JP2523944B2 - サ―マルヘッドの製造方法 - Google Patents

サ―マルヘッドの製造方法

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JP2523944B2 JP2140189A JP14018990A JP2523944B2 JP 2523944 B2 JP2523944 B2 JP 2523944B2 JP 2140189 A JP2140189 A JP 2140189A JP 14018990 A JP14018990 A JP 14018990A JP 2523944 B2 JP2523944 B2 JP 2523944B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この発明は、サーマルヘッドの製造方法に関する。
(ロ)従来の技術 サーマルヘッドは、第2図で示すように、矩形平板状
放熱板1の上面に、矩形細幅のセラミック基板2と、こ
のセラミック基板1のパターン電極と接続するフレキシ
ブル基板3を補助基板5に載置して配備し、上方から押
えカバー4で放熱板1に対しセラミック基板2とフレキ
シブル基板3とを圧接固定している。
フレキシブル基板3は、コネクタを介して外部の制御
回路と電気的に接続してあり、セラミック基板2の発熱
抵抗素子列の選択された発熱抵抗素子に電源が供給され
ることで、発熱抵抗素子が発熱し、移送される記録紙に
情報を印字記録する。
(ハ)発明が解決しようとする課題 サーマルヘッドは、発熱素子を発熱させて、発熱素子
と対向するプラテンローラとの間に給送される記録紙に
対し情報を印字するものであるから、使用頻度或いは長
時間の使用によってサーマルヘッドの全体が発熱する。
ところで、サーマルヘッド構成部材のうちアルミ製放熱
板が最も熱膨張率が高く、逆にセラミック基板は殆ど熱
膨張しない。従来は、常温状態において、放熱板の上面
にセラミック基板を接着固定している。従って、常態に
おいて(常温状態)において、セラミック基板も放熱板
も平坦な水平状態で一体化されている。このため、サー
マルヘッドの全体が発熱すると、第3図で示すように、
放熱板1が熱膨張して伸張し、熱変形しないセラミック
基板2側へ引っ張られる結果、サーマルヘッド全体が弯
曲しセラミック基板方向(上方に対向配置されるプラテ
ンローラ)に対し凹状に反る。この結果、プラテンロー
ラと発熱抵抗素子列との間に間隙が出来、印字品質が悪
くなる等の欠点があった。
この発明は、上記課題を解消させ、発熱によって印字
品質を損なうことがないサーマルヘッドの製造方法を提
供することを目的とする。
(ニ)課題を解決するための手段及び作用 この発明のサーマルヘッドの製造方法は、放熱板を高
温で熱膨張させる放熱板加熱工程と、この熱膨張させた
放熱板の上面にセラミック基板を接着固定するセラミッ
ク基板接着工程と、このセラミック基板を接着固定した
放熱板を冷却して縮小させ、凸状に弯曲させる冷却弯曲
工程とから成ることを特徴としている。
このサーマルヘッドでは、従来のように常温状態で、
放熱板とセラミック基板とを接着固定するのではなく、
放熱板を熱膨張させて伸張させ、この伸張状態を保持し
たまま、放熱板にセラミック基板を接着固定する。この
後、セラミック基板を接着固定した放熱板を冷却する
(常温状態に戻す)。これにより、熱膨張していた放熱
板が伸張状態から縮小する。この状態において、一体の
セラミック基板は殆ど熱変形しないため、熱収縮する放
熱板が一体のセラミック基板に引っ張られ、全体が凸状
に反る(弯曲する)。従って、例えばこの凸状の放熱板
(セラミック基板を含む放熱板)に対し、セラミック基
板のパターン電極と接続するフレキシブル基板を載置
し、上方から押えカバーにしてセラミック基板とフレキ
シブル基板とを放熱板に対し圧接固定することで、常温
状態において全体が凸状のサーマルヘッドを得ることが
出来る。
かくして、サーマルヘッド全体が上方に配置される
(セラミック基板の発熱抵抗素子列に対向状に配置され
る)プラテンローラに対し、凸状に反る結果となり、プ
ラテンローラと発熱抵抗素子列との間に隙間は生じな
い。また、使用頻度或いは長時間の使用により、サーマ
ルヘッドの全体が発熱した場合、熱膨張する放熱板が常
態の凸状から平坦(水平)状態となる。従って、使用に
おけるサーマルヘッド全体が発熱した場合においても高
印字品質を実現し得る。
(ホ)実施例 第2図は、サーマルヘッドを示す斜視図である。
サーマルヘッドは、矩形平板状放熱板1の上面に、矩
形細幅のセラミック基板2と、このセラミック基板2の
パターン電極と接続するフレキシブル基板3を補助基板
5に載置して配備し、上方から押えカバー4でセラミッ
ク基板2とフレキシブル基板3とを放熱板1に対し圧接
固定している。
第1図(A)乃至第1図(D)は、実施例サーマルヘ
ッドの要部製造工程を示す工程段階図である。
放熱板1は、従来と同様に一定幅・長さ・厚みを有す
る矩形平板状のものが使用される〔第1図(A)〕。こ
の矩形平板状のアルミ製放熱板1を、約60℃程度に保持
した恒温室で一定時間加熱する。放熱板1は、上記サー
マルヘッドの構成部材中、最も熱膨張率が大きい。この
ため、加熱された放熱板1は熱膨張して伸張する〔第1
図(B)〕。更に、熱膨張した放熱板1に対し、放熱板
1の上面に矩形細幅のセラミック基板2を載置し、放熱
板1とセラミック基板2とを接着剤を介して接着固定す
る〔第1図(C)〕。そして、このセラミック基板2と
放熱板1とが接着した一体物を冷却する。つまり、この
一体物を恒温室から常温状態のもとに取り出す。セラミ
ック基板2は、殆ど熱変形しない。従って、熱膨張して
伸張した放熱板1が冷却されて縮小し、熱変形しないセ
ラミック基板2に引っ張られて凸状に弯曲する。つま
り、一体物(セラミック基板2を含む放熱板1)が、反
って凸状に弯曲する〔第1図(D)〕。この後、例えば
第2図で示すように、この凸状の放熱板(セラミック基
板2を含む放熱板)1に対し、セラミック基板2のパタ
ーン電極と接続するフレキシブル基板3を載置し、上方
から押えカバー4にてセラミック基板2とフレキシブル
基板3とを放熱板1に対し圧接固定する。
かくして、サーマルヘッド全体が常態において(常温
状態において)、上方に配置される(セラミック基板の
発熱抵抗素子列に対向状に配置される)プラテンローラ
に対し、凸状に反る結果となり、プラテンローラと発熱
抵抗素子列との間に隙間は生じない。また、使用頻度或
いは長時間の使用により、サーマルヘッドの全体が発熱
した場合、熱膨張する放熱板1が常態の凸状から平坦
(水平)状態となる。従って、使用におけるサーマルヘ
ッド全体が発熱した場合においても高印字品質を実現し
得る。
(ヘ)発明の効果 この発明では、以上のように、放熱板を熱膨張させ、
伸張した放熱板の上面にセラミック基板を接着固定した
後、セラミック基板と一体の放熱板を冷却して縮小させ
ることで、全体が凸状に弯曲したサーマルヘッドを得る
こととしたから、サーマルヘッド全体が上方に配置され
る(セラミック基板の発熱抵抗素子列に対向状に配置さ
れる)プラテンローラに対し、凸状に反る結果となり、
プラテンローラと発熱抵抗素子列との間に隙間は生じな
い。また、使用頻度或いは長時間の使用により、サーマ
ルヘッドの全体が発熱した場合、熱膨張する放熱板が常
態の凸状から平坦(水平)状態となる。従って、使用に
おけるサーマルヘッド全体が発熱した場合においても高
印字品質を実現し得る等、発明目的を達成した優れた効
果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)乃至第1図(D)は、実施例サーマルヘッ
ドの製造工程を示す段階図で、第1図(A)は、常温状
態にある放熱板を示す図、第1図(B)は、放熱板を熱
膨張させた図、第1図(C)は、熱膨張した放熱板にセ
ラミック基板を接着固定した図、第1図(D)は、放熱
板を冷却しセラミック基板を含む放熱板を凸状に弯曲さ
せた図、第2図は、サーマルヘッドを示す斜視図、第3
図は、セラミック基板を接着固定した放熱板が熱膨張
し、凹状に反った従来の欠点を示す説明図である。 1:放熱板、2:セラミック基板。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】放熱板を高温で熱膨張させる放熱板加熱工
    程と、この熱膨張させた放熱板の上面にセラミック基板
    を接着固定するセラミック基板接着工程と、このセラミ
    ック基板を接着固定した放熱板を冷却して縮小させ、常
    温状態で凸状に弯曲させる冷却弯曲工程とから成るサー
    マルヘッドの製造方法。
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JP6113992B2 (ja) 2012-10-03 2017-04-12 栗田工業株式会社 冷却水系の処理方法
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