JP2522958Y2 - 車載用アダプタプラグ - Google Patents

車載用アダプタプラグ

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JP2522958Y2
JP2522958Y2 JP3621892U JP3621892U JP2522958Y2 JP 2522958 Y2 JP2522958 Y2 JP 2522958Y2 JP 3621892 U JP3621892 U JP 3621892U JP 3621892 U JP3621892 U JP 3621892U JP 2522958 Y2 JP2522958 Y2 JP 2522958Y2
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JP
Japan
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vehicle
adapter plug
cigar lighter
leaf spring
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JP3621892U
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直人 上尾
博隆 山本
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Mitsumi Electric Co Ltd
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Mitsumi Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車載用の各種機器等の
電源として自動車のバッテリ電圧を取り出すための、所
謂カーバッテリアダプタにおけるシガーライターに挿入
すべきプラグに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このような車載用アダプタプラグ
は、例えば図3に示すように構成されている。即ち、図
3において、車載用アダプタプラグ1は、ほぼ円筒形状
に形成された本体2と、該本体2の先端に備えられた接
点部3と、該本体2の先端付近の内部に設けられた電極
を兼ねるバネ部材4と、該本体2の後端付近の内部に備
えられ、且つ該接点部3及びバネ部材4が電気的に接続
されているプリント基板5とを含んでいる。
【0003】該プリント基板5には、例えば直流電圧変
換回路等が構成されており、その出力電圧が、本体2の
後端からコード6を介して、各種車載機器等に対して供
給され得るようになっている。
【0004】上記接点部3は、本体2の先端に固定され
ており、本車載用アダプタプラグ1が自動車のシガーラ
イターに挿入されたとき、該シガーライターの内側の端
面に備えられた一方の電極部に接触し得るようになって
いる。
【0005】上記バネ部材4は、図4に示すように、該
本体2の先端付近の内部に固定保持されるベース4a
(図4(A)参照)と、該ベース4aの周囲から、等角
度間隔で実質的に後方に向かって延びている複数個、図
示の場合4個の板バネ部4bとから構成されている。
【0006】各板バネ部4bは、図4(B)に示すよう
に、該ベース4aから後方に向かって、先づ外側に、そ
の後内側に斜めに延びていて、中間部4cが「く」字状
に突出するように形成されており、その突出した中間部
4cが、該本体2の側面から外方に突出して、本車載用
アダプタプラグ1が自動車のシガーライターに挿入され
たとき、該シガーライターの内側の側壁に備えられた他
方の電極部に対して、弾性に基づいて押圧され得るよう
になっている。
【0007】これにより、該他方の電極部に対して、電
気的に接触せしめられ得ると共に、該シガーライター内
にて、振動・衝撃等に対して安定的に保持され得るよう
になっている。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】ところで、このように
構成された車載用アダプタプラグ1においては、バネ部
材4の各板バネ部4bは、同一形状であり、従って、そ
の中間部4cが、シガーライターの内側の側壁に対して
接触する位置は、本車載用アダプタプラグ1の軸方向に
関しては、同じ位置である。
【0009】このため、自動車の走行時やアイドリング
時等において、自動車ボディの振動が、シガーライター
に伝達されると、この振動が、各板バネ部4bの中間部
4cを介して、本体2に伝わることになり、その際各板
バネ部4bの弾性によって、上記振動はある程度は吸収
され得ることになる。
【0010】しかしながら、本車載用アダプタプラグ1
の本体2は、各バネ部材4bによって、軸方向に関して
は、一点支持されていることになるため、上記振動が特
定の周波数になった場合には、各バネ部材4bによって
は、吸収され得ず、従って本体2が共振してしまい、場
合によっては、本体2が、シガーライターから脱落して
しまうという問題があった。
【0011】本考案は、以上の点に鑑み、本体のシガー
ライターに対する軸方向の支点を複数にすることによ
り、自動車の振動に対して共振することがなく、従って
シガーライターから脱落するようなことのない、車載用
アダプタプラグを提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本考案によ
れば、自動車のシガーライターに挿入されるほぼ円筒状
の本体と、該本体の先端に備えられた接点部と、該本体
の先端付近の側面にて、その円周面の周りに備えられ、
且つ弾性的にシガーライターの内側の側壁に設けられた
電極部に当接し得る複数個の板バネ部とを含んでいる、
車載用アダプタプラグにおいて、該本体の円周方向に隣
接する板バネ部は、互いにシガーライターの内側の側壁
に当接する位置が、本体の軸方向に関してずれているよ
うに、配設されていることを特徴とする、車載用アダプ
タプラグにより、達成される。
【0013】
【作用】上記構成によれば、本車載用アダプタプラグが
自動車のシガーライターに挿入されたとき、各板バネ部
が、シガーライターの内側の側壁に対して、本体の軸方
向にずれた複数の支点にて、弾性的に当接することによ
り、本体がシガーライターの内側に保持されることにな
るので、自動車の走行時やアイドリング時等において、
自動車ボディの振動が、シガーライターに伝達されたと
しても、各板バネ部が、この振動を吸収することにな
る。
【0014】さらに、支点が複数であることから、特定
の周波数の振動に対して、該板バネ部が振動を吸収し得
なくなるようなことがなく、従って本体が共振すること
が完全に排除され得ることになり、本車載用アダプタプ
ラグが、振動によってシガーライターから脱落してしま
うようなことがない。
【0015】
【実施例】以下、図面に示した実施例に基づいて、本考
案を詳細に説明する。図1は、本考案による車載用アダ
プタプラグの一実施例を示している。
【0016】車載用アダプタプラグ10は、ほぼ円筒形
状に形成された本体11と、該本体11の先端に備えら
れた接点部12と、該本体11の先端付近の内部に設け
られた電極を兼ねるバネ部材13と、該本体11の後端
付近の内部に備えられ、且つ該接点部12及びバネ部材
13が電気的に接続されているプリント基板14とを含
んでいる。
【0017】該プリント基板14には、例えば直流電圧
変換回路等が構成されており、その出力電圧が、本体1
1の後端からコード15を介して、各種車載機器等に対
して供給され得るようになっている。
【0018】上記接点部12は、本体11の先端に固定
されており、本車載用アダプタプラグ10が自動車のシ
ガーライターに挿入されたとき、該シガーライターの内
側の端面に備えられた一方の電極部に接触し得るように
なっている。
【0019】上記バネ部材13は、図2に示すように、
該本体11の先端付近の内部に固定保持されるベース1
3a(図2(A)参照)と、該ベース13aの周囲か
ら、等角度間隔で実質的に後方に向かって延びている複
数個、図示の場合4個の板バネ部13b,13c,13
d,13eとから構成されている。
【0020】各板バネ部13b,13c,13d,13
eは、図2(B)に示すように、該ベース13aから後
方に向かって、先づ外側に、その後内側に斜めに延びて
いて、中間部13fが「く」字状に突出するように形成
されており、その突出した中間部13fが、該本体11
の側面から外方に突出して、本車載用アダプタプラグ1
0が自動車のシガーライターに挿入されたとき、該シガ
ーライターの内側の側壁に備えられた他方の電極部に対
して、弾性に基づいて押圧され得るようになっている。
【0021】これにより、該他方の電極部に対して、電
気的に接触せしめられ得ると共に、該シガーライター内
にて、振動・衝撃等に対して安定的に保持され得るよう
になっている。
【0022】以上の構成は、図3に示した従来の車載用
アダプタプラグ1と同様の構成であるが、本考案による
車載用アダプタプラグ10においては、上記各板バネ部
13b,13c,13d,13eのうち、互いに対向す
る一対の板バネ部13b,13dが、図2(B)に示す
ように、比較的長く(ベース13aから中間部13fま
での距離がxとなるように)形成されていると共に、互
いに対向する他の一対の板バネ部13c,13eが、図
2(C)に示すように、比較的短く(ベース13aから
中間部13fまでの距離がyとなるように)形成されて
いる。
【0023】本考案による車載用アダプタプラグ10
は、以上のように構成されており、本車載用アダプタプ
ラグ10が図示しない自動車のシガーライターに挿入さ
れたときに、各板バネ部13b,13c,13d,13
eは、シガーライターの内側の側壁に対して、本体の軸
方向にずれた複数の支点にて、弾性的に当接することに
より、本体11がシガーライターの内側に保持されるこ
とになる。
【0024】従って、自動車の走行時やアイドリング時
等において、自動車ボディの振動が、シガーライターに
伝達されたとしても、各板バネ部13b,13c,13
d,13eが、この振動を吸収することになると共に、
互いに対向する一対の板バネ部13b,13dがシガー
ライターの側壁に当接する軸方向位置と、互いに対向す
る他の一対の板バネ部13c,13eがシガーライター
の側壁に当接する軸方向位置とは、軸方向にずれている
ことから、本体11は、該シガーライターに対して、複
数の支点により支持されることになる。
【0025】これにより、板バネ部13b,13dと、
板バネ部13c,13eの共振周波数が異なることにな
るので、特定の周波数の振動に対して、一方の対の板バ
ネ部13b,13dまたは13c,13eが振動を吸収
し得なくなったとしても、他方の対の板バネ部13c,
13eまたは13b,13dが当該周波数の振動を吸収
し得ることになる。
【0026】かくして、自動車ボディ等からの振動に対
して、本体11が共振することが完全に排除され得るこ
とになり、本車載用アダプタプラグ10が、振動によっ
てシガーライターから脱落してしまうようなことがな
い。
【0027】尚、上記実施例では、バネ部材13は、周
囲から4個の板バネ部13b,13d,13c,13e
が等間隔で伸びる、すなわち四等分された方向に伸びて
いるが、これに限らず例えば三等分の場合も同様の作
用、効果を奏するものである。
【0028】また、板バネ部13b,13d,13c,
13eは、ベース13aと一体に設けられているが、例
えば板バネ部13b,13dと、板バネ部13c,13
eとをそれぞれ別体に設けても良く、何れにしても板バ
ネ部13b,13d,13c,13eの中間部13fが
シガーライターの側壁に当節する軸方向にずれておるこ
とにより、シガーライターに対して、複数の支点により
支持される構成であれば良い。
【0029】
【考案の効果】以上述べたように、本考案によれば、本
体のシガーライターに対する軸方向の支点を複数にする
ことにより、自動車の振動に対して共振することがな
く、従ってシガーライターから脱落するようなことのな
い、極めて優れた車載用アダプタプラグが提供され得る
ことになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による車載用アダプタフラグの一実施例
を示す(A)は横断面図、及び(B)は縦断面図であ
る。
【図2】図1の車載用アダプタプラグで使用するバネを
示し、(A)は正面図、(B)は平面図、及び(C)は
側面図である。
【図3】従来の車載用アダプタプラグの一例を示す
(A)は横断面図、及び(B)は縦断面図である。
【図4】図3の車載用アダプタプラグで使用するバネを
示し、(A)は正面図、及び(B)は平面図である。
【符号の説明】
10 車載用アダプタプラグ 11 本体 12 接点部 13 バネ部材 13a ベース 13b,13c,13d,13e 板バネ部 13f 中間部 14 プリント基板 15 コード

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車のシガーライターに挿入されるほ
    ぼ円筒状の本体と、該本体の先端に備えられた接点部
    と、該本体の先端付近の側面にて、その円周面の周りに
    備えられ、且つ弾性的にシガーライターの内側の側壁に
    設けられた電極部に当接し得る複数個の板バネ部とを含
    んでいる、車載用アダプタプラグにおいて、 該本体の円周方向に隣接する板バネ部は、互いにシガー
    ライターの内側の側壁に当接する位置が、本体の軸方向
    に関してずれているように、配設されていることを特徴
    とする、車載用アダプタプラグ。
JP3621892U 1992-04-30 1992-04-30 車載用アダプタプラグ Expired - Lifetime JP2522958Y2 (ja)

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JPH0587857U JPH0587857U (ja) 1993-11-26
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