JP4629890B2 - 医療用具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、医療用具本体に接続管(接続内管と接続外管を含む)を突設し、該接続管(接続内管または接続内管と接続外管の間)にチューブを接続した医療用具に関し、より詳しくは医療用具本体の少なくとも一部に前記チューブが医療用具本体から引き抜ける方向に印加される力を吸収緩和することができる弾性変形部を形成した医療用具に関する。さらに詳述すれば前記接続管の医療用具本体側の壁面に弾性変形部を形成するかまたは接続内管と接続外管の間の壁面に弾性変形部を形成することにより、チューブが引き抜ける方向に印加される力を、前記弾性変形部より、吸収緩和して、チューブの切断を防止することのできる医療用具を提供する。
本発明の医療用具とは、要するに医療用具本体に接続管(接続内管と接続外管を含む)を突設し、該接続管(接続内管または接続内管と接続外管の間)にチューブを接続した医療用具を全て含み、例えば血液回路、血液バッグ、薬液バッグ、輸血・輸液セット、カテーテル等の医療用具として好適に使用される。
【0002】
【従来技術及び発明が解決しようとする課題】
医療用具本体に接続管(接続内管と接続外管を含む)を突設し、該接続管(接続内管または接続内管と接続外管の間)にチューブを接続する手段として、(A)溶剤、接着剤による接続(以下、溶剤等による接続)、(B)ヒーター、超音波、高周波、レーザー等を用いた物理的接続(以下、物理的接続)、(C)さらに接続管または接続外管とチューブの外周にかしめチューブを被冠してかしめ嵌合による接続(以下、かしめ嵌合)等が実施されているが、前記(A)は、溶剤等が医療用具中を通過する薬液、血液等に接触する機会があるので、衛生上好ましくない。他方、前記(B)は、接続に際し、種々の装置や工程が必要であり、また接続面に物理的変形が生じやすいので好ましくない。また前記(C)は、時間の経過とともにチューブ等の応力緩和により、かしめが緩くなる傾向がある。前記(A)、(B)、(C)のいずれの接続手段においても、チューブが引き抜ける方向に力が印加されると、接続強度が弱いとチューブが接続管(接続内管または接続内管と接続外管の間)から抜けたり、また接続が強いと、チューブが途中から切断してしまう減少が少なからず生じていた。
【0003】
そこで、本発明者らは、医療用具本体に接続管(接続内管と接続外管を含む)を突設し、該接続管(接続内管または接続内管と接続外管の間)にチューブを接続する手段として、前記(A)、(B)、(C)の手段によらず、より簡単に接続できる手段並びにチューブが接続管(接続内管または接続内管と接続外管の間)から抜けたり、またチューブが途中から切断しない接続手段について鋭意検討を重ねた結果、次の発明に到達した。
【0004】
【課題を解決するための手段】
[1]本発明は、医療用具本体(2)と、接続内管(3)と、接続外管(4)と、チューブ(6)とを有し、
前記医療用具本体(2)、前記接続内管(3)、前記接続外管(4)及び前記チューブ(6)の各部材は、それぞれ長手方向を有し、
前記医療用具本体(2)は、前記長手方向に上部方向と、底部方向とを有し、
前記接続内管(3)、前記接続外管(4)及び前記チューブ(6)の各部材は、
前記長手方向に近位部と遠位部とを有し、さらに前記長手方向と略垂直に交わる周方向を有し、
前記近位部は、前記医療用具本体(2)の底部(B)方向に近い位置であり、
前記遠位部は、前記医療用具本体(2)の底部(B)方向に遠い位置であり、
前記医療用具本体(2)の底部(B)から上部方向と反対方向に、前記接続外管(4)を突設し、
当該接続外管(4)の近位部に、肉薄の弾性変形部(5)を介して、前記接続内管(3)の近位部を接続し、当該接続内管(3)は、前記医療用具本体(2)の上部方向と反対方向に突設し、
前記接続内管(3)と前記接続外管(4)は、前記医療用具本体(2)の底部(B)方向に向けて、次第に拡径するテーパー(TP)状に形成し、
前記接続内管(3)の外周に前記チューブ(6)を接続し、
前記チューブ(6)を医療用具本体(2)に接続する時に、
前記チューブ(6)の近位部を、前記医療用具本体(2)の上部方向に、押し込むことで、前記接続内管(3)の外周と前記チューブ(6)の内周との摩擦により、前記弾性変形部(5)が変形・延伸して、
前記接続内管(3)の近位部は、前記医療用具本体(2)の底部(B)よりも上部方向に押し込まれ、
前記接続内管(3)の外周と前記接続外管(4)の内周との間隔は広くなり、これにより前記接続外管(4)の内周と、前記チューブ(6)の外周とのとの間に隙間が生じ、前記チューブ(6)の外周は、前記接続内管(3)の外周に挿入され、
前記チューブ(6)の遠位部方向に力を加える時は、
前記弾性変形部(5)が、前記医療用具本体(2)の底部(B)から、前記チューブ(6)の遠位部方向に変形し、
前記接続内管(3)は、前記接続外管(4)より前記チューブ(6)の遠位部方向に引き出され、
前記接続内管(3)の外周と前記接続外管(4)の内周との間隔は狭くなり、
さらに接続内管(3)が、前記外管(4)から前記チューブ(6)の遠位部方向に引き出されることにより、
前記接続内管(3)の外周と、前記接続外管(4)の内周との間隔は狭められ、
前記チューブ(6)は接続内管(3)の外周と接続外管(4)の内周とにより、圧迫されることで前記チューブ(6)の外周と、前記接続外管(4)の内周との間で摩擦力が生じることで、さらにきつくかしめられ、前記チューブ(6)が前記接続内管(3)から引き抜けるのを防ぐことができる、医療用具(1)を提供する。
[2]本発明は、医療用具本体(12)と、接続管(13)と、弾性変形部(15)と、チューブ(16)とを有し、
前記医療用具本体(12)、前記接続管(13)、前記弾性変形部(15)及び前記チューブ(16)の各部材は、それぞれ長手方向を有し、
前記医療用具本体(12)は、前記長手方向に上部方向と、底部方向とを有し、前記長手方向に近位部と遠位部とを有し、さらに前記長手方向と略垂直に交わる周方向を有し、
前記近位部は、前記医療用具本体(12)の底部(B)方向に近い位置であり、前記遠位部は、前記医療用具本体(12)の底部(B)方向に遠い位置であり、
前記医療用具本体(12)の底部(B)から上部方向と反対方向に、
前記弾性変形部(15)及び前記接続管(13)を突設し、
前記弾性変形部(15)は近位部を前記医療用具本体(12)の底部(B)に接続し、
前記弾性変形部(15)は遠位部を、前記接続管(13)の近位部に接続し、
前記弾性変形部(15)に、肉薄で少なくとも一箇所以上の屈曲部(17)を形成し、
前記チューブ(16)を前記医療用具本体(2)に接続する時に、前記チューブ(16)の近位部を、前記接続管(13)に接続し、
前記チューブ(16)の遠位部方向に力を加える時は、
前記弾性変形部(15)の屈曲部(17)は、変形・延伸され、
前記接続内管(13)は、前記チューブ(16)の遠位部方向に引き伸ばされ、
前記チューブ(16)の内周と前記接続管(13)の外周との摩擦力が前記弾性変形部(15)の形状保持力より強い場合、
前記弾性変形部(15)の形状が変形・延伸されることで、前記チューブ(16)を引き抜く力が吸収緩和され、
前記チューブ(16)が前記接続内管(13)から引き抜けるのを防ぐことができる、医療用具(11)を提供する。
[3]本発明は、医療用具本体(22)と、接続内管(23)と、接続外管(24)とチューブ(26)とを有し、
前記医療用具本体(22)、前記接続内管(23)及び前記接続外管(24)及びチューブ(26)の各部材は、それぞれ長手方向を有し、
前記医療用具本体(22)は、前記長手方向に上部方向と、底部方向とを有し、前記長手方向に近位部と遠位部とを有し、さらに前記長手方向と略垂直に交わる周方向を有し、
前記近位部は、前記医療用具本体(22)の底部方向に近い位置であり、
前記遠位部は、前記医療用具本体(22)の底部方向に遠い位置であり、
前記医療用具本体(22)の底部(B)外周に、当該底部(B)から上部方向と反対方向に、前記接続外管(24)を突設し、
前記底部(B)内周に、前記接続内管(23)の近位部を接続し、当該接続内管(24)を、前記医療用具本体(22)の上部方向と反対方向に突設し、
前記接続内管(23)と前記接続外管(24)との間に前記チューブ(26)を接続し、
前記接続内管(23)の外周を遠位部方向に向けて、次第に拡径するテーパー(TP)に形成し、
前記接続内管(23)の近位部に肉薄の弾性変形部(25)を形成し、
前記チューブ(26)を前記医療用具本体(22)に接続する時は、
前記チューブ(26)の近位部を、前記医療用具本体(22)の上部方向に
前記接続内管(23)のテーパー(TP)に沿って押し込むことで、
前記チューブ(26)の内周は、前記接続内管(23)のテーパー(TP)により前記接続外管(24)の内周方向へ押さえつけられ、
前記チューブ(26)の近位部は、前記接続内管(23)の外周と、前記接続外管(24)の内周との間に強固に圧入嵌合され、
前記チューブ(26)の遠位部方向に力を加える時は、
前記弾性変形部(25)が、前記チューブ(26)の遠位部方向に変形するとともに前記テーパー(TP)も内周方向に変形し、
前記チューブ(26)の内周と前記接続内管(23)の外周、及び前記チューブ(26)の外周と前記接続外管(24)の内周との間の摩擦力が、前記テーパー(TP)、及び当該テーパー(TP)に形成した弾性変形部(25)の形状保持力より強い場合、
前記チューブ(26)の遠位部方向に力が加わっても、これに追随して前記弾性変形部(25)の形状が前記チューブ(26)の遠位部方向に変形・延伸するとともに、前記テーパー(TP)も内周方向に、変形することで前記チューブ(26)を引き抜く力が吸収緩和され、
前記チューブ(26)が、前記接続内管(23)の外周と接続外管(24)の内周との間から引き抜けるのを防ぐことができる、医療用具(21)を提供する。
[4]本発明は、医療用具本体(32)と、接続内管(33)と、接続外管(34)とチューブ(36)とを有し、
前記医療用具本体(32)、前記接続内管(33)及び前記接続外管(34)及び前記チューブ(36)の各部材は、それぞれ長手方向を有し、前記医療用具本体(22)は、前記長手方向に上部方向と、底部方向とを有し、
前記長手方向に近位部と遠位部とを有し、さらに前記長手方向と略垂直に交わる周方向を有し、
前記近位部は、前記医療用具本体(32)の底部方向に近い位置であり、
前記遠位部は、前記医療用具本体(32)の底部方向に遠い位置であり、
前記医療用具本体(32)の底部(B)外周に、当該底部(B)から
上部方向と反対方向に、前記接続外管(34)を突設し、
前記底部(B)内周に、前記接続内管(33)の近位部を接続し、当該接続内管(34)を、前記医療用具本体(32)の上部方向と反対方向に突設し、
前記接続内管(33)と前記接続外管(34)との間に前記チューブ(6)を接続し、
前記接続内管(33)を遠位部方向に向けて、次第に拡径するテーパー(TP)に形成し、
前記接続内管(33)の近位部に、肉薄の第1の弾性変形部(35)を形成し、前記医療用具本体(32)の底部(B)の近傍に、肉薄の第2の弾性変形部(35A)を形成し、
前記チューブ(36)を前記医療用具本体(32)に接続する時は、
前記チューブ(36)の近位部を、前記医療用具本体(32)の上部方向に
前記接続内管(33)のテーパー(TP)に沿って押し込むことで、
前記チューブ(36)の内周は、前記接続内管(33)のテーパー(TP)により前記接続外管(34)の内周方向へ押さえつけられ、
前記チューブ(36)の近位部は、前記接続内管(33)の外周と、前記接続外管(34)の内周との間に強固に圧入嵌合され、
前記チューブ(36)の遠位部方向に力を加える時は、
前記第2の弾性変形部(35A)が前記チューブ(36)の遠位部方向に変形・延伸するとともに前記接続外管(34)も内周方向に変形し、
前記第1の弾性変形部(35)が前記チューブ(36)の遠位部方向に変形・延伸するとともに前記テーパー(TP)も内周方向に変形し、
前記チューブ(36)と前記接続内管(33)、前記接続外管(34)との間の摩擦力が前記第2の弾性変形部(35A)と前記接続外管(34)並びに前記テーパー(TP)と、当該テーパー(TP)に形成した肉薄の第1の弾性変形部(35)の形状保持力より強い場合、
前記チューブ(36)を引き抜く方向に力が加わっても、これに追随して前記第1の弾性変形部(35)と、第2の弾性変形部(35A)の形状が前記チューブ(36)の遠位部方向に変形・延伸するとともに、前記接続外管(34)と前記テーパー(TP)も内周方向に変形することで、前記チューブ(36)を引き抜く力が吸収緩和され、前記チューブ(36)が前記接続内管(33)と前記接続外管(34)との間から引き抜けるのを防ぐことができる、医療用具(31)を提供する。
【0005】
【発明の実施の形態】
本発明の医療用具は、医療用具本体(2、12、22、32)と、接続管[接続内管3、接続管13、接続内管(23、33)、接続外管(24、34)]と、チューブ(6、16、26、36)とを有する。
医療用具本体(2、12、22、32)、接続管[接続内管3、接続管13、接続内管(23、33)、接続外管(24、34)]及びチューブ(6、16、26、36)の各部材は、それぞれ長手方向を有する。
医療用具本体(2、12、22、32)は、長手方向に上部方向と、底部方向とを有する。
接続管[接続内管3、接続管13、接続内管(23、33)、接続外管(24、34)]及びチューブ(6、16、26、36)の各部材は、長手方向に近位部と遠位部とを有し、さらに長手方向と略垂直に交わる周方向を有する。
近位部は、医療用具本体(2、12、22、32)の底部(B)方向に近い位置であり、遠位部は、医療用具本体(2、12、22、32)の底部(B)方向に遠い位置である。
本発明の医療用具は、医療用具本体(2、12、22、32)に接続管[接続内管3、接続管13、接続内管(23、33)、接続外管(24、34)]を突設している。
チューブ(6、16、26、36)の先端(近位部)を接続管[接続内管(3)の外周、接続管(13)の外周、接続内管(23、33)の外周と接続外管(24、34)の内周との間]に圧入して接続している。
医療用具(医療用具本体、接続管、接続内管、接続外管も含む)の少なくとも一部に、前記チューブが医療用具本体から引き抜ける方向に印加される力を吸収緩和することができる弾性変形部(肉薄部、肉薄部と屈曲部の組み合わせ、蛇腹部、ゴム状弾性部、テーパー部またはこれらの組み合わせ等)を形成した医療用具である。
さらに詳述すれば本発明の医療用具1、11、21、31は、送液流路を兼ねた剛直な接続内管3、23、33、接続外管4、24、34、接続管13を例えばチャンバ−等の医療用具本体2、12、22、32に一体成形し、これらの成形品(医療用具本体2、12、22、32、接続内管3、23、33、接続外管4、24、34、接続管13)の少なくとも一部に、例えば他の部分より肉厚の薄い外力を吸収することのできる弾性変形部5、15、25、35、35Aを形成したものである。
チューブ6、16は接続内管3、接続管13の外周に圧入またはチューブ26、36は接続内管23、33と接続外管24、34の間に圧入することにより接続されるが、チューブ6、16と接続内管3、接続管13との摩擦力またはチューブ26、36と接続内管23、33、接続外管24、34の摩擦力よりも、弾性変形部5、15、25、35、35Aの形状保持力を弱くすることで、チューブ6、16、26、36を脱離する方向に外力が加えられた際、弾性変形部5、15、25、35、35Aが変形もしくは延伸することで、外力を吸収してチューブ6、16、26、36の脱落を防止することができる。
または外力が加えられ医療用具11、31の一部が変形することでチューブ16、36を圧迫し、更に医療用具11、31への摩擦力を増加させてチューブ16、36の脱落を防止することができる。
【0006】
図1は本発明の医療用具1の一例を示す断面図(それぞれ(A)はチューブ挿入時、(B)は医療用具組み立て終了時、(C)はチューブ引き抜き時の断面図)である。
図2は本発明の医療用具11の一例を示す断面図(それぞれ(A)は医療用具組み立て終了時、(B)はチューブ引き抜き時の断面図)である。
図1に例示した医療用具1は、医療用具本体2に接続内管3と接続外管4を突設し、当該接続内管3の外周にチューブ6を接続し、前記接続内管3と接続外管4の間の壁面W1に他の部分よりも肉薄の弾性変形部5を形成した医療用具1である。
さらに接続内管3と接続外管4は、少なくとも一部が医療用具本体2方向に向けて次第に拡径するテーパーTP状に形成されている。
さらに詳述すれば、図1に例示した医療用具1は、医療用具本体2の底部Bから上部方向と反対方向に、接続外管4を突設している。
当該接続外管4の近位部に、肉薄の弾性変形部5を介して、接続内管3の近位部を接続している。当該接続内管3は、医療用具本体2の上部方向と反対方向に突設している。
接続内管3と接続外管4は、医療用具本体2の底部B方向に向けて、次第に拡径するテーパー(TP)状に形成している。接続内管3の外周にチューブ6を接続している。
図2に例示した医療用具11は、医療用具本体12に接続管13を突設し、当該接続管13にチューブ16を接続することにより構成され、前記接続管13の前記医療用具本体12側の壁面W2に、他の部分よりも肉薄で少なくとも一箇所以上の屈曲部17を有する弾性変形部15を形成した医療用具11である。
さらに詳述すれば、図2に例示した医療用具11は、医療用具本体12の底部Bから上部方向と反対方向に、弾性変形部15及び接続管13を突設している。 弾性変形部15は近位部を医療用具本体12の底部Bに接続し、弾性変形部1は遠位部を、接続管13の近位部に接続している。弾性変形部15に、肉薄で少なくとも一箇所以上の屈曲部17を形成している。
【0007】
次に医療用具1について図1を参照しながら詳述する。
図1(A)のように、チューブ6を医療用具本体2に接続する時には、チューブ6を接続内管3に押し込むことで接続内管3とチューブ6の摩擦により、薄く成形された弾性変形部5が変形・延伸され、接続内管3は接続外管4の奥に押し込まれる。それにより接続内管3の外周と接続外管4の内周との間隔は広くなる。これにより接続外管4の内周とチューブ6の外周との間に隙間が生じ、チューブは図1(B)のように、スムーズに接続内管3に挿入される。接続内管3の内周と接続外管4の外周との間隔はチューブ6の厚みと同等かわずかに狭い程度に設定することで、チューブ6は適度にかしめられ脱落、液漏れもなく使用に適する。
他方図1(C)のようにチューブ6の遠位部方向に、脱落させるように力を加えると、薄く成形された弾性変形部5が下方(遠位部方向)に変形して、接続内管3は外側に引き出され、接続内管3の外周と接続外管4の内周との間隔は狭くなる。チューブ6と接続内管3との摩擦力が薄く成形された弾性変形部5の形状保持力より強い場合、弾性変形部5の形状が変形・延伸されることでチューブ6を引き抜く力が吸収緩和され、チューブ6の接続内管3からの脱落を防止することが可能となる。
さらに接続内管3は外側に引き出されることにより、接続内管3の外周と接続外管4の内周との間隔は狭められる。その狭められた接続内管3と接続外管4の面に圧迫されることでチューブ6は接続外管4とも摩擦力が生じることでさらにきつくかしめられ、チューブ6の接続内管3からの脱落を防止することが可能となる。さらにチューブ6の伸びが開始する力は弾性変形部5が変形する力よりも同等か小さい力であることが望ましい。
【0008】
次に医療用具11について図2を参照しながら詳述する。
図2(A)に示すようにチューブ16を前記医療用具本体(2)に接続する時に、チューブ16の近位部を、接続管13に接続する。
図2(B)に示すように、チューブ16を接続管13から脱落させるように力を加えると、他の部分よりも肉薄で屈曲部17を有する弾性変形部15が変形・延伸され、接続内管13は外側に引き出される。チューブ16と接続管13の摩擦力が弾性変形部15の形状保持力より強い場合、弾性変形部15の形状が変形・延伸されることで、チューブ16を引き抜く力が吸収緩和され、チューブ16の接続内管13からの脱落を防止することが可能となる。
【0009】
図3及び図4は本発明の医療用具21、31の一例を示す断面図(それぞれ(A)は医療用具組み立て終了時、(B)はチューブ引き抜き時の断面図)である。
図3に例示した医療用具21は、医療用具本体22に接続内管23と接続外管24を突設し、当該接続内管23と接続外管24の間にチューブ6を接続し、前記接続内管23をチューブ26の装着方向に向けて、次第に拡径するテーパーに形成し、前記接続内管23の前記医療用具本体22側の壁面W3に弾性変形部25を形成した医療用具21である。
さらに詳述すれば、図3に例示した医療用具21は、医療用具本体22の底部B外周に、底部Bから上部方向と反対方向に、接続外管24を突設している。
底部B内周に、接続内管23の近位部を接続し、接続内管24を、医療用具本体22の上部方向と反対方向に突設している。
接続内管23と接続外管24との間にチューブ26を接続している。
接続内管23の外周を遠位部方向に向けて、次第に拡径するテーパーTPに形成している。接続内管23の近位部に肉薄の弾性変形部25を形成している。
図4に例示した医療用具31は、医療用具本体32に接続内管33と接続外管34を突設し、当該接続内管33と接続外管34の間にチューブ36を接続し、前記接続内管33をチューブ36の装着方向に向けて、次第に拡径するテーパーTPに形成し、前記接続内管33の前記医療用具本体32側の壁面W3に弾性変形部35を形成し、前記医療用具本体32の前記接続内管33側の壁面W4に弾性変形部35Aを形成した医療用具31である。
さらに詳述すれば、図4に例示した医療用具31は、医療用具本体32の底部B外周に、当該底部(B)から上部方向と反対方向に、接続外管34を突設している。底部B内周に、接続内管33の近位部を接続し、接続内管34を、医療用具本体32の上部方向と反対方向に突設している。
接続内管33と接続外管34との間にチューブ6を接続している。接続内管33を遠位部方向に向けて、次第に拡径するテーパーTPに形成している。接続内管33の近位部に、肉薄の第1の弾性変形部35を形成し、医療用具本体32の底部(B)の近傍に、肉薄の第2の弾性変形部35Aを形成している。
【0010】
医療用具21について、図3を参照しながら詳述する。
チューブ26を医療用具本体22に接続する時には、チューブ26を接続内管23のテーパーTPに沿って押し込むことで、図3(A)のようにチューブ26は接続内管23のテーパーTPにより接続外管24方向へ押さえつけられるので接続内管23と接続外管24の間に強固に圧入嵌合される。
接続内管23の外周と接続外管24の内周との間隔は、チューブ26の厚みと同等かわずかに狭い程度に設定することで、チューブ26は接続内管23と接続外管24の間に強固に圧入嵌合することができる。
他方、図3(B)のようにチューブ26の遠位部方向に、脱落させるように力を加えると、前記テーパーTPに形成した肉薄の弾性変形部25が下方(遠位部方向)に変形するとともに前記テーパーTPも内側に変形する。
チューブ26と接続内管23、接続外管24の間[チューブ26内周と接続内管23外周との間、チューブ26外周と接続外管24内周との間]の摩擦力が前記テーパーTPとテーパーTPに形成した肉薄の弾性変形部25の形状保持力より強い場合、チューブ26を引き抜く方向に力が加わっても、これに追随して弾性変形部25の形状が下方(遠位部方向)に変形・延伸するとともに前記テーパーTPも内側に変形することでチューブ26を引き抜く力が吸収緩和され、チューブ26は前記接続内管23と接続外管24の間から抜けることがない。
【0011】
医療用具31について、図4を参照しながら詳述する。
医療用具31も前記医療用具21と同様に、チューブ36を医療用具本体32に接続する(図4(A)参照)。
他方、図4(B)のようにチューブ36の遠位部方向に、脱落させるように力を加えると前記肉薄の弾性変形部35Aが下方(遠位部方向)に変形・延伸するとともに前記接続外管34も内側に変形し、さらに前記テーパーTPに形成した肉薄の弾性変形部35が下方(遠位部方向)に変形・延伸するとともに前記テーパーTPも内側に変形する。
チューブ36と接続内管33、接続外管34の間[チューブ36内周と接続内管33外周との間、チューブ36外周と接続外管34内周との間]の摩擦力が前記肉薄の第2の弾性変形部35Aと前記接続外管34並びに前記テーパーTPとテーパーTPに形成した肉薄の第1の弾性変形部35の形状保持力より強い場合、チューブ36を引き抜く方向に力が加わっても、これに追随して各弾性変形部35、35Aの形状が下方に変形・延伸するとともに前記接続外管34と前記テーパーTPも内側に変形することでチューブ36を引き抜く力が吸収緩和され、チューブ36は前記接続内管33と接続外管34の間から抜けることがない。
さらに接続外管34が内側に変形することにより、接続内管33の外周と接続外管34の内周との間隔は狭められる。その狭められた接続内管33と接続外管34の面に圧迫されることでチューブ36はこれら接続内管33と接続外管34との摩擦力が増加することでさらにきつくかしめられ、チューブ36が接続内管33と接続外管34の間から脱落するのをより確実に防止することができる。
【0012】
本発明で、前記医療用具1、、11、21、31を構成する接続間13、接続内管3、23、33、接続外管4、24、34を有する医療用具本体2、12、22、32と、接続内管3と接続管13の外周または接続内管23、33と接続外管24、34の間に接続されるチューブ6、16、26、36の構成材料は、前記本発明の目的、作用効果を達成することができるものであれば、何でも採用することができる。
【0013】
以上のように本発明の医療用具は、チューブ(6、16、26、36)の先端(近位部)を接続管[接続内管(3)の外周、接続管(13)の外周、接続内管(23、33)の外周と接続外管(24、34)の内周との間]に圧入するのみで、容易に医療用具本体(2、12、22、32)に接続でき、またチューブ(6、16、26、36)が引き抜ける方向(遠位部方向)に印加される力を、弾性変形部(5、15、25、35、35A)により、吸収緩和して、チューブ(6、16、26、36)の抜けあるいは切断を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の医療用具の断面図
【図2】本発明の医療用具の断面図
【図3】本発明の医療用具の断面図
【図4】本発明の医療用具の断面図
【符号の説明】
1、11、21、31 医療用具
2、12、22、32 医療用具本体
B (医療用具本体の)底部
3、23、33 接続内管
4、24、34 接続外管
5、15、25 弾性変形部
35 第1の弾性変形部
35A 第2の弾性変形部
6、16、26、36 チューブ
13 接続管
17 屈曲部
Claims (4)
- 医療用具本体(2)と、接続内管(3)と、接続外管(4)と、チューブ(6)とを有し、
前記医療用具本体(2)、前記接続内管(3)、前記接続外管(4)及び前記チューブ(6)の各部材は、それぞれ長手方向を有し、
前記医療用具本体(2)は、前記長手方向に上部方向と、底部方向とを有し、
前記接続内管(3)、前記接続外管(4)及び前記チューブ(6)の各部材は、
前記長手方向に近位部と遠位部とを有し、さらに前記長手方向と略垂直に交わる周方向を有し、
前記近位部は、前記医療用具本体(2)の底部(B)方向に近い位置であり、
前記遠位部は、前記医療用具本体(2)の底部(B)方向に遠い位置であり、
前記医療用具本体(2)の底部(B)から上部方向と反対方向に、前記接続外管(4)を突設し、
当該接続外管(4)の近位部に、肉薄の弾性変形部(5)を介して、前記接続内管(3)の近位部を接続し、当該接続内管(3)は、前記医療用具本体(2)の上部方向と反対方向に突設し、
前記接続内管(3)と前記接続外管(4)は、前記医療用具本体(2)の底部(B)方向に向けて、次第に拡径するテーパー(TP)状に形成し、
前記接続内管(3)の外周に前記チューブ(6)を接続し、
前記チューブ(6)を医療用具本体(2)に接続する時に、
前記チューブ(6)の近位部を、前記医療用具本体(2)の上部方向に、押し込むことで、前記接続内管(3)の外周と前記チューブ(6)の内周との摩擦により、前記弾性変形部(5)が変形・延伸して、
前記接続内管(3)の近位部は、前記医療用具本体(2)の底部(B)よりも上部方向に押し込まれ、
前記接続内管(3)の外周と前記接続外管(4)の内周との間隔は広くなり、これにより前記接続外管(4)の内周と、前記チューブ(6)の外周とのとの間に隙間が生じ、前記チューブ(6)の外周は、前記接続内管(3)の外周に挿入され、
前記チューブ(6)の遠位部方向に力を加える時は、
前記弾性変形部(5)が、前記医療用具本体(2)の底部(B)から、前記チューブ(6)の遠位部方向に変形し、
前記接続内管(3)は、前記接続外管(4)より前記チューブ(6)の遠位部方向に引き出され、
前記接続内管(3)の外周と前記接続外管(4)の内周との間隔は狭くなり、
さらに接続内管(3)が、前記外管(4)から前記チューブ(6)の遠位部方向に引き出されることにより、
前記接続内管(3)の外周と、前記接続外管(4)の内周との間隔は狭められ、
前記チューブ(6)は接続内管(3)の外周と接続外管(4)の内周とにより、圧迫されることで前記チューブ(6)の外周と、前記接続外管(4)の内周との間で摩擦力が生じることで、さらにきつくかしめられ、前記チューブ(6)が前記接続内管(3)から引き抜けるのを防ぐことができる、ことを特徴とする医療用具(1)。 - 医療用具本体(12)と、接続管(13)と、弾性変形部(15)と、チューブ(16)とを有し、
前記医療用具本体(12)、前記接続管(13)、前記弾性変形部(15)及び前記チューブ(16)の各部材は、それぞれ長手方向を有し、
前記医療用具本体(12)は、前記長手方向に上部方向と、底部方向とを有し、前記長手方向に近位部と遠位部とを有し、さらに前記長手方向と略垂直に交わる周方向を有し、
前記近位部は、前記医療用具本体(12)の底部(B)方向に近い位置であり、前記遠位部は、前記医療用具本体(12)の底部(B)方向に遠い位置であり、
前記医療用具本体(12)の底部(B)から上部方向と反対方向に、
前記弾性変形部(15)及び前記接続管(13)を突設し、
前記弾性変形部(15)は近位部を前記医療用具本体(12)の底部(B)に接続し、
前記弾性変形部(15)は遠位部を、前記接続管(13)の近位部に接続し、
前記弾性変形部(15)に、肉薄で少なくとも一箇所以上の屈曲部(17)を形成し、
前記チューブ(16)を前記医療用具本体(2)に接続する時に、前記チューブ(16)の近位部を、前記接続管(13)に接続し、
前記チューブ(16)の遠位部方向に力を加える時は、
前記弾性変形部(15)の屈曲部(17)は、変形・延伸され、
前記接続内管(13)は、前記チューブ(16)の遠位部方向に引き伸ばされ、
前記チューブ(16)の内周と前記接続管(13)の外周との摩擦力が前記弾性変形部(15)の形状保持力より強い場合、
前記弾性変形部(15)の形状が変形・延伸されることで、前記チューブ(16)を引き抜く力が吸収緩和され、
前記チューブ(16)が前記接続内管(13)から引き抜けるのを防ぐことができる、ことを特徴とする医療用具(11)。 - 医療用具本体(22)と、接続内管(23)と、接続外管(24)とチューブ(26)とを有し、
前記医療用具本体(22)、前記接続内管(23)及び前記接続外管(24)及びチューブ(26)の各部材は、それぞれ長手方向を有し、
前記医療用具本体(22)は、前記長手方向に上部方向と、底部方向とを有し、前記長手方向に近位部と遠位部とを有し、さらに前記長手方向と略垂直に交わる周方向を有し、
前記近位部は、前記医療用具本体(22)の底部方向に近い位置であり、
前記遠位部は、前記医療用具本体(22)の底部方向に遠い位置であり、
前記医療用具本体(22)の底部(B)外周に、当該底部(B)から上部方向と反対方向に、前記接続外管(24)を突設し、
前記底部(B)内周に、前記接続内管(23)の近位部を接続し、当該接続内管(24)を、前記医療用具本体(22)の上部方向と反対方向に突設し、
前記接続内管(23)と前記接続外管(24)との間に前記チューブ(26)を接続し、
前記接続内管(23)の外周を遠位部方向に向けて、次第に拡径するテーパー(TP)に形成し、
前記接続内管(23)の近位部に肉薄の弾性変形部(25)を形成し、
前記チューブ(26)を前記医療用具本体(22)に接続する時は、
前記チューブ(26)の近位部を、前記医療用具本体(22)の上部方向に
前記接続内管(23)のテーパー(TP)に沿って押し込むことで、
前記チューブ(26)の内周は、前記接続内管(23)のテーパー(TP)により前記接続外管(24)の内周方向へ押さえつけられ、
前記チューブ(26)の近位部は、前記接続内管(23)の外周と、前記接続外管(24)の内周との間に強固に圧入嵌合され、
前記チューブ(26)の遠位部方向に力を加える時は、
前記弾性変形部(25)が、前記チューブ(26)の遠位部方向に変形するとともに前記テーパー(TP)も内周方向に変形し、
前記チューブ(26)の内周と前記接続内管(23)の外周、及び前記チューブ(26)の外周と前記接続外管(24)の内周との間の摩擦力が、前記テーパー(TP)、及び当該テーパー(TP)に形成した弾性変形部(25)の形状保持力より強い場合、
前記チューブ(26)の遠位部方向に力が加わっても、これに追随して前記弾性変形部(25)の形状が前記チューブ(26)の遠位部方向に変形・延伸するとともに、前記テーパー(TP)も内周方向に、変形することで前記チューブ(26)を引き抜く力が吸収緩和され、
前記チューブ(26)が、前記接続内管(23)の外周と接続外管(24)の内周との間から引き抜けるのを防ぐことができる、
ことを特徴とする医療用具(21)。 - 医療用具本体(32)と、接続内管(33)と、接続外管(34)とチューブ(36)とを有し、
前記医療用具本体(32)、前記接続内管(33)及び前記接続外管(34)及び前記チューブ(36)の各部材は、それぞれ長手方向を有し、前記医療用具本体(22)は、前記長手方向に上部方向と、底部方向とを有し、
前記長手方向に近位部と遠位部とを有し、さらに前記長手方向と略垂直に交わる周方向を有し、
前記近位部は、前記医療用具本体(32)の底部方向に近い位置であり、
前記遠位部は、前記医療用具本体(32)の底部方向に遠い位置であり、
前記医療用具本体(32)の底部(B)外周に、当該底部(B)から
上部方向と反対方向に、前記接続外管(34)を突設し、
前記底部(B)内周に、前記接続内管(33)の近位部を接続し、当該接続内管(34)を、前記医療用具本体(32)の上部方向と反対方向に突設し、
前記接続内管(33)と前記接続外管(34)との間に前記チューブ(6)を接続し、
前記接続内管(33)を遠位部方向に向けて、次第に拡径するテーパー(TP)に形成し、
前記接続内管(33)の近位部に、肉薄の第1の弾性変形部(35)を形成し、前記医療用具本体(32)の底部(B)の近傍に、肉薄の第2の弾性変形部(35A)を形成し、
前記チューブ(36)を前記医療用具本体(32)に接続する時は、
前記チューブ(36)の近位部を、前記医療用具本体(32)の上部方向に
前記接続内管(33)のテーパー(TP)に沿って押し込むことで、
前記チューブ(36)の内周は、前記接続内管(33)のテーパー(TP)により前記接続外管(34)の内周方向へ押さえつけられ、
前記チューブ(36)の近位部は、前記接続内管(33)の外周と、前記接続外管(34)の内周との間に強固に圧入嵌合され、
前記チューブ(36)の遠位部方向に力を加える時は、
前記第2の弾性変形部(35A)が前記チューブ(36)の遠位部方向に変形・延伸するとともに前記接続外管(34)も内周方向に変形し、
前記第1の弾性変形部(35)が前記チューブ(36)の遠位部方向に変形・延伸するとともに前記テーパー(TP)も内周方向に変形し、
前記チューブ(36)と前記接続内管(33)、前記接続外管(34)との間の摩擦力が前記第2の弾性変形部(35A)と前記接続外管(34)並びに前記テーパー(TP)と、当該テーパー(TP)に形成した肉薄の第1の弾性変形部(35)の形状保持力より強い場合、
前記チューブ(36)を引き抜く方向に力が加わっても、これに追随して前記第1の弾性変形部(35)と、第2の弾性変形部(35A)の形状が前記チューブ(36)の遠位部方向に変形・延伸するとともに、前記接続外管(34)と前記テーパー(TP)も内周方向に変形することで、前記チューブ(36)を引き抜く力が吸収緩和され、前記チューブ(36)が前記接続内管(33)と前記接続外管(34)との間から引き抜けるのを防ぐことができる、
ことを特徴とする医療用具(31)。
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