JP2523716Y2 - 床暖房装置 - Google Patents

床暖房装置

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JP2523716Y2
JP2523716Y2 JP1987073917U JP7391787U JP2523716Y2 JP 2523716 Y2 JP2523716 Y2 JP 2523716Y2 JP 1987073917 U JP1987073917 U JP 1987073917U JP 7391787 U JP7391787 U JP 7391787U JP 2523716 Y2 JP2523716 Y2 JP 2523716Y2
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清男 小林
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清男 小林
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、温水配管方式の床暖房装置に関するもので
ある。
〔従来の技術〕
床暖房装置として、熱源にて加熱された温水を循環可
能な温水パイプを床に埋設した温水配管方式の床暖房装
置が知られている。また、他の方式の床暖房装置とし
て、電気を通電可能な電気発熱ヒータからなる面状発熱
体を床に埋設した電気ヒータ方式の床暖房装置が知られ
ている。
温水配管方式の床暖房装置として、一般には、銅パイ
プ等の配管が使用され、配管は、例えば、コンクリート
床下地上に敷設される。コンクリート又はモルタルが配
管を被覆するように打設又はコテ塗り施工され、温水配
管は、コンクリート又はモルタルによって被覆される。
この種の床暖房配管として、特開昭55-123994号公報に
開示される如く、ゴム等の材質からなる弾力的なパイプ
をコンクリート床下地上に敷設した後、コンクリートを
配管上に打設した構成の床暖房装置が知られている。
また、電気ヒータ方式の床暖房装置として、面状発熱
体を床下地上に配置した形式の床暖房装置が、実願昭51
-161828号及び実願昭52-90253号の各明細書に開示され
ている。面状発熱体は、例えば、炭素粉末を含有する合
成高分子化合物の板状発熱素子、或いは、絶縁ベースに
カーボン抵抗発熱塗料を塗布した板体等から構成され
る。面状発熱体として、石膏系モルタル層又は自己水準
性能を有する床下地材によって被覆されたものが、上記
各明細書により知られている。
〔考案が解決しようとする課題〕
金属配管等を用いた従来の温水配管方式の床暖房装置
では、配管は、比較的厚いコンクリート層又はモルタル
層によって被覆される。かかるコンクリート層等は、十
分な床面の耐衝撃強度を発揮するとともに、床荷重又は
床面に作用する衝撃が配管に影響しないように、所望の
床仕上面の耐久性又は強度を発現する。殊に、温水配管
を被覆するコンクリート層又はモルタル層は、コンクリ
ート又はモルタル自体の乾燥収縮クラックの発生を防止
するとともに、配管の埋設によるクラックの発生を回避
すべく、埋設配管の直上のコンクリート部分又はモルタ
ル部分の被覆厚を少なくとも3乃至4cm程度確保する必
要があることなどから、コンクリート層全体又はモルタ
ル層全体の厚さを少なくとも50mm乃至100mm程度に設計
しなければならない。しかしながら、建築物、殊に、構
造規制又は高さ規制を受ける中高層建築物等において
は、床構造体全体の断面寸法を極力小さく設計し、床の
死荷重又は固定荷重を軽減するとともに、有効利用可能
な階高を増大させる必要があるので、従来の温水配管方
式の床暖房装置は、中規模・大規模建築物等の設計に採
用する上で難点があった。
また、このように厚く設計されるコンクリート層又は
モルタル層内の温水配管は、床表面からの埋設深さが深
い位置に位置する。従って、室内に面する床表面を昇温
するのに多くの時間を要し、この結果、所謂暖房の立ち
上り時間が遅く、暖房開始後に室内空気が所望の暖房目
標温度に到達するまでに、比較的長時間の初期的加熱時
間を必要としていた。
他方、上記電気ヒータ方式の床暖房装置においては、
暖房運転の維持管理に係る電気代等の経費が比較的大き
く課せられるので、使用者が過大なランニングコストを
出費せざるを得ない難点がある。
本考案は、かかる点に鑑みてなされたものであり、そ
の目的とするところは、温水配管方式の床暖房装置にお
ける上記課題を解決することができる温水配管方式の床
暖房装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、一般に床下地の不陸調整材として使用され
且つ配管を被覆又は埋設するのに使用し難いと考えられ
ていた薄いセルフレベリング材の中に温水配管を埋設す
ることにより、上記課題を解決できる好適な温水配管方
式の床暖房装置を実現できるとの本考案者の知見に基づ
き、創作されたものである。即ち、本考案は、上記目的
を達成するために、床下地(5)の上面に配置された弾
力ある複数の温水パイプ(2)と、該温水パイプ(2)
の上から流し延べられたセルフレベリング材(3)とか
らなり、前記温水パイプ(2)をセルフレベリング材
(3)内に埋設し、セルフレベリング材(3)で固めた
ことを特徴とする床暖房装置を提供する。
〔作用〕
本考案の上記構成によれば、弾力あるパイプ(2)
は、床下地(5)の上面に沿って敷設される。一般に床
下地(5)の上面、例えば、コンクリートスラブ上面に
は、広範囲に亘って多くの不陸が生じるが、弾力あるパ
イプ(2)は、曲げ加工及び配管結束作業を要する従来
の金属配管と異なり、自己変位又は自己変形により薄い
セルフレベリング材(3)の断面に納まるように敷設し
得る。従って、薄い厚さに流し延べるセルフレベリング
材(3)の中に温水パイプ(2)を埋設することができ
る。かくして、本考案により、従来実現し得なかった極
めて薄くてすむ温水配管方式の床暖房装置が実現した。
しかも、このようにセルフレベリング材(3)の中に床
暖房用の温水パイプ(2)を埋設したときに、セルフレ
ベリング材(3)にクラック(ひび割れ)が生じず、弾
力パイプの亀裂又は破断による漏水が発生せず、更に
は、十分な床の強度及び耐久性を確保できることが、本
考案者により確認された。また、上記構成の床暖房装置
は、床表面を短時間に昇温することができ、この結果、
暖房立ち上り時の初期的加熱時間を大幅に短縮すること
ができた。
更に、上記床暖房装置の厚さが極めて薄く、しかも、
比較的急激な温度変化がが暖房立ち上り時等に短時間に
生じることから、セルフレベリング材(3)の表面に多
くのクラックが発生し、或いは、温水パイプ(2)が亀
裂又は損傷することが当然に予期又は予測されたが、実
際にはクラックが生じ難く、温水パイプ(2)の亀裂又
は損傷も発生しないことが判明した。
〔実施例〕
図面は、本考案に係る床暖房装置の断面図である。図
面を参照して、本考案の実施例について、説明する。
図面において、参照符合1は、ネット又はアミ等の補
強材を示し、参照符合2は、温水ヒーター又はパイプを
示し、参照符合3は、セルフレベリング材を示してい
る。また、参照符合4は、断熱紙又は防水紙を示し、参
照符合5は、床下地を構成する基礎コンクリートを示
し、更に、参照符合6は、基礎コンクリート5内の鉄筋
又はワイヤメッシュを示している。
基礎コンクリート5の床下地の上には、ゴム等の弾力
ある温水パイプ2が敷設され、所望により、温水パイプ
2の配管内に圧力がかけられる。セルフレベリング材が
温水パイプ2の上から基礎コンクリート5上に流し延べ
られ、温水パイプ2は、セルフレベリング材3内に埋設
され、セルフレベリング材3で固められる。
所望により、ネット又はアミ等の補強材1がセルフレ
ベリング材3内に埋設され、また、断熱紙又は防水紙4
がセルフレベリング材3と基礎コンクリート5との間に
介挿される。
本願考案者は、かかる構成の床暖房装置により、強力
で、しかも、温度の立上りの早い床暖房装置を施工する
ことに成功した。
以上、本考案の好適な実施例について説明したが、本
考案は、このような実施例に限定されるものではなく、
細部の構成、形状、素材等において、本考案の要旨を逸
脱しない範囲で任意に変更し得るものである。
〔考案の効果〕
以上説明した如く、本考案の上記構成によれば、薄い
セルフレベリング材の中に床暖房用の温水配管を埋設し
たことにより、極めて薄くてすむ床暖房装置を床下地又
は床版上に施工することができ、この結果、厚いコンク
リート又はモルタル被覆を要する従来の温水配管方式の
床暖房装置に比べて、床の死荷重又は固定荷重を大幅に
軽減し且つ有効利用可能な階高を増大させることが可能
となる。更に、弾力あるパイプをセルフレベリング材内
に埋設したとき、温水パイプに亀裂又は破断が生じない
ので、温水配管の亀裂又は破断等の原因により発生して
いた漏水事故を完全に回避でき、しかも、セルフレベリ
ング材に埋設した温水配管による床暖房装置は、良好な
熱伝導性能により極めて早期に暖房立ち上げ可能な効率
的な床暖房を実現することが確認された。
また、本考案の床暖房装置によれば、床は、暖房立ち
上り時等に短時間に温度変化し、従って、急激なセルフ
レベリング材の繰り返し熱膨張・収縮が生じるにもかか
わらず、温水パイプの亀裂又は損傷や、セルフレベリン
グ材のクラックなどが生じないことが判明した。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案に係る床暖房装置の断面図である。 〔符合の説明〕 1……ネット又はアミ等の補強材 2……温水ヒータ又はパイプ 3……セルフレベリング材 4……断熱紙又は防水紙 5……基礎コンクリート 6……鉄筋又はワイヤメッシュ

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】床下地(5)の上面に配置された弾力ある
    複数の温水パイプ(2)と、該温水パイプ(2)の上か
    ら流し延べられたセルフレベリング材(3)とからな
    り、防水紙(4)が前記セルフレベリング材(3)と前
    記床下地(5)との間に設けられ、 前記温水パイプ(2)をセルフレベリング材(3)内に
    埋設し、該セルフレベリング材(3)で固めたことを特
    徴とする床暖房装置。
  2. 【請求項2】補強材(1)が前記セルフレベリング材
    (3)に埋設されたことを特徴とする実用新案登録請求
    の範囲第1項に記載の床暖房装置。
  3. 【請求項3】断熱紙(4)が前記セルフレベリング材
    (3)と前記床下地(5)との間に設けられたことを特
    徴とする実用新案登録請求の範囲第1項又は第2項に記
    載の床暖房装置。
JP1987073917U 1987-05-18 1987-05-18 床暖房装置 Expired - Lifetime JP2523716Y2 (ja)

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JPS63184834U JPS63184834U (ja) 1988-11-28
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5379749U (ja) * 1976-12-04 1978-07-03
JPS5418053U (ja) * 1977-07-07 1979-02-05

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