JP2522659B2 - 柔軟剤組成物 - Google Patents

柔軟剤組成物

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JP2522659B2 JP62078182A JP7818287A JP2522659B2 JP 2522659 B2 JP2522659 B2 JP 2522659B2 JP 62078182 A JP62078182 A JP 62078182A JP 7818287 A JP7818287 A JP 7818287A JP 2522659 B2 JP2522659 B2 JP 2522659B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、各種衣料に幅広く柔軟性を付与できる柔軟
剤組成物、特に柔軟剤自動投入(供給)装置内での柔軟
剤の乾燥による凝固性を改良した柔軟剤組成物に関する
ものである。
〔従来の技術〕
衣料の柔軟仕上剤としてカチオン性柔軟化剤を配合し
た柔軟剤が、広く用いられているが、これらの柔軟剤は
洗濯過程の濯ぎの段階で投入されるのが一般的である。
この為、若干手数がかかるのを改善すべく、濯ぎ時に柔
軟剤が自動的に投入されるような装置付の洗濯機が市販
されている。しかしながら、このような自動投入装置で
柔軟剤を投入した場合、一部の柔軟剤が投入装置内に残
り、これが凝固することがある。この為、自動投入装置
を使い続けると自動投入装置内に柔軟剤凝固物が蓄積
し、甚だしい場合は、自動投入装置を詰らせてしまい、
柔軟剤が自動投入装置より供給されなくなる場合があ
る。この問題は、一般に外気が乾燥していたり、柔軟剤
自体の粘度が高い場合に発生し易いので、相対湿度が低
下し外気温も低くなる冬期に於いて、より深刻である。
この問題を解決する為に、例えば、第四級アンモニウ
ム塩20〜80重量%(以下%と略称する。)、ヘキシレン
グリコールから成る有機溶剤80〜20%及びノニオン界面
活性剤からなる成る非水性の柔軟剤組成物が提案(特開
昭61−146873号)されている。確かに、有機溶剤のみで
希釈した柔軟剤組成物は、この目的の解決になるかもし
れないが、このような有機溶剤を家庭内で用いること
は、安全性の面で問題(例えば、ヘキシレングリコール
は、第四類第三石油類の危険物である)があるうえに、
価格的にも極めて高価である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従って、本発明は液体柔軟剤組成物の乾燥凝固性が著
しく改善され、特に柔軟剤自動投入装置に入れて用いた
場合にも、該供給装置内で乾燥凝固することのない柔軟
剤組成物を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、特定の水溶性高分子を用いると、カチオン
性柔軟剤を自動投入装置や定量排出機構付の容器で用い
た場合に起こる上記問題点を効果的に解決出来るとの知
見に基づくものである。又、特定の構造を有するノニオ
ン界面活性剤と組み合せると、低温保存下での増粘を抑
制でき、冬期に柔軟剤が低温で保管された場合でも低い
粘度を保つので、充分な効果を有するものである。
即ち、本発明は、 (A)カチオン性柔軟化剤 3〜50重量% (B)以下の群より選ばれる20〜80モルのアルキレンオ
キシド付加型のノニオン界面活性剤 0.02〜10重量% (I)分子内に不飽和結合を有するアルキル鎖を親油基
とするノニオン界面活性剤 (II)分子内に分岐を有するアルキル鎖を親油基とする
ノニオン界面活性剤 (III)複数のアルキル鎖を親油基として有するノニオ
ン界面活性剤 (C)以下の群より選ばれる分子量約400〜約20,000の
水溶性高分子 0.01〜8重量% (I)低級アルキレンオキシド及びそれらの混合物の重
合体 (II)低級アルキルイミン及びそれらの混合物の重合体 (III)ポリビニル重合体 (D)水性ベヒクル を含有することを特徴とする柔軟剤組成物を提供する。
本発明の成分(A)として、各種アミン塩、第4級ア
ンモニウム塩等繊維や毛髪などに柔軟性を付与できるも
のはすべて使用可能である。通常は、水難溶性又は水不
溶性の第4級アンモニウム塩型カチオン界面活性剤、例
えば炭素数8〜26のアルキル基またはアルケニル基を分
子内に少くとも2個有する第4級アンモニウム塩が使用
される。これらのうち炭素数10〜24のアルキル基または
アルケニル基を分子内に2個有する第4級アンモニウム
塩が好ましく、例えば次の一般式(I)で表わされるア
ンモニウム塩、アミドアンモニウム塩、及び一般式〔I
I〕又は〔III〕で表わされるイミダゾリニウム塩があげ
られる。
(式I、II、III中、R1、R2はそれぞれ炭素数10〜24の
アルキル基、ヒドロキシアルキル基またはアルケニル
基、R3、R4はそれぞれ炭素数1〜3のアルキル基、ヒド
ロキシアルキル基またはベンジル基、−(C2H4O)l3H
(l3=1〜5)で示される基、Y1、Y2はそれぞれエチレ
ン基またはプロピレン基、l1、l2は0または1の数、X
はハロゲンまたは炭素数1〜3のモノアルキル硫酸基を
示す。) 具体的には、ジラウリルジメチルアンモニウムクロラ
イド、ジパルミチルメチルヒドロキシエチルアンモニウ
ムメチルサルフェート、ジ水素添加牛脂アルキルジメチ
ルアンモニウムクロライド、ジステアリルメチルポリオ
キシエチレン(平均重合度5モル)アンモニウムクロラ
イド、ジ水素添加牛脂アルキルエチルベンジルアンモニ
ウムクロライド、ジテトラデシルジメチルアンモニウム
クロライド、ジ〔(2−ドデカノイルアミド)エチル〕
ジメチルアンモニウムクロライド、ジ〔(2−オクタデ
カノイルアミド)エチル〕ジメチルアンモニウムメトサ
ルフェート、エチル−1−オクタデカノイルアミドエチ
ル−2−ヘプタデシルイミダゾリニウムエトサルフェー
ト、メチル−1−牛脂アミドエチル−2−牛脂アルキル
イミダゾリニウムメトサルフェート、メチル−1−オレ
イルアミドエチル−2−オレイルイミダゾリニウムメト
サルフェート、メチル−1−(2−イソステアロイルア
ミノエチル)−2−イソヘプタデシルイミダゾリウムメ
トサルフェートなどの1種または2種以上の混合物であ
る。
柔軟剤組成物中の配合量は3〜50%、好ましくは8〜
30%である。なお、水難溶性又は水不溶性第4級アンモ
ニウム塩は水性柔軟剤組成物において、公知の分散手段
により平均粒径10μ以下、好ましくは5μ以下の微粒子
として分散されているのが望ましい。
本発明の成分(B)は、ポリアルキレンオキシド付加
型ノニオン界面活性剤である。柔軟剤に分散安定化剤と
して、アルキレンオキシド付加型ノニオン界面活性剤を
添加するのは公知の事実であり、この目的の為通常は飽
和アルキルエーテル型のノニオン界面活性剤が使用され
る。しかし、これらのノニオン界面活性剤は一般には、
室温及び高温保存下では増粘抑制効果を発揮するが、低
温(例えば5℃保存等)では、その効果は少なく、特に
この問題は、成分(A)の含有量が高くなる程著しく劣
化する傾向にある。この低温での増粘を抑制出来るノニ
オン界面活性剤は以外と例が少なく、本発明の成分
(B)記載の特定の構造を有するノニオン界面活性剤に
のみその効果が認められた。即ち、アルキレンオキシド
付加型の不飽和型、分岐型及び多鎖型ノニオン界面活性
剤である。アルキレンオキシドとしては、エチレンオキ
シド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシド及びこれ
らの混合付加物が通常使用されるが、エチレンオキシド
が好ましい。又、アルキレンオキシドの平均付加モル数
は20〜80モル、好ましくは30〜60モルである。アルキレ
ンオキシドがこれ以上短かくなると、一般に低温保存下
で粘度が増加する傾向にあるので、20モル以上である必
要がある。
ノニオン界面活性剤の内、I群の分子内に1箇所以上
の不飽和結合を有するノニオン界面活性剤としては、炭
素数12〜22、好ましくは14〜18の不飽和アルコール、不
飽和脂肪酸、不飽和アミン及び不飽和アミド等にアルキ
レンオキシドを付加させたものである。このような活性
剤としては、オレイルアルコールにエチレンオキシドを
50モル付加させたポリオキシエチレン(p=50)オレイ
ルエーテルが挙げられる。ここでは、エチレンオキシ
ドの平均付加モル数を表わす(以下同じ)、ところで、
通常純粋な不飽和化合物は得難く、例えば前述したオレ
イルアルコールは、オレイルアルコールを主成分として
いるが炭素分布以外にも、多少のステアリルアルコール
のような飽和アルコール等を含んだものであるのが普通
である。実際この50モルエチレンオキシド付加品のヨウ
素価は8.83であるのでオレイル分は約86%である。一
方、前述したように飽和型ノニオン界面活性剤は、低温
では増粘抑制効果が無いものの高温では増粘抑制効果が
認められる場合があるので、多少は飽和型ノニオン界面
活性剤を含有しても差しつかえない。従って、成分
(B)I群で定義されるノニオン界面活性剤は、その構
造中に不飽和結合を有するノニオン界面活性剤を含んで
いれば良い。しかしながら、あまりにも不飽和分が少な
いノニオン界面活性剤では、本発明で必要とする量の不
飽和ノニオンを添加するのに必要な総ノニオン界面活性
剤量が多くなってしまうので、好ましいものではない。
この目安としては、ヨウ素価が少なくとも1以上である
ことが望ましい。具体的には、天然牛脂アルキルアルコ
ールにエチレンオキシドを60モル付加させたもの(ヨウ
素価=4.18、不飽和分約48%、新日本理化製リカノンUA
5060)、牛脂アルキルアミンにエチレンオキシドを30モ
ル付加させたもの(ヨウ素価=6.69、不飽和分約40%、
ライオン製エソミンT/40)等が挙げられる。
II群は、アルキル主鎖の途中から1箇所以上の分岐鎖
を有するノニオン界面活性剤である。尚、ポリオキシア
ルキレン第二級アルキルエーテルといった、第二級アル
コール型のノニオン界面活性剤は、主鎖の第一位炭素か
ら分岐鎖が生じているものと解釈し、II群に包括され
る。又、分岐鎖型ノニオン界面活性剤の場合、その炭素
数は、主鎖が6〜22好ましくは8〜18であり、分岐鎖の
炭素数は1〜12、好ましくは1〜8である。このような
界面活性剤の例としては、米国エメリー社より販売され
ているメチル分岐イソステアリン酸及びこれらの誘導体
(アルコール、アミン、アミド等)にアルキレンオキシ
ドを付加させたもの等が挙げられる。具体的には、ポリ
オキシエチレン(=30)イソステアレート、ポリオキ
シエチレン(=25)2−ヘキシルデシルエーテル、炭
素数12から14のn−パラフィンを空気酸化して得られる
第二級アルコールにエチレンオキシドを50モル付加させ
たもの(日本触媒(株):商品名 ソフタノール500)
等である。又、α−オレフィンやn−オレフィンをオキ
ソ法で酸化して得られる合成アルコールは、iso−分岐
を30〜50%程度含んでいる(シェル製:商品名 ドバノ
ール等)ので、これらの合成アルコールにアルキレンオ
キシドを付加させたノニオン界面活性剤を用いても良
い。このようなノニオン界面活性剤の場合も、本発明が
必要とするノニオン界面活性剤は、前述した不飽和ノニ
オン界面活性剤の場合と同様に混合物中の分岐型ノニオ
ン界面活性剤のみである。
III群は、複数のアルキル鎖を有するノニオン界面活
性剤で、各アルキル鎖が炭素数4〜22、好ましくは、6
〜18である第二級アミン及び多価アルコールのエステル
にアルキレンオキシドを付加させたノニオン界面活性剤
である。具体的には、ポリオキシエチレン(=50)ジ
牛脂アルキルアミン、ポリオキシエチレン(=40)グ
リセリルトリオレート、ポリオキシエチレン(30)硬
化ヒマシ油等である。成分(B)の柔軟剤組成物中の配
合量は0.02〜10%、好ましくは、0.05〜6%である。
本発明の成分(C)は、水溶性高分子である。水溶性
高分子としては、エチレンオキシド、プロピレンオキシ
ド、ブチレンオキシドといった低級アルキレンオキシド
及びこれらの混合物を重合させたもの、エチレンイミン
のような低級アルキルイミンを重合させたもの、ポリビ
ニルアルコール、ポリビニルピロリドンといったポリビ
ニル重合体群より選ばれるものの一種、又は二種以上の
混合物である。尚、この成分(C)の水溶性高分子に
は、成分(B)のようなノニオン界面活性剤は含まれな
い。この水溶性高分子の平均分子量は、約400〜約20000
好ましくは、約600〜約3000程度である。水溶性高分子
の平均分子量が低過ぎると、乾燥凝固防止効果が劣化す
る傾向があり、逆に分子量が高いと柔軟剤の粘度を増大
させるので好ましくない。具体的には、平均分子量1000
のポリエチレングリコール、平均分子量1500のポリプロ
ピレングリコール、平均分子量1500のポリビニルアルコ
ール及び平均分子量450〜750のポリエチレンイミン等で
ある。成分(C)の配合量は、0.01〜8%、好ましく
は、0.3〜6%である。水溶性高分子の配合量が多過ぎ
ると、液分離が生じ易くなる上に分子量が約3000以上の
比較大きいものでは、柔軟剤の粘度を増大させるので好
ましくない。
本発明の柔軟剤組成物は、上記3成分を必須とし、
(A)/(B)成分の混合比が重量比で(A)/(B)
=150/1〜3/1、好ましくは、30/1〜5/1、(A)/
(C)=600/1〜1/1、好ましくは、100/1〜2/1とするの
が望ましい。本発明の柔軟剤には、これら3成分の他
に、通常は水である水性ベヒクル(D)を残部として配
合するものである。
水性ベヒクルには、凍結融解時の増粘を抑制する為に
エチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリ
ン、ヘキシレングリコール等の炭素数2〜6の多価アル
コールを1〜50%、好ましくは、3〜20%含めるのが望
ましい。尚、一般に、低級脂肪族アルコール、例えばエ
タノールおよび2−プロパノールを液体柔軟剤組成物に
配合するのが普通である。事実、(A)の柔軟剤成分
は、低級アルコールが希釈剤である70%〜90%のペース
トの形態として通常調整される。本発明の組成物は実質
上低級脂肪族アルコールを含むのは好ましくなく、これ
らのアルコールは前記組成物内に約5%、好ましくは約
3%を超える量で存在すべきではない。(A)の柔軟剤
成分が本発明の最終組成物内に約5%を超えるアルコー
ル量を生ずるアルコール量の分散液として混入される場
合には、本発明の組成物の調製に使用する前に若干また
はすべてのアルコールを除去すべきである(例えば、加
熱補助蒸発により)。すなわち、低級アルコールは貯蔵
時に(特に高い貯蔵温度において)粘度を増大させる傾
向があり、そしてアルコールが2−プロパノールである
場合には最終製品につけられた臭いは望ましくないから
である。
この他、粘度を調整する為の塩化ナトリウム、硫酸ナ
トリウム、塩化カリウム、塩化マグネシウム等の電解
質、pH調整剤、シリコーン類、炭化水素、殺菌剤、顔
料、染料、香料、酸化防止剤、紫外線吸収剤、螢光増白
剤、尿素等を適宜配合することが出来る。
尚、前述したように高温保存下での増粘抑制を図る為
に、更にアルキル基が直鎖状(飽和型)のアルキレンオ
キシド付加型のノニオン界面活性剤を0.02〜10%程度添
加しても良い。このようなノニオン界面活性剤の例とし
ては、ポリオキシエチレン(=50)ステアリルエーテ
ル、ポリオキシエチレン(=30)ステアレート、ポリ
オキシエチレン(=60)牛脂アミド、ポリオキシエチ
レン(=50)ステアリルアミン等である。これらのノ
ニオン界面活性剤は、いずれもヨウ素価が0.1以下であ
り実質的に成分(B)のノニオンと異なる構造を有する
ものである。
〔発明の効果〕
本発明によれば、柔軟剤の乾燥凝固性が著しく改善さ
れているので、柔軟剤定量排出容器や洗濯機の柔軟剤自
動投入装置に蓄積する事が無く、これらの装置の定量性
が損なわれたり、詰ってしまう等の問題が起こらず、大
きな商品価値を有するものである。
次に、実施例により本発明を説明するが、本発明はこ
れに限定されるものではない。
実施例に於ける柔軟剤組成物の調整方法、粘度測定及
び容器への蓄積性は、次の方法によった。
水性分散液の調製方法 成分(A)以外の成分を水に溶かし、これを45℃に加
温し、攪拌しながらこれに少量の低級アルコールと水を
含有する成分(A)の溶融混合物を滴下して均一に分散
させた後25℃まで冷却した。
粘度の測定方法 粘度は、それぞれの保存温度で1ヶ月保存した後、B
型粘度計(東京計器製)を用いて、30rpmで測定した。
容器への蓄積性 柔軟剤の自動投入装置内への蓄積性については、次の
ようなモデル実験で評価した。
30ml容量のポリエチレン性ビーカーに柔軟剤を成分
(A)の有効成分量が、0.8gになるようにいれる(例え
ば、(A)が4%の組成では20g、(A)が8%の組成
では10g)。次に、このビーカーを逆さにして20秒保持
し、柔軟剤を排出させる。このビーカーを20℃45%RHで
1日(24hr)放置させる。このサイクルを10回繰り返し
た後で、ビーカーに付着した柔軟剤の付着量を求め、次
式により柔軟剤の残存量を算出した。
残存量(%)=〔ビーカー付着量(g)×100〕 /〔10×1回使用量(g)〕 又、各実施例での略号は以下の通りである。
POE:ポリオキシエチレン :アルキレンオキシドの平均付加モル数 PEG:ポリエチレングリコール PPG:ポリプロピレングリコール PEI:ポリエチレンイミン PVA:ポリビニルアルコール PVP:ポリビニルピロリドン #付きの数字は平均分子量を示す。従って、PEG#100
0は、平均分子量1000のポリエチレングリコールであ
る。
実施例1 (A)ジ硬化牛脂アルキルジメチルアンモニウムクロラ
イド 4 % (B)成 分 0.3% (C)成 分 0又は2% (D)エチレングリコール3%及び全体をバランスする
水 より成る水性柔軟剤組成物を成分(B)及び成分(C)
の種類を変化させて、1ヶ月保存後の粘度及び残存量を
評価した。尚、成分(B)の〔 〕内の数字は、ヨウ素
価(IV)を表わす。表−1に結果を示す。
表−1より成分(C)を添加することにより明らか
に、付着量(残存量)が少なくなることがわかる。又、
成分(B)のノニオン界面活性剤が、特定の構造を有す
るノニオン界面活性剤の場合、5℃で1ヶ月保存した後
でも粘度を低く抑制できるので、低温保存後の残存量も
低下させることが可能である。
実施例2 配合量等を種々変化させた組成物を調整し、5℃で1
ヵ月保存後の性能を評価した。結果をまとめて、表−2
に示す。尚、表中の数字は、配合量(%)を、2−PrOH
は2−プロパノールを、EtOHはエタノールを示す。これ
らの組成物は、いずれも低温での増粘が抑制され、残存
量も少ないことがわかった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C11D 3:37) D06M 13/46

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)カチオン性柔軟化剤 3〜50重量% (B)以下の群より選ばれる20〜80モルのアルキレンオ
    キシド付加型のノニオン界面活性剤 0.02〜10重量% (I)分子内に不飽和結合を有するアルキル鎖を親油基
    とするノニオン界面活性剤 (II)分子内に分岐を有するアルキル鎖を親油基とする
    ノニオン界面活性剤 (III)複数のアルキル鎖を親油基として有するノニオ
    ン界面活性剤 (C)以下の群より選ばれる分子量約400〜約20,000の
    水溶性高分子 0.01〜8 重量% (I)低級アルキレンオキシド及びそれらの混合物の重
    合体 (II)低級アルキルイミン及びそれらの混合物の重合体 (III)ポリビニル重合体 (D)水性ベヒクル を含有することを特徴とする柔軟剤組成物。
  2. 【請求項2】成分(B)のアルキレンオキシドがエチレ
    ンオキシドである特許請求の範囲第(1)項記載の柔軟
    剤組成物。
  3. 【請求項3】水性ベヒクルが、炭素数2〜6の多価アル
    コールを含有する特許請求の範囲第(1)項記載の柔軟
    剤組成物。
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