JPH0721328Y2 - 熱印字ヘツド - Google Patents

熱印字ヘツド

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JPH0721328Y2
JPH0721328Y2 JP1986073193U JP7319386U JPH0721328Y2 JP H0721328 Y2 JPH0721328 Y2 JP H0721328Y2 JP 1986073193 U JP1986073193 U JP 1986073193U JP 7319386 U JP7319386 U JP 7319386U JP H0721328 Y2 JPH0721328 Y2 JP H0721328Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
heating element
ceramic substrate
heat
compound layer
adhesive layer
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Application number
JP1986073193U
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JPS62185044U (ja
Inventor
中村  勉
久義 藤本
孝史 上田
Original Assignee
ロ−ム株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、ラインプリンタなどに用いる熱印字ヘッドに
関する。
〈従来の技術〉 熱印字ヘッドは、一般に第5図に示すように放熱板10を
備え、これの表面にシリコンで作られた熱伝導性が良い
接着層よりなるコンパウンド層11を介してセラミック基
板12を貼着し、このセラミック基板12の上面に発熱体13
を設けた構成となっている。
〈考案が解決しようとする問題点〉 上記コンパウンド層11はセラミック基板12から放熱板10
への熱伝導を促進するために、熱伝導性に優れたものが
使用される。しかし、放熱板10およびセラミック基板12
の平面度が悪かったり、使用中の熱変形によりセラミッ
ク基板12が部分的に反りかえることにより、コンパウン
ド層11の厚みが不均一となる。このようにコンパウンド
層11の厚みが不均一であると、発熱体13の各ドット部で
発熱温度むらが生じ、印字濃度が著しく不均一になる。
その場合、特にカラープリンタでは3色重ねであるた
め、各色の発色度が異なり正確な色を出すことができな
くなる。
本考案は、上記問題点を解決するもので、発熱体の発熱
温度むらを減少し、印字濃度の均等化を図ることを目的
としている。
〈問題点を解決するための手段〉 上記目的を達成するために、放熱板の表面に、発熱体を
備えた基板を接着層を介して貼着してある熱印字ヘッド
において、上記基板裏面の上記発熱体に対応する位置に
凸部を形成するとともに、かつ、その凸部に相対する上
記接着層を肉厚とした。
〈作用〉 上記のように、基板の裏面に設けた凸部により基板の接
着層および放熱板に対する放熱面積が増大する。しか
も、接着層の肉厚部により、その部分に弾性効果が得ら
れ、基板の反りが吸収されるほか、発熱体の裏面におい
て基板の反りによる接着層の厚み変化分に対して接着層
全体の厚みが大となるので、発熱体に沿った接着層の厚
み変化率は相対的に小幅になり、放熱効果が均一化す
る。
〈実施例〉 以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明
する。
第1図は本考案の第1実施例にかかる熱印字ヘッドの断
面図である。この図において、アルミニウム製の放熱板
1の表面には、シリコン製の熱伝導性が良い接着層より
なるコンパウンド層2によりセラミック基板3が貼着さ
れている。セラミック基板3の表面には、発熱体4が直
線状に取り付けられている。発熱体4には、選択的に通
電されて発熱する多数のドット部が形成されている。
このような発熱体4に、プラテン5により感熱紙6(も
しくはインクリボンを介して普通紙)が当接している状
態で発熱体4の所要のドット部が発熱することにより、
感熱紙6(もしくは普通紙)に印字が施される。
ところで、セラミック基板3の裏面には、発熱体4に沿
ってその直下にコンパウンド層2に入り込む凸部3aが形
成されている。この凸部3aは、セラミック基板3と同一
もしくはそれに類似の材料からなる。また、前記凸部3a
に対応して放熱板1に凹部1aが設けられ、この凹部1aに
よりコンパウンド層2の肉厚部2aが形成されている。凹
部1aおよび肉厚部2aの幅は、凸部3aより若干広幅であ
る。
上記の構成によれば、発熱体4の裏面側ではセラミック
基板3に凸面が形成されているので、セラミック基板3
のコンパウンド層2および放熱板1に対する放熱面積が
増大する。そのため、発熱体4の自己発熱が放熱板1に
均等に放熱され、発熱体4の発熱温度むらが減少し、印
字濃度が均一化する。また、凸部3aによりコンパウンド
層2との接着面積が増大し、セラミック基板1の剥離が
防止される。
また、コンパウンド層2の肉厚部2aは、それ自体の弾性
効果によりセラミック基板3の反りを吸収し、この点か
らもセラミック基板3の剥離を防止する。しかも、肉厚
部2aにより発熱体4裏面でのコンパウンドの量が増大す
るので、このコンパウンド層2の肉厚部2aによっても、
発熱体4の発熱温度むらが抑制される。すなわち、セラ
ミック基板3の反りにより発熱体4長手方向に沿ったコ
ンパウンド層2の厚みが変化しても、その変化分dに比
べて該部におけるコンパウンド層2全体の厚みDが大と
なっているので、セラミック基板3の反りによるコンパ
ウンド層2の厚み変化率(d/D)は相対的に小幅とな
り、その結果、コンパウンド層2の厚み変化の影響はほ
とんど外部に現れなくなる。
第2図および第3図は、本考案の第2実施例を示す。こ
の実施例では、セラミック基板3の裏面に発熱体4に沿
って凸部3aが形成されている。
この凸部3aによりセラミック基板3のコンパウンド層2
および放熱板1に対する接着面積および放熱面積が増大
する。接着面積の増大は、セラミック基板3の熱変形に
よる剥離を防止する。また放熱面積の増大は、発熱体4
から放熱板1への放熱を均等化し、その結果、発熱体4
の発熱温度むらを減少し、印字濃度を均等化させる。
第4図は本考案の第3実施例を示す。この実施例では、
放熱板1の上面に、発熱体4に沿ってその直下に凹部1a
が設けられている。すなわち、コンパウンド層2が凹部
1aにおいて部分的に肉厚となっている。
コンパウンド層2の肉厚部2aは、それ自体の弾性効果に
よりセラミック基板3の熱応力を吸収し剥離を防止する
ほか、第1実施例の肉厚部2aと同様に、セラミック基板
3の反りによるコンパウンド層2の厚み変化率を相対的
に小幅に抑え、発熱体4から放熱板1への放熱を均等化
する。これにより発熱体4の発熱温度むらが減少し、印
字濃度が均等化される。
なお、凸部3aおよび肉厚部2aは発熱体4の直下に配置し
たが、これに厳密に限られるものではなく、その直下を
含む近傍にあればよい。
〈考案の効果〉 本考案の熱印字ヘッドによれば、基板の裏面に設けた凸
部により基板の接着層および放熱板に対する放熱面積が
増大する。しかも、接着層の肉厚部により、その部分に
弾性効果が得られ、基板の反りが吸収されるほか、発熱
体の裏面において基板の反りによる接着層の厚み変化分
に対して接着層全体の厚みが大となるので、発熱体に沿
った接着層の厚み変化率は相対的に小幅になり、放熱効
果が均一化する。その結果、発熱体の発熱温度むらを減
少し、印字濃度を均等化できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例を示す断面図、第2図は本
考案の第2実施例を示す側面図、第3図は第2図の斜視
図、第4図は本考案の第3実施例を示す側面図、第5図
は従来例の側面図である。 1……放熱板、2……コンパウンド層(接着層) 2a……肉厚部、3……セラミック基板、3a……凸部、4
……発熱体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】放熱板の表面に、発熱体を備えた基板を接
    着層を介して貼着してある熱印字ヘッドにおいて、 上記基板裏面の上記発熱体に対応する位置に凸部を形成
    するとともに、かつ、その凸部に相対する上記接着層を
    肉厚としたことを特徴とする熱印字ヘッド。
JP1986073193U 1986-05-14 1986-05-14 熱印字ヘツド Expired - Lifetime JPH0721328Y2 (ja)

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JPS62185044U JPS62185044U (ja) 1987-11-25
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