JP2524589B2 - 指示対象割出し方式 - Google Patents

指示対象割出し方式

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JP2524589B2
JP2524589B2 JP62089831A JP8983187A JP2524589B2 JP 2524589 B2 JP2524589 B2 JP 2524589B2 JP 62089831 A JP62089831 A JP 62089831A JP 8983187 A JP8983187 A JP 8983187A JP 2524589 B2 JP2524589 B2 JP 2524589B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、表示画面上の指示対象物を画面指示装置に
よつて指示することにより処理を行なう対話型計算機シ
ステムに係わり、特に、指定された表示画面上の指示対
象物を高速に割り出すのに好適な指示対象物割出し方式
に関する。
〔従来の技術〕
表示画面上に表示れた図形の表示対象物を選択して指
示する方式として、従来、表示対象物毎にこれを囲こむ
矩形状の領域(すなわち、指示対象物)を設定し、表示
画面上でカーソルなどによつて特定表示対象物が指示さ
れたとき、この指示点を含む指示対象物を割り出すこと
によつて指示部分を検出する方式が一般的である。指示
対象物を割り出す方法の一例としては、特開昭60-21403
4号公報に開示されているが、以下、この方法を第6図
によつて説明する。
第6図(a)において、いま、表示画面20上に矩形状
の指示対象物23a,23b,23c,23dが設定されているものと
する。これらの設定は夫々に指示対象テーブルを設ける
ことによつてなされる。すなわち、表示画面20上に、そ
の左上隅を原点(0,0)とし、右横方向にX軸、これに
垂直な下方向にY軸を夫々とるXY座標系を設定し、各指
示対象物23a〜23dに原点(0,0)からの距離が最大とな
る点(最遠点)の座標(xmax,ymax)と同じく最小とな
る点(最近点)の座標(xmin,ymin)とからなる指示対
象テーブルを設けるのである。換言すれば、指示対象テ
ーブルによつて各指示対象物23a〜23dが規定されること
になる。一例として、第6図(b)に指示対象物23aの
指示対象テーブルを示す。
そこで、カーソル22によつて表示画面20の所定の位置
(xp,yp)を指示した場合、この指示点(xp,yp)が指示
対象物23a〜23dのいずれに含まれるかを割り出すために
指示対象テーブルが用いられ、いま、ある指示対象物に
対して、 xmin≦xp≦xmax,ymin≦yp≦ymaxを同時に満足すると
き、指示点(xp,yp)はこの指示対象物に含まれている
と判定し、この指示対象物を選択する。このような判定
処理を各指示対象物毎に行なうが、判定処理する指示対
象物の順序が次のように定められている。
まず、最遠点(xmax,ymax)が原点(0,0)に近い指示
対象物から順に遠い指示対象物の方に、最遠点(xmax,y
max)と指示点(xp,yp)との比較を行なう。xp≦xmax,y
p≦ymaxを満足する指示対象物が見つかると、次に、こ
の指示対象物について、最近点(xmin,ymin)と指示点
(xp,yp)との比較を行なつてこの指示対象物が所望の
ものであるか否かを判定する。このような順序にする
と、最近点(xmin,ymin)と指示点(xp,yp)との比較は
1回ですみ、処理が簡略化,迅速化される。
ところで、第6図に示すように、2つの指示対象物23
b,23cの最遠点が一致する場合、カーソル22が指示対象
物23cの外側で指示対象物23bの内側にある場合には、問
題なく指示対象物23bが割り出されるが、指示対象物23c
内を指示するためにカーソル22が指示対象物23c内にあ
る場合には、次のような問題が生ずる。すなわち、指示
対象物23c,23bの順序で指示点(xp,yp)の判定処理を行
なうと、問題なく指示対象物23cが割り出されるが、逆
に指示対象物23b,23cの順序で指示点(xp,yp)の判定処
理を行なうと、この指示対象物23bに対しても、xmin≦x
p≦xmax,ymin≦yp≦ymaxが成立することから、指示対象
物23bが誤つて割り出されてしまうことになる。
このような問題が生じないようにするために、上記の
順序に加えて、さらに、最遠点(xmax,ymax)が等しい
複数の指示対象物に対しては、最近点(xmin,ymin)が
原点(0,0)に近い指示対象物から順に遠い指示対象物
の方へ最遠点(xmax,ymax)と指示点(xp,yp)との比較
を行なう。
以上のような順序で指示点(xp,yp)との比較処理を
行なうために、各指示対象物の指示対象テーブルには、
第6図(b)に示すように、次に使用すべき指示対象テ
ーブルを指定するためのポインタが設けられており、こ
れによつて指示対象テーブルのリストが形成される。第
6図(c)は第6図(a)の場合のリスト26を示すもの
であつて、指示対象物23aの指示対象テーブルを27aと
し、以下同様に、指示対象物23b,23c,23dの指示対象テ
ーブルを27b,27c,27dとすると、このリスト26は指示対
象テーブル27a,27c,27b,27dの順となる。
なお、最遠点(xmax,ymax)が原点(0,0)から最も遠
い指示対象物(この最遠点の指示対象物が複数ある場合
には、そのうちの最近点(xmin,ymin)が原点(0,0)に
最も近い指示対象物)の指示対象テーブルにはポインタ
は設けられていない。しがたつて、この指示対象物に対
して、xmin≦xp≦xmax、かつymin≦yp≦ymaxでないとき
には、該当する指示対象物が存在しないことになる。
このようにして、表示画面上の図形などの表示対象物
を選択する際、指示点を含む最も狭い範囲にある指示対
象物が選択され、複数の表示対象物が重なつて表示され
ても、その中から必要な表示対象物が容易にかつ確実に
選択される。
〔発明が解決しようとする問題点〕
複数のアプリケーション(以下、APという)に対応
し、表示画面上にAPの内容を表示する機能を有する指示
対象領域、すなわちウインドウを互いに一部重なるよう
にして表示可能とした計算機システムがある。このよう
な計算機システムでは、ウインドウ内の表示内容は互い
に独立であるから、これらウインドウの重なり部分で
は、いずれか1つのウインドウの内容を優先して排他的
に表示してやる必要がある。また、任意のウインドウ内
の任意の位置を指示することができるように、各ウイン
ドウの重なり優先度を変更し、指定したウインドウを最
前面に表示できるようにする必要がある。なお、最前面
に表示されるウインドウを、以下、カレントウインドウ
と呼ぶことにする。
表示するウインドウとしては、二種類のものを設ける
必要がある。
その1つは、通常のAPが表示を行なうウインドウであ
り、上記のように重なりの優先度変更を自由に行なえる
ものである。これをメインウインドウという。他の1つ
は、システムの警告メツセージ、コマンドのメニユー、
操作ガイダンスなどを一時的に表示するウインドウであ
り、これをポツプアツプウインドウという。ポツプアツ
プウインドウは、上記のような最優先で行なわなければ
ならない操作に用いるためのものであるから、表示要求
元プログラムがそれを消去するまでは、ウインドウ間の
重なり変更を禁止する必要がある。
ところで、上記従来技術による表示対象物の管理方式
のままでは、重なつて表示された表示対象物間の表示優
先度が管理されていないから、ウインドウを表示する上
記の計算機システムでは、表示優先度を考慮した指示対
象物の割り出し処理を行なうことができず、複数のウイ
ンドウの重なり部分を指示した場合、いずれのウインド
ウの指示対象物を割り出すのか決定できない。これは、
夫々の指示対象物の指示対象テーブルにウインドウの表
示優先度を示すフイールドを設け、表示画面上の指示に
対して指示対象テーブルをリストの先頭より順に参照
し、指示点を含む各ウインドウの指示対象物のうち表示
優先度が最も高いウインドウの指示対象物を割り出すこ
とにより、各ウインドウの実際に表示されている部分の
指示対象物を割り出すようにすることができるが、ウイ
ンドウの重なり変更毎に、各指示対象テーブルの表示優
先度の値変更のための複雑な処理が必要となるし、ま
た、表示画面の所望の指示する毎に、全てのウインドウ
に対して指示対象物に指示点が含まれているか否かの判
定処理を行なう必要があつてオーバヘツドが大きいとい
う問題がある。
また、ポツプアツプウインドウを表示する場合には、
このポツプアツプウインドウ内の指示のときのみ指示対
象物を割り出すようにする必要がある。これは、各指示
対象テーブルにウインドウの種類を表わすフイールドを
設けておき、ポツプアツプウインドウが表示された表示
画面の所望の位置を指示したとき、指示対象テーブルを
リストの先頭から順に参照して指示点を判定し、各ウイ
ンドウにおけるこの指示点を含む指示対象物をみつけ出
し、ポツプアツプウインドウ以外のウインドウの指示対
象物を無視してポツプアツプウインドウ内の指示対象物
を割り出すことによつて実現できる。しかし、この方法
についても、表示画面の所望の位置を指示したときに
は、全てのウインドウについて、指示対象テーブルを参
照して指示点が指示対象物内に含まれるか否かの判定処
理、選ばれた指示対象物の中からの最も表示優先度が高
いウインドウの指示対象物の選択処理が必要となり、オ
ーバヘツドが大きいという問題がある。
本発明の目的は、かかる問題点を解消し、表示画面上
に重ね表示された複数のウインドウのうち、オーバヘツ
ドを低減して指示された所望ウインドウの指示対象物を
確実に割り出すことができるようにした指示対象割出し
方式を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明は、各ウインドウ
毎にウインドウの種類や表示範囲などを表わす第1のテ
ーブルを設けて、これらをウインドウの表示優先度が高
い順にリスト構造に結合し、また、ウインドウ内に設定
される指示対象物毎にその表示範囲などを表わす第2の
テーブルを設けて、これらを指示対象物の表示優先度が
高い順に結合し、画面指示装置の指示により、表示優先
度が最も高く最前面に表示されるウインドウに対しての
み、指示対象物の割り出しを行なうようにする。
〔作用〕
画面指示装置によつて表示画面上の任意の位置が指示
されると、前記第1のテーブルにより、この指示位置が
いずれのウインドウに含まれるか表示優先度が高いウイ
ンドウ順に比較処理される。この指示位置が表示優先度
が最も高いウインドウに含まれるときには、前記第2の
テーブルにより、この指示位置がいずれの指示対象物に
含まれるかを表示優先度が高い指示対象物順に比較処理
して指示対象物の割り出しを行なう。
この割り出しは表示優先度が最も高いウインドウに対
してのみ行なうが、このウインドウ以外のウインドウ内
に指示位置があるときには、このときの表示優先度が最
も高いウインドウが通常の表示内容をもつメインウイン
ドウの場合、第1のテーブルの順序を変更して指示位置
が含まれるウインドウを表示優先度が最も高いウインド
ウとし、このときの表示優先度が最も高いウインドウが
一時的な表示内容をもつポツプアツプウインドウの場
合、画面指示装置による指示を無視する。
このようにして、メインウインドウのみが表示される
ときには、いずれに対しても指示対象物の割出しが可能
となり、ポツプアツプウインドウが表示される場合に
は、これに対してのみ指示対象物の割出しが可能であ
る。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図〜第5図によつて説
明する。
第2図は本発明による指示対象割出し方式を実施する
ための計算機システムの一例を示すブロツク図であつ
て、1は演算処理装置、2は主メモリ、3は表示処理装
置、4は表示メモリ、5は表示制御装置、6は表示装
置、7は外部記憶制御装置、8は外部記憶装置、9はキ
ーボード制御装置、10はキーボード、11は画面指示制御
装置、12は画面指示装置、13は共通バスである。
同図において、主メモリ2にはプログラムが格納され
ている。演算処理装置1はこのプログラムを取り込み、
このプログラムに従い、外部記憶制御装置7を介して外
部記憶装置8を、キーボード制御装置9を介してキーボ
ード10を、画面指示制御装置11を介して画面指示装置12
を夫々制御する。また、演算処理装置1が表示処理装置
3に表示要求を出すと、表示内容を表わす情報が表示メ
モリ4に書き込まれる。表示制御装置5は表示メモリ4
から情報を周期的に読み出し、この情報の内容に応じた
表示信号を表示装置6に送る。これにより、表示装置6
に図形などが表示される。
画面指示制御装置11は画面指示装置12からの移動情報
や画面指示装置12の操作釦の状態を演算処理装置1に通
知する。演算処理装置1は、画面指示装置12からの移動
情報に応じて表示装置3を制御し、表示装置の表示画面
6上にカーソルを表示せるとともに、その移動を可能に
する。これにより、画面指示装置12での操作でもつて表
示画面上の任意の位置を指示することができる。
第3図は第2図における表示装置6での画面表示例で
ある。
同図において、表示画面30は、コマンドを選択するた
めのメニユーを有するメニユー領域31、APを起動するた
めのアイコンを有するアイコン領域32、APの内容を含む
任意の数のウインドウ33a,33b,33cを同時に、重ね表示
も可能として、表示するワーク領域34、文字入力のモー
ドやかな/漢字変換の候補を表示する入力領域35などの
システム領域からなつている。
かかるマルチウインドウシステムにおいて、各APはウ
インドウ33a〜33cを表示し、夫々のウインドウ33a〜33c
内のAPに作業内容を表示する複数のデータ領域36が設定
される。ユーザは、重ね表示されたウインドウ33a〜33c
のうちの最前面でかつユーザによる入力が許された状態
のウインドウ(すなわち、これがカレントウインドウで
あつて、第2図においてはウインドウ33a)に対しての
み、文字入力、メニユー操作による入力、画面指示装置
12を用いたウインドウ内指示のための座標入力などを行
なうことができる。他のウインドウ(たとえば、ウイン
ドウ33b)に対してこれらの入力を行なうためには、ま
ず、画面指示装置12を操作してカーソル22によりこのウ
インドウを指示する。これにより、このウインドウは重
なりが変更されて新たなカレントウインドウとなる。カ
レントウインドウ33bを閉じたとき、新たに前面となつ
たウインドウはカレントウインドウではなく、ユーザに
よる入力はできない。かかるウインドウは、マウスで指
示することにより、カレントウインドウの状態とするこ
とができる。
次に、かかるマルチウインドウシステムを管理するデ
ータ構造について説明する。
第4図は第3図に示した表示画面30上の各システム領
域を管理するためのシステム領域管理テーブル(SAMB)
40を示したものである。このSAMB40は、第3図における
メニユー領域31,アイコン領域32,ワーク領域34,入力領
域35の各システム領域毎について、各システム領域を識
別するための表示領域番号42,表示画面30上でのシステ
ム領域の表示位置(以下、物理座標という)を示す表示
領域範囲43、システム領域内の座標原点からの相対的な
座標(以下、論理座標という)の範囲を示す論理座標範
囲44、システム領域内での座標系の定義などを含む表示
領域属性45からなるテーブルと、これらテーブルの数
(すなわち、システム領域の数)を表わすシステム領域
数41のテーブルとからなつている。
次いで、第3図のワーク領域34に表示する各ウインド
ウの管理テーブルを第5図によつて説明する。
同図において、各ウインドウにはウインドウの性質を
表わす管理テーブルであるウインドウ制御データ(WC
D)60が設けられ、ウインドウの重なり順序に応じたリ
スト構造で連結されている。このリスト構造を管理する
のがウインドウ管理データ(WMD)50であり、ウインド
ウ最大数(WRV)51、表示されるウインドウ(表示ウイ
ンドウ)の数(WOP)52、ウインドウ制御データ(WCD)
60のリストへのポインタ(TOP)53、空きのウインドウ
制御データ(WCD)を管理するリストへのポインタ(EMP
W)54および最前面のウインドウがカレントウインドウ
か否かを示すフラグ(CWF)55からなつている。
ウインドウ制御データ(WCD)60は、リスト構造での
次のウインドウ制御データ(WCD)を示すポインタ(LNK
P)61、ウインドウの識別番号(WNO)62、通常の重なり
変更可能なメインウインドウが一時的に表示するポツプ
アツプウインドウかなどを識別するためのウインドウの
種類(WTYPE)63、ウインドウを開いたAPタスクの識別
番号(TKNO)64、ワーク領域34(第3図)での論理座標
範囲44(第4図)に基づいてウインドウのワーク領域34
内での論理座標による表示位置を示す表示始点座標x
(WSTX)65、同じく表示始点座標y(WSTY)66、同じく
表示終点座標x(WEDX)67、同じく表示終点座標y(WE
DY)68およびウインドウ内のデータ領域を制御するデー
タ領域管理データ(DAMD)70へのポインタ(AMTP)69か
らなつている。
ここで、最前面に表示されるウインドウのウインドウ
制御データ(WCD)60は、ポインタ(TOP)53で示される
リストの先頭に配置され、このウインドウがカレントウ
インドウである場合には、フラグ(CWF)55をカウント
ウインドウ有りとする値に設定する。
ウインドウ内の各データ領域36(第3図)には、これ
らデータ領域の性質を表わすデータ領域制御データ(DA
CD)80が設けられており、これらデータ領域制御データ
(DACD)80は、データ領域の重なり表示の順序を表わす
優先度に応じ、優先度が高いデータ領域から順にリスト
構造で連結されている。このリストを管理するのがデー
タ領域管理データ(DAMD)70であり、データ領域最大数
(DMAX)71、定義されたデータ領域の数(DNUM)72、デ
ータ領域制御データ(DACD)80のリストへのポインタ
(HEAD)73、APが表示を行なう対象となるデータ領域を
示すポインタ(OBJA)74および空きのデータ領域制御デ
ータ(DACD)を管理するリストへのポインタ(EMPA)75
からなつている。
データ領域制御データ(DACD)80は、これらによるリ
スト構造の連結のためのポインタ(ALNK)81、データ領
域の番号(ANO)82、ウインドウ内でのXY座標系による
データ領域の範囲を示す始点座標x(ASTX)83、同じく
始点座標y(ASTY)84、同じく終点座標x(AEDX)85、
同じく終点座標y(AEDY)86からなつている。
なお、上記の各ポインタ(TOP)53,(EMPW)54,(LNK
P)61,(AMTP)69,(HEAD)73,(OBJA)74,(ALNK)81
などは、示す対象がない場合には(たとえば、リスト構
造の最終のウインドウ制御データ(WCD)60など)、ヌ
ルコードが設定される。
以上のように、第3図において、ワーク領域34で左上
隅を原点とし、右横方向をX軸、これに垂直な下方向を
Y軸とする論理座標系が設定され、この座標系における
第5図のウインドウ制御データ(WCD)60で表示始点座
標x(WSTX)65、表示始点座標y(WSTY)66、表示終点
座標x(WEDX)67、表示終点座標y(WEDY)68によつて
ウインドウ33の表示位置が規定される。ここで、表示始
点座標x(WSTX)65、表示始点座標y(WSTY)66は論理
座標系の原点に対するウインドウ33の最近点を表わし、
表示終点座標x(WEDX)67、表示終点座標y(WEDY)68
は同じくウインドウ33の最遠点を表わしている。
第3図におけるデータ領域36が先の従来技術の説明で
の指示対象物23(第6図)に相当する。この指示対象物
23の表示位置を規定する最近点,最遠点は表示画面20全
体に設定されるXY座標系の原点を基準として定義される
が、この実施例のデータ領域36に対しては、最近点,最
遠点はこのデータ領域36を含むウインドウ33に設定され
るXY座標系の原点を基準として定義され、最近点は第5
図のデータ制御領域データ80における始点座標x(AST
X)83と始点座標y(ASTY)84とで、最遠点は同じく終
点座標x(AEDX)85と終点座標y(AEDY)86とで夫々表
わされる。なお、ウインドウ33に設定されるXY座標系の
原点は、ワーク領域34(第3図)に設定される論理座標
系での第5図のウインドウ制御データ(WCD)60におけ
る表示始点座標x(WSTX)65と表示始点座標y(WSTY)
とで表わされる位置である。
以上、データ構造について説明したが、次に、このデ
ータを用いた画面指示装置12(第2図)から画面指示入
力によるデータ領域36(第3図)の割出し処理動作を第
1図によつて説明する。
画面指示装置12を操作することにより、カーソル22で
表示画面30(第3図)の所望位置を指示すると、演算処
理装置1(第2図)は第5図のウインドウ管理データ
(WMD)50におけるポインタ(OP)53がヌルコードか否
かを判定し、表示ウインドウの有無を調べる(ステツプ
100)。表示ウインドウがない場合には、画面指示入力
を無視して警報を発する(ステツプ117)。
表示ウインドウがある場合は、次に、第5図のウイン
ドウ管理データ(WMD)50におけるフラグ(CWF)55によ
り、カレントウインドウがあるか否かを判定する(ステ
ツプ101)。カレントウインドウがないときにはステツ
プ103に進むが、カレントウインドウがあるときには、
それがメインウインドウであるかポツプアツプウインド
ウであるかを判定する(ステツプ102)。
カレントウインドウがメインウインドウであるとき、
もしくはカレントウインドウがないとき、カーソル22に
よる指示位置が表示画面30のシステム領域31,32,34,35
(第3図)のいずれに含まれるかを、第4図に示すシス
テム領域管理テーブル(SAMB)40の表示領域範囲43とカ
ーソル22の位置とを比較することによつて判定する(ス
テツプ103)。このときのカーソル22の位置は、表示画
面30全体に対して設定された座標系(すなわち、物理座
標系)で表わされることはいうまでもない。これによつ
て、カーソル22が指示位置がワーク領域34(第3図)か
否かが検出できる(ステツプ104)。
カーソル22による指示位置がワーク領域34内の場合に
は、まず、この指示位置の座標値を、第4図のシステム
領域管理テーブル(SAMB)40内の表示領域範囲43と論理
座標範囲44との対応関係から、ワーク領域34内に設定さ
れる論理座標系の座標値(以下、論理座標値という)に
変換し(ステツプ105)、第5図のウインドウ管理デー
タ(WMD)50におけるポインタ(TOP)53に連なるリスト
の先頭から順に、ウインドウ制御データ(WCD)60にお
ける表示始点座標x(WSTX)65、表示始点座標y(WST
Y)66、表示終点座標x(WEDX)67、表示終点座標y(W
EDY)68と指示位置の論理座標値とを比較して(ステツ
プ106)、指示位置がウインドウ33内か否か(ステツプ1
07)、ウインドウ33内であれば、このウインドウ33がカ
レントウインドウであるか否か(ステツプ108)の判定
を行なう。指示位置がいずれかのウインドウ33にも含ま
れないと判定された場合には、画面指示入力を無視して
警報を発する(ステツプ117)。
カーソル22の指示位置がカレントウインドウ内にある
ときには、論理座標値で表わされるこの指示位置をこの
カレントウインドウ内の座標値で表わすようにし(ステ
ツプ109)、第5図に示すこのカレントウインドウのデ
ータ領域管理データ(DAMD)70のポインタ(HEAD)73に
連なるリストの先頭から順に、データ領域制御データ
(DACD)80における始点座標x(ASTX)83、始点座標y
(ASTY)84、終点座標x(AEDX)85、終点座標y(AED
Y)86と指示位置の座標値と比較して(ステツプ110)、
指示位置を含むデータ領域36(第3図)があるか否かを
判定する(ステツプ111)。このデータ領域がなければ
画面指示入力を無視して警報を発するが(ステツプ11
7)、このデータ領域があるときには、第4図のシステ
ム領域管理テーブル(SAMB)40のワーク領域34を表わす
表示領域番号42、第5図におけるこのデータ領域を有す
るウインドウを表わすウインドウ識別番号(WNO)62、
同じくデータ領域制御データ(DACD)80におけるこのデ
ータ領域を表わすデータ領域番号(ANO)82およびこの
データ領域内での指示位置の座標値を指示対象割出し要
求元に通知する(ステツプ112)。
ステツプ107,108でカーソル22の指示位置はウインド
ウ33内であるが、このウインドウ33がカレントウインド
ウでないと判定されたときには、ワーク領域34の表示領
域番号42、このウインドウを表わすウインドウ識別番号
(WNO)62を指示対象割出し要求元に通知する(ステツ
プ113)。要求元はこの通知にもとづいて第5図のウイ
ンドウ管理データ(WMD)50におけるポインタ(TOP)53
が指定するリスト構造の先頭のウインドウ制御データ
(WCD)60が変更され、カーソル22が指示するウインド
ウのウインドウ制御データ(WCD)60がリストの先頭と
なる。このようにして、ウインドウの重なり優先度を変
更し、指示されたウインドウよりも表示優先度が高いウ
インドウのウインドウ制御データ(WCD)はそのままの
順序を保つてリストの最後尾に配置されたことになり、
指示されたウインドウをカレントウインドウにする。次
いで、このカレントウインドウの所望位置をカーソル22
によつて指示すると、上記のステツプ100〜112の一連の
指示対象割出し処理が行なわれる。
カレントウインドウがない場合には、ステツプ108ま
で進んだとき、次に必ずステツプ113に進むことにな
る。
カレントウインドウがポツプアツプウインドウである
ときには、ステツプ102からステツプ116に進む。ステツ
プ116では、カーソル22の指示位置がポツプアツプウイ
ンドウ内であるか否かを、第5図におけるこのポツプア
ツプウインドウのウインドウ制御データ(WCD)60の表
示始点座標x(WSTX)65、表示始点座標y(WSTY)66、
表示終点座標x(WEDX)67、表示終点座標y(WEDY)68
と比較することによつて判定し、この指示位置がポツプ
アツプウインドウ内にあればステツプ109に進ませ、ポ
ツプアツプウインドウ外であれば、ユーザの誤操作防止
のために、画面指示入力を無視して警報を発生させる
(ステツプ117)。
以上はカーソル22の指示位置がワーク領域34内にある
場合であつたが、この指示位置がワーク領域34の他のシ
ステム領域内にある場合には、カレントウインドウがポ
ツプアツプウインドウでないときのみ、ステツプ104か
らステツプ114,115へと進む。このステツプ114,115はこ
れらシステム領域内の指示対象物の割出し処理を行なう
ためのものであり、カーソル22の指示位置の座標値を各
システム領域に設定される論理座標値に変換してこの指
示位置を含むシステム領域を検索し(ステツプ114)、
この指示位置を含むシステム領域の表示領域番号42(第
4図)、論理座標値を入力割出し要求元に通知する(ス
テツプ115)。
以上のように、この実施例では、カレントウインドウ
に対して指示対象物の割出し処理が行なわれるが、カレ
ントウインドウ以外の表示ウインドウに対して指示対象
物の割出しを行なう場合には、この表示ウインドウをカ
ーソルで指示すれば、第5図におけるウインドウ管理デ
ータ(WMD)50のポインタ(TOP)53が指示するウインド
ウ制御データ(WCD)60が変更されるだけで表示ウイン
ドウの重なり優先度が変更され、指示された表示ウイン
ドウがカレントウインドウとなる。これは、第5図にお
けるリスト構造のウインドウ制御データ(WCD)60の重
なり優先度を変更するに当り、ほとんどのウインドウ制
御データ(WCD)60の内容を変更する必要がない。した
がつて、重なり優先度の変更のための処理が非常に簡単
になるし、カレントウインドウに対してデータ領域(指
示対象物)の割出し処理を行なうものであるから、画面
指示割出し処理のオーバヘツドが大幅に低減する。
また、カレントウインドウがポツプアツプウインドウ
の場合には、まず、カーソルの指示位置がこのカレント
ウインドウ内にあるか否かを直接判定し、このカレント
ウインドウ内にあるときのみ画面指示割出し処理を行な
つており、処理工程が大幅に低減されてオーバヘツドの
大幅な低減が実現できる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、画面割出し処
理が簡単化できてウインドウの重なり優先度の変更も簡
単となり、処理速度の高速化、ひいては計算機システム
のスループツトを大幅に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による指示対象割出し方式の一実施例を
示すフローチヤート、第2図はこの実施例を実行する装
置の一例を示すブロツク図、第3図は第2図における表
示装置での画面表示例を示す図、第4図はこの実施例に
おけるシステム領域管理テーブルの構成図、第5図は同
じくウインドウ管理テーブルの構成図、第6図は従来の
指示対象割出し方式の一例を示す説明図である。 1……演算処理回路、3……表示処理装置、4……表示
メモリ、5……表示制御装置、6……表示装置、11……
画面指示制御装置、12……画面指示装置、22……カーソ
ル、30……表示画面、33a〜33c……ウインドウ、34……
ワーク領域、36……データ領域(指示対象物)、40……
システム領域管理テーブル、50……ウインドウ管理デー
タ、60……ウインドウ制御データ、70……データ領域管
理データ、80……データ領域制御データ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中根 啓一 横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社 日立製作所マイクロエレクトロニクス機 器開発研究所内 (72)発明者 桑原 禎司 横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社 日立製作所マイクロエレクトロニクス機 器開発研究所内 (72)発明者 野中 尚道 横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社 日立製作所マイクロエレクトロニクス機 器開発研究所内 (56)参考文献 特開 昭60−118882(JP,A) 特開 昭62−31479(JP,A)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表示画面上に複数のウインドウが互いに重
    なり可能に表示され、画面指示装置からの指示によつて
    該ウインドウ内に設定された指示対象物のうちの指示さ
    れた該指示対象物を割り出し、割り出された該指示対象
    物に対して所定の処理を行なう対話型計算機システムに
    おいて、該ウインドウ毎に該ウインドウの種類、該ウイ
    ンドウの表示範囲を少なくとも含む第1のテーブルを設
    けるとともに、該ウインドウ内に設定される該指示対象
    物毎に該指示対象物の表示範囲を少なくとも有する第2
    のテーブルを設け、該ウインドウの重なり順序を表わす
    表示優先度の高い順に該第1のテーブルをリスト構造に
    結合して表示優先度が高い該ウインドウ順に前記画面指
    示装置による指示位置を含む該ウインドウを判定し、該
    指示対象物の重なり順序を表わす表示優先度の高い順に
    該第2のテーブルをリスト構造に結合して表示優先度が
    高い該指示対象物順に該指示位置を含む該対象物を判定
    し、表示優先度が最も高く最前面に表示されるウインド
    ウ内に該指示位置が含まれるときのみ、該ウインドウ内
    の該指示対象物の割り出しを行なうことを特徴とする指
    示対象割り出し方式。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項において、表示優先
    度が最も高い前記ウインドウが通常の表示内容を有する
    メインウインドウであつて、かつ前記指示位置が表示優
    先度が最も高い前記ウインドウ以外の前記ウインドウ内
    にあるときには、前記第1のテーブルの配列順序を変更
    し、前記指示位置を含む前記ウインドウを表示優先度が
    最も高いウインドウとすることを特徴とする指示対象割
    出し方式。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲第1項または第2項におい
    て、表示優先度が最も高い前記ウインドウが一時的な表
    示内容を有するポツプアツプウインドウであつて、かつ
    前記指示位置が表示優先度が最も高い前記ウインドウ以
    外の前記ウインドウ内にあるときには、前記画面指示装
    置からの指示を無視することを特徴とする指示対象割出
    し方式。
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