するサポートを介し、エキゾーストパ
イプの外周部を所要の間隔を隔てて取り囲むようエキゾ
ーストパイプに外嵌し、円周方向に隣接する各外周カバ
ーのフランジ部同士を締結したことを特徴とするエキゾ
ーストパイプの防音インシュレータにかかるものであ
る。
[作用] 従って本考案では、エキゾーストパイプは外周カバー
及び内周カバーによって挟持された吸音材を備えた分割
インシュレータで周囲をサポートを介して包囲されるの
で、前記エキゾーストパイプから発生する輻射音が大幅
に低減される。
更に、前記吸音材は外周カバー及び内周カバーによっ
て区画されると共に、エキゾーストパイプに対して所要
の空間を隔てた位置に配置されるので、例え吸音材が水
を吸い込んでも腐食がエキゾーストパイプに及ぶことが
防止される。
又、エキゾーストパイプの周囲に空間が形成されるこ
とにより、エキゾーストパイプの放熱性が良好となり、
しかも、エキゾーストパイプ周囲の通気性が改善されて
空気流による冷却作用も期待できるので、エキゾースト
パイプにおける熱腐食の発生が抑制される。
[実施例] 以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明する。
第1図及び第2図は本考案の一実施例であり、図示す
るように、円弧状断面を有してエキゾーストパイプ1の
長手方向に沿って延び且つその円周方向両側部にフラン
ジ部2を備えた外周カバー3と、該外周カバー3より小
径の円弧状断面を有して前記外周カバー3の内側に沿っ
て延びる内周カバー4とによって、グラスフェルト等の
吸音材5を挟持してなる分割インシュレータ6を一対設
け、該一対の分割インシュレータ6,6を、前記外周カバ
ー3及び内周カバー4の円周方向両端部に固着され且つ
半径方向に延びて前記内周カバー4の内側まで延出する
サポート7を介して前記エキゾーストパイプ1の外周部
を所要の間隔を隔てて取り囲むようエキゾーストパイプ
1に外嵌し、両者の円周方向に隣接する各外周カバー3,
3のフランジ部2,2同士をボルト8及びナット9を介して
締結し、各内周カバー4,4の内周部とエキゾーストパイ
プ1の外周部との間に所要の空間10を形成した防音イン
シュレータ11を構成する。
而して、エキゾーストパイプ1は、外周カバー3及び
内周カバー4によって挟持された吸音材5を備えた防音
インシュレータ11で周囲を包囲されるので、前記エキゾ
ーストパイプ1から発生する輻射音が大幅に低減され
る。
更に、前記吸音材5は外周カバー3及び内周カバー4
によって区画されると共に、エキゾーストパイプ1に対
して所要の空間10を隔てた位置に配置される為、例え吸
音材5が水を吸い込んでも腐食は外周カバー3及び内周
カバー4で止まり、腐食がエキゾーストパイプ1に及ぶ
ことが防止される。
又、エキゾーストパイプ1の周囲に空間10が形成され
ることにより、エキゾーストパイプ1の放熱性が良好と
なり、しかも、エキゾーストパイプ1周囲の通気性が改
善されて空気流による冷却作用も期待できるので、エキ
ゾーストパイプ1における熱腐食の発生が抑制される。
従って上記防音インシュレータ11によれば、エキゾー
ストパイプ1から発生する輻射音を大幅に低減すること
ができると共に、エキゾーストパイプ1の腐食を確実に
防止することができ、しかも、熱腐食の発生も抑制する
ことができる。
更に、外周カバー3及び内周カバー4に腐食が生じた
場合には、ボルト8及びナット9を外して防音インシュ
レータ11を簡単に交換することができるので、腐食した
エキゾーストパイプ1全体を交換する場合と比較して著
しく手間が少なく、しかも経済的である。
又、エキゾーストパイプの腐食を確実に防止すること
ができ、しかも、エキゾーストパイプ1における熱腐食
の発生を抑制することもできるので、エキゾーストパイ
プ1の寿命を大幅に向上することができる。
尚、本考案のエキゾーストパイプの防音インシュレー
タは、上述の実施例にのみ限定されるものではなく、分
割インシュレータは1本のエキゾーストパイプを包囲す
るのに複数対用いても良く、又、円周方向に3分割以上
に分割しても良いこと、その他本考案の要旨を逸脱しな
い範囲内において種々変更を加え得ることは勿論であ
る。
[考案の効果] 以上説明したように本考案のエキゾーストパイプの防
音インシュレータによれば、下記の如き種々の優れた効
果を奏し得る。
(I) エキゾーストパイプから発生する輻射音を大幅
に低減することができると共に、エキゾーストパイプの
腐食を確実に防止することができ、しかも、熱腐食の発
生も抑制することができる。
(II) 外周カバー及び内周カバーに腐食が生じた場合
には防音インシュレータを簡単に交換することができる
ので、腐食したエキゾーストパイプ全体を交換する場合
と比較して著しく手間が少なく、しかも経済的である。
(III) エキゾーストパイプの腐食を確実に防止で
き、しかも、エキゾーストパイプにおける熱腐食の発生
を抑制することもできるので、エキゾーストパイプの寿
命を大幅に向上することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の断面図、第2図は第1図の
II−II方向の矢視図、第3図は従来例を示す断面図であ
る。 図中、1はエキゾーストパイプ、2はフランジ部、3は
外周カバー、4は内周カバー、5は吸音材、6は分割イ
ンシュレータ、7はサポート、10は空間、11は防音イン
シュレータを示す。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】円弧状断面を有してエキゾーストパイプの
    長手方向に沿って延び且つその円周方向両側部にフラン
    ジ部を備えた外周カバーと、該外周カバーより小径の円
    弧状断面を有して前記外周カバーの内側に沿って延びる
    内周カバーとにより吸音材を挾持してなる複数の分割イ
    ンシュレータを、前記外周カバー及び内周カバーの円周
    方向両端部に固着され且つ半径方向に延びて前記内周カ
    バーの内側まで延出するサポートを介し、エキゾースト
    パイプの外周部を所要の間隔を隔てて取り囲むようエキ
    ゾーストパイプに外嵌し、円周方向に隣接する各外周カ
    バーのフランジ部同士を締結したことを特徴とするエキ
    ゾーストパイプの防音インシュレータ。
JP1990101361U 1990-09-27 1990-09-27 エキゾーストパイプの防音インシュレータ Expired - Lifetime JP2524926Y2 (ja)

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