JPH049771Y2 - - Google Patents

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JPH049771Y2
JPH049771Y2 JP1731685U JP1731685U JPH049771Y2 JP H049771 Y2 JPH049771 Y2 JP H049771Y2 JP 1731685 U JP1731685 U JP 1731685U JP 1731685 U JP1731685 U JP 1731685U JP H049771 Y2 JPH049771 Y2 JP H049771Y2
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roof
mounting rod
lower roof
folded
purlin
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JP1731685U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、断熱,防音,結露防止などの効果を
有し、且つ強度があり、その施工も簡易な新しい
構造の合成屋根に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、特にコンピユータ室や精密機器などを製
造している工場のような建物にあつては、断熱,
防音は勿論のこと結露防止を目的として、屋根を
二重構造とした合成屋根が開発されている。
例えば、従来例として、第3図に示す特開昭54
−28412号に係る合成屋根について説明する。
図に於いて、1は下方屋根で、周知な折板屋根
板2,2,…から構成されている。
この折板屋根板2には、断面V字型の両上端部
に夫々上馳3と下馳4が形成されており、母屋5
上に載置したタイトフレーム6,6,…を介し
て、隣接する上馳3と下馳4とを吊子7を介在さ
せて馳締め8し、複数の折板屋根板2,2,…を
達成することにより下方屋根1を構成してある。
9はこの下方屋根1上に構成した上方屋根で、
10は上方母屋である。
この上方屋根9は、図示のように隣接するタイ
トフレーム6,6間に架設させた取付杆11を介
して上方母屋10に構成することにより、二重構
造の屋根としてある。
具体的には、タイトフレーム6の頂面12の段
部13に配したリング状座金14内のナツト15
を介して検先ボルト16を立設させ、隣接するタ
イトフレーム6,6間に於いて、剣先ボルト16
に夫々螺合させた固定ボルト17を介して前記取
付杆11の両端部を固定し、この取付杆11にビ
ス18を介して上方母屋10を設けてある。そし
て、この上方母屋10上に前記と同様な複数の折
板屋根板19,19,…を同様連成することによ
り、下方屋根1の上に上方屋根9を構成して二重
構造にしてある。20は下方屋根1と上方屋根9
間に配した所定断熱材である。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、前記構成の合成屋根には、次のような
欠点がある。
この取付杆11は、剣先ボルト16に螺合させ
た固定ボルト17によつて支持されているため、
強度的に問題がある。つまり、固定ボルト17に
上方母屋10と上方屋根9の荷重がかかるため、
この固定ボルト17のみで荷重を受けることは難
しく、補強材を配するなど固定ボルト17の耐久
強度を考えなければならない欠点がある。
しかも、上方母屋10を設けるには、剣先ボル
ト16に固定ボルト17を螺合させると共に、こ
の螺合作業は隣接する各折板屋根板2の頂面に於
いて行う必要があるため、その螺合に時間がかか
り、煩雑な作業工程となる。
さらに、座金14,剣先ボルト16,固定ボル
ト17など各部品が必要となり、部品点数が多く
なり、それだけ施工費用が割高になるなどの欠点
があつた。
〔問題点を解決するための手段及び作用〕
本考案は、このような諸点を解決したものであ
り、上方母屋を支持する取付杆の取付け強度を強
靱にすると共に、その取付け施工を簡素化するよ
うにした合成屋根を提供することを目的とするも
のである。
この目的達成のために、本考案は、母屋上に所
定間隔ごとに設置したタイトフレームにより隣接
する上馳と下馳とを馳締めして複数の折板屋根板
を連設した下方屋根30を構成し、この下方屋根
上に前記タイトフレームの脚部に一端部を固定さ
せた取付杆を介して上方母屋を横設させ、この上
方母屋上に前記下方屋根と同様な折板屋根板を連
設した上方屋根を構成し、これら下方屋根と上方
屋根間に所定断熱材を介在してなることを要旨と
するものである。
このため、本考案の合成屋根は、その上方母屋
を強靱に支持できるから、上方屋根を安定よく構
成でき、その取付杆の支持取付けも簡易となり、
且つ部品点数を簡素化できることにより、安価に
構成できるなど作業性のよい合成屋根を提供でき
るものである。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を図面を参照しながら
説明する。
第1図及び第2図に於いて、30は下方屋根、
31は上方屋根、32はこの屋根30,31間に
配した所定断熱材である。
まず、下方屋根30の構成を説明すると、この
下方屋根30は、前記従来例と略々同様な構成と
なつている。
つまり、33は断面略々V字型の折板屋根板
で、夫々上端両端部に外方に向かう傾斜部34,
35を形成してある。
この一方の傾斜部34には、垂直部36の上端
部を外方に延出させた円弧状の上馳37を形成し
てあり、他方の傾斜部35には、垂直部38の上
端部を内方に延出させた水平状の下馳39を形成
してある。
40はこの折板屋根板33を支持固定するタイ
トフレームで、両脚部41,41の下端両端部に
外方に水平状に延出する固定部42,42が形成
され、頂面に垂直部43を介して立上がり傾斜部
44と水平な段部45を夫々形成してある。
そして、このタイトフレーム40を母屋46上
に所定間隔ごとに固定させ、垂直部43に緊締ボ
ルト47,ナツト48により設けた吊子49を介
在させ、隣接する上馳37と下馳39を馳締め5
0して、折板屋根板33,33,……を連成させ
て下方屋根30を構成してある。
51はこの下方屋根30上に配した上方母屋
で、この上方母屋51は、前記タイトフレーム4
0の脚部41にビス52により、一端部を固定さ
せた取付杆53を介して支持される構成になつて
いる。
つまり、取付杆53の他端部を上方母屋51に
当接させ、緊定ボルト54,ナツト55により、
タイトフレーム40に一端部を固定させた取付杆
53を介して上方母屋51を支持固定してある。
図示の場合、この取付杆53は、各タイトフレー
ム40に取付けていないが、その取付け個所は任
意であり、各タイトフレーム40或いは所定間隔
ごとのタイトフレーム40に設けるかは、設計上
の問題である。
なお、これらビス52,緊定ボルト54,ナツ
ト56には、バツキンなどを介在して、その気密
性,水密性などを保つようにするとよい。
このように構成した下方屋根30上の上方母屋
51を介して、上方屋根31を葺上げて合成屋根
を構成してある。
この上方屋根31は、下方屋根30と同様な構
成で、上方母屋51上に所定間隔ごとに配置した
タイトフレーム56,56,…を介して、隣接す
る上馳57と下馳58とを馳締め59し、複数の
折板屋根板60,60,…を連成させて、上方屋
根31を構成してある。61は座金である。
なお、この上方屋根31に於いて、下方屋根3
0と同一符号により、その構成を表わしている。
〔考案の効果〕
本考案は、以上の構成であるから、次のような
効果を奏するものである。
本考案の合成屋根は、下方屋根30と上方屋根
31との間に断熱材32とからなる断熱層と、こ
の断熱層の上下に空気層が形成されるから、建物
内外の温度差は少なくなり、結露の発生を防止で
きる。
さらに、この上方母屋51は、下方屋根30を
支持するタイトフレーム40の脚部41に、一端
部を固定された取付杆53の他端部に緊定ボル
ト,ナツトを介して固定させる構成である。
従つて、上方母屋51の設置が従来に比べ、後
記するように強靱な構成となり、その構成も極め
て簡易となり、煩雑な作業工程を必要としないも
のである。
また、前記従来例にあつては、隣接する折板屋
根板2,2の頂面、つまり、二山の折板屋根板
2,2に亘つて取付杆11を固定する構成である
から、一方の折板屋根板2の頂面に取付杆11の
一端部を取付けた後、隣の折板屋根板2の頂面に
取付杆11の他端部を固定しなければならず、そ
の作業範囲が広範囲となる。
しかし、本考案にあつては、前記にようにタイ
トフレーム40の脚部41に一端部を固定させた
取付杆54の上方傾斜する他端部を上方母屋51
に当接させ支持固定する構成であるから、その作
業範囲は上下方向の狭い範囲であり、従来のよう
に二山に亘つて作業する必要がなく、また、固定
ボルトを剣先ボルトに螺合させると煩雑さがなく
なり、その作業能率が一段と向上するものであ
る。
しかも、特に取付杆53の脚部41に対する接
合面積が広くなり、この取付杆53はタイトフレ
ーム40と一体化することにより、タイトフレー
ム40の強度がますと共に、上方母屋51と上方
屋根31の荷重に対して充分耐え得る強度のある
取付杆53を構成できる。
さらに、本考案は、その部品点数が少ないため
に、作業性がよくなり、コスト的にも安価とな
る。
このように本考案にあつては、従来の二重構造
の合成屋根に比べ、その強度,作業性,価格面な
どに於いて、格段と向上した効果を有し、その断
熱,防音,結露防止に優れた合成屋根である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は説明用
の正面図、第2図は説明用の斜視図、第3図は従
来例の説明用の正面図である。 30……下方屋根、31……上方屋根、32…
…断熱材、33……折板屋根板、37……上馳、
39……下馳、40……タイトフレーム、41…
…脚部、46……母屋、50……馳締め、51…
…上方屋根、53……取付杆、60……折板屋根
板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 母屋46上に所定間隔ごとに設置したタイトフ
    レーム40,40,…により隣接する上馳37と
    下馳39とを馳締め50して折板屋根板33,3
    3,…を連成した下方屋根30を構成し、この下
    方屋根30上に所定タイトフレーム40の脚部4
    1に夫々一端部を固定させた取付杆53を介して
    上方母屋51を横設させ、この上方母屋51上に
    前記下方屋根30と同様な折板屋根板60,6
    0,…を連成した上方屋根31を構成し、これら
    下方屋根30と上方屋根31間に所定断熱材32
    を介在してなることを特徴とする合成屋根。
JP1731685U 1985-02-08 1985-02-08 Expired JPH049771Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1731685U JPH049771Y2 (ja) 1985-02-08 1985-02-08

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JP1731685U JPH049771Y2 (ja) 1985-02-08 1985-02-08

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Publication Number Publication Date
JPS61133623U JPS61133623U (ja) 1986-08-20
JPH049771Y2 true JPH049771Y2 (ja) 1992-03-11

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JP1731685U Expired JPH049771Y2 (ja) 1985-02-08 1985-02-08

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JPS61133623U (ja) 1986-08-20

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