JPH05504174A - 繊維製品の処理の為の活性物質の組み合わせ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 繊維製品の処理の為の活性物質の組み合わせ本発明は、カルホン酸またはカルボ ン酸誘導体とヒドロキシアルキルポリアミンとの縮合生成物を基剤とする、繊維 製品の処理の為の活性物質の組み合わせに関する。

カルボン酸またはカルホン酸誘導体とヒドロキシアルキルポリアミンとの脂肪酸 縮合生成物を基剤とする繊維製品処理製剤は、例えばドイツ特許公開第３７３０ ７９２号により既知である。これに記載の縮合生成物は、分散性を改良する為の 親水性分散促進剤を含有しており、従ってドイツ特許公開３５３０３０２号によ る縮合生成物とは異なっている。これら分散促進剤を含有する脂肪酸縮合生成物 は、ドイツ特許公開筒３９０１８２０号による部分的に中和した脂肪酸縮合生成 物と同様に、冷水における特に良好な分散性を特徴とする。従って、これらは、 繊維および糸の仕上げの為の水高希釈処理液中ての、並ひに洗剤およびそれらで 処理した繊維製品の滑りと柔軟性を改良する為の洗浄した繊維製品に用いる後処 理製剤中での使用に極めて適している。

しかし多くの場合、処理し次いて乾燥させた繊維製品の柔軟性の更なる改良か望 まれている。脂肪酸縮合生成物を含む繊維製品水性処理製剤の、特に比較的活性 物質の含有量が高く、低温で長期間保存した場合の粘度安定性も、改良する必要 がある。

驚くへきことに、所望する性質の改良が、第四アンモニウム化合物との組み合わ せによってなされるということを発見した。従って、本発明は、脂肪酸縮合生成 物並びに、加えてｌ、２または３のアンルオ五ンアルキル基を分子内に有する第 四アンモニウム化合物の少なくとも一つを含む、繊維製品の処理の為の活性物質 の組み合わせに関する。このような化合物は、例えばドイツ特許公開第１６９３ １４５号、ドイツ特許公開筒１９３５４．４９号、ドイツ特許公告第２４３０１ ４０号または欧州特許第２２５６２号により既知である。

エステル基を有する長鎖残基を少なくとも一つ含むこれら第四アンモニウム化合 物は、良好な生物分解性によって特徴付けられる。これら第四アンモニウム化合 物は、相応して、処理した繊維製品に良好な柔軟性を与え、その柔軟性は本発明 の教示に従って、記載した脂肪酸縮合生成物と組み合わせることによって、脂肪 酸縮合生成物の柔軟化効果よりも、また長鎖残基にエステル基を有する第四アン モニウム化合物の柔軟化効果よりも高いレベルまで改良することができる。この 相乗効果は、驚くべきことであり、上記の参照文献から論理的に引き出されるも のではない。

この脂肪酸縮合生成物と特定の第四アンモニウム化合物との組み合わせを含む繊 維製品処理製剤は、長期間保存した場合においても顕著な粘度安定性を示し、予 想外の良好な柔軟化効果を示すことを特徴とする。本発明における活性物質の組 み合わせに特に適当な第四アンモニウム化合物は、２−アシルオキシエチル基、 ２−アシルオキシプロピル基または２−アンルオキシイソブロピル基を有する。

これらは繊維製品の処理に使用する為のものとしてそれ自身既知の化合物である 。

特に適当な第四アンモニウム化合物は、一般式■：Ｒ’Ｒ’Ｒ３Ｒ’Ｎ″Ｘ− 口式中、Ｒ１は１〜４の炭素原子を含むアルキル基、特にメチル基を示し、 Ｒ２は１〜２２の炭素原子を含むアルキルまたはアルケニル基あるいは２〜４の 炭素原子を含むヒドロキシアルキル基を示し、Ｒ３は１〜２２の炭素原子を含む アルキルまたはアルケニル基、あるいはそのアシル基は１０〜２２の炭素原子を 含む飽和または不飽和の、直鎖または分枝状脂肪酸から誘導されたものであり、 そのオキシアルキル基はオ牛ジエチル、オキシプロピルまたはオキシイソプロピ ル基であるアシルオキシアルキル基を示し、Ｒ′はＲ３またはＲ１と同定義であ り、Ｘ−はアニオンを示す。］ によって示される第四アンモニウム化合物である。

上記一般式に対応する市販の化合物は、例えばステパン（Ｓ　ｔｅｐａｎ）社製 のステパンテックス（Ｓ　ｔｅｐａｎｔｅｘ）またはＩｆｊ社製の７ンブローラ ム（Ｓ　ｙｎｐｒｏｌａｍ）である。先例の典型的な市販製品ステノくンテノク スく商品名）は２−アシルオキシアルキル基を複数含有しており、−刀先例の市 販製品シンブローラム（商品名）は２−アシルオキシアルキル基を一つ含有して いる。これらの製品は両方とも、本発明による組み合わせに極めて適当である。

従って、本発明による組み合わせに特に適当な第四アンモニウム化合物は、Ｒ１ はメチル基、Ｒ２はヒドロキシエチル基、Ｒ３およびＲ４はＣ１゜１．アシル基 を有する２−アシルオキシエチル基であり、アニオンとして塩化物アニオン、臭 化物アニオンまたはメトサルフェートアニオンを含む一般式Ｉに対応する化合物 である。Ｒ１およびＲ”はメチル基、Ｒ３はＣ、、−、、アシル基を有する２− アシルオキシエチル基、Ｒ４はＣ１０−４１アルキルまたはアルケニル基であり 、Ｘは塩化物アニオン、臭化物アニオンまたはメトサルフェートアニオンである 一般式Ｉに対応する第四アンモニウム化合物も、同様に適当である。Ｒ１はメチ ル基　Ｒ１はヒドロキシエチル基、Ｒ３およびＲ４はＣｌ０１２アンル基を有す る２−アシルオキシエチル基であり、Ｘは塩化物アニオン、臭化物アニオンまた はメトサルフェートアニオンである一般式Ｉに対応する第四アンモニウム化合物 を、Ｒ’によびＲ１はメチル基、Ｒ３はＣ１゜−、、アシル基を有する２−アシ ルレオ牛ジエチル基、Ｒ４はＣ１゜−１，アルキルまたはアルケニル基であり、 Ｘは塩化物アニオン、臭化物アニオンまたはメトサルフェートアニオンである一 般式■に対応する第四アンモニウム化合物と組み合わせて含む繊維製品処理製剤 もまた、好ましい特性を示す。従って、本発明は、脂肪酸縮合生成物に加えて、 ２−７フルオキシアルキル基を一つ有する化合物と二つ有する化合物とを組み合 わせて含む、活性物質の組み合わせにも関する。

柔軟化効果に関して特に有用性のある組み合わせは、脂肪酸縮合生成物を第四ア ンモニウム化合物に対して５：１〜１：１０の重量比で、好ましくはに１〜１： ３の重量比で含む。脂肪酸縮合生成物と第四アンモニウム化合物を１：３の重量 比で組み合わせた時（こ最良の結果が得られる。脂肪酸縮合生成物と第四アンモ ニウム化合物の量は、すぐに使用できる状態の繊維製品処理製剤におｔ＼て２〜 ５０重量％である。１：５〜１：１０の範囲の重量比であって、活性物質含量が 約１０〜１５重量％以上である組成物は、特に高しＸ保存安定性を示す製品に成 し得る。

前述の活性物質に加えて、すくに使用できる状態の繊維製品処理製剤は、一般に 典型的な助剤、染料および香料を含む。助剤は、例えば分散剤、粘度調整剤、防 腐剤、低分子量モノおよびジアルコール、分子１１２００〜１０００のポリグリ コールである。

適当な分散剤は、特に、特別な官能基の存在および極めて一般的には水酸基の蓄 積に起因する親水性を示す非イオン性界面活性化合物である。この範鴫には、例 えばエチレングリコール、プロピレングリコールおよびグリセロール型のポリア ルコールが含まれる。この種類の適当な非イオン性界面活性剤は、主として、エ チレンオキシドおよび／またはプロピレンオキシドと脂肪アルコール、脂肪酸、 脂肪アミンおよび脂肪酸アミドまたはスルホン酸アミドの付加生成物、１分子当 たり３〜１００、好ましくは６〜４０．より好ましくは８〜２５のエーテル基、 特にエチレングリコールエーテル基を有する分散剤または乳化剤である。他の適 当な非イオン性界面活性剤は、エチレンオキシドとプロピレングリコールまたは １〜１０の炭素原子を含むアルキルボリプロピレングリコールの水溶性付加俸て ２０〜２５０のエチレングリコールエーテル基および１０〜１００のプロピレン グリコールエーテル基を有するものであり、そのポリプロピレン鎖が疎水性残基 として機能しているものである。しかし、エチレンオキシドおよび／またはプロ ピレンオキシドの付加体ではない脂肪アルコール、脂肪酸、脂肪アミンおよび脂 肪酸アミドも、適当な分散剤である。場合によっては、エーテルアミンまたはエ ーテルアンモニウム化合物も適当な分散剤である。

所望のｐＨｉ：調整する為に有機酸または無機酸を使用してもよい。

所望であれば、光沢剤、漂白剤、例えばＨ，Ｏ，、または気泡抑制剤、例えばノ リコールオイルを添加することもてきる。

適当な粘度調整剤は、電解質、例えば酢酸ナトリウムまたは塩化カルシウム、お よび有機化合物、例えばパラフィンオイル、脂肪酸エステルおよび水溶性ポリマ ー、例えばポリビニルアルコールまたはポリビニルピロリドンである。

他の典型的な助剤は、例えば抗酸化剤およびＳ　Ｒ（Ｓ　ｏｉｌ　ｒｅｌｅａｓ ｅ）剤である。

本発明による活性物質の組み合わせは、液状分散体たけてなく、使用時に溶解、 溶融または分散する固体状を成していてもよい。この範囲において固体状とは、 例えばフレーク、錠剤、フＣ１７り、顆粒、ベレットまたは粉末であり、本発明 による組み合わせを含有した多少吸収性があり応用性のある基質である。

実施例 本発明による活性物質の組み合わせを含む繊維製品処理製剤の柔軟化効果におけ る予想外の相乗的向上について、以下の実施例によって説明する。その為に、綿 パイルの試料繊維製品をＩＩ２当たり全量で０．２ｇの活性物質組み合わせを含 む水性処理液中で５分間１８°Ｃにて処理し、次いで乾燥させた。

活性物質の組み合わせは、ドイツ特許出願Ｐ３９０１８２０．２に従ったステア リン酸とアミ／エチルエタノールアミンとの反応、およびその後の乳酸による４ ０％部分中和によって得られた脂肪酸縮合物Ａと、以下の市販の第四アンモニウ ム化合物から指示の重量比で構成した（縮合物Ａ　第四アンモニウム化合物Ｂ、 Ｃ，ＤまたはＥ）。

Ｂ＝　Ｎ−メチル−Ｎ−（２−ヒドロキシエチル）−Ｎ、Ｎ−ジー（獣脂アシル オキシエチル）−アンモニウムメトスルフェートＣ＝　Ｎ−メチル−Ｎ−（２− ヒドロキシエチルジーＮ、Ｎ〜ジー（ヒドロ獣脂アシルオキシエチル）−アンモ ニＴクムメトスルフより＝　Ｎ−メチル−Ｎ−（２−ヒドロキシエチル）　−Ｎ 　、　Ｎ−ジー（オレイルオキシエチル）−アンモニウムメトスルフェートＥ＝ 　Ｎ−Ｃ，、／。−脂肪アルキルーＮ−ジメチル−Ｎ−２−ヒドロキシエチル− Ｎ　Ｂ’ｄＪ５ア／ルオキ／エチルアンモニウムメトスルフェート 乾燥後、実施例１〜２５の処理液で処理した試料繊維製品を、５人の経験を積ん だ試験官によって柔軟性について試験し、１（−大変硬い）から６（−大変柔ら かい）の点数をつけた。表２中「柔軟性」として記載した結果は、平均値として 得られたものである上記実施例は、本発明による組み合わせ２〜４．７〜９．１ ２〜１４．１７〜１９．２１および２２で処理した試料繊維製品の柔軟性の数値 か、単独成分のみて処理した試料繊維製品（実施例１．５．６．１０．１１．１ ５．１６．２０．２３〜２５）の数値より上回つ国際調査報告 国際調査報告

Claims (9)

【特許請求の範囲】
1. １．分子内に１、２または３のアシルオキシアルキル基を有する第四アンモニウ ム化合物の少なくとも一つを含むことを特徴とする、繊維製品の処理の為の脂肪 酸縮合生成物を含む活性物質の組み合わせ。
2. ２．２−アシルオキシエチル基、２−アシルオキシプロピル基または２−アシル オキシイソプロピル基を有する第四アンモニウム化合物を含むことを特徴とする 、請求項１に記載の繊維製品の処理の為の活性物質の組み合わせ。
3. ３．一般式Ｉ： Ｒ１Ｒ２Ｒ３Ｒ４Ｎ＋Ｘ− ［式中、Ｒ１は１〜４の炭素原子を含むアルキル基、特にメチル基を示し、 Ｒ２は１〜２２の炭素原子を含むアルキルまたはアルケニル基あるいは２〜４の 炭素原子を含むヒドロキシアルキル基を示し、Ｒ３は１〜２２の炭素原子を含む アルキルまたはアルケニル基、あるいはそのアシル基は１０〜２２の炭素原子を 含む飽和または不飽和の、直鎖または分枝状脂肪酸から誘導されたものであり、 そのオキシアルキル基はオキシエチル、オキシプロピルまたはオキシイソプロピ ル基であるアシルオキシアルキル基を示し、Ｒ４はＲ３またはＲ２と同定義であ り、Ｘ−はアニオンを示す。］ によって示される第四アンモニウム化合物を含むことを特徴とする請求項１また は２に記載の繊維製品の処理の為の活性物質の組み合わせ。
4. ４．Ｒ１はメチル基、Ｒ２はヒドロキシエチル基、Ｒ３およびＲ４はＣ１０−２ ２アシル基を有する２−アシルオキシエチル基であり、Ｘ−は塩化物アニオン、 臭化物アニオンまたはメトスルフコートアニオンである一般式Ｉに対応する第四 アンモニウム化合物を含むことを特徴とする請求項１〜３のいずれかに記載の繊 維製品の処理の為の活性物質の組み合わせ。
5. ５．Ｒ１およびＲ２はメチル基、Ｒ３はＣ１０−２２アシル基を有する２−アシ ルオキシエチル基、Ｒ４はＣ１０−２２アルキルまたはアルケニル基であり、Ｘ −は塩化物アニオン、臭化物アニオンまたはメトスルフェートアニオンである一 般式Ｉに対応する第四アンモニウム化合物を含むことを特徴とする請求項１〜３ のいずれかに記載の繊維製品の処理の為の活性物質の組み合わせ。
6. ６．式中、Ｒ１はメチル基、Ｒ２はヒドロキシエチル基、Ｒ３およびＲ４はＣ１ ０−２２アシル基を有する２−アシルオキシエチル基であり、Ｘ−は塩化物アニ オン、臭化物アニオンまたはメトスルフェートアニオンである一般式Ｉに対応す る第四アンモニウム化合物を、Ｒ１およびＲ２はメチル基、Ｒ３はＣ１０−２２ アシル基を有する２−アシルオキシエチル基、Ｒ４はＣ１０−２２アルキルまた はアルケニル基であり、Ｘ−は塩化物アニオン、臭化物アニオンまたはメトスル フェートアニオンである一般式Ｉに対応する第四アンモニウム化合物と組み合わ せて含むことを特徴とする、請求項４または５に記載の繊維製品の処理の為の活 性物質の組み合わせ。
7. ７．脂肪酸縮合生成物を第四アンモニウム化合物に対して５：１〜１：１０、好 ましくは１：１〜１：３の重重比で含むことを特徴とする請求項１〜６のいずれ かに記載の繊維製品の処理の為の活性物質の組み合わせ。
8. ８．すぐに使用できる状態の繊維製品処理製剤中に２〜５０重重％の濃度で存在 することを特徴とする請求項１〜７のいずれかに記載の繊維製品の処理の為の活 性物質の組み合わせ。
9. ９．繊維製品処理製剤中に典型的に存在する、他の助剤、染料および香料もまた 含むことを特徴とする、請求項１〜８に記載の繊維製品の処理の為の活性物質の 組み合わせ。