JPH03235855A - 建築用ボード及びその製造方法 - Google Patents

建築用ボード及びその製造方法

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JPH03235855A
JPH03235855A JP2939090A JP2939090A JPH03235855A JP H03235855 A JPH03235855 A JP H03235855A JP 2939090 A JP2939090 A JP 2939090A JP 2939090 A JP2939090 A JP 2939090A JP H03235855 A JPH03235855 A JP H03235855A
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JP
Japan
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board
conductive material
thermally conductive
panel
formwork
Prior art date
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Pending
Application number
JP2939090A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuji Fukushima
福島 脩治
Yutaka Ikeda
裕 池田
Yozo Mihara
三原 陽三
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DANDORU BOARD KK
TOKYO RATSUKU SHOKAI KK
Nippon Steel Chemical and Materials Co Ltd
Original Assignee
DANDORU BOARD KK
TOKYO RATSUKU SHOKAI KK
Nippon Steel Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は建築物の床材や壁材に適用される建築用ボード
及びその製造方法に係り、特に室内を冷暖房する機能を
有する建築用ボード及びその製造方法に関する。
(従来の技術) 近年、建築物の床材や壁材を建築用ボードによってユニ
ット化すると共に、その建築用ボードはその内部に熱交
換媒体流通用の管体を埋設したものとし、室内を床材や
壁材からの輻射、伝熱等によって冷暖房しようとする技
術が提案されている(例えば、実開昭56−97323
号公報、特開昭56−93966号公報等)。
この場合に用いられる建築用ボードとしては、熱交換媒
体の熱の有効利用の観点から、室内側にモルタル等の熱
伝導性素材を、また室外側に発泡樹脂その他のパネル状
断熱体を配した合板構成のものか採用されている。
(発明か解決しようとする課題) ところで、このような建築用ボードを製造する場合、従
来では例えば第21図に示すように、上面か開口したボ
ード成形用の薄箱状の型砕8に、パネル状断熱体2およ
び熱交換媒体流通用の管体9を挿入配置した後、その型
枠8内にボード面形成用の熱伝導性素材1を湿潤状態で
打設し、その熱伝導性素材1を乾燥硬化させた後、型枠
8を取外し、これにより表層部が熱伝導性素材1、裏層
部が主としてパネル状断熱体2からなる建築用ボード4
を製造するようにしている。
しかるにモルタル等の熱伝導性素材1は、型枠8を取り
外した後にあっても乾燥硬化を続けてこの乾燥硬化によ
って比較的大きく収縮するため、第18図に示すように
、熱伝導性素材1はこれよりも剛性か小さい発泡樹脂等
のパネル状断熱体2を伴い、取付は面としての床面3等
に対して両端側が離間する方向に湾曲する、いわゆる反
りを生じる。このような反りが生じた複数の建築用ボー
ド4を床面3等に並べ、例えば釘うで止着して敷き詰め
る場合には、第19図に示すように、土着の正常なもの
4aと、不足のもの4bと、過度のもの4C等との間で
、釘5による止着の差に応した段差(目違い)a、a−
が生じる不具合があり、このような反りが原因でボード
表面の精度を確保することが困難であった。
また、第20図に示すように型枠8を取外したときには
、建築用ボード4の周縁か露出されることになるが、こ
の周縁には熱伝導性素材1のばり6が突出していたり、
搬送時や施工時の接触等による欠け7が生じたりするこ
とも多い。したかって、建物の床面や壁面等に多数の建
築用ボード4を隣接させて敷設する場合、ばり6の除去
作業や、欠け7部分への詰物被覆作業等の余分な手間が
必要となると共に、建築用ボード4間に詰物充填用の比
較的大きい間隙すをあけなければならず、外観上の体裁
も悪くする等の問題がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、反り
を防止して目違いの発生を抑制でき、また厚さ精度や表
面精度の向上か図れるとともに、ぼりゃ欠けの発生も防
止して作業性および外観の向上筒も図れる建築用ボード
を提供することを目的とする。
また本発明の目的は、このような建築用ボードを部品効
率よく製造できる建築用ボードの製造方法を提供するこ
とにある。
(課題を解決するための手段とその作用)第1の発明は
、パネル状断熱体と、このパネル状断熱体の表面に湿潤
状態で打設され乾燥硬化されてボード面を形成する熱伝
導性素材と、これらパネル状断熱体と熱伝導性素材との
接合面に埋設された熱交換媒体流通用の管体とからボー
ド本体を形成すると共に、ボード本体の周縁部を外枠材
で囲繞したことを特徴とする。
第1の発明によれば、ボード本体を外枠材で囲繞したの
で、熱伝導性素材が乾燥収縮してもその際発生する反り
を効果的に抑えることができる。
したがって、複数の建築用ボードを床面や壁面等の取付
は面に並べて敷き詰める場合、段差(目違い)が生じる
ことがなく、またボード本体を釘等で取付は面に止着す
る場合、外枠材の立上り高さを基準として釘等による止
着を調整できるので、ボード厚さ精度の向上が図れる。
さらに、外枠材の高さを基準として熱伝導性素材の打設
が行えるので、ぼり又は欠は等が生じることもない。し
たかって、ばりの除去作業や、欠は部分への詰物被覆作
業等の余分な手間が不要となると共に、建築用ボード間
に詰物充填用の間隙をあける必要もなく、各建築用ボー
ドを密接状態で敷き詰めることができ、外観上の体裁も
向上できる。
なお、ボード表面に対してしごきを行う必要か生じた場
合でも、外枠材を定規として適用でき、しごき厚の適否
が直ちに発見でき、修正等も容易に行える。
第2の発明は、パネル状断熱体と、このパネル状断熱体
の表面に湿潤状態で打設され乾燥硬化されてボード面を
形成する熱伝導性素材と、これらパネル状断熱体と熱伝
導性素材との接合面に埋設された熱交換媒体流通用の管
体とからボード本体を形成し、ボード本体の周縁部を外
枠材で囲繞すると共に、外枠材を構成する枠部材間に、
桁材を設けたことを特徴とする 特に第1の発明の作用に加えて第2の発明では、桁材に
よってボード本体の中間部分が接着支持状態となるよう
にしたので、保形効果が付与され、乾燥硬化時の収縮作
用等による熱伝導性素材の変形が抑制され、外形輪郭の
歪曲防止により外形形状の精度の向上が図れるようにな
る。
第3の発明は、パネル状断熱体と、このパネル状断熱体
の表面に湿潤状態で打設され乾燥硬化されてボード面を
形成する熱伝導性素材と、これらパネル状断熱体と熱伝
導性素材との接合面に埋設された熱交換媒体流通用の管
体とからボード本体を形成し、ボード本体の周縁部を外
枠材で囲繞すると共に、外枠材の内面側にアンカー部材
を突設したことを特徴とする 特に上記第1の発明の作用に加えて第3の発明では、外
枠材の内面側にアンカー部材を突設したので、該アンカ
ー部材により熱伝導性素材と外枠材との接合強度が増大
し、変形防止機能等がより向上する。
第4の発明は、外枠材を兼ねる型枠内にパネル状断熱体
を挿着し、次いで型枠内にボード面を形成する熱伝導性
素材を打設し熱伝導性素材を乾燥硬化させて、表層部が
熱伝導性素材、裏層部がパネル状断熱体からなるボード
本体を形成するようにしたことを特徴とする。
第4の発明によれば、成形用の型枠を、製品保護材およ
び定規等としての外枠材に兼用させるので、成形用の専
用の型枠が不要となり、それにより部品効率の向上が図
れるようになる。
第5の発明は、周壁を有して外枠材を兼ねる型枠を形成
し、型枠を基台上に載置し、次いで型枠内に位置させて
パネル状断熱体を基台上に設置し、その後型枠内にボー
ド面を形成する熱伝導性素材を打設し熱伝導性素材を乾
燥硬化させて、表層部が熱伝導性素材、裏層部がパネル
状断熱体からなるボード本体を形成するようにしたこと
を特徴とする。
第5の発明によれば、周縁部を外枠材で囲繞する建築用
ボードを製造するに際し、周壁を有する型枠を、製品保
護材および定規等としての外枠材に兼用させることによ
り、周縁部成形用の専用型枠か不要となり、部品効率の
向上が図れるようになる。
第6の発明は、周壁と周壁に連設された底壁とを何して
外枠材を兼ねる型枠を形成し、次いで型枠内に、底壁上
に載置させてパネル状断熱体を設置し、その後型枠内に
ボード面を形成する熱伝導性素材を打設し熱伝導性素材
を乾燥硬化させて、表層部が熱伝導性素材、裏層部がパ
ネル状断熱体からなるボード本体を形成するようにした
ことを特徴とする。
第6の発明によれば、周縁部および裏層部を外枠材で囲
繞する建築用ボードを製造できると共に、この製造に際
し、該型枠を、製品保護材および定規等としての外枠材
に兼用させることができ、周縁部成形用の専用型枠およ
び型枠載置用の台か不要となり、さらに部品効率の向上
が図れるようになる。
第7の発明は、周壁と周壁の下縁部に連設された底部フ
ランジ部とを有して外枠材を兼ねる型枠を形成し、次い
で型枠内に、底部フランジ部間に掛け渡してパネル状断
熱体を設置し、その後型枠内にボード面を形成する熱伝
導性素材を打設し熱伝導性素材を乾燥硬化させて、表層
部か熱伝導性素材、裏層部かパネル状断熱体からなるボ
ード本体を形成するようにしたことを特徴とする。
第7の発明によれば、周縁部および裏層部を外枠材で囲
繞する建築用ボードを製造できると共に、この製造に際
し、該型枠を、製品保護材および定規等としての外枠材
に兼用させることができ、周縁部成形用の専用型枠およ
び型枠載置用の台が不要となり、しかも底部フランジ部
間にパネル状断熱体を掛け渡して設置することにより、
外枠材自体を断熱性素材打設用の型枠として利用できる
ので、部品効率が一層向上できるようになる。
(実 施 例) 以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図は第1実施例に係る建築用ボード10の構成を示
す断面図である。
第1図に示す建築用ボード10は基本的には、パネル状
断熱体11と、このパネル状断熱体11の表面に湿潤状
態で打設され乾燥硬化されてボード面を形成する熱伝導
性素材12と、これらパネル状断熱体11と熱伝導性素
材12との接合面に埋設された熱交換媒体流通用の管体
13とからボード本体14を形成すると共に、ボード本
体14の周縁部を外枠材15で囲繞して構成される。
第1図に示すように、この実施例ではボード本体14か
、熱伝導性素材12と、この熱伝導性素材12の一側面
に接合されたパネル状断熱体11とにより、合板構成と
されている。熱伝導性素材12は例えばモルタル製とさ
れ、その原料はセメント、細砂、流動化材、蓄熱用生石
灰及び早強材等である。また、パネル状断熱体11は発
泡樹脂とされている。
パネル状断熱体11と熱伝導性素材12との間には熱交
換媒体流通用の蛇行形状の管体13か挿着され、この管
体13は、パネル状断熱体11と熱伝導性素材12との
接合面部に敷設した金属製網目材(メタルラス)16に
より熱伝導性素材12側から保持されている。尚、管体
13は耐蝕性及び熱伝導率の高い金属製で、好ましくは
大径、大強度、低価格のものである。また、メタルラス
16は熱伝導率及び引張り強度の高い金属製の網、また
はパンチングメタル等によって構成され、好ましくは柔
軟性に富むものである。このメタルラス16がホチキス
等の固定針17でパネル状断熱体11に止着されている
また、ボード本体14の周縁部を囲繞保持する外枠材1
5は高剛性材料、例えば金属製や樹脂製の平板状材料に
よって、四角枠状に構成されている。この外枠材15は
、ボード本体14の全体厚さと略同−高さとされており
、好ましくは熱伝導性素材12成形用の型枠を兼ねるも
のである。即ち、建築用ボード10の製作時には、溝部
を有するパネル状断熱体11を予め形成し、このパネル
状断熱体11の溝部に管体13を挿入配置して、この管
体13をメタルラス16で覆い、その後メタルラス16
を固定針17で止めて管体13の位置決め保持をする。
この状態で、外枠材15内にパネル状断熱体11を挿入
してこれを外枠材15で囲繞させ、その外枠材15の上
縁部をパネル状断熱体11の上方に突出させて型枠を兼
用させる。
この型枠兼用の外枠材15内に熱伝導性素材12である
モルタルを、パネル状断熱体11の上面及び溝部側に打
設し、養生させて、外枠材15でボード本体14の周縁
部が囲繞保持された合板状の建築用ボード10を形成す
るものである。
このような実施例の構成によれば、ボード本体14をそ
の全体厚さと略同−幅の外枠材15て囲繞したので、熱
伝導性素材12が乾燥収縮しても反りを効果的に抑制す
ることができる。したかって、第2図に示すように、複
数の建築用ボード10を床面や壁面等の取付は面18に
並べて敷き詰める場合、段差(目違い)が生じることが
なく、同一レヘルに設置できるようになる。またボード
本体14を釘19等で取付は面18に止着する場合、第
3図に示すように、外枠材15の立上り高さを基準とし
て釘19等による止着を調整できる(破線のような過不
足かない)ので、建築用ボド10の厚さ精度の向上か図
れる。
さらに、外枠材15の高さを基準として熱伝導性素材1
2の打設か行えるので、ぼり等が生しにくく、また搬送
時や施工時に熱伝導性素材12の周縁部が外枠材15に
よって被覆されるので欠は等も生じない。したがって、
ばりの除去作業や、欠は部分への詰物被覆作業等の余分
な手間が不要となると共に、建築用ボード10間に詰物
充填用の間隙Cをあける必要もなく、各建築用ボード1
0を密接状態で敷き詰めることができ、外観上の体裁も
向上できる。
尚、ボード表面に対してしごきを行う必要が生じた場合
には、外枠材15を定規として適用でき、しごき厚の適
否が直ちに発見でき、修正等も容易に行える。
ところで、外枠材15を平板状材料によって四角枠状に
構成した上記実施例のものでは、建築用ボード10の周
縁部を囲繞保持するだけであるため、建築用ボード10
の大きさや材質等によっては、例えば第4図の平面図に
示すように、建築用ボード10の外形形状が歪曲する可
能性が考えられる。
そこで、このような歪曲を防止する観点から、外枠材1
5については種々の変形が行える。第5図は第2実施例
に係る建築用ボード10の構成を示す断面図である。
第5図及び第6図に示すように、建築用ボード10は基
本的には、パネル状断熱体11と、このパネル状断熱体
11の表面に湿潤状態で打設され乾燥硬化されてボード
面を形成する熱伝導性素材12と、これらパネル状断熱
体11と熱伝導性素材12との接合面に埋設された熱交
換媒体流通用の管体13とからボード本体14を形成し
、ボード本体14の周縁部を外枠材15て囲繞すると共
に、外枠材15を構成する枠部材152間に、桁材15
bを設けて構成される。即ち、上記実施例と同様に平板
状の枠部材15aによって構成した四角枠状の外枠材1
5の略中間部に、縦向き平板状の桁材15bを架設して
いる。
このような構成によると、桁材15bによってボード本
体14の中間部分が接着支持状態となり、保形効果が付
与されるので、乾燥硬化時の収縮作用等による熱伝導性
素材12の変形が抑制され、外形輪郭の歪曲防止により
外形形状の精度の向上が図れるようになる。これにより
、多数の建築用ボード10を隣接させて配置する際、隣
接する建築用ボード10相互の設置精度を向上させるこ
とができる。
また、第7図に示すように、上記実施例と同様に平板状
材料によって構成した四角枠状の外枠材15の略中間部
に、横向き平板状の桁材15Cを架設してもよい。さら
に、第8図〜第10図に示すように、断面り字形の枠部
材15dによって構成した四角枠状の外枠材15の略中
間部に、断面逆T字状の桁材15eを架設してもよい。
さらに好ましくは、第11図に示すように、外枠材15
の隅角部に補強片15gを設けることである。この外枠
材15は、後述する本発明方法の第3実施例に適用して
好適なものであり、周壁としての枠部材15a並びに桁
材15bを備えると共に、枠部材15aの下縁部に、底
部フランジ部115cか連設されている。
このような構成によっても、桁材15c、15eによっ
てボード本体14の中間部分か接着支持状態となり、保
形効果が付与されるので、前記同様に、乾燥硬化時の収
縮作用等による熱伝導性素材12の変形が抑制され、外
形輪郭の歪曲防止による外形形状の精度の向上が図れる
なお、第5図〜第10図では桁材15b、15c、15
eを各−本のみ示したが、第11図のようにこれら桁材
15b、15c、15eは任意本数に設定できることは
勿論である。
また、熱伝導性素材12と外枠材15との接合性を一層
向上するための応用も可能である。第12図は第3実施
例に係る建築用ボード10の構成を示す断面図である。
第12図に示すように、建築用ボード10は基本的には
、パネル状断熱体11と、このパネル状断熱体11の表
面に湿潤状態で打設され乾燥硬化されてボード面を形成
する熱伝導性素材12と、これらパネル状断熱体11と
熱伝導性素材12との接合面に埋設された熱交換媒体流
通用の管体13とからボード本体14を形成し、ボード
本体14の周縁部を外枠材15て囲繞すると共に、外枠
材15の内面側にアンカー部材2oを突設して構成され
る。
具体的には、外枠材15の内面には、棒状またはこれに
類する形状のアンカー部材20が間隔的に突設されてい
る。
このように、このアンカー部材20を熱伝導性素材12
内に埋設することにより、熱伝導性素材12と外枠材1
5との接合強度が増大し、熱伝導性素材12と外枠材1
5との接合性が向上し、変形防止機能等が向上する。
さらに、第13図に示すように、アンカー部材20の先
端をフック状に形成し、このフック状先端部20aにメ
タルラス16を掛止させるようにしてもよい。このよう
な構成によると、外枠材15と熱伝導性素材12との接
合性か向上するとともに、アンカー部材20がメタルラ
ス16の掛止部材としても兼用でき、部品効率か向上で
きる等の利点か得られる。
さらに、第17図に示すように、外枠材15の外周部に
横方向に突出する突片15fを形成しておけば、建物床
の根太21等への設置に好適である。
第14図は、本発明方法の第1実施例を示している。
上述のような建築用ボード10を製造する本発明の方法
は基本的には、外枠材15を兼ねる型枠115内にパネ
ル状断熱体11を挿着し、次いで型枠115内にボード
面を形成する熱伝導性素材12を打設し熱伝導性素材1
2を乾燥硬化させて、表層部が熱伝導性素材12、裏層
部がパネル状断熱体11からなるボード本体14を形成
するものである。
具体的には第14図に示すように、まず帯状の周壁11
5aを有して外枠材15を兼ねる型枠115を形成し、
この型枠115の周壁115aが起立する状態で水平な
基台、例えば成形台118上に載置する。この型枠11
5を成形台118上に設置するに際しては、成形台11
8上に適宜配置した位置決め部材118aにより型枠1
15の位置決めを行なう。次いで、型枠115の周壁1
15aの高さよりも肉薄なパネル状断熱体11を型枠1
15内に位置させて成形台118上に設置する。ここで
熱伝導用媒体流通用の管体13を、メタルラス16で覆
い、固定針17でパネル状断熱体11に止めて管体13
の位置決め保持をしておく (第1図参照)。この後、
型枠115内にその周壁115a上縁と高さを一致させ
てボード面を形成する熱伝導性素材12を打設し乾燥硬
化させる。これにより、表層部が熱伝導性素材12、裏
層部がパネル状断熱体11からなるボード本体14を形
成するものである。
本実施例によれば、周縁部を外枠材15て囲繞する建築
用ボード10を製造するに際し、周壁を有する型枠11
5を、製品保護材および定規等としての外枠材15に兼
用させたので、周縁部成形用の専用型枠が不要となり、
部品効率の向上が図れる。
第3図は、本発明方法の第2実施例を示している。
本実施例では、帯状の周壁115aとこの周壁115a
に連設された底壁115bとを有して外枠材15を兼ね
る型枠115を形成し、次いで型枠115内に、底壁1
15b上に載置させて、型枠115の深さよりも肉厚が
小さいパネル状断熱体11を設置する。この後、型砕1
15内にその周壁115aの上縁と高さを一致させて、
ボード面を形成する熱伝導性素材12を打設する。しか
して、熱伝導性素材12を乾燥硬化させることにより、
表層部が熱伝導性素材12、裏層部かパネル状断熱体1
1からなるボード本体14を形成するものである″。
本実施例によれば、周縁部および裏層部を外枠材15て
囲繞する建築用ボード10を製造できると共に、この製
造に際し、型枠115を、製品保護材および定規等とし
ての外枠材15に兼用させることかできるので、周縁部
成形用の専用型枠および型枠載置用の台か不要となり、
さらに部品効率の向上か図れるようになる。
第4図は、本発明方法の第3実施例を示している。
本実施例では、帯状の周壁115aとこの周壁115a
の下縁部に連設された底部フランジ部115cとを有し
て外枠材15を兼ねる型枠115を形成し、次いで型枠
115内に、底部フランジ部115c間に掛け渡して、
型枠115の深さよりも肉薄なパネル状断熱体11を設
置する。この後、型枠115内にその周壁115aの上
縁と高さを一致させて、ボード面を形成する熱伝導性素
材12を打設する。しかして、この熱伝導性素材12を
乾燥硬化させることにより、表層部が熱伝導性素材12
、裏層部がパネル状断熱体11からなるボード本体14
を形成するものである。
本実施例によれば、周縁部および裏層部を外枠材15で
囲繞する建築用ボード10を製造できると共に、この製
造に際し、型枠115を、製品保護材および定規等とし
ての外枠材15に兼用させることができるので、第2実
施例と同様に周縁部成形用の専用型枠および型枠載置用
の台が不要となる。しかも、底部フランジ部115 c
 間にパネル状断熱体11を掛け渡して設置することに
より、外枠材15自体を断熱性素材12打設用の型枠1
15として利用できるので、部品効率か一層向上できる
ようになる。
(発明の効果) 以上要するに本発明によれば、次のような優れた効果を
発揮する。
(1)ボード本体を外枠材で囲繞したので、熱伝導性素
材の反りを抑えて施工時の修正を容易に実施でき、目違
いの発生防止、ボード厚さ精度や表面精度の向上、詰物
被覆作業等の余分な手間の省略および外観向上を図るこ
とができる。
(2)外枠材を構成する枠部材間に桁材を架設したので
、ボード本体の中間部分が接着支持状態となり、保形効
果が付与され、乾燥硬化時の収縮作用等による熱伝導性
素材の変形か抑制され、表面の歪曲防止により表面精度
の向上を図ることかできる。
(3)特に、外枠材の内面側にアンカー部材を突設した
ので、アンカー部材により熱伝導性素材と外枠材との接
合強度か増大し、変形防止機能等がより向上できる。
(4)第1の製造方法によれば、成形用の型枠を、製品
保護材および定規等としての外枠材に兼用させるように
したので、成形用の専用の型枠が不要となり、それによ
り部品効率の向上を図ることができる。
(5)第2の製造方法によれば、周縁部を外枠材で囲繞
する建築用ボードを製造するに際し、周壁を有する型枠
を、製品保護材および定規等としての外枠材に兼用させ
るようにしたので、周縁部成形用の専用型枠が不要とな
り、部品効率の向上を図ることができる。
(6)第3の製造方法によれば、周縁部および裏層部を
外枠材で囲繞する建築用ボードを製造できると共に、こ
の製造に際し、該型枠を、製品保護材および定規等とし
ての外枠材に兼用させることができるので、周縁部成形
用の専用型枠および型枠載置用の台か不要となり、さら
に部品効率の向上を図ることができる。
(7)第4の製造方法によれば、周縁部および裏層部を
外枠材で囲繞する建築用ボードを製造できると共に、こ
の製造に際し、該型枠を、製品保護材および定規等とし
ての外枠材に兼用させることかできるので、周縁部成形
用の専用型枠および型枠載置用の台か不要となり、しか
も底部フランジ部間にパネル状断熱体を掛け渡して設置
することにより、外枠材自体を熱伝導性素材打設用の型
枠として利用できるので、部品効率を一層向上させるこ
とかできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の建築用ボードの第1実施例を示す断面
図、第2図及び第3図はその設置状態を示す図、第4図
はボードの変形を説明する概略平面図、第5図及び第6
図は本発明の建築用ボードの第2実施例を示す断面図、
第7図及び第8図はそれぞれ変形例を示す斜視図、第9
図は第8図のIX−IX線断面図、第10図は第8図の
X−X線断面図、第11図はさらに変形例を示す斜視図
、第12図は本発明の建築用ボードの第3実施例を示す
断面図、第13図は変形例を示す部分拡大断面図、第1
4図は本発明方法の第1実施例を示す図、第15図は本
発明方法の第2実施例を示す図、第16図は本発明方法
の第3実施例を示す図、第17図は建築用ボードの応用
例を示す断面図、第18図〜第20図は従来の建築用ボ
ードを説明する図、第21図は従来の建築用ボードの製
造方法を説明する図である。 10・・・建築用ボード  11・・・パネル状断熱体
12・・・熱伝導性素材 13・・・熱交換媒体流通用の管体 14・・ボード本体   15・・・外枠材15a、1
5d−・・枠部材 15b、15c、15e−・・桁材 20・・アンカー部材  115・・・型枠115a・
・・周壁    115b・・・底壁115C・・・底
部フランジ部 118・・・基台(成形台)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)パネル状断熱体と、このパネル状断熱体の表面に
    湿潤状態で打設され乾燥硬化されてボード面を形成する
    熱伝導性素材と、これらパネル状断熱体と熱伝導性素材
    との接合面に埋設された熱交換媒体流通用の管体とから
    ボード本体を形成すると共に、該ボード本体の周縁部を
    外枠材で囲繞したことを特徴とする建築用ボード。
  2. (2)パネル状断熱体と、このパネル状断熱体の表面に
    湿潤状態で打設され乾燥硬化されてボード面を形成する
    熱伝導性素材と、これらパネル状断熱体と熱伝導性素材
    との接合面に埋設された熱交換媒体流通用の管体とから
    ボード本体を形成し、該ボード本体の周縁部を外枠材で
    囲繞すると共に、該外枠材を構成する枠部材間に、桁材
    を設けたことを特徴とする建築用ボード。
  3. (3)パネル状断熱体と、このパネル状断熱体の表面に
    湿潤状態で打設され乾燥硬化されてボード面を形成する
    熱伝導性素材と、これらパネル状断熱体と熱伝導性素材
    との接合面に埋設された熱交換媒体流通用の管体とから
    ボード本体を形成し、該ボード本体の周縁部を外枠材で
    囲繞すると共に、該外枠材の内面側にアンカー部材を突
    設したことを特徴とする建築用ボード。
  4. (4)外枠材を兼ねる型枠内にパネル状断熱体を挿着し
    、次いで該型枠内にボード面を形成する熱伝導性素材を
    打設し該熱伝導性素材を乾燥硬化させて、表層部が熱伝
    導性素材、裏層部がパネル状断熱体からなるボード本体
    を形成するようにしたことを特徴とする建築用ボードの
    製造方法。
  5. (5)周壁を有して外枠材を兼ねる型枠を形成し、該型
    枠を基台上に載置し、次いで該型枠内に位置させてパネ
    ル状断熱体を前記基台上に設置し、その後該型枠内にボ
    ード面を形成する熱伝導性素材を打設し該熱伝導性素材
    を乾燥硬化させて、表層部が熱伝導性素材、裏層部がパ
    ネル状断熱体からなるボード本体を形成するようにした
    ことを特徴とする建築用ボードの製造方法。
  6. (6)周壁と該周壁に連設された底壁とを有して外枠材
    を兼ねる型枠を形成し、次いで該型枠内に、該底壁上に
    載置させてパネル状断熱体を設置し、その後該型枠内に
    ボード面を形成する熱伝導性素材を打設し該熱伝導性素
    材を乾燥硬化させて、表層部が熱伝導性素材、裏層部が
    パネル状断熱体からなるボード本体を形成するようにし
    たことを特徴とする建築用ボードの製造方法。
  7. (7)周壁と該周壁の下縁部に連設された底部フランジ
    部とを有して外枠材を兼ねる型枠を形成し、次いで該型
    枠内に、該底部フランジ部間に掛け渡してパネル状断熱
    体を設置し、その後該型枠内にボード面を形成する熱伝
    導性素材を打設し該熱伝導性素材を乾燥硬化させて、表
    層部が熱伝導性素材、裏層部がパネル状断熱体からなる
    ボード本体を形成するようにしたことを特徴とする建築
    用ボードの製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006064296A (ja) * 2004-08-27 2006-03-09 Sgl Carbon Ag 膨張黒鉛から成る熱伝導板とその製造方法

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