JP2522232Y2 - 栓 体 - Google Patents

栓 体

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JP2522232Y2
JP2522232Y2 JP1988156183U JP15618388U JP2522232Y2 JP 2522232 Y2 JP2522232 Y2 JP 2522232Y2 JP 1988156183 U JP1988156183 U JP 1988156183U JP 15618388 U JP15618388 U JP 15618388U JP 2522232 Y2 JP2522232 Y2 JP 2522232Y2
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JP
Japan
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tube
outer peripheral
plug
container
cylindrical portion
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JP1988156183U
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JPH0279244U (ja
Inventor
雅範 今津
Original Assignee
東亜医用電子 株式会社
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Publication date
Application filed by 東亜医用電子 株式会社 filed Critical 東亜医用電子 株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、容器等の開口部を封ずるための栓体、詳し
くは、通常は着脱が容易でありながら、栓体に接続され
たチューブが引っ張られたときには、開口部から抜けに
くい栓体に関するものである。
〔従来の技術〕
従来から、容器等の開口部を封ずるために各種栓体が
用いられてきた。そして、栓体にチューブ等を接続する
場合は、栓体に孔をあけ、この孔にチューブ等を挿入し
ていた。
〔考案が解決しようとする課題〕
通常、栓体は容器の開口部を密封するために用いられ
るが、場合によっては、次のような栓体が求められるこ
とがある。
(a) 通常は、容器への着脱が容易であること。
(b) 栓体にチューブが接続できること。
(c) そのチューブが外力によって引っ張られたとき
には、栓体が容器から抜けにくいこと。
これは例えば、簡易型の試料分析装置の検出チャンバ
の栓として用いられる場合に求められる。
上記(a)は検出チャンバ内の洗浄や保守のため、
(b)は液や空気の流入出のため、(c)は安全のため
に必要である。
本考案は上記の諸点に鑑みなされたもので、上記の
(a)、(b)、(c)の条件を満足することができる
栓体を提供することを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために、本考案の栓体は、ゴ
ム、軟質プラスチックなどの弾性部材により一体に成型
された栓体であって、容器の開口部に挿入される外周筒
部がゆるやかに上方向へ広がるテーパ状に形成され、こ
の外周筒部の上部の一部分にこれと一体に、かつ外向き
に取手が連設され、外周筒部の軸方向の中央部分にチュ
ーブを挿入・接続するための、内側に孔を有するチュー
ブ取付筒部が外周筒部の上面より上方に突出するように
設けられ、このチューブ取付筒部の外側と外周筒部との
間に上部が開口した窪みが形成され、外周筒部を容器の
開口部へ挿入しようとすると外周筒部が窪みの方向に変
形し、チューブが引っ張られると外周筒部の下部が内側
に縮み、外周筒部の上部が外側に拡げられて容器の壁面
を押圧するようにしてなるものである。
〔作用〕
チューブ取付筒部内側の孔にチューブが挿入されるこ
とにより、栓体にチューブが接続され、孔を通してチュ
ーブと密封された容器内部とが通ずるので、流体の流入
出が可能となる。
外周筒部が上方向に広がるゆるやかなテーパ状であ
り、また、外周筒部の内側に上部が開口した窪みが形成
されているので、ゴム、軟質プラスチックなどの弾性部
材が内側に変形し易い。このため、容器の開口部への栓
体の挿入がスムーズに行える。
チューブが上方に引っ張られると、チューブ取付筒部
も同方向に引っ張られる。チューブ取付筒部の外側には
上部が開口した窪みが形成されており、チューブ取付筒
部は栓体の底部にて栓体と連なっている。このため、外
周筒部下部は内側に引っ張られ、外周筒部上部はその分
外側へ広げられ容器内壁を強く押圧することになるの
で、栓体は容器から抜けにくくなる。また、外周筒部上
部に連設された取手をつかんで引き上げると、栓体は内
側、すなわち、上部が開口した窪み側へ容易に変形する
ので、栓体はスムーズに開口部からはずされる。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本考案の好適な実施例を詳細に
説明する。ただしこの実施例に記載されている構成部材
の形状、その相対配置などは、とくに特定的な記載がな
い限りは、本考案の範囲をそれらのみに限定する趣旨の
ものではなく、単なる説明例にすぎない。
第1図は、本考案の栓体の側面の断面図であり、第2
図は同平面図である。
栓体の中央部分には、内側に一例として、段付きの孔
16を有するチューブ取付筒部14が設けられている。チュ
ーブ24は、孔16に奥まで挿入されることにより栓体にし
っかりと接続される。チューブ取付筒部14は栓体の上方
にまで続いているので、さらにしっかりと接続される。
チューブ取付筒部14の外側には上部が開口した窪み18が
形成され、チューブ取付筒部14は下部にて栓体の底部と
連なっている。そこで、チューブ24に左右方向の外力が
かかっても、チューブ取付筒部14は容易に左右に動い
て、その力を吸収することができる。つまり、チューブ
24や栓体や容器26に無理な力がかからないので、チュー
ブ24が折れたり容器26が割れたりすることがない。
栓体の外周部10は上方向に広がるゆるやかなテーパ状
となっている。つまり、外周筒部10の下部は容器26の開
口部28の内径と同程度の外径寸法を有し、上部は開口部
28の内径よりも大きな外径寸法を有している。また、外
周筒部10の内側には上部が開口した窪み18が形成されて
いるので、栓体が内側に変形し易い。このため、栓体を
容器26の開口部28へ挿入するのが容易となる。チューブ
24とチューブ取付筒部14とを手で持って容器26の開口部
28に挿入すれば、挿入する際に栓体の底部が下方向に少
し突出し、その分だけ外周筒部10の外径が小さくなるの
で、さらに栓体を挿入し易くなる。外周筒部10の上部に
は、凹部20に続いて突縁22が設けられているので、容器
26の上端が突縁22に当接するまで、きっちりと栓体が容
器26に挿入され、容器26の開口部28が封じられる。チュ
ーブ24は栓体を貫通した孔16に接続されているので、チ
ューブ24と容器26内部とは相通じ、液や空気等の流体の
流入出が可能となる。
第3図には、チューブ24が引っ張られたときに栓体に
作用する力が矢印で示されている。チューブ24は外力F
により上方に引っ張られた場合、チューブ取付筒部14も
上方に引っ張られる。チューブ取付筒部14は外周筒部10
下部と連なっている。また、外周筒部10下部は比較的弱
い力で容器26壁面を押圧し、外周筒部10上部は強い力で
壁面を押圧しているので、外周筒部上部に大きい摩擦力
が生じている。このため、外周筒部10下部はチューブ24
に引っ張られて内側に縮み、その分外周部10上部は外側
に拡げられようとするので、外周筒部10上部はさらに強
い力で容器26壁面を押圧し、栓体は容器26からはずれに
くくなる。このため、不注意で何かの物体にチューブ24
を引っ掛けてしまっても、栓体が抜けないので安全であ
る。
突縁22の一部には、取手12が連設されている。また、
外周筒部10の内側には上部が開口した窪み18が形成され
ているので、取手12をつかんで引き上げる場合には、外
周筒部10上部が内側へ容易に縮み、栓体を容器16から容
易にはずすことができる。
〔考案の効果〕
本考案の栓体は、上記のように構成されているので、
次のような効果を有する。
(a) 外周部が上方向へゆるやかに広がるテーパ状と
なっており、栓体の内側でチューブ取付筒部の外周に上
部が開口した窪みが形成されているので、栓体の容器へ
の挿入がきわめて容易である。
(b) 外周筒部の上部の一部分に取手が設けられてい
るので、取手をつかんで引き上げると、外周筒部上部が
窪み方向に容易に縮み、栓体を容器から容易に抜き取る
ことができる。
(c) 孔を有するチューブ取付筒部が、外周筒部の上
面より上方に突出するように設けられているので、この
孔にチューブを容易に、かつ強固に接続することがで
き、チューブと容器内部とを容易に通じさせることがで
きる。また、チューブとチューブ取付筒部とを手で持っ
て容器の開口部に挿入することにより、挿入する際に栓
体の底部が下方向に少し突出し、その分だけ外周筒部の
外径が小さくなるので、さらに栓体の挿入が容易にな
る。
(d) 栓体の内側でチューブ取付筒部の外周に上部が
開口した窪みが形成されているので、チューブが引っ張
られた場合には、外周筒部の下部が内側に縮み、外周筒
部上部が外側に拡げられて強く容器壁面を押圧し、この
ため栓体が抜けにくくなる。
(e) チューブ取付筒部の外側には上部が開口した窪
みが形成され、チューブ取付筒部はその下部にて外周筒
部の底部と連なっているので、チューブに左右方向の外
力がかかっても、チューブ取付筒部は容易に左右に動い
て、その力を吸収することができる。このため、チュー
ブや栓体や容器に無理な力がかからないので、チューブ
が折れたり容器が割れたりすることを防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の栓体の一実施例を示す側断面図、第2
図は同平面図、第3図はチューブが引っ張られたとき
に、第1図に示す栓体に作用する力の状態を示す断面説
明図である。 10……外周筒部、12……取手、14……チューブ取付筒
部、16……孔、18……窪み、20……凹部、22……突縁、
24……チューブ、26……容器、28……開口部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ゴム、軟質プラスチックなどの弾性部材に
    より一体に成型された栓体であって、容器の開口部に挿
    入される外周筒部がゆるやかに上方向へ広がるテーパ状
    に形成され、この外周筒部の上部の一部分にこれと一体
    に、かつ外向きに取手が連設され、外周筒部の軸方向の
    中央部分にチューブを挿入・接続するための、内側に孔
    を有するチューブ取付筒部が外周筒部の上面より上方に
    突出するように設けられ、このチューブ取付筒部の外側
    と外周筒部との間に上部が開口した窪みが形成され、外
    周筒部を容器の開口部へ挿入しようとすると外周筒部が
    窪みの方向に変形し、チューブが引っ張られると外周筒
    部の下部が内側に縮み、外周筒部の上部が外側に拡げら
    れて容器の壁面を押圧するようにしてなることを特徴と
    する栓体。
JP1988156183U 1988-11-30 1988-11-30 栓 体 Expired - Lifetime JP2522232Y2 (ja)

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JPS5832345U (ja) * 1981-08-20 1983-03-02 株式会社常光 管用キヤツプ
JPH0310795U (ja) * 1989-06-15 1991-01-31

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