JP3041217U - パイプ埋込型温水式床暖房構造 - Google Patents

パイプ埋込型温水式床暖房構造

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JP3041217U
JP3041217U JP1997001373U JP137397U JP3041217U JP 3041217 U JP3041217 U JP 3041217U JP 1997001373 U JP1997001373 U JP 1997001373U JP 137397 U JP137397 U JP 137397U JP 3041217 U JP3041217 U JP 3041217U
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JP
Japan
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pipe
hot water
heating structure
floor heating
laid
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JP1997001373U
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Inventor
誠 梨本
Original Assignee
株式会社サーモテック
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軽量で、温度むらの少ない暖房を実現できる
パイプ埋込式床暖房構造を提案すること。 【解決手段】 パイプ埋込型温水式床暖房構造は、コン
クリート等の下地材1の上に布設された断熱材2と、こ
の断熱材2の上に敷設された循環温水による熱源供給用
の樹脂パイプ3と、この樹脂パイプ3を覆う状態に形成
された被覆材の層5とを有している。樹脂パイプ3は、
外径が10mmから15mmの細いパイプで、 パイプ間
ピッチ4が50mmから100mmの範囲とされてい
る。この構造によれば、被覆層が薄く、パイプ間ピッチ
が狭く、下地材との間に断熱材を敷設してあるので、熱
損失率を少なくでき、熱伝導を短時間で行うことがで
き、さらに、床面の温度むらを抑制できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、床に埋め込まれた温水パイプに温水を循環させる温水式床暖房構造 に関するものである。
【0002】
【考案が解決しようとする課題】
パイプ埋込型温水式床暖房には様々な工法が施され、また様々な材料が使用さ れている。温水管理及びフローリングやジュータン等の床面仕上げ材料は別とし て、従来工法における熱源供給主要構造部に於いては様々な解決すべき課題が残 されている。
【0003】 従来工法に於ける解決すべき課題の主なるものは次のように要約される。
【0004】 (1)1.50mmから70mmの厚いコンクリート等の中に鉄管や銅管その他 の温水パイプが埋め込まれている。従って、床荷重がその分重くなってしまう。
【0005】 (2)150mmから300mmのピッチで温水パイプを敷設しているので、パ イプ直上位置の床表面と、パイプの中間点直上の床表面との間に、大きな温度む らができてしまう。
【0006】 (3)温水パイプが太い程、その曲がりを小さくできない。このため、直線状に 平行に配列された温水パイプのピッチを小さくすることが困難である。この結果 、温水パイプ周囲の厚いコンクリート等を通して床面への熱伝導がおくれる。即 ち伝熱温度の立ち上がり時間が遅く、熱損失が大きくなる。
【0007】 (4)一旦暖まった厚いコンクリート等の厚みが厚ければ厚い程蓄熱力が大きい ので熱源を切っても床温は上がって行く。このため、熱コントロールが困難であ る。
【0008】 (5)温水パイプから下地材の側に熱伝導が発生するので、このような伝導熱は 大きな損失熱であり、熱源を創り出す為の電気や燃料等の損失が大きくなってし まう。
【0009】 (6)室温の立ち上がり時間が遅くなること、放熱量が足りないこと等により補 助暖房を必要とする場合が多い。
【0010】 (7)コンクリート等の打設が厚ければ厚い程、床面を高くしなければならない 為、既存の建物には施工しにくい。
【0011】 (8)銅管を使用した場合には、熱膨張率が大きいのでコンクリート等に亀裂が 生じる。
【0012】 (9)銅管は、電蝕によって穴があく事例が多く耐用年数が短い。
【0013】 (10)温水パイプに腐食等が発生すると、その交換作業が必要になるが、厚い コンクリート等によって温水パイプが被覆されている場合には、それを除去する 必要があるので、温水パイプの補修作業が困難である。
【0014】 本考案の課題は、このような課題を解消可能なパイプ埋込型温水式床暖房構造 を提案することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本考案のパイプ埋込型温水式床暖房構造は、コ ンクリート製等からなる下地材1の上に布設された断熱材2と、この断熱材2の 上に敷設された循環温水による熱源供給用の樹脂パイプ3と、この樹脂パイプ3 を覆う状態に形成された被覆材の層5とを有する構成を採用している。被覆材の 層5としてはセルフレベリング材を用いることができる。
【0016】 ここで、本考案者が行った実験等によれば、熱源供給用の樹脂パイプ3として は、外径が10mmから15mmの細いパイプで、 パイプ間ピッチ4を50mm から100mmの範囲に設定すれば、効率良く床面に熱を伝導できると共に、床 面の温度むらを抑制できることが確認された。このように配列された樹脂パイプ 3は、一般的には、固定シール(イ)等の固定具を用いて固定すればよい。
【0017】 なお、被覆材の層5を敷設した後は、その上にフローリング材(ロ)、ジュー タン(ハ)等の床仕上げ材を敷設する。
【0018】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、樹脂パイプの外径を10mm〜15m mと細くし、その被覆層を薄くし、パイプ間のピッチを50mm〜100mmと 狭くし、しかも、下地材との間に断熱材を敷設してあるので、熱損失率を少な くでき、熱伝導を短時間で行うことができ、床面の温度むらを抑制でき、 床面温度のコントロールも容易になるといった優れた効果を奏するパイプ埋込式 温水型床暖房構造を実現できる。
【0019】 この効果に加えて、次のような利点も得られる。
【0020】 (1)温水パイプを細くしたので、セルフレベリング材等の被覆層の打設厚みを 薄くでき、その分床荷重を軽減できる。
【0021】 (2)樹脂パイプの使用とセルフレベリング材を組み合わせたことによって床面 亀裂が生じ難くなる。
【0022】 (3)軽量、極薄施工(25mm以下)が可能になった為、既存の建物にも簡単に 施工できる。
【0023】 (4)パイプ間ピッチを狭くしたので、放熱量が大きくとれ、補助暖房が不要に なる。
【0024】 (5)樹脂パイプの採用により床暖房製品としての耐久性が向上する。
【0025】 (6)床面からの釘打ち等により床面下の埋め込みパイプに万が一穴があけられ た等のパイプ損傷の場合でもセルフレベリング材等の被覆層を薄くしてあるので 、その補修作業が簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による床暖房構造を一部を断面として示
す部分斜視図である。
【図2】図1の床暖房構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1 下地材 2 断熱材 3 樹脂パイプ 4 パイプ間ピッチ 5 セルフレベリング材(被覆材) イ パイプ固定シール ロ フローリング ハ ジュータン

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリート製等からなる下地材の上に
    布設された断熱材と、この断熱材の上に敷設された循環
    温水による熱源供給用の樹脂パイプと、この樹脂パイプ
    を覆う状態に形成された被覆材の層とを有することを特
    徴とするパイプ埋込型温水式床暖房構造。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記樹脂パイプの外
    径寸法は、10mm〜15mmであることを特徴とする
    パイプ埋込型温水式床暖房構造。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記樹脂パイプのピ
    ッチは、50mm〜100mmであることを特徴とする
    パイプ埋込型温水式暖房構造。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のうちの何れかにおい
    て、前記被覆材はセルフレベリング材であることを特徴
    とするパイプ埋込型温水式床暖房構造。
JP1997001373U 1997-03-06 1997-03-06 パイプ埋込型温水式床暖房構造 Expired - Lifetime JP3041217U (ja)

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