JP2521060Y2 - 雪辷り止め金具 - Google Patents

雪辷り止め金具

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JP2521060Y2
JP2521060Y2 JP1993029215U JP2921593U JP2521060Y2 JP 2521060 Y2 JP2521060 Y2 JP 2521060Y2 JP 1993029215 U JP1993029215 U JP 1993029215U JP 2921593 U JP2921593 U JP 2921593U JP 2521060 Y2 JP2521060 Y2 JP 2521060Y2
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新弥 河井
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株式会社河井工業
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、縦平屋根や巻ハゼ折版
屋根の巻ハゼ部分を挟持して金具を固定する雪止め金具
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】屋根の雪辷り止め金具は屋根に固定する
金具部分と、雪止め作用する雪止めアングル又は雪止め
板で構成されており、雪止め作用をなす部材は適宜な手
段で固定金具に装着している
【0003】屋根の巻ハゼ部分を挟持して固定する金具
としては、単に逆U字状の挟持金に挟持ボルトを付設し
て側板下端部の挟持部で挟着する金具、L状の挟持金を
相対向させ、安定部を具備した金具(実開平4−750
29号公報)、頂板部の両側下方に側板部を連設すると
共に側板部の内方に挟持部を突設し、側板部の下端外方
に安定板部を設けた金具(実開昭57−174631号
公報、同58−181737号公報)、頂板部の両側下
方に側板部を連設すると共に側板部の内方に挟持部を突
設し、側板部の外方にL状の安定板を添わせた金具(実
公昭61−36682号公報)、頂板部の両側下方に側
板部を連設すると共に側板部の下方を外方に折曲して安
定板部を形成し、側板部に別に相対向する挟持板を介装
した金具(実公昭62−31524号公報)等が知られ
ている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、所定の屋根
に雪止め機構を設けようとした場合、その雪止め機構を
構成する部材は当然その耐雪強度を考慮して定められ
る。即ち屋根面積、屋根勾配、降雪量の多少によって、
使用する雪止めアングルの大小並びに相応の挟持耐力を
具備した固定金具が選択使用されるものである。
【0005】雪止めアングル材自体は、一般的には規格
材であり、必要に応じて選択すれば良いものであるが、
固定金具部分の場合は、大小の金具を用意するか、或は
充分な挟持耐力を具備した金具で対応させなければなら
ない。
【0006】現在は大小の金具自体を製造することは煩
雑なので、充分な耐雪能力があり、大きいアングル材を
装着する金具のみを使用している。然し積雪量が少なく
小型の器具でも充分な屋根への大型用金具の使用は、所
謂過剰品質の無駄があり、また大きいアングル材に対応
して形成されているので、小さいアングル材を使用した
場合、取付位置が必ずしも適正位置とはならない。
【0007】そこで本考案は、大小のアングル材に対応
できる雪辷り止め金具を提案したものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案に係る雪辷り止め
金具は、挟持体と、安定体と、挟持用ボルト及び該ボル
トに螺合させるナットと、アングル抜け止め部材とで構
成され、挟持体は、アングル抜け止め用角孔を穿設した
頂板部の左右両側下方に側板部を連設すると共に、挾持
体の前後約中央に、上部が開口して左右貫通する雪止め
アングル用の装着溝を設け、側板部に挟持ボルト用孔を
貫通形成し、側板部の下部を内方に折曲して挟持部を形
成してなり、安定体は、前記挟持体の外方に被覆可能の
大きさとし、前記挾持体と同様の角孔を穿設した頂板部
と、充分な高さを有せしめた側板部とを有し、且つ前記
挟持体の各装着溝並びに挾持ボルト用孔と対応する装着
溝並びに貫通孔を具備すると共に、挾持体を被覆した際
挟持部の下方位置の外側方に安定板部を設けてなり、
アングル抜け止め用部材は、前記角孔に装着可能な頭部
を有するボルト及び該ボルトに螺合させるナット、及び
基部に該ボルトを挿通する取付孔を穿設し、且つ先部に
段差部を介して抑え部を形成した抜け止め板からなるこ
とを特徴とするものである。
【0009】
【作用】小型アングル装着の場合には、挟持体のみを屋
根に挟着し、小型アングルを装着溝に嵌合し、アングル
材の横板部分を頂板部に載置して装着する。
【0010】大型アングルの場合には挟持体に安定体を
被覆し、両者の側板部を貫通して挟持ボルトを装着し、
重合した両側板部の近接によつて挟持部で巻ハゼを挟圧
して金具を挟着し、大型アングルを装着溝に嵌合し、ア
ングル材の横板部分を安定体の頂板部に載置して装着す
る。
【0011】
【実施例】次に本考案の実施例について説明する。実施
例に示した雪止め金具は、挟持体1と、安定体2と、挟
持用ボルト3及びナット4、アングル抜け止め部材5と
で構成される。
【0012】挟持体1は、頂板部11の両側下方に側板
部12を折曲連設し、更に側板部12の下部を内方に折
曲して挟持部13を形成してなる。また頂板部11と側
板部12の前後中央を貫通して上部が開口した雪止めア
ングル用の装着溝14を設け、側板部12に挟持ボルト
用孔15を貫通形成する。まの頂板部11にはアングル
抜け止め用の角孔16を穿設してなる。
【0013】安定体2は、前記挟持体1の外方に被覆可
能の大きさとしたもので、挟持体1の頂板部11より少
し幅広の頂板部21と、挟持体1の側板部12より充分
背高の側板部22と、側板部22の下端より外方に設け
た安定板部23とを折曲形成すると共に、前記挟持体
の各装着溝14及び挾持ボルト用孔15並びに角孔16
とそれぞれ対応する装着溝24及び貫通孔25並びに角
孔26を設けたものである。
【0014】挟持用ボルト3は、側板部12,22間を
貫通する長さとし、ナツト4は前記ボルト3に螺合する
ものである。
【0015】アングル抜け止め部材5は、角孔16,2
6に挿着可能な頭部を備えたボルト51及び該ボルト5
1に螺合させるナツト52と、基部に該ボルト51を挿
通する取付孔53を穿設し、先部に段差を介して抑え部
を形成した抜け止め板54からなる。
【0016】而して前記実施例の金具を、屋根Aの巻ハ
ゼ部Bに挟着して使用するには、雪止めに使用せんとす
る雪止めアングルの大小によって相違する。図2に例示
するように小型アングルCを使用する場合には、安定体
2は使用しない。即ち挟持体1のみに挟持用ボルト3を
貫通装着し、挟持部13で屋根Aの巻ハゼ部Bを挟圧し
て金具を固定し、小型アングルCを装着溝14に嵌合
し、アングル材Cの横板部分を頂板部11に載置し、そ
の上部を抜け止め板54で抑えて装着するものである。
この場合、挟持力を強めるためにボルトナットをより以
上強く締めると、側板部12が曲がってしまい一定以上
の挟持力の印加はできなく、またアングルCの取付位置
も低くできる。
【0017】また大型アングルDを使用する場合は、図
3に例示する通り、挟持体1に安定体2を被覆し、両者
の側板部12,22を貫通して挟持ボルト3を装着し、
挟持ボルト3とナット4の緊締で巻ハゼBを挟持部13
で挟圧して金具全体を屋根Aに固定し、大型アングルD
を装着溝24に嵌合し、アングル材Aの横板部分を安定
体2の頂板部21に載置し、その横板部分の上方に抜け
止め板54を位置せしめて、アングルDの挿着を行うも
のである。またこの場合挟持体1と安定体2のそれぞれ
の側板部12,22が重合状態なので、ボルト3とナッ
ト4を強く締めても、側板部全体の耐久力が増加するの
で、充分強い挟圧力を得ることができるものである。
【0018】尚本考案は前記実施例に限定されるもので
はなく、図4に例示するように、挟持体2aに雪止め板
6の装着部17を設けておくと、雪止めアングルを使用
しない場合に適宜な雪止め板7の装着で簡単に雪止め作
用を得ることができ、挟持体2aを単一で使用すること
もでき、また挟持力を必要とするときは安定体2と一緒
に使用することもできるものである。
【0019】
【考案の効果】以上のように本考案は単独で雪止め金具
となる挟持体と、補強機能を具備した安定体との重合使
用で金具の大型化に対応したもので、金具の種類を多く
すること無く過剰品質の無駄をなくしたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の全体の分解斜視図。
【図2】同使用状態(小型アングル)の説明図。
【図3】同使用状態(大型アングル)の説明図。
【図4】別実施例の要部斜視図。
【符号の説明】
1 挟持体 11 頂板部 12 側板部 13 挟持部 14 装着溝 15 ボルト用孔 2 安定体 21 頂板部 22 側板部 23 安定板部 24 装着溝 25 ボルト用孔 3 挟持ボルト 4 ナット

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アングル抜け止め用角孔を穿設した頂板
    部の左右両側下方に側板部を連設すると共に、頂板部の
    前後中央から側面部の前後中央に連続して左右貫通する
    雪止めアングル用の装着溝を設け、左右の側板部に挟持
    ボルト用孔を貫通形成し、側板部の下部を内方に折曲し
    て挟持部を形成した挟持体と、前記挟持体の外方に被覆
    可能の大きさとし、前記挾持体のアングル抜け止め用角
    孔と対応する位置に同様の角孔を穿設した頂板部、及び
    充分な高さを有せしめた側板部を有し、且つ前記挟持体
    の装着溝並びに挾持ボルト用孔と対応する装着溝並びに
    貫通孔を具備すると共に、被覆時に挟持部の下方に位置
    する外側方に安定板部を設けた安定体と、前記ボルト用
    と貫通孔とに挿通される挟持ボルト及び該挾持ボルト
    に螺合されるナツト、並びに前記角孔に装着可能な頭部
    を有するボルト及びボルトに螺合されるナット、及び
    基部に該ボルトを挿通する取付孔を穿設し、且つ先部に
    段差部を介して抑え部を形成した抜け止め板からなるア
    ングル抜け止め部材とで構成したことを特徴とする雪辷
    り止め金具。
  2. 【請求項2】 請求項第1項記載の雪辷り止め金具に於
    いて、挟持体の前端部に、雪止め板装着部を設けてなる
    ことを特徴とする雪止め金具。
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