JP2523521Y2 - ルーフバイザーの止め具 - Google Patents

ルーフバイザーの止め具

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JP2523521Y2
JP2523521Y2 JP1990027707U JP2770790U JP2523521Y2 JP 2523521 Y2 JP2523521 Y2 JP 2523521Y2 JP 1990027707 U JP1990027707 U JP 1990027707U JP 2770790 U JP2770790 U JP 2770790U JP 2523521 Y2 JP2523521 Y2 JP 2523521Y2
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敏郎 成田
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株式会社大成製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は自動車用バイザーの止め具、特にハードトッ
プ形式の自動車、或はクーペ形式の自動車のようにバイ
ザーを自動車の屋根側縁に直接的に取付けて使用するル
ーフバイザーの止め具に関するものである。
〔従来技術とその問題点〕
従来より使用されている自動車用ルーフバイザーの構
造は、適宜の幅をもった金属薄板を自動車の屋根側縁
(雨樋部)の形状に合致するように形成すると共に、長
さ方向に沿う一方の側縁部(自動車の屋根と接する縁
部)には、断面逆U字状ないし逆V字状の係止溝を形成
することによってバイザー本体の断面形状をほぼ 状に形成した構造としていた。
また、前記した従来構造のルーフバイザーを自動車の
屋根に装着する場合には、バイザー本体の端縁(使用時
に、自動車の屋根に形成した雨樋部に当接する端縁部
分)に形成した断面逆U字状乃至逆V字状の係止溝を自
動車の雨樋部に上方から冠着するようにして係合させ、
また、予め別に形成しておいた断面 状の止め金具をバイザー本体の裏面から当接し、自動車
の雨樋部分を、止め金具の 状部とバイザー本体の係止溝部分との間に挟持させたの
ち止め金具の端部とバイザー本体と止めネジによって緊
締して両者の一体化を図るという手段によっておこなっ
ていた。
しかしながら、このような従来構造によるバイザーの
場合には、以下のような欠点を有することが指摘されて
いた。即ち 止め金具とこれを緊締するためのネジとが別々になっ
ていたために、自動車の屋根に取付ける際には、バイザ
ー本体と止め金具とネジとをそれぞれ取り揃えながら作
業をしなければならず、作業が煩雑であり、迅速性に欠
ける。
使用部品が別々であるために、部品の管理が煩雑であ
り、保管時に部品を紛失する虞がある。
ルーフバイザー本体と止め金具とをネジによって固定
する構造であるために、バイザー面にネジを挿通させる
ための孔を穿設する必要があり、この孔によって外観上
の美観を損ない、また、孔の穿設部位から金属の腐食が
進行する心配があった。
等の欠点がそれである。
上記した問題点を解消するものとして、本願出願人に
よって実願平1−1529号(公開番号未定)に示すような
ルーフバイザーの止め具が開発された。
上記した考案は第8図及び第9図に概略構造を示して
いる通り、バイザー本体の構造は従来構造のままとし、
このバイザー本体の側縁下面数カ所(自動車の屋根に接
する側の下面数カ所)に、先端部を断面逆U字状ないし
逆V字状に形成して挟持部とすると共に、全体形状をほ
状に形成した基板aと、この基板a上に重合し、先端に
形成した挟持部が前記した基板の挟持部と対称的な形状
となるように断面逆 状に形成した挟持板bとを前記挟持部分が互いに接近若
しくは離反を自在に行なえるようクリップ状に組合せ、
前記挟持板bを接近若しくは離反させるための動作は、
挟持板bの背面に起伏自在に取付けた押圧操作板cによ
って行うように構成していた。
上記した考案は、その装着に工具類の使用を必要とし
ないこと、及び装着がワンタチで行なえる等の利点を有
し、従来構造が有する欠点の殆どを解決することができ
た点で優れたものであったが、頻繁な取外し操作を行う
ことによって断面コ字状に形成している押圧操作板cの
押圧力が弱まる場合があり、この押圧力が弱まると挟持
力そのものが完全に失われてしまうという根本的な欠点
を有することが指摘されている。
また、上記した挟持力が減殺される欠点を避けようと
する場合、使用時(第9図例示のように押圧操作板が倒
伏している状態の時)における押圧操作板cが濫りに起
立することがないような強い弾力性を持つことが必要と
なり、これを満足させるような構造とする時には倒伏状
態にある押圧操作体を起立させるための操作にドライバ
ーのような比較的先端部が鋭利な道具を使用してこじ上
げ操作をしないと容易に起立させることができず、結局
バイザー本体の取外しに工具を必要とする欠点がそれで
あった。
〔考案の目的〕
本考案はこれらの問題に対応しようとするものであ
り、止め具本体を鋼製する各部品が散逸しないよう一体
的に組合わせされており、保管時にも紛失等の虞がない
ように構成されたルーフバイザーの止め具を提供するこ
とを目的としている。
また、本考案の他の目的は、取付け、取外しのための
操作が一本のドライバーによって簡単に行うことがで
き、しかも優れた緊締効果を発揮することのできるルー
フバイザーの止め具を提供せんとするものである。
〔考案の要点〕
本考案は、先端部を逆U字状ないし逆V字状に形成し
た挟持部とするとともに全体の側面形状をほぼ 状に形成した基板と、この基板の上面に重合し、先端に
形成した挟持部が前記した基板の先端に形成した挟持部
と対称的な形状となるよう断面逆 状に形成され、かつ、前記した挟持部が適宜の範囲で自
在に昇降できるように形成した挟持板と、前記挟持板の
上面にこれと平行するように取付けられた固定板と、こ
の固定板の中央部に昇降自在にネジ込まれ、その先端部
が前記挟持板の背面を押圧するように取付けられた緊締
操作用の止めネジとの組合せからなるルーフバイザーの
止め具を考案の要点としている。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面を参照して説明する。
1は公知の構造を有するバイザー本体であり、適宜の
幅を有する金属薄板を自動車の屋根側縁の形状に合致す
るように折り曲げ形成するとともに長さ方向に沿う一方
の側縁部には、自動車の雨樋部に冠着係止することので
きる断面逆U字状乃至逆V字状の係止溝11がその長さ方
向に沿って形成されている。
A…Aは、バイザー本体1の前記係止溝11に沿いなが
ら適宜の間隔をおいて取付けた止め金具である。
前記した止め金具Aはステンレススチール等の金属薄
板を用いて形成するものであり、基板2と挟持板3及び
中央部分に緊締操作用のネジ4を昇降自在に螺着した固
定板5との組合せによって構成している。
基板2は、適宜の幅を有する水平部21の先端に、断面
逆U字状ないし逆V字状に形成した挟持部22を連続させ
て断面ほぼ 状に形成するものであり、先端部に形成した逆U字状な
いし逆V字状の挟持部22がバイザー本体1の側縁に形成
した係止溝11部分に嵌合できるように形成している。
また、水平部21の両側には、固定板5の両端に突設形
成した支軸51,51を枢着させて支承するための支承板23,
23が起立させられている。
なお、水平部21の周囲には強度を維持させ、かつ、後
端の両端部をこの上に載置させることによって挟持板3
の弾撥力を発揮させるためにその周囲を少許の高さだけ
起立させて囲壁24としている。(第3図及び第4図参
照) 基板2をバイザー本体1に固定させるための手段は特
に限定するものではなく、例えば、スポット溶接によっ
て固定したり、或いは接着剤によって固定する等あらゆ
る手段を自由に選択することができる。
挟持板3は、基板2の内側に(第4図に例示する状態
では基板2の上側に)これと重合するようにさせて遊嵌
するものであり、全体の形状は前記する基板2とほぼ対
称的な形状を呈する下向きの 状に形成している。(前記 形状は使用時には図示例示の状態が逆転する。) 31は挟持板3の先端に形成した挟持部であり基板2の
先端に形成した挟持部22と対称的な形状として形成され
ている。
32a,32bは挟持板3の基端部に形成したバネ板であ
り、切り溝33…33によって区分された三枚の板の中央部
分32aとその両側に位置する板32b,32bとを互いに反対側
に少しづつ折り曲げることによってバネ効果を発揮でき
るようにしている。
挟持板3を基板2に装着する方法は、バネ板のうち中
央部分に形成しているバネ板32aの先端部分を基板2の
後方に起立させた囲壁24に穿設している嵌挿孔25に嵌合
させ、その両側に形成しているバネ板32b,32b部分を基
板2の水平部21の両側に起立させた囲壁24の上に載せる
ことによって両者に弾撥力を付与したのち、先端に形成
した挟持部31が、基板2の先端に形成した挟持部22と向
かい合うように遊嵌させることによって行う。
中央部に緊締操作用のネジ4を昇降自在に螺着した固
定板5は、挟持板3の上面にこれと平行するように取付
けるものであり、両端に突設形成した支軸51,51が基板
2の両側に起立させた支承板23,23に揺動自在に嵌合さ
せている。
なお、実施例において固定板5は両端に形成した支軸
51,51を介して支承板23,23に揺動自在に固定している
が、この固定方法に限定される必要はない。
固定板5の中央部に昇降自在に螺着した緊締操作用の
ネジ4はその先端部が挟持板3の背面を押圧するように
装着するものであり、深くネジ込みをすることによって
挟持部31が押圧されてその挟持力を発揮するようにして
いる。
実施例において緊締操作用のネジ4の構造をドライバ
ーによって緊締操作を行う構造のものとして例示した
が、この構造に限定されるものではなく、例えば蝶ネジ
のような指先によって緊締効果を発揮できる構造のもの
とすることもできる。
図中6は自動車の雨樋(ルーフドリップ)である。
〔考案の操作〕
上記のように構成した本考案は以下のような操作を行
う。
(1)自動車に取付ける場合。
この場合には、先ず固定板5の中央部に螺着している
緊締操作用のネジ4の緊締をゆるめ、これによって挟持
板3に対する押圧を開放させ、挟持板3の先端に形成し
ている挟持部31と基板2の先端に形成している挟持部22
との間隔を広げさせる。(第5図参照) 上記の状態において、止め金具Aを自動車の雨樋6部
分にその上面から冠着させる。
雨樋6部分に冠着させたのち、後退状態にある緊締操
作用のネジ4を固定板5に深くネジ込みながら圧入すれ
ば、ネジ4の先端が挟持板3を押圧するようになり、挟
持板3の先端部分が下方に押し下げられる。
上記の操作によって挟持板3の先端に逆U字状ないし
逆V字状に形成している挟持部31が、基板2の先端にこ
れと対称的な形状として形成している挟持部22に近接す
るようになり、その結果雨樋5に対する強固な固定(装
着)を行うことができる。(第6図及び第7図参照) (2)自動車から取り外す場合。
前項で説明をした取付け状態にある(緊締状態にあ
る)緊締操作用のネジ4をドライバー等によって緩め
る。
この操作によって、第6図及び第7図例示の状態(緊
締状態)にある挟持板3の押し下げが開放される。その
結果、挟持板3と基板2との先端部による挟持力が失わ
れて第5図例示の状態に戻り二つの挟持部22と31との間
隔が広げられるので、バイザー本体1を雨樋部5から簡
単に取外すことができる。
〔考案の効果〕
上記のように構成した本考案の効果を挙げれば以下の
とおりである。
(1)昇降を自在とするように取り付けた挟持板3の背
面を、同じく固定板5に昇降を自在とするように取り付
けた緊締操作用のネジ4によって押圧するように構成し
たので、自動車の雨樋部に対する装着および取外しの操
作が極めて簡単に行なえるという優れた効果がある。
(2)装着又は取外しのための操作がドライバー一本で
行うことができる簡便性がある。
(3)緊締操作用のネジ4を蝶ネジ構造とする場合に
は、指先による緊締も可能であり、この場合にはバイザ
ー本体の取付け及び取外しのすべての操作を工具なしで
行うことができる。
(4)止め具全体が一つの構造体として構成されている
ので、保管時にも部品が散逸して事後の使用を困難とさ
せる心配がない。
(5)構造が簡単で廉価に提供できる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施例を示すものであり、第1図はルーフ
バイザーを自動車に取り付けた状態を示す斜視図、第2
図はバイザー本体のみを示す斜視図、第3図はバイザー
本体を裏返し、取付け金具の固定部を拡大して示す一部
を切欠した斜視図、第4図は要部の分解斜視図、第5図
は緊締操作用のネジを緩めた状態で示す側面図、第6図
は緊締操作用のネジを緊締し、挟持部を押圧した状態を
示す側面図、第7図は同上図の断面図、第8図は従来の
止め具を示す一部を切欠した斜視図、第9図は従来の止
め具を示す側面図である。 1……バイザー本体、11……係止溝、A……止め金具、
2……基板、21……水平部、22……挟持部、23……支承
板、24……囲壁、25……嵌挿孔、3……挟持板、31……
挟持部、32a,32b……バネ板、33……切り溝、4……緊
締操作用のネジ、5……固定板、51……支軸、6……雨

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板2と、挟持板3及び中央部分に緊締操
    作用のネジ4を昇降自在に螺着した固定板5からなるル
    ーフバイザーの止め具であり、基板2は、水平部21の先
    端に、断面U字状ないし逆V字状に形成した挟持部22を
    連続させて断面ほぼ 状に形成するとともに、水平部21の両側には、挟持板3
    の後端両側に張り出し形成したバネ板32b,32bを載置さ
    せ、かつ、中央部には固定板5の両端に突設形成した支
    軸51,51を枢着させる支承板23,23を連続させた周壁24を
    起立させて構成し、挟持板3は、基板2の上面に重合
    し、先端に形成した挟持部31が基板2の先端に形成した
    挟持部22と対称的な形状となるよう断面逆 状に形成され、かつ、前記挟持部31が適宜の範囲で自在
    に昇降できるように形成し、前記挟持板3の上面にこれ
    と平行するように取付けられた固定板5の中央部に昇降
    自在にネジ込まれ、その先端部が挟持板3の背面を押圧
    するよう緊締操作用の止めネジ4を取付けてなるルーフ
    バイザーの止め具。
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JPS5980115U (ja) * 1982-11-24 1984-05-30 豊田合成株式会社 サンバイザ付ガラスラン
JPH0433123Y2 (ja) * 1987-11-13 1992-08-10

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