JPH0138436Y2 - - Google Patents

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JPH0138436Y2
JPH0138436Y2 JP1985169076U JP16907685U JPH0138436Y2 JP H0138436 Y2 JPH0138436 Y2 JP H0138436Y2 JP 1985169076 U JP1985169076 U JP 1985169076U JP 16907685 U JP16907685 U JP 16907685U JP H0138436 Y2 JPH0138436 Y2 JP H0138436Y2
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heat insulating
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  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は空調設備に用いる断熱構造体における
固定装置に関する。
〔考案の技術的背景とその問題点〕
例えば半導体製造工業などに用いられるクリー
ンヒータに対して空調を行なう空調設備において
は、断熱材を備えたパネルを複数組合せてその内
側に空間部を形成したケーシング(断熱構造体)
を構成し、このケーシングの内側空間部に空調機
を収容してケーシング外側に対して断熱すること
により、空調機の空調効率を高めるようにしたも
のがある。
そして、このケーシングに用いるパネルは、断
熱材の表面に金属板を重合固定して構成されてお
り、またケーシングは、その天井部、床部および
壁部に夫々前記パネルを配置して金属製のフレー
ムに取付け固定して組立てられている。
しかして、前記ケーシングにおいてパネルをフ
レームに固定するためにはボルトが用いられてい
る。例えば、ケーシングの内側および外側に配置
した2個のフレームでパネルの金属板を挟み、こ
れら各部材にケーシング内側からボルトを通して
締結している。あるいはケーシング内側からボル
トをパネルの厚さ方向およびフレームに挿通して
締結している。
しかしながら、このような固定構造であると、
ボルトが各部材を介してケーシング内側から外側
にわたつて設けられ、ボルトの両端部がケーシン
グの内側と外側に露出するので、ボルトを介して
ケーシングの内側と外側の間で熱伝導が行なわ
れ、ケーシング内側の熱が外側へ放出されるため
に、ケーシングによる空調機に対する断熱効果が
低下する。また、ケーシングの内側空間部の温度
が外側に対して低い場合には、ケーシング外側に
露出するボルトの端部が結露して腐食する。この
ため、耐食性に優れたステンレス鋼でボルトを形
成することが考えられるが、この場合には材料費
が高価となる。
さらに、前記パネルでは、断熱材の外面および
内面に重合した金属板である外面板と内面板と
を、パネルの内面部にてボルトで固定することが
ある。しかしながら、この構造でもケーシングの
内側と外側との間で、内面板、外面板およびボル
トを介して熱伝導が行なわれるので、前述の場合
と同様な問題がある。
〔考案の目的〕
本考案は前記事情に基づいてなされたもので、
断熱構造体の部材を固定するための締結部材によ
る断熱構造体の内側と外側との間の熱伝導を阻止
し、断熱構造体の断熱効果の低下および締結部材
の腐食を防止した断熱構造体の固定装置を提供す
ることを目的とする。
〔考案の概要〕
本考案の断熱構造体の固定装置は、断熱構造体
を構成する部材を固定する締結部材と、この締結
部材における断熱構造体の内側に位置する部分を
覆うカバー部材とを具備することを特徴とするも
のである。
〔考案の実施例〕
以下本考案を図面で示す実施例について説明す
る。
第1図および第2図は、本考案を空調設備にお
いて空調機を収容するケーシングに適用した一実
施例を示している。
図中1はケーシングで、このケーシング1は天
井パネル2、壁パネル3および床パネル4を組合
せて構成され、これら各パネル2〜4で囲まれる
内側空間部5に図示しない空調機が設置される。
天井パネル2および壁パネル3は次の通り構成さ
れている。すなわち、平坦な断熱材パネル6の内
面部と外面部には金属からなる内面板7と外面板
8とを重合するとともに、内面板7を断熱材パネ
ル6の周縁部に沿わせて外面部まで延長し、さら
に断熱材パネル6の周縁部に沿い内面板7にパツ
キン9を組合せて、内面板7と外面板8とパツキ
ン9の各周縁部を重合してボルト10により固定
してある。前記床パネル4は空調機に生じるドレ
ンを受けるドレンパンを形成するもので、次の通
り構成されている。すなわち、上面を開放した箱
形をなす断熱材パネル11の内面部と外面部に金
属からなる内面板12と外面板13を重合すると
ともに、内面板12を断熱材パネル11の開放周
縁部から外側へ水平に延長し、且つ内面板12と
外面板13とを図示しないボルトにより固定して
ある。なお、床パネル3の側部にはパツキン14
を介して排水ソケツト15が装着してある。
そして、前記天井パネル2と前記壁パネル3と
は、ケーシング1の内側空間部5に水平に配設し
たアングルベースからなる内側フレーム16にボ
ルト17,17により固定されている。
また、前記壁パネル3と前記床パネル4は、そ
の周縁部方向に間隔を存した複数箇所において次
のように固定されている。すなわち、ケーシング
1の内側空間部5には、壁パネル3の内面下縁部
に沿つてアングルベースからなる内側フレーム1
8が水平に配設され、この内側フレーム18の一
方の辺部18aと壁パネル3の内面板8とがパツ
キン9を介して当接し、両者にボルト19を螺挿
して締結してある。ケーシング1の外側には、床
パネル4の側部に沿い且つ前記内側フレーム18
の下側に位置してチヤンネルベースからなる外側
フレーム20が配設してあり、この外側フレーム
20の一方の辺部20aと内側フレーム18の他
方の辺部18bとが対向している。なお、前記排
水ソケツト15は外側フレーム20の孔20bを
貫通して側方へ突出する。内側フレーム18の辺
部18bと外側フレーム20の辺部20aとの間
には、前記床パネル4の内面板12の延長部が介
在され、この延長部にはその両側から挟み込む形
式のパツキン21が取付けてある。このため、内
側フレーム18の辺部18bと内面板12の延長
部と外側フレーム20の辺部20aは、パツキン
21を夫々介して組合される。内側フレーム18
の辺部18bと内面板12とパツキン21には、
フレーム長手方向に間隔を存した複数箇所で、固
定孔22Aが共通に形成してあり、且つ外側フレ
ーム20の辺部には、前記固定孔22Aの下側に
位置してこれより小径の固定孔22Bが形成して
ある。前記固定孔22Aには、内側フレーム18
側すなわちケーシング1の内側空間部5側からブ
ツシユ23が挿入してある。ブツシユ23は断熱
性および弾性を有する材料例えばゴム、樹脂から
なるもので、筒部23aとフランジ部23bとか
らなつており、筒部23aが前記固定孔22Aに
挿入され、フランジ部23bが内側フレーム18
の辺部18bに支持されている。そして、このブ
ツシユ23と前記外側フレーム20のの固定孔2
2Bには、ケーシング1の内側空間部5側からボ
ルト24が挿通してあり、このボルト24にはナ
ツト25を螺合してある。すなわち、ボルト24
の頭部はケーシング1の内側空間部5に位置し、
座金26を介してブツシユ23のフランジ部23
bに支持され、且つボルト24の軸部はブツシユ
23の筒部23aおよび固定孔22Bを通つてフ
レーム20の外側すなわちケーシング1の外側に
延出し、座金27を外側フレーム20の辺部20
aに当接してナツト25が螺合されている。さら
に、ケーシング1の内側空間部5に位置するボル
ト24の頭部にはキヤツプ28が嵌着されてい
る。このキヤツプ28は断熱性および弾性を有す
る材料例えばゴムや樹脂からなるもので、ボルト
24の頭部全体を覆うとともに、前記ブツシユ2
3のフランジ部23bおよび前記座金26を覆つ
ている。ここで、前記ブツシユ23とキヤツプ2
8は、前記ボルト24におけるケーシング1の内
側空間部5に位置する部分を覆うカバー部材を構
成している。このようにしてボルト24とナツト
25を締結して、内側フレーム18、内面板12
および外側フレーム20を固定してある。すなわ
ち、この固定構造では、外側フレーム20の近傍
に前記排水ソケツト15が設けられるために、ボ
ルト24をケーシング1の外側から挿通する作業
を行なうスペースがないために、ケーシング1の
内側空間部5からボルト24を挿通している。
しかして、このような固定構造においては、固
定ボルト24におけるケーシング1の内側空間部
5に位置する頭部および軸部と座金26が、断熱
性を有するブツシユ23とキヤツプ28により覆
われて、内側空間部5の雰囲気と内側空間部5に
配設される内側フレーム18に対して遮断されて
いるので、ケーシング1の内側と外側とがボルト
24を介して熱伝導することが防止され、ケーシ
ング1の内側の熱が外側へ放出されるおとがな
い。また、ケーシング1の内側の雰囲気の温度が
外側に比して低い場合には、ボルト24に結露が
発生せず、ボルト24やナツト25の腐食を防止
できる。
カバー部材の構成は第1図および第2図で示す
実施例のものに限定されない。例えば、第3図で
示すようにブツシユ23のフランジ部23bでキ
ヤツプ28を包囲する形状としても良く、また第
4図で示すようにブツシユ23のフランジ部23
bをなくし、代りにキヤツプ28で座金26を受
けるようにしても良い。
本考案は第1図で示すパネルの固定構造に限定
されず、他の形式のパネルの固定構造にも適用で
きる。例えば、第5図に示す固定構造に適用でき
る。これは壁パネル3を例にとつて示しており、
固定用のボルト29がケーシング1の内側空間部
5から壁パネル2の内面板7、断熱材パネル6お
よび外面板8を貫通して挿通され、さらにケーシ
ング1の外側に配設した外側フレーム30に螺挿
している。そして、ボルト29におけるケーシン
グ1の内側空間部5に位置する部分を覆うカバー
部材として、例えば第1図で示すブツシユ23と
キヤツプ25を設けている。なお、図中31は座
金である。
また、本考案はケーシングを構成するパネルを
フレームに固定するものだけでなく、パネルにお
いて外面板と内面板を固定する場合にも適用でき
る。例えば第6図で示す壁パネル2は、外面板8
を断熱材パネル6の周縁部から内面部まで延長
し、断熱材パネル6の内面部で内面板7の周縁部
と外面板8の周縁部とを重ね合せてボルト32に
より固定してある。この場合には、内面板7と外
面板8との間にパツキン9が介在され、ボルト3
2における内側空間部5に位置する部分を覆うカ
バー部材として、例えば第1図で示すブツシユ2
3とキヤツプ28が設けてある。これによりケー
シング1の内側からボルト32および内面板7を
介して外面板8に熱伝導することを防止できる。
なお、断熱構造体としては、空調機を収容する
ケーシングの他に、空調機により送風される空気
を通すダクトなども適用できる。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案の断熱構造体の固定
装置によれば、断熱構造体の部材を固定する締結
部材を通して、断熱構造体の内側から外側へ熱伝
導することがなく、断熱構造体の断熱効果を高め
ることができ、また締結部材の腐食を防止するこ
とにより締結部材の材料費を節約できる。特に本
考案は、断熱構造体の内側から締結部材を部材に
挿通する場合に有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す断面図、第2
図は第1図のフレーム固定部を拡大して示す断面
図、第3図および第4図はカバー部材の他の例を
示す断面図、第5図および第6図は他の実施例を
示す断面図である。 1……ケーシング、2……天井パネル、3……
壁パネル、4……床パネル、5……内側空間部、
23……ブツシユ(カバー部材)、24……ボル
ト、28……キヤツプ(カバー部材)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 構造体の内側に該構造体の外側に対して断熱し
    た空間部を形成した断熱構造体において、この断
    熱構造体の内側空間部に配置される部材と前記断
    熱構造体の外側に配置される部材またはこの外側
    配置部材と接続される部材とに挿通して締結する
    締結部材と、この締結部材における前記内側空間
    部に位置する部分を覆う断熱性を有するカバー部
    材とを具備してなる断熱構造体の固定装置。
JP1985169076U 1985-11-01 1985-11-01 Expired JPH0138436Y2 (ja)

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JP1985169076U JPH0138436Y2 (ja) 1985-11-01 1985-11-01

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