JPH088828Y2 - サーマルプリントヘッド - Google Patents

サーマルプリントヘッド

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JPH088828Y2
JPH088828Y2 JP16149688U JP16149688U JPH088828Y2 JP H088828 Y2 JPH088828 Y2 JP H088828Y2 JP 16149688 U JP16149688 U JP 16149688U JP 16149688 U JP16149688 U JP 16149688U JP H088828 Y2 JPH088828 Y2 JP H088828Y2
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JP
Japan
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heat
heat dissipation
print head
dissipation plate
thermal print
Prior art date
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JP16149688U
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JPH0282536U (ja
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良明 長門
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Rohm Co Ltd
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Rohm Co Ltd
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Priority to US07/443,319 priority patent/US4972205A/en
Priority to KR1019890018209A priority patent/KR920009861B1/ko
Priority to DE3940545A priority patent/DE3940545C2/de
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この考案は、熱転写式及び感熱紙式印字装置に用いら
れるサーマルプリントヘッドの改良に関する。
【従来の技術】
この種のサーマルプリントヘッドは、通常、第3図に
示すように、アルミニウム製の放熱板aの上に、ヘッド
基板bと、外部回路との接続用基板cとを取り付けると
ともに、後述する端子部の重ね合わせ部を押圧するため
の押さえカバーdを、上記接続用基板cの上から放熱板
aに重ね合わせた構造となっている。上記ヘッド基板b
の表面には、長手方向列状に並ぶ多数個の発熱ドットe
およびその駆動回路fが一体に作り込まれており、ま
た、その上面一端縁には櫛歯状の入力端子部gが形成さ
れている。一方、上記接続用基板cは、下面一端縁に櫛
歯状の接続端子部hが形成された樹脂フィルム製のフレ
キシブル回路基板iと、このフレキシブル回路基板iを
裏面から補強するガラスエポキシ等からなる補強板jと
で構成されている。そして、上記ヘッド基板bと接続用
基板cとは、上記入力端子部gと接続端子部hを重ね合
わせられることにより、電気的に接続されている。 また、上記押さえカバーdは、ねじ止めによって上記
接続用基板cと共締め状に放熱板aに取り付けられてお
り、押圧ゴムkを介して上記端子部の重ね合わせ部を押
圧している。なお、この押さえカバーdも、製造上の都
合から、通常、上記放熱板aと同様にアルミニウムで形
成されている。
【考案が解決しようとする課題】
ところで、サーマルプリントヘッドの駆動時には、発
熱ドットから熱が発生し、この熱が比較的熱膨張し易い
材質であるアルミニウムで形成された上記放熱板および
押さえカバーに伝わる。ところが、この熱の伝わり方に
時間的な違いがあるため、駆動初期時や印加電圧を急に
加えたときなどに、サーマルプリントヘッドに特にその
長手方向において反りが生じてしまう問題があった。 上記熱がヘッド基板から直接伝わる放熱板に対して、
樹脂フィルム製のフレキシブル回路基板およびガラスエ
ポキシ製の補強板といったいわば断熱材を挟んで放熱板
にねじ止めされる押さえカバーには、(ヘッド基板→放
熱板→ねじ)といった経路を経て熱が伝わる。したがっ
て、押さえカバーに対しては、放熱板よりも熱の伝達が
遅れる。そのため、放熱板と押さえカバーとの間に温度
差が生じ、この温度差に起因した放熱板と押さえカバー
との熱膨張量の違いのために、サーマルプリントヘッド
に反りが発生してしまうのである。そして、このような
反りは、印字品位を悪化させる原因となる。 本願考案は、以上のような事情のもとで考えだされた
ものであって、サーマルプリントヘッドの反りの発生を
抑制して、反りによる印字品位の悪化を防止することが
できるようにすることをその目的とする。
【問題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本願考案では、次の技術的
手段を講じている。 すなわち、本願考案は、放熱板上に、列状配置された
発熱ドットを有するヘッド基板と、一側部裏面に形成さ
れた端子部を上記ヘッド基板の一側部表面に形成された
端子部に重ね合わされる接続用基板とを固定するととも
に、上記端子部の重合部を押圧する押さえカバーを上記
接続用基板の上から上記放熱板に長手方向複数箇所にお
いてねじ止めしてなるサーマルプリントヘッドにおい
て、 上記放熱板の下面に、線膨張率が放熱板より小さな材
質で形成された補助部材を、放熱板の長手方向に沿って
添設したことを特徴としている。
【作用および効果】
放熱板の裏面には、その長手方向に沿って補助部材が
固着される。そして、補助部材は放熱板よりも線膨張率
の小さな材質で形成される。すなわち、発熱ドットから
発生する熱によって、放熱板およびこれに張り付けられ
た補助部材が熱膨張する場合、補助部材の熱膨張率が放
熱板のそれよりも小さいから、放熱板の熱膨張が補助部
材によって抑制される。 したがって、発熱ドットから発生する熱の伝わり方が
放熱板よりも押さえカバーに対しての方が遅くても、放
熱板と押さえカバーとの熱膨張量の差を少なくすること
ができるから、両者の熱膨張量の違いのために起こるサ
ーマルプリントヘッドの反りの発生を抑制することがで
きる。 これにより、上記反りに原因した印字品位の悪化も防
止できる。
【実施例の説明】
以下、本願考案の実施例を図面を参照しながら具体的
に説明する。 第1図および第2図に示すように、本願考案のサーマ
ルプリントヘッドの基本的な構成は、従来のものと同じ
である。 すなわち、アルミニウム製の放熱板1の一側部上面に
は、表面上に長手方向列状に並ぶ多数個の発熱ドット2
およびその駆動回路3を有するヘッド基板4が接着固定
されている。このヘッド基板4の上面一端縁には、後述
する接続用基板5との接続のための櫛歯状の入力端子部
4aが形成されている。 また、放熱板1の他側部上面には、上記駆動回路3に
外部回路からの印字情報を入力するとともに電力を供給
するフレキシブル回路基板6を備えた接続用基板5が取
り付けられている。上記フレキシブル回路基板6は、ポ
リイミドフィルムの表面側および裏面側に回路パターン
を形成され、かつ保護コーティングを施して形成されて
いるとともに、その一側部裏面には、上記ヘッド基板4
との接続用の櫛歯状の接続端子部6aが形成されている。
また、このフレキシブル回路基板6の裏面にはこれを補
強するガラスエポキシ等で形成された補強板7が固着さ
れている。そして、ヘッド基板4と接続用基板5は、上
記入力端子部4aと接続端子部6aを重ね合わせるようにし
て、放熱板上に配置されている。 また、上記フレキシブル回路基板6の上には、上記端
子部4a,6aの重ね合わせ部を押圧ゴム8を介して押圧す
るアルミニウム製の押さえカバー9が重ねられている。
この押さえカバー9は、上記接続用基板5と共締め状に
放熱板1にねじ止めして取り付けられている。 さて、本願考案では、このようなサーマルプリントヘ
ッドにおいて、第1図および第2図に示すように、サー
マルプリントヘッドの反りの発生を抑制するための補助
部材10が、放熱板1の下面に取り付けられる。 この補助部材10は、放熱板1よりも線膨張率の小さな
材料で形成される。本例の場合、放熱板1をアルミニウ
ム製としていることから、補助部材10を形成する材料と
しては、たとえば鉄などを用いることができる。 また、本例では、この補助部材10はプレート状に形成
している。そして、これを、放熱板1の下面の一側部
(接続用基板5の下方)にねじ止めによって張り付けて
いる。また、補助部材10は、放熱板1の長手方向全長に
わたって設けるようにしてもよいのであるが、サーマル
プリントヘッドの反りを抑制するにあたっては、補助部
材10を放熱板1の長手方向中央部に張り付ければ十分で
あることから、そのようにしている。 以上のように構成されるサーマルプリントヘッドにお
いては、発熱ドット2から発生する熱が放熱板1および
補助部材10に伝わってこれらが熱膨張する場合、放熱板
1の熱膨張率よりもこれに張り付けられた補助部材10の
熱膨張率の方が小さいので、放熱板1の熱膨張が抑制さ
れる。したがって、押さえカバー9に対しての熱の伝わ
りが放熱板1より遅れても、そのために生じる両者の熱
膨張量の差を小さくすることができる。すなわち、熱膨
張量の差に起因して生じるサーマルプリントヘッドの反
りの発生を抑制できる。また、これにより、反りのため
に生じる印字品位の悪化も防止できる。 しかも、本例では、補助部材10をねじ止めによって放
熱板1に取り付けるが、そのねじ11をねじ付けるねじ穴
12には、第2図に示すように、上記押さえカバー9をね
じ止めするためのねじ穴を利用する。したがって、放熱
板1に新たに補助部材10をねじ止めするためのねじ穴を
新たに設ける必要がないから、コスト的にも有利とな
る。 ところで、本願考案の範囲は、上述した実施例に限定
されることはなく、たとえば、補助部材は、放熱板の下
面全体にわたって張りつけるようにしても構わず、ま
た、その取り付けを接着などによって行うようにしても
よい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本願考案の実施例に係るサーマルプリントヘッ
ドの分解斜視図、第2図は第1図のII−II線断面に相当
する図、第3図は従来例を示した図である。 1…放熱板、2…発熱ドット、4…ヘッド基板、5…接
続用基板、9…押さえカバー、10…補助部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】放熱板上に、列状配置された発熱ドットを
    有するヘッド基板と、一側部裏面に形成された端子部を
    上記ヘッド基板の一側部表面に形成された端子部に重ね
    合わされる接続用基板とを固定するとともに、上記端子
    部の重合部を押圧する押さえカバーを上記接続用基板の
    上から上記放熱板に長手方向複数箇所においてねじ止め
    してなるサーマルプリントヘッドにおいて、 上記放熱板の下面に、線膨張率が放熱板より小さい材質
    で形成された補助部材を、放熱板の長手方向に沿って添
    設したことを特徴とする、サーマルプリントヘッド。
JP16149688U 1988-12-08 1988-12-13 サーマルプリントヘッド Expired - Lifetime JPH088828Y2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16149688U JPH088828Y2 (ja) 1988-12-13 1988-12-13 サーマルプリントヘッド
US07/443,319 US4972205A (en) 1988-12-08 1989-11-30 Thermal printing head
KR1019890018209A KR920009861B1 (ko) 1988-12-08 1989-12-07 열프린팅헤드
DE3940545A DE3940545C2 (de) 1988-12-08 1989-12-07 Thermodruckkopf

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16149688U JPH088828Y2 (ja) 1988-12-13 1988-12-13 サーマルプリントヘッド

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0282536U JPH0282536U (ja) 1990-06-26
JPH088828Y2 true JPH088828Y2 (ja) 1996-03-13

Family

ID=31444481

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JPH0282536U (ja) 1990-06-26

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