JP3026325U - 雪止め金具及びその付属品 - Google Patents

雪止め金具及びその付属品

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JP3026325U
JP3026325U JP1995014545U JP1454595U JP3026325U JP 3026325 U JP3026325 U JP 3026325U JP 1995014545 U JP1995014545 U JP 1995014545U JP 1454595 U JP1454595 U JP 1454595U JP 3026325 U JP3026325 U JP 3026325U
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snow
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snow stopper
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JP1995014545U
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Inventor
新弥 河井
Original Assignee
株式会社河井工業
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 雪止め板を備えた雪止め金具に雪止め用アン
グルの装着機能を付加する。 【構成】 L状に折曲して底板51と立設した側板52
とを有し、底板に緊締ボルト用透孔54を形成し、側板
に、縦溝55と溝上部に進出自在に設けたアングル抑え
部(56,57,58,59)からなる雪止めアングル
装着部を形成した付属品5を使用する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、雪止め金具及びその付属品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
雪止め金具は、その装着対象の形状によって、装着構造が相違するが、本考案 は、横葺屋根と称される屋根の峰と平行な折り返し部分を有する薄鉄板葺の屋根 に装着する金具を対象とするものである。 この横葺屋根に装着する金具は、基本的に雪止め板と、前記横葺屋根の折り返 し部分を挟持する挟着部から構成される。この雪止め部と挟着部の具体的構造は 、実開昭57−2929号、実開昭57−4528号、実公昭61−4597号 、実公昭61−7312号等に示されているように種々のものが知られているが 、挟着部は、基本的に屋根板の折り返し部分の下方に差し入れる下部挟持板と、 屋根板の折り返し部分を上方より押圧する上部挟持板からなり、上下挟持板を貫 通するボルトをナットで緊締して横葺屋根の折り返し部分を挟持するものである 。 また雪止め板部を備えずに代わりに、雪止めアングル装着部を設けて、雪止 めアングルで屋根の雪止めを実現している金具も知られている(実公昭61−1 3629号)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前記した雪止め金具は、雪止め板部で屋根の雪止めを実現しているが、より雪 止め作用を向上させようと雪止めアングルを採用しようとした場合には、金具を アングル用に変更する必要がある。即ち屋根の状態や、当該地方の積雪予想に対 応できるように、雪止め屋根工事の請負業者は、二種類の金具を予め用意する不 便さがある。
【0004】 また雪止め屋根工事を終了している既存の屋根において、雪止め能力を変更し ようとした際、即ち雪止め板から雪止めアングルへ変更する場合には、金具前部 の入れ替えが必要である。 そこで本考案は、雪止め板を備えた本体と、更に雪止めアングルの装着のでき る付属品を組み合わせた金具並びに既存の嵌合具に使用できる付属品を提案した ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る雪止め金具は、上下の挟持板部及び挟持板部を貫通して挟圧作用 を行う緊締ボルト並びにナットとを有して、横葺屋根の折り返し部分を挟持可能 とした挟着部と、雪止め板部とを備えた雪止め金具本体と、前記金具本体に装着 できる下記の付属品から構成されることを特徴とするものである。 また本考案に係る付属品は、L状に折曲して底板と立設した側板とを有し、底 板に緊締ボルト用透孔を形成し、側板に、縦溝と溝上部に進出自在に設けたアン グル抑え部からなる雪止めアングル装着部を形成したことを特徴とするものであ る。
【0006】 そして特に横葺屋根の折り返し部分を挟持して屋根に装着する使用対象の雪止 め金具における上部挟持板の上部突出部に対応する形状の突出部を、底板の緊締 ボルト用透孔の周囲に設けたり、側板の縦溝の縁部に、側板と直交する縁板部を 突設し、アングル抑え部を、基部と庇部からなる「状のアングル抑え板と、側板 に設けた縦長孔と、前記縦長孔に挿通してアングル抑え板の基部を側板に固定す る固着ボルトナットとで構成したことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】
金具本体の上部挟持板部や、既存の雪止め金具の挟持用の緊締ボルトに螺合し ているナットを外し、付属品の底板の透孔に緊締ボルトを貫挿して、底板を金具 本体の上部挟持板部に重ね合わせ、ナットを螺合緊締すると、金具本体は屋根に 固定されると共に、付属品も一緒に固定される。そこで雪止めアングルを、側板 の縦溝に嵌合し、アングル抑え部でアングルを抑えて、雪止めアングルを金具に 装着するものである。
【0008】
【実施例】
次に本考案の実施例について説明する。 実施例に示した雪止め金具は、金具本体(1,2,3,4)と付属品5から構 成される。金具本体は、従前の金具と同様に、上下の挟持板部及び挟持板部を貫 通して挟圧作用を行う緊締ボルト3並びにナット4とを有して、横葺屋根の折り 返し部分を挟持可能とした挟着部と、雪止め板部とを備えてなるものであるが、 具体的構造は、ボルト3及びナット4を除いて2個の部材1、2から構成される 。
【0009】 部材1は、雪止め板部11の下縁前部両側に前底板部12を突設し、下縁中央 後側に下部挟持板部13を突設してなり、雪止め板部11の中央上方部分に、後 部側に突出させると共に、突出部(前面凹部)の上縁に他部材2の装着用の横孔 14を穿設した装着部15を形成し、下部挟持板部13の適宜箇所にボルト嵌合 孔16を穿設し、下部挟持板部13の後縁を跳ね上げて挟持縁17を設けてなる 。
【0010】 部材2は、前記装着部15を前後に挟む前面板部21及び後面板部22と、後 面板部から後方に延長した上部挟持板部23からなり、上部挟持板部23には、 緊締ボルト3の挿通孔24を穿設すると共に、挿通孔24の周囲部を箱状に突出 させて突出部25を設け、更に上部挟持板部23の後縁を下方に折曲して挟持縁 26を設けてなる。
【0011】 付属品5は金属板をL状に折曲して底板51と立設した側板52とを有し、底 板51には、前記成部挟持板23の突出部25を被覆可能な形状の突出部53を 設けると共に、上部挟持板部23のボルト挿通孔24と対応する位置に、緊締ボ ルト用の透孔54を設けてなる。また側板52には、縁部に側板52と直交する 縁板部を突設した縦溝55と、アングル抑え部からなる雪止めアングルAの装着 部を形成したもので、アングル抑え部は、基部と庇部からなる「状のアングル抑 え板56を側板52に移動可能に装着したもので、具体的には、側板52に縦溝 55と平行に縦長孔57を穿設し、アングル抑え板56の基部に貫通装着した固 着ボルト58を前記縦長孔57に挿通し、固着ナット59を螺合してアングル抑 え板56を側板52に固定するようにしたものである。
【0012】 而して部材2の前面板部21を横孔14を通して雪止め板部11の前方に位置 せしめて、装着部15を前面板部21と後面板部22とで挟持して部材1,2を 一体化する。そこで緊締ボルト3をボルト嵌合孔16及び挿通孔24を貫通し、 下部挟持板部13を横葺屋根Bの折り返し部分の下方に差し入れ、緊締ボルト3 にナット4を螺合緊締すると、従前と同様の雪止め金具として使用できる。
【0013】 更にナット4を外し、付属品5の底板51の透孔54に緊締ボルト3を貫挿し て、底板51を上部挟持板部23に重ね合わせ、ナット4を螺合緊締すると、金 具本体は屋根に固定されると共に、付属品5も一緒に固定される。尚部材2と付 属品5の各突出部25,53が嵌合するので、付属品5の取付位置が自然に定ま る。
【0014】 この付属品5の付加固定で、雪止め金具は、雪止めアングルAの装着も可能と なったものである。即ち抑え板56の固定を緩めて、縦溝55の上方を開放し、 雪止めアングルAを、側板52の縦溝55に嵌合した、その後抑え板56の庇部 分でアングルAを抑え、その状態で抑え板を固着すれば、雪止めアングルAは屋 根に装着できるものである。
【0015】 本考案は前記の実施例に限定されるものではなく、雪止め金具の本体は、所定 の構造(緊締ボルトを有する)を具備すれば、その具体的構造は任意である。
【0016】 また本考案は、金具本体を含まずに付属品のみでも成立し、既存の雪止め金具 に、本考案の付属品を使用すると、既存の雪止め金具に、雪止めアングルの装着 機能を具備させることができるものである。
【0017】
【考案の効果】
以上のように本考案は、L状に折曲して底板と立設した側板とを有し、底板に 緊締ボルト用透孔を形成し、側板に、縦溝と溝上部に進出自在に設けたアングル 抑え部からなる雪止めアングル装着部を形成した付属品及びこの付属品を備えた 雪止め金具で、雪止め板による雪止め作用のほかにも、必要に応じて雪止めアン グルの装着を可能としたものであり、既存の雪止め金具に、雪止めアングルの装 着機能を具備させることができたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の付属品の全体斜視図。
【図2】同金具本体の各部材の分解斜視図。
【図3】同金具本体のみによる使用状態の説明図。
【図4】同付属品を装着した状態の全体斜視図。
【図5】同付属品を装着した金具の使用状態の説明図。
【符号の説明】
1,2 金具本体の部材 11 雪止め板部 13 下部挟持板部 16 ボルト嵌合孔 21 前面板部 22 後面板部 23 上部挟持板部 24 挿通孔 25 突出部 3 緊締ボルト 4 ナット 5 付属品 51 底板 52 側板 53 突出部 54 透孔 55 縦溝 56 アングル抑え板

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下の挟持板部及び挟持板部を貫通して
    挟圧作用を行う緊締ボルト並びにナットとを有して、横
    葺屋根の折り返し部分を挟持可能とした挟着部と、雪止
    め板部とを備えた雪止め金具本体と、別にL状に折曲し
    て底板と立設した側板とを有し、底板に緊締ボルト用透
    孔を形成し、側板に、縦溝と溝上部に進出自在に設けた
    アングル抑え部からなる雪止めアングル装着部を形成し
    た付属品とで構成されることを特徴とする雪止め金具。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の雪止め金具に於いて、上
    部挟持板部の緊締ボルト挿通孔の周囲部を箱状に突出さ
    せ、付属品の底板の緊締ボルト用透孔の周囲に、前記上
    部挟持板の箱状突出部に対応する形状の突出部を設けて
    なることを特徴とする雪止め金具。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のいずれかの雪止め
    金具に於いて、付属品の側板の縦溝の縁部に、側板と直
    交する縁板部を突設し、アングル抑え部を、基部と庇部
    からなる「状の抑え板と、側板に設けた縦長孔と、前記
    縦長孔に挿通して抜け止め板の基部を側板に固定する固
    着ボルトナットとで構成したことを特徴とする雪止め金
    具。
  4. 【請求項4】 L状に折曲して底板と立設した側板とを
    有し、底板に緊締ボルト用透孔を形成し、側板に、縦溝
    と溝上部に進出自在に設けたアングル抑え部からなる雪
    止めアングル装着部を形成したことを特徴とする雪止め
    金具の付属品。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の雪止め金具の付属品に於
    いて、横葺屋根の折り返し部分を挟持して屋根に装着す
    る使用対象の雪止め金具における上部挟持板の上部突出
    部に対応する形状の突出部を、底板の緊締ボルト用透孔
    の周囲に設けてなることを特徴とする雪止め金具の付属
    品。
  6. 【請求項6】 請求項4又は5記載のいずれかの雪止め
    金具に於いて、側板の縦溝の縁部に、側板と直交する縁
    板部を突設し、アングル抑え部を、基部と庇部からなる
    「状のアングル抑え板と、側板に設けた縦長孔と、前記
    縦長孔に挿通してアングル抑え板の基部を側板に固定す
    る固着ボルトナットとで構成したことを特徴とする雪止
    め金具の付属品。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017106212A (ja) * 2015-12-09 2017-06-15 ニイガタ製販株式会社 雪止め金具
JP2018105109A (ja) * 2016-12-26 2018-07-05 ソーラーフロンティア株式会社 固定具及び固定装置

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JP2017106212A (ja) * 2015-12-09 2017-06-15 ニイガタ製販株式会社 雪止め金具
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