JP2523261Y2 - 配管保護ダクトの接続装置 - Google Patents

配管保護ダクトの接続装置

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JP2523261Y2
JP2523261Y2 JP3815993U JP3815993U JP2523261Y2 JP 2523261 Y2 JP2523261 Y2 JP 2523261Y2 JP 3815993 U JP3815993 U JP 3815993U JP 3815993 U JP3815993 U JP 3815993U JP 2523261 Y2 JP2523261 Y2 JP 2523261Y2
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side plate
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賢一 小室
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日本ジャケット株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、屋外に配置される空調
配管等の配管を保護するための配管保護ダクトに関し、
特にそのダクトの端部同士を接続する接続装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、配管保護ダクトとして、両サイド
に配置された断面略コ字状のサイドプレートと、そのサ
イドプレートの上面に取り付けられたカバーと、前記サ
イドプレートの下面に互いに適当な間隔を開けて取り付
けられた複数の配管支持用のベースプレート等を有する
ものが知られている。この配管保護ダクトは、適当な位
置のベースプレートを床面等に固定されている支持脚に
固定することにより、取り付けられており、そのベース
プレートは、サイドプレートの端部より離れた位置に取
り付けられている。
【0003】この配管保護ダクトの端部同士の接続構造
は、端部間をわずかに離して直線状に配置したサイドプ
レートの端部の内外にサイドプレート用当て板を配置
し、それをねじで互いに固定することによりサイドプレ
ートを挟み付けて固定し、また接続すべきカバーの端部
の内外にもカバー用当て板を配置し、それをねじで互い
に固定することによりカバーを挟み付けて固定する構造
となっていた。ここで、この接続構造の組み立てを行う
には、まず、サイドプレートにカバーを取り付ける前
に、接続すべきサイドプレートを、その端部間にねじを
通すことのできる小さい隙間が生じるように直線状に並
べ、そのサイドプレートの端部の内外面に当て板を押し
当て、両者をねじで固定し、次いで、内側の当て板にあ
らかじめ形成している上部壁に、内側のカバー用当て板
を乗せ、その後各サイドプレートの上部壁の上にカバー
を取り付け(このカバーの接続すべき端部は内側のカバ
ー用当て板の上に位置することとなる)、次いでそのカ
バーの端部の上に外側のカバー用当て板を乗せ、その上
面からねじを、内側のカバー用当て板に固定しているナ
ットにねじ込み、これによって上下のカバー用当て板を
互いに固定するという方法を採っていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、かかる従来の
構造では、ダクトの接続すべき端部が、支持脚で支持さ
れたベースプレートから離れた位置にあるため、この接
続部分に強度を持たせる必要があり、そのためには、サ
イドプレート用当て板及びカバー用当て板の幅を広くし
たり、厚みを厚くして強度を持たせねばならず、コスト
アップの原因となっていた。また、カバーの下側に配置
するカバー用当て板は、それに固定しているナットの穴
が接続すべきカバーの端部間に位置するように位置決め
する必要があるが、その作業が面倒であるという問題も
あった。更に、接続すべきダクトの断面形状が異なって
いた場合、例えばダクトの高さや幅が異なっていた場
合、良好な接続ができないという問題もあった。
【0005】本考案はかかる従来の問題点に鑑みて為さ
れたもので、高さや幅が異なるダクト同士を外観良く接
続することができ、しかも接続作業が容易な、且つ安価
な部品を使用した配管保護ダクトの接続装置を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願請求項1に記載の考
案は、上記の問題点を解決するため、図1〜図7の実施
例の接続装置3に示すように、幅及び上面の形状が同じ
で高さの異なるダクト1A、1Bを接続するに際し、支
持脚12にベースプレート14を固定し、そのベースプ
レート14に、接続すべきダクト1A、1Bのサイドプ
レート6A、6Bの端部を固定するように構成する。し
かも、そのベースプレート14は、保持した高さの異な
るダクト1A、1Bの上面が同じ高さとなるように、一
方のダクト1Aを支持する第一支持部14aと他方のダ
クト1Bを支持する第二支持部14bとを垂直壁14c
によって高さが異なるように構成している。更に、その
サイドプレート6A、6Bの内外にサイドプレート用内
側当て板17と外側当て板18を配置し、両者をねじと
ナットによって締め付けることにより、サイドプレート
6A、6Bを連結し、また、その内側当て板17にほぼ
水平に折り曲げた上部壁17bを形成しておき、その上
で且つ接続すべきカバー8A、8Bの下にカバー用内側
当て板20を配置し、カバー8A、8Bの上には外側当
て板21を配置し、その外側当て板と上部壁17bとを
ねじ及びナットによって締め付けることにより、カバー
8A、8Bを連結している。更に、そのカバー用内側当
て板20の一方の側縁に、上部壁17bの側縁に当接す
るストッパ部20aを形成している。
【0007】本願請求項2に記載の考案は、図8、図9
に示すように、上面中央部の形状が同じで高さ及び幅の
異なるダクト1A、1Cを接続するためのもので、請求
項1の考案と同様に、支持脚12、ベースプレート14
C、サイドプレート内側当て板17C、外側当て板18
C、カバー用内側当て板20C、外側当て板21Cを備
えている。ただし、これらの各部材は請求項1の考案に
用いる部材に比べて、接続すべきダクトの形状に合わせ
て形状を異ならせている。
【0008】
【作用】上記構成の請求項1の考案の接続装置3は、支
持脚2に固定されたベースプレート14に接続すべきサ
イドプレート6A、6Bの両端を固定しているので、強
固な連結を確保でき、このため、サイドプレート6A、
6Bを相互に連結するサイドプレート用当て板17、1
8及びカバー8A、8Bを相互に連結するカバー用当て
板20、21には、さほどの強度を必要とせず、これら
は単につなぎ目を塞ぎ、外部からごみ、ほこり、水等の
侵入を防止しうるものであればよい。このため、これら
の当て板は薄い板でよく、且つその幅を狭くしてもよ
い。これによりコストダウンを図ることができる。ま
た、ベースプレート14の第一支持部14aと第二支持
部14bの高さを異ならせているので、高さの異なるダ
クト1A、1Bをその上面が同じ高さとなるように接続
でき、接続したダクトの外観が良い。更に、カバー8
A、8Bの内側に配置されるカバー用内側当て板20に
ストッパ部20aを設けているので、位置決めを容易に
行うことができ、組立作業が極めて容易となる。
【0009】請求項2の考案の接続装置3Cも、接続装
置3と同様に組み立てることにより、二つのダクト1
A、1Cを接続できる。この際、ダクト1A、ダクト1
Cの高さ及び幅が異なっているが、両ダクト1A、1C
の上面が同じ高さとなるように接続でき、接続したダク
トの外観が良い。
【0010】
【実施例】以下、図面に示す本考案の実施例を説明す
る。図2は本願請求項1の考案の実施例による接続装置
を用いて接続した配管保護ダクトを概略的に示す斜視図
であり、1Aは第一の配管保護ダクト、1Bは第二の配
管保護ダクト、3はその第一の配管保護ダクト1Aと第
二の配管保護ダクト1Bの端部同士を接続する接続装
置、4は配管保護ダクト1A、1B内に収容されている
配管である。
【0011】第一の配管保護ダクト1Aは、図7に示す
ように、両サイドに配置された断面略コ字状の、即ち垂
直壁6aとその上下端に屈曲して形成された上部壁6
b、下部壁6cを備えた一対のサイドプレート6Aと、
そのサイドプレート6Aの上部壁6bの上面にねじ7に
よって取り付けられたカバー8Aと、サイドプレート6
の下部壁6cに、端部から離れた位置に互いに適当な間
隔を開けて取り付けられる複数の配管支持用のベースプ
レート9を備えている。なお、サイドプレート6Aの端
部にも、ベースプレート9と同一形状のベースプレート
10が取り付けられているが、このベースプレート10
は同一形状の配管保護ダクト1A同士を接続する際に使
用されるものであり、この配管保護ダクト1Aを断面形
状の異なる第二の配管保護ダクト1Bに接続する際には
取り外される。図2において、第二の配管保護ダクト1
Bは、第一の配管保護ダクト1Aと高さが異なる以外は
同一構造のものであり、第一の配管保護ダクト1Aのサ
イドプレート6Aよりも高さの高い一対のサイドプレー
ト6Bと、その上に取り付けられたカバー8Bと、底部
に設けられたベースプレート(図示せず)等を備えてい
る。このカバー8Bは第一の配管保護ダクト1Aのカバ
ー8Aと同一断面のものである。
【0012】接続装置3は、図1の分解斜視図に示すよ
うに、自立構造の支持脚12と、その上に固定保持され
るベースプレート14を備えている。この支持脚12は
水平な支持面12aを有し、その支持面12aには穴1
2bが開けられ、その裏面にナット(図示せず)が固定
されている。従って、この支持面12a上にベースプレ
ート14の第一支持部14a(詳細は後述)を乗せ、ね
じ止めすることにより、ベースプレート14を固定する
ことができる。
【0013】ベースプレート14は、接続すべき第一の
配管保護ダクト1Aと第二の配管保護ダクト1Bの底部
を支持するためのものであり、第一の配管保護ダクト1
Aのサイドプレート6Aの下端を取り付ける第一支持部
14aと、第二の配管保護ダクト1Bのサイドプレート
6Bの下端を取り付ける第二支持部14bと、第一支持
部14aと第二支持部14bとを一定高さに連結する垂
直壁14cとを備えている。この垂直壁14cの高さ
は、第一支持部14aと第二支持部14bにそれぞれ取
り付けたサイドプレート6A及びサイドプレート6Bの
上端が同じ高さとなるように、従って第一の配管保護ダ
クト1Aと第二の配管保護ダクト1Bとの上面が同じ高
さとなるように、定められている。このベースプレート
14に対してサイドプレート6A、6Bを取り付けるに
は、図3、図4に示すように、第一支持部14aの端部
の下面にサイドプレート6Aの下部壁6cを押し当てね
じ15a及びナット16aで固定し、また、図3、図6
に示すように、第二支持部14bの端部の下面にサイド
プレート6Bの下部壁6cを押し当てねじ15b及びナ
ット16bで固定すればよく、この取り付け方法を採る
ことができるよう、各部材にはねじを通す孔が形成され
ている。ここで、ベースプレート14に対するサイドプ
レート6Aとサイドプレート6Bの固定位置は、図3か
ら良く分かるように、サイドプレート6Aとサイドプレ
ート6Bとの端部間に適当な大きさの間隔を形成しうる
ように定められている。なお、支持脚12の長さは、ベ
ースプレート14よりも短く定められており、このた
め、支持脚12に固定したベースプレート14の両端に
支障なくサイドプレート6Aを取り付けることができ
る。
【0014】接続装置3は更に、接続すべきサイドプレ
ート6A、6Bの端部の内側に配置されるサイドプレー
ト用内側当て板17と、その外側に配置されるサイドプ
レート用外側当て板18と、接続すべきカバー8A、8
Bの端部の内側に配置されるカバー用内側当て板20と
その外側に配置されるカバー用外側当て板21等を備え
ている。
【0015】サイドプレート用内側当て板17は各サイ
ドプレート6A、6Bの内面に押し当てるための垂直壁
17aとその上端に傾斜して設けられた上部壁17bを
有している。垂直壁17aの下端には、ベースプレート
14の第一支持部14aに干渉しないよう、大きい切欠
が形成されている。また、その垂直壁17aには、中央
近傍に、且つ上下端近傍にそれぞれねじ22を通すため
の孔23が形成され、その背後にナット24が溶接等に
よって固定されている。上部壁17bにもその中央にね
じ25を通すための孔26が形成されており、その背後
にナット27(図3参照)が溶接等によって固定されて
いる。
【0016】サイドプレート用外側当て板18は、内側
当て板17の垂直壁17aとほぼ等しい形状の垂直壁1
8aを有し、その垂直壁18aには、内側当て板17の
孔23と一致する位置に孔28が形成されている。従っ
て、この孔28からねじ22を通し、内側当て板17の
背面のナット24にねじ込むことにより、内側当て板1
7と外側当て板18との間にサイドプレート6A、6B
の端部をはさみ付けて固定することができる。ここで、
孔23、28の形成位置は、図3から良く分かるよう
に、ベースプレート14に固定したサイドプレート6
A、6Bの端部の間となっており、これにより、サイド
プレート6A、6Bにねじ22を通すための孔を設ける
必要がない。外側当て板18には更に下端近傍に折り曲
げ部18bが形成され、外側当て板18を所定位置に取
り付けた時に、ベースプレート14の垂直壁14cの外
面に重なるようになっている。また、外側当て板18の
内面側の側縁にはシール材18cが取り付けられ、取り
付けた状態でシール効果を発揮するようになっている。
【0017】カバー用内側当て板20は接続すべきカバ
ー8A、8Bの内面に適合する形状に折り曲げられたも
ので、その両端は、所定位置に取り付けられたサイドプ
レート用内側当て板17の孔26のほぼ中心と一致する
位置となっており、その位置にねじ25を通すための溝
29が形成されている。なお、カバー用内側当て板20
を図示実施例のものよりも少し長くし、溝29に変えて
孔を用いてもよい。また、カバー用内側当て板20の中
央にもねじ25を通すための孔30が形成され、その背
面にナット(図示せず)が溶接等によって固定されてい
る。更に、カバー用内側当て板20の一方の側縁には垂
直に折り曲げたストッパ部20aが形成されている。こ
のストッパ部20aは、カバー用内側当て板20をサイ
ドプレート用内側当て板17の上部壁17bの上に乗せ
て取り付ける際に、図3に示すように、そのストッパ部
20aをサイドプレート用内側当て板17の側縁に押し
当てて、カバー用内側当て板20を位置決めするための
ものである。前記した溝29は、カバー用内側当て板2
0をサイドプレート用内側当て板17に対する所定位置
に位置決めした時、サイドプレート用内側当て板17の
上部壁17bに形成している孔26に一致するように定
められている。
【0018】カバー用外側当て板21はカバー8A、8
Bの外面に適合する形状に折り曲げられたもので、ねじ
25を通すための孔32、33を有している。両端近傍
の孔32は、サイドプレート用内側当て板17の上部壁
17bに形成している孔26と一致する位置に形成され
ており、また、中央の孔33はカバー用内側当て板20
の中央の孔30と一致する位置に形成されている。この
外側当て板21の下面側縁にもシール材21aが取り付
けられている。
【0019】次に、上記構成の接続装置3による第一及
び第二の配管保護ダクト1A、1Bの接続動作を説明す
る。支持脚12の上面の支持面12aにベースプレート
14を固定する。次いで、そのベースプレート14の第
一支持部14a及び第二支持部14bに、第一の配管保
護ダクト1A及び第二の配管保護ダクト1Bをそれぞれ
のカバー8A、8Bを外した状態で固定する。この際、
図3に示すように、ベースプレート14にサイドプレー
ト6A、6Bがそれぞれ、ねじ15a、15bとナット
16a、16bで固定されるが、そのサイドプレート6
A、6Bは、端部間にねじ22を通すことができるよ
う、適当な間隔を開けて固定されるようになっている。
次に、図3〜図6に示すように、サイドプレート6A、
6Bの内側にサイドプレート用内側当て板17を押し当
て、次いでサイドプレート6A、6Bの外側に外側当て
板18をあてがい、外側からねじ22をねじ込むことに
より、内側当て板17と外側当て板18を締め付け、そ
の間にはさんだサイドプレート6A、6Bを相互に連結
する。
【0020】次に、内側当て板17の上部壁17bとサ
イドプレート6A、6Bの上部壁6bとの間に、カバー
用内側当て板20を挿入し、そのストッパ部20aが上
部壁17bに突き当たるまで、押し込む。これにより、
カバー用内側当て板20は正しい位置に位置決めされ、
その両端に形成している溝29がサイドプレート用内側
当て板17の上部壁17bの孔26に一致することとな
る。その後、ベースプレート14の両側に位置するサイ
ドプレート6A、6Bにそれぞれカバー8A、8Bを取
り付け、次いで、そのカバー8A、8Bのつなぎ目の部
分にカバー用外側当て板21を、その孔32、33が下
の孔26、30に一致するように押し当て、ねじ25で
固定する。これにより、カバー8A、8Bがカバー用内
側当て板20と外側当て板21ではさみ付けられて互い
に連結される。以上の動作により、図2に示すように、
高さの異なる第一の配管保護ダクト1Aと第二の配管保
護ダクト1Bとが、上面を一致させた形状に接続され
る。
【0021】上記構成の接続装置3は、支持脚12に固
定されたベースプレート14に、互いに接続すべきサイ
ドプレート6A、6Bの両端を固定しているので、強固
な連結を確保でき、このため、サイドプレート6A、6
Bを相互に連結するサイドプレート用当て板17、18
及びカバー8A、8Bを相互に連結するカバー用当て板
20、21には、さほどの強度を必要とせず、これらは
単につなぎ目を塞ぎ、外部からごみ、ほこり、水等の侵
入を防止しうるものであればよい。このため、これらの
当て板は薄い板でよく、且つその幅を狭くしてもよい。
これによりコストダウンを図ることができる。また、カ
バー8A、8Bの内側に配置されるカバー用内側当て板
20にストッパ部20aを設けているので、位置決めを
容易に行うことができ、組立作業が極めて容易となる利
点がある。更に、高さの異なるダクトをその上面が一致
する形態で接続出来るので、外観がきわめて良い。
【0022】以上に、高さのみが異なるダクトを接続す
る場合の実施例を説明したが、本願請求項2の考案は、
高さ及び幅の異なるダクトを接続する場合の接続装置で
あり、その実施例を図8、図9により説明する。図8
は、第一の配管保護ダクト1Aと第二の配管保護ダクト
1Cとを接続装置3Cで接続した状態を示す概略斜視
図、図9はその接続装置3Cの概略分解斜視図である。
この実施例において接続する第一の配管保護ダクト1A
も図7に示すように、一対のサイドプレート6Aとカバ
ー8Aとベースプレート9を備えた構成のものであり、
また、第二の配管保護ダクト1Cは、図8に示すよう
に、その第一の配管保護ダクト1Aとは高さ及び幅が異
なるが上面の中央部の形状が同一となったものであり、
第一の配管保護ダクト1Aと同様に、一対のサイドプレ
ート6Cとカバー8Cとベースプレート(図示せず)を
備えている。
【0023】この接続構造3Cも、支持脚12と、その
支持脚12に保持され、第一及び第二の配管保護ダクト
1A、1Cの端部を取り付けるためのベースプレート1
4Cと、両配管保護ダクト1A、1Cのサイドプレート
の内外に配置されるサイドプレート用内側当て板17C
及び外側当て板18Cと、上面のカバー8A、8Cの内
外に配置されるカバー用内側当て板20C及び外側当て
板21Cと、これらを締め付けるためのねじ22、25
及びナット24、27等を有している。ここで、ベース
プレート14Cは、両ダクト1A、1Cを所定の高さと
なるように固定するための第一支持部14a及び第二支
持部14bと、それらを連結する垂直壁14cを備えて
いるが、その第一支持部14a及び垂直壁14cが、保
持するダクト1Aの幅に応じて短くなっている。また、
短い幅の第一支持部14aを支持脚12で保持させるた
め、補助支持脚13が設けられている。なお、支持脚1
2の支持面12aの幅を第一支持部14aを保持しうる
よう短くし、支持脚12で直接ベースプレート14Cを
保持する構成としてもよい。
【0024】サイドプレート用内側当て板17C及び外
側当て板18Cも、接続すべきダクト1A、1Cのサイ
ドプレート6A、6Cの位置に対応した形状になってい
る。すなわち、内側当て板17Cは、サイドプレート6
Aの内面に位置する第一垂直壁17aと、サイドプレー
ト6Bの内面に位置する第二垂直壁17a′と、両者の
上端に屈曲して設けられた上部壁17b、17b′と、
両垂直壁を連結する直角壁17cを備えている。また、
外側当て板18Cは、第一垂直壁17aに対応する位置
の第一垂直壁18aと、第二垂直壁17a′に対応する
位置の第二垂直壁18a′と、両垂直壁を連結する直角
壁18dを備えている。
【0025】カバー用内側当て板20C及び外側当て板
21Cも、接続すべきダクト1A、1Cの幅に対応させ
て形状を変え、且つねじ止め用の溝29及び孔32を各
端部に2個ずつ設けた以外は、図1に示すカバー用内側
当て板20及び外側当て板21と同一構成のものであ
る。例えば、内側当て板20Cの一方の側縁には、位置
決め用のストッパ部20aを備えており、カバー用内側
当て板20Cの位置決めを容易に行い、組立作業を容易
に行うことが可能である。
【0026】この実施例の接続装置3Cにおいても、支
持脚12に補助支持脚13を介してベースプレート14
Cを取り付け、そのベースプレート14Cに二つの配管
保護ダクト1A、1Cをカバー8A、8Cを取り外した
状態で取り付け、次いで、各ダクトのサイドプレート6
A、6Cの内外にサイドプレート用内側当て板17Cと
外側当て板18Cを取り付けて、サイドプレート6A、
6Cを連結し、その後、カバー用内側当て板20C、カ
バー8A、8C、外側当て板21Cを取り付けてカバー
8A、8Cを連結する。この動作により、図8に示すよ
うに、幅及び高さの異なる配管保護ダクト1A、1C
を、上面を一致させ且つ長手方向の中心を一致させた状
態で接続することができる。
【0027】
【考案の効果】以上のように、本願請求項1及び2に記
載の考案による接続装置は、支持脚に取り付けられたベ
ースプレートに、接続すべき第一及び第二の配管保護ダ
クトのサイドプレートの端部を固定、保持させることよ
り、強固な連結を確保でき、他の部品を簡略化すること
が可能でコストダウンを図ることができ、更に、カバー
の下側に配置されるカバー用内側当て板にストッパ部を
設けることにより、組立時にそのカバー用内側当て板の
取り付け位置を容易に位置決めでき、組立作業が極めて
容易となり、更に高さの異なるダクトを上面を一致させ
た状態で見栄え良く接続できるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願請求項1の考案の一実施例による接続装置
を分解して示す概略斜視図
【図2】上記接続装置により接続した配管保護ダクトの
概略斜視図
【図3】図2のA−A矢視断面図
【図4】図3のB−B矢視断面図
【図5】図3のC−C矢視断面図
【図6】図3のD−D矢視断面図
【図7】上記実施例における配管保護ダクト1Aを分解
して示す概略斜視図
【図8】本願請求項2の考案の一実施例による接続装置
により接続した配管保護ダクトの概略斜視図
【図9】図8に示す接続装置を分解して示す概略斜視図
【符号の説明】
1A、1B、1C 配管保護ダクト 3、3C 接続装置 4 配管 6A、6B、6C サイドプレート 8A、8B、8C カバー 9 ベースプレート 12 支持脚 14、14C ベースプレート 17、17C サイドプレート用内側当て板 17a 垂直壁 17b 上部壁 18、18C サイドプレート用外側当て板 20、20C カバー用内側当て板 20a ストッパ部 21、21C カバー用外側当て板

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対のサイドプレート(6A)とその上
    部に取り付けられたカバー(8A)を有する第一の配管
    保護ダクト(1A)と、前記サイドプレート(6A)よ
    りも高さの高い一対のサイドプレート(6B)とその上
    部に取り付けられ、前記カバー(8A)と同一断面のカ
    バー(8B)とを有する第二の配管保護ダクト(1B)
    とを接続するための接続装置であって、次の要素から構
    成される配管保護ダクトの接続装置(3)、 支持脚(12)、 前記支持脚(12)に取り付けられるベースプレー
    ト(14)であって、前記第一の配管保護ダクト(1
    A)のサイドプレート(6A)の下端を取り付ける第一
    支持部(14a)と、前記第二の配管保護ダクト(1
    B)のサイドプレート(6B)の下端を取り付ける第二
    支持部(14b)と、両支持部にそれぞれ取り付けられ
    た第一の配管保護ダクト(1A)と第二の配管保護ダク
    ト(1B)の上面が同じ高さとなるように、前記第一支
    持部(14a)と第二支持部(14b)を連結する垂直
    壁(14c)を有するベースプレート(14)、 前記ベースプレート(14)に固定された第一及び
    第二の配管保護ダクト(1A、1B)のサイドプレート
    (6A、6B)の端部の内側に配置される垂直壁(17
    a)とその上端の上部壁(17b)を有するサイドプレ
    ート用内側当て板(17)、 前記サイドプレート(6A、6B)の端部の外側に
    配置されるサイドプレート用外側当て板(18)、 前記内側当て板(17)と外側当て板(18)とを
    相互に締め付け固定するねじ手段(22、24)、 前記サイドプレート用内側当て板の上部壁(17
    b)上で、且つ接続すべき第一及び第二の配管保護ダク
    ト(1A、1B)の各カバー(8A、8B)の下側に配
    置されるカバー用内側当て板(20)であって、少なく
    とも一方の側縁に、前記サイドプレートの上部壁(17
    b)の側縁に当接するストッパ部(20a)を有するカ
    バー用内側当て板(20)、 前記カバー(8A、8B)の外側に配置されたカバ
    ー用外側当て板(21)、 前記サイドプレート用内側当て板の上部壁(17
    b)とカバー用外側当て板(21)とを相互に締め付け
    るねじ手段(25、27)。
  2. 【請求項2】 一対のサイドプレート(6A)とその上
    部に取り付けられたカバー(8A)を有する第一の配管
    保護ダクト(1A)と、前記サイドプレート(6A)よ
    りも高さの高い且つ前記一対の第一サイドプレートの間
    隔よりも広い間隔を開けて配置された一対のサイドプレ
    ート(6C)とその上部に取り付けられ、前記カバー
    (8A)よりも幅の広いカバー(8C)とを有する第二
    の配管保護ダクト(1C)とを接続するための接続装置
    であって、次の要素から構成される配管保護ダクトの接
    続装置(3C)、 支持脚(12)、 前記支持脚(12)に取り付けられるベースプレー
    ト(14C)であって、前記第一の配管保護ダクト(1
    A)とほぼ等しい幅を有し該第一の配管保護ダクトのサ
    イドプレート(6A)の下端を取り付ける第一支持部
    (14a)と、前記第二の配管保護ダクト(1C)とほ
    ぼ等しい幅を有し該第二の配管保護ダクトのサイドプレ
    ート(6C)の下端を取り付ける第二支持部(14b)
    と、両支持部に取り付けた第一及び第二の配管保護ダク
    ト(1A、1C)の上端が同じ高さとなるように、前記
    第一支持部と第二支持部を連結する垂直壁(14c)と
    を有するベースプレート(14C)、 前記ベースプレートに固定された第一の配管保護ダ
    クトのサイドプレート(6A)の内面に接触するよう取
    り付けられる第一垂直壁(17a)と、前記ベースプレ
    ートに固定された第二の配管保護ダクトのサイドプレー
    ト(6C)の内面に接触するよう取り付けられる第二垂
    直壁(17a′)と、前記第一垂直壁(17a)及び第
    二垂直壁(17a′)の上端にそれぞれ傾斜して設けら
    れた上部壁(17b、17b′)と、前記第一垂直壁と
    第二垂直壁とを連結する直角壁(17c)とを有するサ
    イドプレート用内側当て板(17C)、 前記ベースプレートに固定された第一の配管保護ダ
    クトのサイドプレート(6A)の外面に接触するよう取
    り付けられる第一垂直壁(18a)と、前記ベースプレ
    ートに固定された第二の配管保護ダクトのサイドプレー
    ト(6C)の外面に接触するよう取り付けられる第二垂
    直壁(18a′)と、前記第一垂直壁と第二垂直壁とを
    連結する直角壁(18d)とを有するサイドプレート用
    外側当て板(18C)、 前記内側当て板(17C)と外側当て板(18C)
    とを相互に締め付け固定するねじ手段(22、24)、 前記サイドプレート用内側当て板の上部壁(17
    b、17b′)上で、且つ接続すべき第一及び第二の配
    管保護ダクト(1A、1C)のカバー(8A、8C)の
    下側に配置されるカバー用内側当て板であって、少なく
    とも一方の側縁に、前記サイドプレートの上部壁の側縁
    に当接するストッパ部(20a)を有するカバー用内側
    当て板(20C)、 前記カバー(8A、8C)の外側に配置されたカバ
    ー用外側当て板(21C)、 前記サイドプレート用内側当て板の上部壁(17
    b、17b′)とカバー用外側当て板(21C)とを相
    互に締め付けるねじ手段(25、27)。
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